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新人出馬も少数激戦?

[周南市議選] 現職の動向に関心

 任期満了に伴う周南市議選(定数30)は5月31日(日)告示、6月7日(日)投開票。昨年12月ごろから新人の動きが活発化し、当初は乱立の様相を見せていたが、ここへきて現職に引退の動きが出てきて少数激戦の可能性も浮上、動向が注目される。(延安弘行)

 現在、立候補が確実視されている新人は公明党の2人と無所属の3人。そのほかにも擁立を目指す動きがあり、選挙戦の構図はまだ固まっていない。
 同市議選は34議席から30議席に減った8年前は40人が立候補して激しい選挙戦が展開され、最下位の当選者の得票は1,492票で次点との差は3票だった。
 4年前は34人が立候補する少数激戦。最下位は1,431票、次点は1,335票だった。死亡と昨年の県議選出馬で2議席の欠員が生じたが、昨年4月の市長選に合わせた補選で新人2人が無投票で当選している。
 人口減少や情報化、高齢化の波の中で商工業振興や中山間地の集落維持、厳しい財政運営などの課題を抱える周南市。昨年の現職と新人が激しく争った市長選の影響も残る中、徳山大学の公立化や、シティプロモーション、子育て支援、福祉、健康のまちづくりなど論点は少なくない。
 選挙まであと3カ月。活発に活動している5新人を追った。

公明党

新人2人を擁立

 公明党は現職3人のうち1人が引退することから4議席の確保を目指し、新人2人を擁立する。

健康寿命を延ばす医療環境
江﨑加代子さん(53)=須々万本郷

 須々万出身で沼城小、須々万中、徳山北高から三萩野臨床医学専門学校を卒業。臨床検査技師として周南市内の病院や下松市の下松中央病院などに勤務しながら3人の子を育てた。夫は会社員。
 沼城小の育友会副会長、須々万中PTA会長、主任児童委員、福祉員など地域での活動に積極的に取り組んできた。党の強い勧めもあって立候補を決意した。
 医療現場の経験を生かし、健康寿命を延ばす医療環境の推進や高齢者、障害者が安心して暮らせる福祉、子どもたちが学びやすい教育環境、安心して子育てができる環境、安心・安全のまちづくりを目指す。「女性の意見を伝えたい」と話している。現在は公明党周南支部副支部長。電話は0834-88-2435。

薬剤師、企業経営も
小池一正さん(61)=新宿通5丁目

 福山市生まれで盈進高から城西大学薬学部を卒業、薬剤師として調剤薬局勤務を経て福山市で薬の配置販売業の小池薬品を起業した。1993年に同社の経営を弟に委ねて妻の実家がある周南市に移り、調剤薬局に薬局長として勤務。その後、小池薬品の社長に再就任した。単身赴任を続けたが同社は2018年に解散した。妻も薬剤師。2人の娘はすでに社会人。電話は0834-31-4340。

無所属

 無所属では30代が1人、40代が2人と若手3人がリーフレットを作成して後援会活動を展開している。

鍼灸師、健康先進都市に
小林正樹(なおき)さん(32)=久米政所

 梅園町の海風診療所に勤める鍼灸師で「周南市を健康先進都市に」と訴えている。八代の出身で中山間地振興にも意欲を見せる。昨年4月の周南市長選で当選した藤井律子候補を応援したことが政治を志したきっかけ。
 八代小から下松市の末武中、華陵高、大分大学経済学部を卒業、周南農協に2年間勤めたあと、父と同じ鍼灸師を目指して専門学校で学び、卒業後、病気予防などに積極的に取り組む海風診療所に入った。
 華陵高では舞台芸術部に所属、全国大会で優勝も経験し、現在も地元劇団で活動している。社会人になってミュージカルの舞台監督も務めた。父が全盲ということもあり、障害者、高齢者の声を聞ける議員になりたいという。自宅は久米。電話は0834-51-6434。

防災士、障害者福祉も
篠田裕二郎さん(47)=遠石3丁目

 勝間小、熊毛中、熊毛北高を卒業して帝人徳山事業所に入り、2017年に同事業所が閉鎖されるまで25年間勤めた。災害に強いまちづくり、高齢者、障がい者福祉とともに「コンビナートを守りたい。帝人の時と同じ思いをさせたくない」と話す。
 帝人では労働組合の徳山支部の役員も経験した。市議選出馬を決意したのは1昨年12月。それから県議選、市長選のスタッフとして勉強した。防災士、防災アドバイザーの資格も取得した。
 その後、介護家事援助などのケアポート徳山に勤めて放課後等デイサービス事業の指導員も経験。1月から同社を休職して立候補の準備、後援会活動を続けている。「皆さんの声をしっかり聞いて届け、いかせる市政を」と訴えている。電話は090-1354-4647。

「地域の困りごと」解決から
細田憲司さん(49)=桜木2丁目

 桜木小、周陽中、宇部鴻城高を卒業、第一経済大学中退後、寝具販売会社の営業職を経て26歳で役者を志して上京、舞台やVシネマやテレビ、映画にも出演した。両親が倒れたため37歳で帰郷、38歳で寝具販売の「ふとんのワタミ」を起業した。
 選挙運動を手伝う中で「地元にご恩返しをしたい」と昨年5月に市議選への出馬を決めた。「地域の困りごとから解決したい」「自分にしかできないことを見つけたい」と話し、地域のボランティア活動に力を入れ、平日の朝は徳山駅前を清掃している。
 中学、高校時代は陸上競技の中距離で活躍して全国大会にも出場した。市陸上競技場の改修にも取り組みたいなど、若者が来る「まち」へ意欲を見せている。電話は0834-28-4055。

【きょうの紙面】
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