ヘッドラインニュース

5月24日まで小中学校も休校

[新型コロナウイルス感染症対策]


[県]5月24日まで・小中学校も休校
高校、総合支援学校に合わせ

 村岡嗣政知事は28日、高校、総合支援学校などの休校を5月24日(日)まで延長すると発表した。これに合わせ、周南、下松、光市は小中学校の休校を24日まで延長した。いずれも6日(水・祝)までとしていた。小中学校では新型コロナウイルス感染の拡大防止へ、安倍首相の「全国すべての小中高校などの臨時休校」の方針で3月2日から休校になり、延長を重ねたことで2月29日から5月24日まで3カ月近く、休みが続くことになる。
 県立学校は分校を含めて58の高校、13の総合支援学校、中学1校、中等学校1校の計73校で休校なる。登校日などをどうするかは各校が判断する。

[下松市] 週1回の登校日で学級連絡
各校で「1年生迎える会」

 下松市教委も28日午前に発表した玉川良雄教育長名の記者発表文書で、市内小中学校の休校期間を5月24日まで延長することを明らかにした。
 ただし7日(木)と1週間に1回ていどの登校日を設け、1~2時間ていどの学級連絡をする。休校期間中なので授業はせず、部活動や小学校のグラウンドの開放もしない。
 児童の家(放課後児童クラブ)に在籍する児童の扱いは従来通りで、午前8時半から午後1時半までは学校で受け入れ、その後から6時半までは児童の家で受け入れる。
 小中学校とも入学式は開かないが、例えば「1年生を迎える会」など入学式に代わるものを休校明けの25日以降に開催するよう、市教委が各校に通知した。1学期の始業式は校内放送を使って各教室で開く。
 問い合わせは市教委学校教育課(0833-45-1869)へ。

[光市] 25日中学校、26日小学校入学式
放課後児童クラブは午後のみに

 光市は28日午後、市役所で第7回新型コロナウイルス庁内対策本部会議を開き、能美龍文教育長が5月24日まで市立小中学校の休校を延長することを明らかにした。室積の付属光小、付属光中も同様に休校する。
 入学式は市立中学校は25日(月)午後に、市立小学校は26日(火)午前に開く。始業式は小中とも25日午前に校内放送を使って各教室で開く。半面、24日までの間に登校日は設定しない。
 サンホーム(放課後児童クラブ)は11日(月)以降は午後1時半から6時まで(延長7時)までとし、平日の午前8時から午後1時半までは学校が受け入れて教員が見守る。問い合わせは市教委学校教育課(0834-74-3602)。

車両進入禁止の虹ケ浜海岸(28日)

 一方、同会議では大型連休に人や車の密集が予想される虹ケ浜海岸や室積海岸の対応を話し合った。海岸沿いの市道の一部を車両進入禁止とし「配慮あるご利用をお願いします」と訴える啓発看板を虹ケ浜海岸に11カ所、同海岸近くのわかば公園に3カ所、室積海岸に15カ所立てる。
 市によると虹ケ浜には25日(土)に99台、26日(日)に92台の車が押し寄せた。

[周南市] 登校日、学校判断
7、8日に登校も

 周南市では登校日などは学校の判断で、7日、8日に登校日を設定している学校もある。小学校で教員が続けている午前中の児童の預かり保育も23日(土)まで延長する。問い合わせは学校教育課(0834-22-8452)、こども支援課(22-8457)へ。

【きょうの紙面】
(2)周南市議会議員が議員報酬1割減提案
(3)冨士高圧が福祉施設、高齢者へマスク
(4)日立労組などがアフガンにランドセル
(6)満谷さんが蚕の飼育の後継者募集


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「住みよさ実感、安心なまちづくり」

国井市長2期目へ、臨時議会も
特別定額給付金室設置

特別職や部長らに迎えられる国井市長

 5日告示の下松市長選で無投票で再選された国井益雄氏(70)の2期目の任期が25日に始まり、週明けの27日に初登庁して就任式で職員に訓示した。新型コロナウイルスの感染防止に配慮して初登庁の出迎えは特別職と部長級の計14人のみ、就任式は部次長級までの22人に絞った。
 国井市長は午前8時半、公用車で市役所本庁に到着し、近藤和彦副市長ら幹部職員や市議会の中村隆征議長、高田悦子副議長の拍手を浴びて登庁した。
 5階会議室で開かれた就任式で市長は「市民みんなが住みよさを実感できる、安全で安心なまちづくりに取り組みたい」と抱負を述べ、地域格差の解消を進めることや、思いやりの心で職務に当たることなどを訓示した。
 市長はこの後、市議会の臨時議会でも議案の提案に先立って就任のあいさつをし「市民が主役のまちづくりを政治理念に、暮らしの安全・安心対策の充実強化▽産官民による魅力あるまちづくりの推進を最重点施策とし、住みよさ日本一のまちづくりに全力を尽くす」と決意を表明した。
 さらに市長は「市民力、地域力、企業や団体の産業力を結集した“オールくだまつ”で国、県、他市と連携しつつ市政運営を進める」と決意を述べ、新型コロナウイルス対策も「感染拡大防止に全力を挙げ、さまざまな対策も検討している。この危機を乗り越えて市勢の発展へ使命を果たしたい」と述べた。
 臨時議会では専決処分4件を承認し、議会選出監査委員に中谷司朗議員(新生クラブ)を引き続き選任することに同意した。
 議場は新型コロナウイルス対策で空き議席を利用して議員間の距離を確保したり、執行部も特別職以外は提案議案に関係のある部長のみが出席する形にとどめた。
 続いて開かれた行政説明会で市長は、国が新型コロナウイルス感染対策で国民1人当たり10万円を給付する特別定額給付金の担当部署として、5月1日付で総務課内に「特別定額給付金室」を新設することを明らかにした。

【きょうの紙面】
(2)国井下松市長が2期目の初登庁
(3)まちのポートが「家庭で地酒、特産品を」
(4)(5)疫病退散の妖怪「アマビエ」紙上展


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何とか事業続けて!

[周南市]新型コロナウイルス感染症緊急対策を発表
自主休業の500店に20万円・デリバリーも支援

記者会見する藤井市長



 周南市の藤井市長は24日に記者会見して新型コロナウイルス感染症緊急対策として9項目を発表した。そのうち「飲食業・サービス業等自主休業支援金」は4
月6日以降、店舗の営業を6日以上自主的に休業した小規模事業者に1事業者20万円を支給する。総支給額は500件分、1億円を予定している。

市長の給与削減も

 記者会見は山本敏明産業振興部長、道源敏治財政部長らが同席。市長は「市民と寄り添い、痛みを分かち合う市政を示すため」として市長の給与を減額する考えも明らかにした。今回の対策の予算額は3億5,853万2千円で、24日に市長が専決処分し、直近の議会で報告して承認を求める。
 自主休業支援金は店舗での密閉、密集、密着を避けるためで、申請方法などは近く発表し、大型連休終了後の受け付け開始を目指している。
 飲食業者に対しては、新たにテイクアウト、デリバリーなどに取り組む事業者に1事業者10万円▽利用者と飲食店とを橋渡しするテイクアウト弁当等宅配代行業を新たに始める事業者には最大50万円▽徳山、新南陽商工会議所のテイクアウト可能店舗PRの取り組みには165万円を補助する。
 中小企業振興融資制度の預託金を2億円増やし、融資総枠を30億円から40億円へ拡大する。市制度融資の「経営改善資金」は利子を全額補助して据置期間中は無利子化する。

高齢者、障害者施設に

 就学援助世帯には臨時休校に伴う学校給食の休止で家庭の食費の負担が増加するため、休校期間中の学校給食費相当額を支給する。対象は小学生が1329人、中学生は732人。
 感染拡大の防止策では、障害者施設96カ所は規模によって5万円または10万円▽高齢者施設は訪問サービスの50カ所に5万円、通所・入所施設に160カ所には10万円をマスク着用、消毒など感染予防対策の費用として支給する。予算の総額は2384万8千円。
 事業所の感染防止では東ソー、㈱トクヤマから提供された消毒液(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)を無償配布する。徳山駅南北自由通路デジタルサイネージなどを使って情報発信も強化する。
 窓口の混雑を避けるため、福祉医療サービス、児童手当などの現況届、軽自動車税の減免などの各種届出、申請の郵政化にも取り組む。

商議所、料飲組合が要望書

 これらの対策決定に先立って22日には周南料飲組合(山中健太郎組合長)、周南西料飲組合(安達浩司組合長)が連名で、飲食店の売上が激減していることから、家賃補助や休業補償などの要望書「新型コロナウイルス対策に関する緊急提言」を市に提出した。
 徳山、新南陽商議所も23日に合同で市内業者への支援を求める要望書を提出した。その中でも①自主的に休業する事業者に対する事業継続給付金支給の検討②雇用調整助成金の上乗せ支給③デリバリー事業への支援④家賃を減額せざる得ない事業者に対する固定資産税の減免と、プレミアム付商品券発行、イベント企画など収束後の消費喚起策の検討を求めていた。
 記者会見で明らかにされた対策は、詳細は未定ながら一部はこれらの要望に応えるもの。ただ今回は感染拡大を防ぐ「緊急対策」が中心で、飲食店などの事業継続への支援が更に必要なことから、山本産業振興部長は「合わせて事業を継続していくための支援を、店を閉店することのないよう検討していきたい」と述べた。


周南市の新型コロナウイルス感染症緊急対策9項目
(補正予算額3億5,853万2千円)

1 市民生活・市経済への影響の緩和

〇就学援助認定世帯に学校給食費相当額を支援(871万3千円) 学校教育課
〇飲食事業者のテイクアウト、テイクアウト弁当等宅配代行事業の事業者への支援(1,265万円)商工振興課
〇1事業者20万円の飲食業・サービス業等自主休業支援金(1億円)商工振興課
〇「中小企業振興融資制度」の預託金増額による、融資総枠の拡充(2億円)商工振興課
〇市制度融資「経営改善資金」の無利子化(据置期間中)による事業者支援(1,170万円)商工振興課

2 感染拡大の防止

〇福祉施設感染予防対策費給付金(2,384万8千円) 障害者支援課、高齢者支援課
〇事業所に対する消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)の無償配布 環境政策課
〇新型コロナウイルス感染症に対する情報発信の強化 広報戦略課
〇各種届出、申請の郵送化(162万1千円)課税課、障害者支援課、こども支援課




【きょうの紙面】
(2)永源山公園などの大型遊具の利用中止
(3)光市の繁華街が「光なき光の街に」
(4)笠戸島の海水浴場の駐車場に、にぎわい
(6)櫛浜の堀川に子どもたちのこいのぼり



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半数以上が休業飲食店が悲鳴!

光料飲組合が市に要望書
テイクアウト支援や固定費助成

望書を持つ上原支部長(左)と市川市長

 光市の県飲食業生活衛生同業組合光支部(通称・光料飲組合=上原良一会長、121事業所)は22日、新型コロナウイルスで影響を受けている市内の飲食店を支援する制度創設の要望書を市役所で市川市長に提出した。
 要望書は料理のテイクアウト(持ち帰り)やデリバリー(配達)に小規模事業者でも円滑に取り組めるように助成金の創設▽固定費が変わらない店舗の家賃やカラオケ機器のリース料の一部の助成―の2点を要望。
 仕出しや給食、弁当製造の㈱銀柳社長の上原支部長(54)=浅江=は「どの会員の店舗も来客と売り上げの減少が激しく、半数以上の会員が休業を余儀なくされている。飲食店が閉店すると雇用の場が失われるだけでなく繁華街や地域の荒廃につながる。しかも小規模事業者にとって一度休業すると営業再開は困難なケースが増えるだろう」と見通して「支部員の事業所経営者総意として要望を受け止めてほしい」と頭を下げた。
 要望書提出には市側から太田隆一経済部長や益田圭一商工観光課長が同席。市川市長は「どういう形の支援がいいか、国や県の支援策を参考にしながら制度設計を検討していく」と答えた。

【きょうの紙面】
(2)下松市議会が中村議長、高田副議長再任
(3)感染拡大防止へ、㈱トクヤマが対策強化
(4)武田薬品がペットボトルのふた250キロ
(5)あいぱーく光に幼・保園児のこいのぼり


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現職25、新人8、検討中1

周南市議選
感染拡大の中、出馬準備

 任期満了に伴う周南市議会議員選挙(定数30)は5月31日(日)告示、6月7日(日)投票。現職25人と新人8人が立候補を準備し、1人が検討中。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、立候補予定者は集会の開催が難しく、支持者への訪問も感染予防に配慮するという前例のない活動を続けている。
 立候補者のうち最高齢は現職の78歳、最年少は新人で32歳で、全員が昭和生まれ。女性は公明党、共産党から2人と自民党から1人の計5人。今回、コンビナート企業の現職社員の立候補はなく、各予定者とも政党、地域や後援会組織を主な地盤としている。

新人2人が立候補準備
若手1人も検討中

 周南市議選はすでに立候補が確実視されている現職25人、新人6人に加え、熊毛地区から龍泉仁之(たつみ・ひとし)さん(72)、新南陽地区から田中昭さん(59)が出馬の意向を表明し、徳山地区の橋本真治(みちはる)さん(48)が立候補を検討している。

「高齢者、子育て支援、郷土愛」

 3人のうち龍泉さんは30年前に呼坂に自宅を建て、1996年から約20年間、殺菌・消臭剤の製造販売や除菌などの会社を経営していた。「人生の最期に熊毛地域に活気を取り戻すために頑張りたい」と話す。地元の婦人会員や昨年の県議選に出馬した松並弘治さんの支持を受け後援会活動を展開している。
 地元の自治会長を引き受けていたことから勝間地区自治会連合会の設立に尽力して2014年から会長、熊毛地区自治会連合会副会長を務め、松並さんの後援会長を引き受けている。
 松並さんの選挙が終わったころから、熊毛、鹿野をはじめとする中山間地域のために何かしたいと使命感を感じていた。
 今年になって藤井市長と地元の住民との懇談会で、運転免許を返納した高齢者のバス、タクシー利用や子育て世代への支援の必要性や、郷土芸能の継承など郷土愛を育てることの大切さなどを感じ、出馬を決めた。
 後援会事務所は呼坂418-171、電話は0120-374-375。

「30年先のために今すべきこと」

 田中さんは3月末で定年まで2年残して教員を富田西小の教務主任で退職し、立候補を準備中。「30年後の周南市のためにできること、今すべきことを一緒に考えていきませんか」と訴えている。小中学校時代の同級生らが活動を支えている。
 福川生まれで南陽幼稚園、福川小、福川中、徳山高から山口大を卒業し、小学校の教員になってからは須磨、桜木、戸田、富田東、秋月、高水、富田西小とほとんど周南市内で勤務した。勤務先では児童に陸上競技を教えて全国大会にも出場させた。
 市外はオランダのロッテルダム日本人学校と、16年前から4年間、県教職員団体連合会の委員長、全日本教職員連盟の副会長として専従した時だけ。専従の4年間、国や県、市町への陳情などを経験する中から政治を志した。
 後援会の事務所は福川3-14-8の自宅。電話は0834-63-8890。

「若い世代とのパイプ役に」

 周南市大島の会社役員の橋本さんも立候補を検討中。「選挙に行かない若い世代が政治に興味、意識を持ってもらうためのパイプ役になりたい」と立候補を検討している。「スタイリッシュなおしゃれなまち、住みたくなるようなまちに変えていきたい。Iターン、Uターン率が高い街にしていきたい。」と話す。
 高校時代に打ち込んでいたサッカーを30歳になって再開。働きながらサッカーなどのイベント開催にも尽力して周南フットサルリーグの委員長、中国フットゴルフ協会の会長を引き受けている。
 新型コロナウイルス感染拡大もあり、ポスターは張るがフェイスブックなどSNSで主張を若い人に伝えていきたいと話し、従来とは一味違った選挙手法を考えている。
 ただ、感染症の拡大で関係していたフットサルなどのイベントはすべて中止になり、練習もできない状況。立候補は検討中としている。 


周南市議選立候補予定者

(年齢は投票日現在、政党名の記載がない場合は無所属、敬称略、50音順)
※検討中を含む。

◇徳山[現職]
青木義雄(56)=栗屋=/岩田淳司(51)=久米=/魚永智行(62)共産党=西松原4=/遠藤伸一(43)公明党=城ケ丘5=/金子優子(56)公明党=夜市=/小林雄二(68)社民党=下上=/佐々木照彦(55)=周陽1=/清水芳将(56)=銀座=/田村勇一(78)=城ケ丘4=/土屋晴巳(63)=戸田=/福田吏江子(38)自民党=松保町=/藤井康弘(66)=須々万本郷=/古谷幸男(71)=中須南市=
◇徳山[新人]
江崎加代子(53)公明党=須々万本郷=/小池一正(61)公明党=新宿通5=/小林正樹(32)=久米政所=/篠田裕二郎(47)=遠石3=/玉井伸昌(60)国民民主党=梅園町2=/橋本真治(48)=大島=検討中/細田憲司(49)=桜木2=

◇新南陽[現職]
井本義朗(43)=宮の前1=/兼重元(73)=米光=/島津幸男(74)=中央町=/友田秀明(64)=古泉2=/中村富美子(64)共産党=中畷町=/福田健吾(44)=福川3=/福田文治(69)=上迫町=/山本真吾(35)=三笹町=
◇新南陽[新人]
田中昭(59)=福川3=

◇熊毛[現職]
尾崎隆則(68)自民党=新清光台1=/吉安新太(40)=呼坂中勝間=/渡辺君枝(71)共産党=大河内=
◇熊毛[新人]
龍泉仁之(72)=呼坂=

◇鹿野[現職]
長嶺敏昭(64)=鹿野下=

【きょうの紙面】
(3)感染拡大防止へ、下松市も職員の交代勤務
(4)光商議所青年部がネット上で総会
(5)光市が千葉県の横芝光町とコラボポスター
(6)徳山巨峰ワインは5月3日解禁


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創意工夫功労者賞受賞

高村 (こうむら) さん(日立笠戸)
小路口 (しょうじぐち) さん(出光徳山)

 文部科学大臣表彰の「創意工夫功労者賞」の受賞者が決まり、周南では下松市の日立製作所笠戸事業所の車両製造部の主任、高村隆志さん(47)=光市=▽周南市の出光興産徳山事業所の工務課員、小路口卓さん(31)=周南市=が受賞した。職場で科学技術の進歩、改良に役立つ実績をあげた人を表彰する制度。今回は県内から4人が受賞し、14日に山口市の県庁で伝達式が開かれて村岡嗣政知事からメダルが伝達された。


高村さん

 高村さんの実績は「IoT技術を活用した鉄道車両製造業務の改善」で、電線、配線経路の改善策の立案、具現化。最新技術を用いた3Dモデルを活用して配線ルートを決定し、端子やコネクタを組付けたハーネスと呼ばれる部品の製作を可能にした。
 さらにハーネス製作において、従来は電線経路を記述した紙面のシートをもとに製作していたが、デジタルハーネスボードを導入して電線1本1本の敷設指示から進ちょく管理までを一元管理できるようにし、ハーネス作業のIoT化を推進した。そのほかにも電装組立作業の工夫で組立時間の短縮と品質向上にも貢献している。

小路口さん

 小路口さんは「連続肉厚測定によるオフガス配管腐食管理技術改善」。石油化学原料の製造で輸入ナフサをナフサスプリッター装置(NSP装置)で分留する工程で、装置内の配管は1年に4ミリと腐食速度が高く、数カ月ごとに肉厚を測定する定期検査で管理し、約2年周期で配管の取り換えを必要としていた。
 小路口さんは配管の肉厚を連続的に測定できれば運転の諸条件の変化と腐食進展の関係を解明できると考え、連続肉厚測定システムをこの配管に設置し、短期間で急激に腐食が進展するタイミングを見つけ、それが配管を通るオフガスが一定の流量を超えるタイミングと一致することを突き止めた。
 この発見からオフガスの流量の運転上限管理値を設定し、運転調整をすることで、腐食進度を1年に0.4ミリにまで減らし、配管の取替頻度を2年から12年以上に延ばした。

【きょうの紙面】
(2)県市長会、町村会がWEB会議で知事要望
(3)周南市が22日から職員の在宅勤務
(4)光高定時制課程が今年も卒業記念誌「汀」
(6)街路樹のハナミズキが見ごろ


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テイクアウト&デリバリー情報発信

徳山・新南陽商議所が飲食店応援プロジェクト

原田副会頭(左)と赤坂副会頭

 周南市内の飲食店のテイクアウト・デリバリー情報を発信する「飲食店応援プロジェクト」がスタートした。新型コロナウイルス感染拡大防止で来店者が激減したため家庭や職場への持ち帰り、配達を始める飲食店を支援する。
 17日に徳山、新南陽商工会議所などが徳山商議所で記者会見を開いて仕組みを説明し、徳山商議所の原田康宏副会頭が「いつもは出かけなければ食べることができない店の味を家庭などで味わってほしい」と市民に呼びかけた。
 記者会見には徳山商議所の宮本治郎会頭、新南陽商議所から赤坂徳靖副会頭、情報発信サイトTokuyamap(とくやまっぷ)を運営しているまちあい徳山の河村啓太郎社長が同席した。両商議所のほか周南、周南西料飲組合、周南観光コンベンション協会が一緒になって取り組む。
 「とくやまっぷ」では特設コーナーの「おうちぐるめしゅうなん」をすでに開設している。ここに掲載するだけでなく、店舗と商品を掲載したチラシも印刷し、広報しゅうなんや商議所の会報に折り込む。チラシは2回の発行を計画している。
 集めた情報は、市民団体が立ち上げた“SHUNAN OBENTO LIFE PROJECT”が制作するお弁当注文ポータルサイト、そのほかのウエブサイトやSNSでも発信していく。掲載は無料。必要な営業許可、テイクアウト用の容器などテイクアウトの参入に必要な備品、手続きなどもサポートする。問い合わせは徳山商議所(0834-31-3000)へ。
 徳山商議所が3月に実施したアンケートでも、飲食業は90%以上の店で売上が減少し、自粛、営業中止の店もあり、売上の確保・拡大につなげることを目指している。

【きょうの紙面】
(2)周南市が防災ラジオ、5月1日から受け付け
(3)周南市平和通に@RIKOがオープン
(4)和装まつやでマスク用のさらし切り売り
(5)ちょい乗りバスは大型連休も運行


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県内30人目は東洋鋼鈑グループ社員

[新型コロナウイルス]


防府商工高の感染者の濃厚接触者
下松市は緊急メッセージ発表


 県は17日、下松市の20代男性会社員が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の感染確認は30人目で、周南3市では11人目、下松市では5人目になる。下松市に唯一の製造拠点がある東洋鋼鈑は同日、この男性が同社グループ企業の同市の下松運輸の従業員であることを明らかにした。

メッセージを発表する国井市長

家族、職場の濃厚接触者は全員陰性

 県によるとこの男性は、すでに感染が確認された防府市の防府商工高の10代の女性職員の知人。男性は12日に女性に会い、13、14両日は出勤。14日の帰宅後に微熱が出たため以降は自宅待機。
 16日に陽性が判明したため指定医療機関に入院した。17日朝の時点で微熱や軽い咳があるが、容体は安定しているという。
 この男性について東洋鋼鈑は17日午後、下松運輸で港運業務に従事する従業員だと明らかにした。
 それによると男性は客と接する業務にはついていないが、男性と濃厚接触の疑いがある従業員を特定して自宅待機させたという。現時点で自宅待機者の健康状態に異常はなく、同社の消毒作業も終了して県周南保健所の確認を終えたとした。
 さらに「東洋鋼鈑グループは社内外への感染拡大防止と従業員の安全確保を最優先に関係各所と連携し、これまで以上に感染防止拡大に努めていく」と方針を説明した。
 なお17日夕、男性の同居の家族4人と下松運輸の濃厚接触者13人は全員陰性と判明した。県はこの関係を含む一連の感染に「収束に近い形になった」との見通しを示した。

下松市は帰省者、来訪者に自粛要請

 一方、下松市はこの日、国井市長が「新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたメッセージ」を発表した。
 もともとこの日は16日に政府が全都道府県に拡大して緊急事態宣言を発令したのを受け、週末を控えて不要不急の外出の自粛を市民に求めるメッセージの発表のために市役所で記者会見を予定していた。しかし16日夜に市内5人目の感染者が確認された事態を受け、自粛を強く求める内容に書き換えて発表した。
 メッセージでは「市が今、取り組むことはこれ以上の感染を拡大させないこと」として5月6日までの間、すべての県外への不要不急の移動を控えるなど自粛を要請。
 さらに「県外から本市への帰省や来訪を考えている方には自粛を働きかけていただき、やむを得ず戻られた方には2週間ていどは健康管理に取り組み、体調がすぐれないときは休養するよう徹底して下さい」と求めた。
 このメッセージや市長会見の動画は市ホームページやフェイスブック「下松市長のくだまつ日記」にアップしている。
 市はこのほか、本庁内の各課に置いていた「名刺受け」を1階ロビーに移して、来庁者や職員との接触機会の軽減を図っている。

本庁1階に集約した名刺受け

【きょうの紙面】
(2)原田、防長鶴、寿、中島屋の新酒が優等賞
(4)市民活動「HAPPY EDUCATION」
(5)須々万ふれあいの森でミツバツツジ見ごろ
(6)「おおたばらどろんこむら」参加家族募集


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TV電話で「面会も会話も自由」

高齢者入居施設・感染防止で新アイデア
IT時代の利便性を活用


 新型コロナウイルスの感染者が周南3市で相次いで確認され、特別養護老人ホームなど3市の大半の高齢者入居施設では感染拡大防止のため家族など外来者と入所者との面会が中止されている。しかし入所者の家族らに安心してもらおうと、各施設でさまざまな取り組みが始まっている。(山上達也)

ひだまりの家
「地球上どこでもリアルタイム」


 光市三井の住宅型有料老人ホーム・ひだまりの家(富樫美香施設長)では、8日から無料通話アプリのLINEのテレビ電話機能を使って、入所者と家族が動画で会話する“にっこりおしゃべりサービス”を始めた。
 同施設では感染を阻止するため3月1日から外来者と入所者の面会を禁止してきたが、入所者や家族から「元気な顔を見たい」と要望が多くなったため、LINE機能を使ったサービスを始めた。
 同施設を運営する㈱わが家の福永健太郎社長(52)や富樫施設長らスタッフのスマートフォンを使うため、初期投資はゼロ。水曜と土曜のみ1回15分で利用してもらう。事前予約が必要で、1日4組まで受け付ける。
 福永社長は「このサービスにより国内外を問わず、地球上どこにいる家族ともリアルタイムでお互いの元気な姿が確認できる」と話す。近々、スマホよりも画面が大きいタブレットを導入して、利用者に大きな画面で会話をしてもらうことにしている。

福永社長(右)のスマホで家族と会話する入所者(ひだまりの家)



グループホーム新南陽
写真や職員直筆の手紙で近況報告


 周南市宮の前のグループホーム新南陽(塚間由美施設長)では、入所者の近況を撮影した写真と担当職員の直筆の手紙を入所者の家族に郵送している。
 写真は食事をしたりリラックスした様子を写したもの。手紙には「ひな祭りには甘酒とひなあられで、カラオケを楽しんでいただきました」など入所者の様子を紹介している。
 塚間施設長は「これからも入所者にもご家族にも安心していただける取り組みを考えていく」と話している。

入所者家族に届いた写真と手紙(グループホーム新南陽)


松寿苑などもテレビ電話導入準備中


 4日に周南地域では初めて下松市で感染者が確認されたことで、対応が変わった施設も多い。
 下松市来巻の特別養護老人ホーム・松寿苑(古殿雄二施設長)では、基本的に面会は自粛を求め、面会希望者は検温して37.5度以下なら短時間の面会を認めてきた。
 しかし5日以降は全面的に禁止した。古殿施設長は「ご家族に不自由をおかけして申し訳ないが、入所者の生命や健康には代えられない。今後は写真や動画をご家族のスマホに送る対応を考えている」という。
 下松市生野屋南の特別養護老人ホーム・ほしのさと(佐藤亮施設長)も5日から面会を全面禁止。それまでは“3密”が避けられる広い面会室で、1日4組限定で面会をしてもらっていた。
 佐藤施設長は「少しでもご家族に安心してもらえるように、LINEのテレビ電話機能を活用した面会に代わる対応を検討している」と話す。
 こうしたテレビ電話機能を使って入所者と家族が対話できる対応は光市三井の特別養護老人ホーム・ひかり苑(内冨昭施設長)▽同小周防のNPO優喜会(冨田勝久理事長)の住宅型有料老人ホーム・シェアホームきららも導入を準備中だ。
 周南市栗屋の特別養護老人ホーム・くりや苑(石川良興施設長)は電話を入所者に取り次いで直接家族と話してもらうなど、入所者が通常の安定した暮らしを維持できるように努めている。

【きょうの紙面】
(2)周南市がマスクの作り方、手洗いの動画
(3)光市が国勢調査推進本部を設置
(4)山口銀行周南支店がリニューアルオープン
(5)うそ電話詐欺被害防止へ、高齢者宅を訪問


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小中学校の臨時休校は5月6日まで延長

各市で新型コロナウイルス対策会議

周南市
ウェブ会議システム導入
感染、事業資金など相談288件

発言する藤井市長

 周南市は15日、第8回新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。19日までとしていた小中学校の休校を5月6日(水・祝)まで延長することや、外部との会議用にウェブ会議システムを導入することなどの報告があった。
 会議は報道機関に公開され、本部長の藤井市長が「感染拡大は予断を許さない状態にあり、よりいっそう気を引き締めて対応する必要がある」と述べた。市長が感染予防を呼び掛けるメッセージを述べる映像を近くシティケーブル周南で放送することも明らかにされた。
 小中学校の休校は3月2日から始まり、当初は春休みが始まる前の26日までで、春休みが終わった4月8日から学校を再開する予定だった。しかし4月になって同市などで感染者が確認されたことから19日まで延長していた。
 ところが、その後も県内の感染者は増加しており、高校の教員の感染者が確認されたことによる知事からの休校の要請もあって延長を決めた。小学校で午前中に実施している預かり保育も5月6日まで延長する。
 職員に対しては公私を問わず、県内外への不急不要な移動や会合などへの参加はひかえ、庁内でも多人数での会議、打ち合わせは極力控える方針も示された。このため、遠隔地と居ながらにして話し合えるウェブ会議システムを5月のゴールデンウィークまでに導入する。同時に、恒久的に使用できるシステム導入の準備も始める。
 新型コロナウイルス感染症に関する相談が1日から13日までで288件あったことも報告された。そのうち健康づくり推進課は104件。94件は電話、10件はメールだった。
 次に多かったのは商工振興課が担当する事業資金などの相談で76件。このうち電話が31件、メールは1件で融資の申請を含めて44件が来庁による相談だった。生活安全課市民相談センターには生活相談が55件、学校教育課に小中学校に関する相談が29件あった。

下松市
20、21日の入学式も中止に
広報車巡回で感染防止呼びかけ

休校延長を説明する玉川教育長

 下松市の新型インフルエンザ等対策本部(本部長・国井市長)の第5回会議が15日、市役所で開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見通せないため、小中学校の臨時休校を5月6日(水・祝)まで延長▽公共施設の貸し出し停止を5月10日(日)まで延長▽市内全域に広報車を巡回させて不要不急の外出自粛を市民に呼びかける―ことなどを決めた。
 市内の小中学校は20日(月)から授業再開の予定だったが、県が県立学校の臨時休校を5月6日まで延長するのに合わせて歩調を合わせてほしいと知事から各市町に要請があったため、急きょ延長を決めた。
 このため20日に中学校、21日に小学校で予定していた入学式は開かないことにした。始業式も各教室で校内放送を使う形で開く。
 副本部長の玉川良雄教育長は「感染症拡散防止に必要な措置と理解してほしい。ここ2~3週間が感染拡大を防ぐ大切な時期。苦渋の決断だが理解をお願いしたい」と述べた。
 各小学校の放課後児童クラブ「児童の家」に在籍している児童はこれまで同様、午前8時半から午後1時半までは学校で、それから午後6時半までは児童の家で受け入れる。
 貸し出し中止を延長する公共施設は、各公民館やスターピアくだまつ、市民体育館、下松スポーツ公園体育館など市所有のほぼすべての施設。国民宿舎大城と笠戸島家族旅行村も5月10日まで臨時休館を続ける。
 広報車による啓発活動は瀬来輝夫健康福祉部長が提案。不要不急の外出の自粛▽多くの人が集まる集会、イベントの参加を避ける▽手洗いの励行、咳エチケットの徹底を呼びかけるアナウンスをテープで流す。
 国井本部長は「緊急事態宣言対象地域から本市への帰省や来訪を考えておられる方には、皆様からも自粛を呼びかけていただくようお願いします」と要望するなどの市民向けメッセージを発表した。

光 市
入学式は5月7、8日開催
子ども向け市長メッセージ発表

休校延長を説明する能美教育長

 光市の新型コロナウイルス庁内対策本部会議が15日、市役所で開かれ、小中学校の臨時休校を県の要請に基づいて5月6日(水・祝)まで延長することや、入学式を中学校は7日(木)午後、小学校は8日(金)午前に規模を縮小して開くことなどを決めた。
 臨時休校の延長に能美龍文教育長は「学校生活を楽しみにしている子どもたちのことを思うと心が痛むが、子どもたちの健康と安全確保にはやむを得ない対応だと理解してほしい」と述べ、入学式も新入生と保護者、教職員だけで開く方針を明らかにした。
 始業式は小中学校とも7日に開き、校内放送を使って学級単位で開く形にする。こうした対応は付属光小、付属光中も同様という。
 小学生対象の放課後児童クラブ(サンホーム)は臨時休校中にこれまでと同じように平日、土曜とも午前8時から午後6時まで受け入れる。平日は午後7時まで延長できる。
 市川市長は市民と子どもたち向けのメッセージを発表した。とくに子どもたちには「児童生徒の皆さんは、新しい友だちとの出会いや親しい友だちとの再会、授業や学校行事、先生方や地域の方々との交流などワクワクする学校生活を心待ちにしていたことと思います。大変残念な思いをさせてしまいますが、規則正しい生活を心がけながら、健康の維持、増進に努めていただきたいと思います」と呼びかけた。

【きょうの紙面】
(2)周南市議会に徳山大理事会の議事録
(3)下松市役所の窓口に飛沫防止カバー
(4)感染拡大防止へ建装が周南市に100万円
(5)しおかわ薬局が書とアマビエで疫病退散!

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