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「政策継承」「ゆっくり静養を」

安倍首相退陣表明に驚き
各市長、議長、会頭ら語る

気勢を上げる安倍首相(2013年4月20日、JR徳山駅前)

 28日の安倍晋三首相(65)の退陣表明には周南3市の関係者も一様に驚きの声を挙げた。持病が原因とはいえ「安倍内閣の政策継承を」「この際ゆっくり静養してほしい」などの声が飛び交った。
 山口4区の安倍首相は本籍が長門市油谷町。祖父の故安倍寛氏、父の故安倍晋太郎氏はかつて衆院議員を務め、母方の父は故岸信介元首相。山口2区の岸信夫衆院議員(61)は実弟という名門の政治家一族だ。
 首相には2006年9月から1年間と、12年12月から現在まで約7年8カ月の2回就任。集団的自衛権の行使を容認する平和安全法制、アベノミクスによる景気浮揚や、最近では新型コロナウイルス対策に取り組んだ。半面、悲願の憲法改正は国民世論が盛り上がらず、実質的な論議は進まなかった。
 首相として周南地域入りしたのは首相就任3カ月後、安倍政権として初の国政選挙になった13年4月の参院山口選挙区補選の応援演説で周南市のJR徳山駅前に立った時。自民党公認、公明党推薦の元下関市長、江島潔候補(63)の応援に訪れ、安倍首相、林芳正文部科学大臣、高村正彦自民党副総裁、河村建夫元内閣官房長官、岸信夫衆院議員、公明党の桝屋敬悟衆院議員という県選出の自公両党の国会議員が勢ぞろいした。
 首相は「今、安倍内閣が進めている政策を(民主党政権時代の)一、二年前にやっていれば多くの雇用が失われずにすんだ。デフレ脱却には私たちの政策しかない」と元気いっぱいに訴えていた。

岸氏「電話の声、つらそうだった」

 この時の司会者は、当時は県議だった藤井周南市長。首相の退陣表明に「ただただ驚いている。一日も早い体調のご回復と引き続いてのご活躍を心から祈念申し上げる」とコメントを発表した。
 下松市の国井市長も当時は県議。退陣表明に「首相の健康状態が気になっていた。日本全体に果たしていただいた役割に感謝し、一日も早いご回復をお祈りしたい」と述べた。
 光市の市川市長はこの演説会でマイクを握った。退陣表明を28日午後5時のニュースで確認して「どうか治療に専念され、健康のご回復が一日も早く訪れるように願っている」と話していた。
 一方、岸衆院議員は28日夜、本紙の電話取材に「電話で先週、首相と話した時はつらそうな声だったので心配していた。完治が難しい持病であり、この際ゆっくり療養してほしい」と気遣い、後任は「安倍政権が目指した政策をさらに進める人に首相の座を継いでほしい」と話した。
 各市の市議会議長や商工会議所会頭のコメントは次の通り。
 周南市議会・青木義雄議長=リーダーシップを期待していた山口県民として残念。歴史に残る首相、政治家であり、山口県が誇る首相だった。
 下松市議会・中村隆征議長=山口県出身の首相として大きな誇りだった。難しい時代の国政のかじ取り役でご苦労が多かったことだろう。心から感謝を申し上げたい。
 光市議会・西村憲治議長=思い切ったコロナ対策など、さまざまな節目での適切な政策判断に、敬意と感謝を申し上げたい。
 徳山商工会議所・宮本次郎会頭=7年8カ月の長期にわたり重責を担われ、ご尽力いただいたことに、ただただ感謝しかない。
 下松商工会議所・弘中伸寛会頭=残念の一言に尽きる。日米同盟の強化から地域経済の振興、新型コロナウイルス対策まで尽力いただいた。ゆっくり静養していただき、再度のご活躍をお祈りしたい。
 光商工会議所・藤井勝会頭=世界に認められた安倍首相だっただけに病気での退陣は残念でならない。日本経済と地方創生にまだまだ頑張ってほしかった。

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