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[この人に聞く]

健康増進、疾病予防で地域貢献

下松デンタルアカデミー専門学校長

栗原 英見さん(65)

[プロフィール]1956年生まれ。広島大歯学部卒。岡山大歯学部助教授、広大歯学部教授、広大歯学部付属病院長、広大歯学部長、広大病院主席副病院長、日本歯周病学会理事長などを務めた。趣味はテニス、水泳。家族は妻、建築会社勤務の長男。



 周南地域で初の歯科衛生士養成機関「下松デンタルアカデミー専門学校」が4月1日、下松市東柳1-6-2に開校する。経営する広島市の学校法人三宅学園(三宅雄次郎理事長)にとって、広島デンタルアカデミー専門学校に続いて2校目の開設。学校長に就任する広島大学大学院の医系化学研究科の歯周病態学教授、栗原英見さん(65)=広島市西区=に学校運営や地域連携の考え方を聞いた。(聞き手・山上達也)

――もうすぐ開校ですね。なぜ下松に開校するのですか。

栗原 広島大歯学部から日立病院(現下松中央病院)の歯科に歯科医師を派遣していたので、下松になじみがありました。しかも下松市は「住みよさランキング」の上位の常連であり、若い人が多い、元気な街だという印象がありました。

――下松市の支援はどうでしたか。

栗原 手厚いご支援で物理的心理的に大変助かりました。市歯科医師会のご理解とご支援に感謝しています。ご恩返しに今後、地域貢献に取り組みます。

――どんな地域貢献をお考えですか。

栗原 健康増進と疾病予防の枠組みを提供したいです。歯周病の専門医として健康維持の疾病予防も、疾病をお持ちの人の重症化の予防も、口の中の健康が基本だとお伝えしたい。糖尿病食のコンテストなど市民参加のイベントも開きます。

――徳山大との連携もお考えですね。

栗原 徳大の高田隆学長は私が広大の歯学部長だった時の副学部長で、その後、学部長に就任され、広大の副学長もされました。高田学長のご理解を得て徳大としっかり連携していきたいです。

――徳大と多彩な連携が考えられますね。

栗原 仙台市の宮城高等歯科衛生士専門学校は3年制の全課程を卒業後、提携する東京医科歯科大や新潟大で1年間学べば学士資格が得られます。うちも徳大とそうした連携をしたい。逆に徳大を出て、うちで学ぶ選択肢も考えられます。単位交換の制度も検討したいです。

――夢がどんどん広がりますね。

栗原 校舎の周囲の花壇には学生が自由に野菜を植えてほしい。栄養を考えながら。日本の細菌であるコウジキンの料理にも挑戦してもらい、菌が暮らしに役立っていることを体験させたいです。

――授業における方針はいかがですか。

栗原 基礎科目をしっかり教えます。スポーツでも基礎体力の基本の「走る力」が不可欠。歯科衛生士の勉強も同じで、基礎科目を理解できてこそ、細菌学や解剖学、生化学をまっすぐに理解できるし、伸びしろが違います。

――講師陣は?

栗原 私自身も教壇に立ちますし、私の人脈がある広大を中心に講師陣を構成します。

――2階には講堂を兼ねたバドミントンコートがありますね。

栗原 1コート分だけですが、運動が暮らしの中から医学や福祉につながっていることを学生に教えます。

――下松市は東京五輪のベトナム女子バドミントンチームの事前キャンプ地です。

栗原 それも何かのご縁。ベトナムの選手が下松に来られたら本校にもご招待したい。私自身もベトナムのホーチミン医科薬科大学と交流があり、本校としてもベトナムとの交流を図りたいです。

――市民の皆さんへのメッセージを。

栗原 学生には歯科衛生士の国家試験の全員合格へしっかり指導します。市民の皆さんと連携し、一つの力が2倍にも3倍にもなるように頑張ります。

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