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この人に聞く

流通店舗受注の積極展開を
旧周南支店を山口支店に統合

大和ハウス工業山口支店長

黒井克宣 さん(54)

 県内の大和ハウス工業の支店が4月から山口市吉敷下東の山口支店に一本化され、下松市せせらぎ町の周南支店は「周南営業所」になった。山口支店長に4月に就任した黒井克宣さん(54)に周南3市も管轄する意気込みや展望を聞いた。(聞き手・山上達也)

 ――山口県着任は初めてですね。周南地域の印象はどうですか。

 黒井 周南地域は力がある企業や工場が多くて活気がありますね。新幹線が停まる徳山駅が地域の中心にあることで、いい雰囲気を広げていると思います。

 ――なぜ支店を統合されたのですか。

 黒井 3月末までは県内は山口支店と周南支店の2支店体制でした。全国的に弊社の年間売り上げの4割ていどを占めるロードサイド店などの流通店舗事業部が山口支店にしかなく、周南支店が管轄する周南市以東では流通店舗の建築受注が手薄でした。支店統合をきっかけに、周南地域の流通店舗需要を取り込んでいきたいです。

 ――年間売り上げの4割が流通店舗のお仕事とは驚きました。

 黒井 社名が大和「ハウス」工業ですから、戸建て住宅が業務の主流と思われがちですが、弊社の4兆3千億円の年間売り上げのうち住宅の売り上げは10%ていどです。

 ――周南地域の住宅需要はどうですか。

 黒井 ここ下松市は人口が増えているし、高所得層も多い。購買力がある分、店舗が増える流れは今後も続いていくと見ています。

 ――人口増ということは、アパートの需要も増えていませんか。

 黒井 周南市以東の賃貸住宅の入居率は、実は全国で5本の指に入る98.5%なんですよ。大都市でもない地域でこんなケースは珍しいんです。アパートは建てれば満室という状態ですからね。うちの社員の住宅探しが難しくなったぐらいなんです。(笑い)

 ――それはうれしい悲鳴ですね。

 黒井 この指標が高いだけでも地域経済の底力を感じますよ。

 ――もうすっかり山口県人ですね。

 黒井 魚がおいしいのがうれしいです。今まで赴任した中で、山口県は一番魚がおいしいところですよ。

 ――今後の課題はありますか。

 黒井 着工件数の増加ですね。金融機関の融資の厳格化も響いています。そこを乗り越えるのが課題です。

 ――お仕事をされる上で心がけていることはありますか。

 黒井 約束と時間を守ること、仕事はスピード感を持ってやることです。そこからお客様との信頼が生まれます。意外とできるようでできないんですよ。このことは支店全体に求めていきます。

 ――地域の皆さんへのメッセージを。

 黒井 当面は新型コロナウイルスの感染防止へ、社員の健康保持とテレワーク化を進めていきます。地域の学校に桜を植える「桜プロジェクト」のような地域貢献活動も続けていきます。地域と共に歩む弊社を、どうぞよろしくお願いいたします。 

[プロフィール] くろい・かつのぶ さん
 1965年、大阪府摂津市生まれ。近畿大法学部を卒業して1988年に大和ハウス工業に入社し、堺支店を皮切りに三重県や愛知県の支店や営業所を回り、今年3月末まで愛知県岡崎市の岡崎支社長を務めていた。趣味は買い物とゴルフ。買い物で地域の経済の雰囲気がわかるという。家族は大阪府内に住む妻と社会人の娘2人。山口市で単身赴任中。

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