ヘッドラインニュース

新旧交代、少数激戦

31日告示、6月7日投票へ

立候補は現職24、新人9?

 任期満了に伴う周南市議会議員選挙(定数30)は31日(日)に告示される。立候補は33人と見られている。新型コロナウイルスの影響が色濃い中で、三密(密集、密閉、密接)を避けながらの異例の選挙戦。出陣式を開く陣営も少ないが、7日の投票日に向け、論戦が展開される。一方で市選管は感染拡大の観点から期日前投票を呼び掛けている。
 2003年に2市2町の合併で周南市が誕生してから、補選を除くと5回目の市議選。昨年4月の補選で無投票で当選した2人を含めて現職24人と新人9人が立候補を予定している。現職のうち合併前の市町議会の議員経験者は前回17人だったが、ベテラン議員の引退などで今回は11人。新旧交代の傾向が現れている。


 全候補者の主張を掲載する選挙公報は6月3日に新聞折り込み、3日から5日まで各家庭へのポスティングで全家庭に配り、市のホームページにも掲載する。任期満了に伴う市議選では初めて立候補者一人ごとに4千枚の法定ビラも配ることができる。
 有権者の年齢が18歳以上に引き下げられて初の市議選で、3月2日現在の選挙人名簿登録者数は男性57,620人、女性62,520人、計12万140人。
 前回の投票率は53.35%。感染拡大防止へ、選挙前の後援会活動も制限され、各陣営とも前回ほどの盛り上がりがない。投票率が低下するのではという見方も強い。

 期日前投票は6月1日(月)から6日(土)までの午前8時半から午後8時までで、投票所は市役所本庁舎1階多目的室▽イオンタウン周南内の新南陽総合支所▽ゆめプラザ熊毛▽鹿野総合支所の4カ所。住所に関係なく、どこの期日前投票所でも投票できる。
 7日は98の投票所で午前7時から午後8時まで(一部の投票所を除く)投票できる。開票は午後9時15分からキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターのメインアリーナである。市選管は8日午前1時ごろの得票数確定を目指している。
 入場券は今回から世帯ごとにまとめて郵送している。問い合わせは市選挙管理委員会(0834-22-8521)へ。

【きょうの紙面】
(2)藤井産業が下松市へ除菌電解水給水器など
(3)各市の休館していた図書館が再開
(4)周南市の子育て支援センター再開
(6)県スポーツ交流村など県施設も再開

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中教審委員の経験生かして

この人に聞く

光市教育長

伊 藤 幸 子 さん(60)

 光市の教育長に1日、浅江中の校長を6年間務めた伊藤幸子さん(60)=光井=が就任した。新型コロナウイルスの感染拡大による学校休校中の就任だが、今だからこそできることに取り組もうと、前向きな方針を示す。就任の気持ちと抱負を聞いた。(聞き手・山上達也)

 ―大変な中での教育長就任ですね。

 伊藤 1校をまとめる立場から市全体の教育を見る立場になりました。一から勉強して視野を広げ、浅江中で6年間お世話になった恩返しをしたいです。

 ―1日の辞令交付式では座右の銘を披露されていましたね。

 伊藤 松下幸之助さんの「自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある」ですね。今年の浅江中の卒業式での式辞で使ったんですよ。

 ―教育長になったのも「その道」?

 伊藤 はい。人生は自分の描く通りにならないもの。これも「天から与えられた道」でしょう。卒業式で生徒にも自分にも言い聞かせた「道」です。

 ―能美龍文前教育長から学んだことは?

 伊藤 何かあっても能美先生に相談すればそこに答えがありました。校長として安心して仕事ができたのも能美先生のお陰です。私も能美先生の足元に少しでも近づけるように頑張っていきます。

 ―平時ではない時期のご就任で、戸惑いはありませんか。

 伊藤 25日に学校が再開しましたが、各学校とも子どもたちが安心して学べる体制作りに努めてきました。休校中も室積小や浅江小では担任が児童生徒全員に一枚一枚はがきを書いて励ますなど、教員側も懸命でした。マイナス面にとらわれがちな休校でしたが、各学校が一丸となって準備していましたね。

 ―例えコロナでも前向きに受け止めることが必要ですね。

 伊藤 そう。今だからこそできる教育がある。社会からのメッセージは子どもの心の中にずっと残り、互いに助け合える素晴らしい人格が形成されていくと思うんです。

 ―子どもたちの成長が楽しみですね。

 伊藤 これからはITがもっと普及し、ロボットが仕事をする時代になるでしょう。どんな変化にも前向きに向き合い、自分なりに学びを続けて、よりよい生活や人生を切り開く力が求められてくると思います。

 ―周南3市の連携はいかがですか。

 伊藤 基本的なところはしっかり足並みをそろえていきます。

 ―中教審(中央教育審議会)の委員を2年間務められましたね。

 伊藤 30人の委員がいました。私は初等中等教育分科会の教員養成部会と教育課程部会に属しました。

 ―得るものが多かったでしょう?

 伊藤 教育振興基本計画のように大臣から諮問される政策を審議することが多く、最新の国の動向がわかって勉強になりました。

 ―意見や提言も発言されましたか。

 伊藤 浅江中のコミュニティスクールや「つながり日本一」の取り組みを披露しました。学校で地域の高齢者がご経験を生かし、生きがいを見つけて活躍することが人生100年時代につながると事例を紹介しました。

 ―コミスクでは生徒もたくさんのことを学んでいますね。

 伊藤 地域に役に立つ自分の姿、自己有用感をしっかりつかんだと思います。ふるさとに誇りを持つことは、人や地域とかかわったからこそ得られるものです。そこを基本に、私も教育長として頑張っていきます。

[プロフィール] いとう・ゆきこ
 1959年生まれ。防府高、広島大学総合科学部卒業。北九州市の中学校教諭を経て90年に秋穂町(現山口市)秋穂中から県内勤務に転じ、周南では周南市須々万中教頭を2006年から2年間務めた。山口市教委学校教育課副参事、県教委社会教育・文化財課主幹を経て14年から今年3月の定年まで浅江中校長を務めた。14年には専門の英語を生かして市川市長と市内の中学生6人が英国・ロンドンを訪問した“ひかり夢大使”に同行した。自分のペースで泳ぐことが趣味。


【きょうの紙面】
(2)周南市議選、感染拡大の中で集会開けず
(4)光市の12小学校で一斉に入学式
(5)下松商議所青年部が派手な衣装で海浜清掃
(6)光市のひかり高年者セミナーの受講者募集


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徳山大生が農業支援

長門市で農作業ボランティア

農作業する学生

 周南市の徳山大学(髙田隆学長)の学生5人が24日、長門市で農作業ボランティアとして田植えや苗箱洗いなどを手伝った。
 この取り組みは新型コロナウイルス感染拡大の影響によって人手不足が懸念される農家の負担軽減を目的に徳同大学が企画したもので、周南市を拠点に活動するSHUNAN OBENTO LIFE PROJECTから長門市日置中で農業法人を営む日置㈱を紹介され実現した。
 参加したのは同大学の女子サッカー部2人、男子ラグビー部3人の計5人の学生で、いずれもボランティアに興味はあるが未経験の学生が集まった。初めての農作業に戸惑う場面もあったが、作業終盤には意欲的に率先して行動する場面も見られた。
 同社ではボランティアとして農作業に参加してもらうのは初の試み。「若い人が田んぼにいるのを見て元気が出た」と笑顔を見せていた。
 この日は午前9時半から作業を開始し、昼過ぎまでボランティアに従事した。同社からはお礼として一人につき3kgの米が学生に提供され、学生寮で生活する学生は「他の寮生と共に食べたい」と話していた。
 同大学地域共創センター事務責任者の岡本直也さんは「学生は地域の方と接することで、新たな学ぶ機会を得ることができ、参加した学生からは次回のボランティアも協力させて欲しいとの言葉も出た。今回の取組みを始めとして、これから周南をはじめとした多くの自治体の支援を活発にしたい」と話している。
 今後、同大学では地域支援を目的にして様々なボランティアの依頼に対応する。ボランティアの依頼の問い合わせは同大学地域共創センターの岡本さん(0834-28-5395)へ。

【きょうの紙面】
(2)特別定額給付金、3市とも申請書発送
(3)下松市の休日歯科診療、当面中止へ
(4)(5)帰ってきた子どもたち、一斉に学校再開


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最終日は県内最多の900食

周南緑地のドライブスルーランチ

弁当販売の様子

 周南市内の飲食店の弁当などをドライブスルー形式で販売する周南ドライブスルーランチ(新周南新聞社後援)が23、24日に周南緑地公園で開かれた。大型連休から始まったこの取り組みは、24日が7回目の開催。周南観光コンベンション協会(原田康宏会長)、周南料飲組合(山中健太郎組合長)、OBENTO LIFE PROJECTの共催で、周南西料飲組合(安達浩司組合長)の協力。
 ドライブスルーランチは開催する度に、販売開始前から多くの車が並び、購入できないお客が多かったことから、最終日である24日は弁当の個数を600食から県内最多となる900食へと増やして販売した。
 23、24日とも厳しい暑さの中での販売となったが、主催団体やBNI、周南青年会議所、徳山商工会議所、同商工会議所青年部など約60人が参加し、他団体に所属するスタッフは互いに連携を取りながら車の誘導や、注文の聞き取り、販売に取り組んだ。
 原田会長は「まだまだ人の流れは戻っておらず、大変な状況は続いているが、この取り組みを通じて周南の飲食店の力を感じることができた。周南地域の観光資源でもある飲食店の力を感じ、これからも応援していきたい」と話した。
 今後、同じ内容のイベントを開催するかについては未定。大型連休の初回からこれまでに、周南市内の飲食店の計34店が出店し、累計で約3,500食の弁当を販売した。

緑地公園駐車場内に並ぶ車

【きょうの紙面】
(2)下松市が小中学校の夏休みを大幅に短縮
(3)投票率の低下は?周市議選解説
(4)末武高架橋下“道のオアシス”でバラ満開
(5)下松市の豊井まちづくり整備計画まとまる


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県外業者への委託に質疑集中

周南市議会

経緯や個人情報保護ただす
特別定額給付金で行政報告

行政報告をする藤井市長

 周南市議会臨時会が22日に開かれ、藤井市長は特別定額給付金支給事業について、行政報告として申請書の発送や給付開始を前倒しし、新たに「ダウンロード申請」を始めたことなどを説明した。
 特別定額給付金は日本で暮らす全員に10万円を支給するが、同市では世帯主に送る郵送による申請分の申請書の印刷、発送、提出された申請書のチェックなどを「包括的」に県外の業者に委託し「丸投げ」ではないかと批判が強まっていた。
 前倒しでは28日からを予定していたオンライン申請分の給付開始を5月22日に早め、29日としていた郵送分の発送も21日からにして28日から給付できるようにした。ダウンロード申請は申請書が届かなくてもホームページから申請書をダウンロードして郵送で申請でき、21日から28日までの期間限定で受け付ける。
 藤井市長は「一日も早く確実に届けられるよう、全力で取り組む」と述べた。質疑は県外業者への外部委託に集中。市長と佐田邦男副市長、中村広忠総務部長らが答弁した。
 「職員でやろうという声はなかったのか」の質問には、いくつかの案をシュミレーションしてみたが、職員の新型コロナウイルスの感染を防ぎながら迅速、的確に支給するのは外部委託だと総合的に判断したと説明した。
 市長も「何度も検討を重ねた。申請書が帰ってきてからの作業が早いとうかがっている」と述べ、迅速な給付に期待を込めた。
 「ダウンロード申請をどれぐらいの人が知っているのか」と問われると「一日も早い支給を求める人のために何かできないかと決めた」と述べ、市からはSNSで発信するが「市議会議員もしっかりPRしてくれるとありがたい」と呼びかけた。
 個人情報の流出を防げるのかという質問には、国際規格を取得している企業であり「信頼できる」と強調。委託費用が予算の4,400万円を大きく超えて7,800万円になったことに対しては、給付事業の経費の中で流用してまかなうとした。

【きょうの紙面】
(2)ボートレース選手会が周南市に50万円
(4)徳山、新南陽商議所が事業継続へ要望書
(5)三知、光、周南西R.C.がマスクなど寄贈
4、5面がカラー印刷になりました


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発送、給付開始前倒し

[新型コロナウイルス感染症対策]


ダウンロード申請も新設
周南市の特別定額給付金

 周南市は21日、日本で暮らす人に10万円を給付する特別定額給付金の給付開始などを前倒しすると発表した。28日開始予定だったオンライン申請分の給付は22日から開始し、6月になってからとしていた郵送申請分の給付開始も28日から始める。少しでも早く申請したい人のために市のホームページからダウンロードした申請書に記入し、原則として市役所に郵送する「ダウンロード申請」も21日から28日までの期間限定で受け付ける。
 特別定額給付金はマイナンバーを使用したオンライン申請と、多くの人が利用すると見られている、世帯主に郵送されてきた申請書を使う郵送申請がある。同市では郵送分の発送を29日としていたが、これも21日から順次、始めることで給付開始を早める。
 同市では特別定額給付金の郵送分の発送、受け付けの作業を県外の業者に随意契約で委託しているが、下松市、光市に比べて発送時期が遅れ、委託したことにも批判が高まっていた。
 ダウンロード申請は市役所2階の特別定額給付金・緊急対策室で給付まで扱う。同室では「一刻も早く給付できるよう頑張りたい」と話している。問い合わせは同室(0834-22-8839)へ。

【きょうの紙面】
(2)25日から周南市の公共施設再開、学校も
(3)山口FGの決算は増収増益
(4)「ほしのさと」が職員に感謝のオードブル
(5)入梅前に光市で防災パトロール


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市民が米やカップめん

徳山大、徳山総合ビジネスの留学生へ
生活困窮の学生に贈る

左から張さん、許さん、内山さん、深町さん、原田さんと贈られた食料品

 周南日韓親善協会(岡寺信政会長)の呼び掛けで発足した周南市留学生応援実行委員会は18日、生活に困っている学生のためにと徳山大学に米60kgとカップめん、レトルトのご飯、魚の缶詰などを届けた。19日は徳山総合ビジネス専門学校にも学生のためにと米180kgとカップめんを贈った。
 18日は周南日韓親善協会の事務局の内山諒司さんや周南地区日本中国友好協会の深町和幸理事長、子ども食堂の「お寺でほっこり食堂」の代表の原田宗隆さんらが食料品を持って同大学を訪問。留学生を代表して中国からの留学生の張忠雲さん(26)、韓国の許恩娥さん(21)が出席して贈呈式があった。
 同大学では韓国、中国、ベトナム、カンボジアなどの留学生が学んでいるが、新型コロナウイルス感染拡大でアルバイトができなくなったり、回数が減った学生も多い。学生を対象にしたアンケート調査では約40人の留学生と日本人も80人が食料品の支援を必要としていた。
 徳山総合ビジネス専門学校はアジア各地の留学生など360人の学生が学び、飲食店のアルバイトがなくなった学生も多い。
 張さん、許さんもそれぞれアルバイトで講師をしている中国語、韓国語の講座が「3密」を避けるため開かれなくなり、そのほかのアルバイトを掛け持ちするなどしていて、今回の支援に感謝していた。
 食料品のうち米とカップめんは「困っている留学生のために」と、日韓親善協会が20万円で購入した。そのほかの食品は子ども食堂を応援しているフードバンク山口に寄せられた食品の一部を提供した。

【きょうの紙面】
(2)西京銀行の決算が減収減益、次期も減収
(3)きさんの里が五月町へ今年10月に移転
(4)下松市の小中学校が再開前に登校日
(5)オンラインストアで人気の商品


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本社は大阪、京都で作業

随契先は共同印刷西日本
周南市の定額給付金、7,800万円で委託

 周南市は18日、日本で暮らす人に10万円ずつを支給する特別定額給付金の給付業務の委託先を市役所1階の情報公開コーナーで公表した。随意契約を結んだ委託先は大阪市に本社がある「共同印刷西日本」で、委託金額は7,871万6千円。京都府にある工場で作業すると見られている。
 同市は同給付金の支給業務のうち郵送分の作業のほとんどを外注することにしてインターネットなどで委託先を見つけ、8日付けで同社と契約した。同社が6万8千世帯に送る申請書類の作成、差し出し、市役所に届いたあと同社に回送されてくる申請書が入った封筒の開封、チェック、疑問点などに応えるコールセンターの運営も引き受けている。
 委託先の企業名、契約金額ともこの日まで公表していなかった。委託金額は専決処分して8日の市議会臨時会に報告された予算書にあった4,400万円の約1.8倍。ただこの金額は市によると、もともと根拠が薄く、1億9千万円の給付費用全体の中で調整可能で予算補正の必要はないという。
 同社は市の説明やホームページによると共同印刷の子会社で設立は2011年10月、従業員は156人。工場は京都の1カ所。市では申請書の発送は29日を予定しているが「一日も早く届けるようにしたい」としている。

【きょうの紙面】
(2)下松市の飲食業者支援の申請受け付け開始
(3)飲食店応援へ未来チケット、周南さきめし
(4)(5)飲食店のテイクアウト特集
(6)9月20日、中村勘九郎・七之助公演


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世界最高水準の技術

東洋ボデーがテュフのプラチナ認証
高橋工場長は全国大会優秀賞

表彰状を持つ高橋工場長(左)と国居渡副工場長

 周南市栗屋の自動車修理・鈑金の東洋ボデー(石井哲也社長)が4月3日、鈑金塗装工場として世界最高水準であることを示す「テュフ・ラインランド」のプラチナ認証を取得した。自動ブレーキなど先進安全自動車に対応した設備を持ち、輸入車に多いアルミの車体の修正などもできる工場だけが対象で、県内では初の認証となった。
 この認証はドイツにある第3者機関の公平・公正な審査基準に基づいたもので、高い技術力に加え、アルミ車体を扱うための専用スペースや車体計測機、車輪を調整する四輪アライメント計測機、環境に優しい水性塗料による塗装ができる設備などをもっていることが認証の条件。

アルミ車体用のスペース
四輪アライメント計測機


 同社は輸入車販売会社の協力工場でもあることからこの認証取得を目指して1年がかりで達成した。石井社長は「お客さんに安心安全に乗っていただけ、環境にもやさしいサービスを提供したい」と話している。
 同社の高い技術力は高橋豊工場長(40)が昨年11月に千葉市で開かれ、制限時間内で事故車両の損害修理の適正な見積もりができるかを競う「全国フロントマン選抜技術競技会」で準優勝にあたる優秀賞を獲得したことにも表れている。
 JA共済自動車指定工場協力会の主催で各都道府県の予選で優勝した19人が出場した。適正見積もりはふだんの仕事でも重要な技術。同社からはこれまでにも3人が最優秀賞を受賞しているが、今回は車の機構が複雑化する中で受賞した。
 同社の従業員は工場が12人、フロント部門が7人。今回のプラチナ認証の取得で新たなステージへの飛躍を期している。同社の電話は0834-25-0092。

【きょうの紙面】
(2)3密回避へ、周南市議選は期日前投票を
(3)東ソーの決算、過去最高から一転、減収
(4)ライニングサービスが寄付型私募債
(5)周南市が洪水ハザードマップ改定


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6月30日から古川跨線橋通行止め

課題は通学路の安全
通勤時の混雑緩和も

 周南市の藤井市長は4月20日、定例記者会見で新南陽駅東側の古川跨線橋の掛け替え工事に伴う通行止めを6月30日(火)正午から始めると発表した。工期は約10年で、通勤時間帯には企業に協力を依頼して若山大橋をう回路とするなど混雑緩和策を実施する。

通勤時のう回路
記者会見する藤井市長(中央)


 古川跨線橋は山陽本線などをまたいで県道下松新南陽線の川手交差点と産業道路(県道徳山新南陽線)の野村三丁目交差点を結び、全体の長さは約400メートル。老朽化していることから約60億円をかけて掛け替えることにした。
 ところが掛け替えの期間が10年と長く、その間の混雑緩和策が課題となっている。そこで負担を分散させるため、古市大橋と御影大橋、国道2号と産業道路を結ぶ若山大橋に通勤時の利用を分散させる。若山大橋を利用する東ソー南陽事業所などの通勤者は周南大橋を経由してもらうことにし、すでにこのルートの利用を始めている。
 富田東小にこの跨線橋を渡って通学していた児童は東側の富田川沿いか、西側の新南陽駅寄りの地下道を経由する新たな通学路を設定。地下道の照明のLED化、路面に通行方法を明示▽川沿いの道の路肩補修と転落防止柵設置▽区画線・路面標示による減速措置、カーブミラーの更新に取り組む。
 同校は新型コロナウイルス感染拡大防止のため5月24日まで臨時休校中で、休校が終了し次第、新しい通学路を使用する。
 当初は5月に通行止めが始まると見られていたが、新型コロナウイルス感染拡大で地元説明会を開けないことから周知期間を確保するため延期した。
 周知方法はポスターの掲示▽市広報に折り込んでのチラシ全戸配布▽関連自治会への工事案内回覧▽近隣住民への工事案内配付▽周辺道路への看板、横断幕、標識設置を計画している。問い合わせは道路課(0834-22-8279)へ。

【きょうの紙面】
(2)周南市が25日から徳山動物園など再開
(3)感染対策で光市が市長給与、市議報酬削減
(4)周南、下松、光市にマスク寄贈
(5)周南、光署に周南市議選違反取締本部


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