ヘッドラインニュース

「政策継承」「ゆっくり静養を」

安倍首相退陣表明に驚き
各市長、議長、会頭ら語る

気勢を上げる安倍首相(2013年4月20日、JR徳山駅前)

 28日の安倍晋三首相(65)の退陣表明には周南3市の関係者も一様に驚きの声を挙げた。持病が原因とはいえ「安倍内閣の政策継承を」「この際ゆっくり静養してほしい」などの声が飛び交った。
 山口4区の安倍首相は本籍が長門市油谷町。祖父の故安倍寛氏、父の故安倍晋太郎氏はかつて衆院議員を務め、母方の父は故岸信介元首相。山口2区の岸信夫衆院議員(61)は実弟という名門の政治家一族だ。
 首相には2006年9月から1年間と、12年12月から現在まで約7年8カ月の2回就任。集団的自衛権の行使を容認する平和安全法制、アベノミクスによる景気浮揚や、最近では新型コロナウイルス対策に取り組んだ。半面、悲願の憲法改正は国民世論が盛り上がらず、実質的な論議は進まなかった。
 首相として周南地域入りしたのは首相就任3カ月後、安倍政権として初の国政選挙になった13年4月の参院山口選挙区補選の応援演説で周南市のJR徳山駅前に立った時。自民党公認、公明党推薦の元下関市長、江島潔候補(63)の応援に訪れ、安倍首相、林芳正文部科学大臣、高村正彦自民党副総裁、河村建夫元内閣官房長官、岸信夫衆院議員、公明党の桝屋敬悟衆院議員という県選出の自公両党の国会議員が勢ぞろいした。
 首相は「今、安倍内閣が進めている政策を(民主党政権時代の)一、二年前にやっていれば多くの雇用が失われずにすんだ。デフレ脱却には私たちの政策しかない」と元気いっぱいに訴えていた。

岸氏「電話の声、つらそうだった」

 この時の司会者は、当時は県議だった藤井周南市長。首相の退陣表明に「ただただ驚いている。一日も早い体調のご回復と引き続いてのご活躍を心から祈念申し上げる」とコメントを発表した。
 下松市の国井市長も当時は県議。退陣表明に「首相の健康状態が気になっていた。日本全体に果たしていただいた役割に感謝し、一日も早いご回復をお祈りしたい」と述べた。
 光市の市川市長はこの演説会でマイクを握った。退陣表明を28日午後5時のニュースで確認して「どうか治療に専念され、健康のご回復が一日も早く訪れるように願っている」と話していた。
 一方、岸衆院議員は28日夜、本紙の電話取材に「電話で先週、首相と話した時はつらそうな声だったので心配していた。完治が難しい持病であり、この際ゆっくり療養してほしい」と気遣い、後任は「安倍政権が目指した政策をさらに進める人に首相の座を継いでほしい」と話した。
 各市の市議会議長や商工会議所会頭のコメントは次の通り。
 周南市議会・青木義雄議長=リーダーシップを期待していた山口県民として残念。歴史に残る首相、政治家であり、山口県が誇る首相だった。
 下松市議会・中村隆征議長=山口県出身の首相として大きな誇りだった。難しい時代の国政のかじ取り役でご苦労が多かったことだろう。心から感謝を申し上げたい。
 光市議会・西村憲治議長=思い切ったコロナ対策など、さまざまな節目での適切な政策判断に、敬意と感謝を申し上げたい。
 徳山商工会議所・宮本次郎会頭=7年8カ月の長期にわたり重責を担われ、ご尽力いただいたことに、ただただ感謝しかない。
 下松商工会議所・弘中伸寛会頭=残念の一言に尽きる。日米同盟の強化から地域経済の振興、新型コロナウイルス対策まで尽力いただいた。ゆっくり静養していただき、再度のご活躍をお祈りしたい。
 光商工会議所・藤井勝会頭=世界に認められた安倍首相だっただけに病気での退陣は残念でならない。日本経済と地方創生にまだまだ頑張ってほしかった。

【きょうの紙面】
(2)3日~・周南市議会一般質問に25人
(3)周南市が赤ちゃん300人に10万円
(4)湯野温泉がプレミアム商品券
(5)東陽小と久保小がZOOMで交流


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各市町教委に「飛び出し人形」

子どもたちの安全へ
中経協が30周年記念で贈る

飛び出し人形と左から上村、高藤、岸村さんと小田部長

 県中小企業経営者協会(荻野利浩代表理事、360人)は30周年を記念し、子どもたちに道路への飛び出しをしないよう呼びかける「飛び出し人形」300体を県内の各市町教委に贈った。26日には下松市教委で贈呈式が開かれた。
 この人形は高さが1.4メートル。子どもの形をしていて「飛び出し注意!!」の言葉が入っている。下松市には14体、光市に6体、周南市に18体を送り、小中学校の校門近くの路上などに置いて交通安全を呼び掛ける。
 下松市の贈呈式には周南中小企業経営者協会の岸村敬士会長(72)、高藤弘樹副会長(65)、上村哲史事務局長(68)と市教委の小田修教育部長が出席した。
 岸村会長が、地域の宝である子どもたちが安心・安全に生活できる環境作りのために寄贈することを説明。小田部長は子どもの飛び出しによる事故が多いことから「人形は視覚に訴えることができ、飛び出さないための意識付けに有効」と感謝していた。
 同会は1990年に下関市で誕生した異業種交流団体。中小企業の経営者が全県規模で交流・連携して企業の抱える問題の解決、地域への貢献を目指している。
 宇部・小野田、下関、山口・防府、周南、県北5地域に地域中経協がある。周南は会員65人。毎月1回の例会開催、ゴルフ大会、元気フォーラム開催などの活動をしている。

【きょうの紙面】
(4)(5)旧粭島小で22、23日に開催の「ハイコーサマー in 粭島」のグラフ特集


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[この人に聞く]

安全でおいしい水を次世代に

光市水道局長 宮崎 英博さん(58)

〈プロフィール〉
 1962年生まれ。光井小、光井中、光高卒。中学では野球部、高校ではラグビー部で活躍した。高卒で市役所入りし、教委学校教育課、税務課固定資産税係を経て人事交流で水道局に移り、経理係長、浄水係長、業務課長、局次長を務めた。
 趣味はゴルフと光井の県スポーツ交流村で週2回取り組んでいる筋トレ。座右の銘は「何が正しいかではなく、何が大切かを考えろ」。妻、妻の母と虹ケ丘で暮らす。長男は自衛官、長女は五洋建設の技術職。




 光市の新しい水道局長に局次長兼業務課長の宮崎英博さん(58)が就任した。市内だけでなく周南市熊毛地域にも上水を供給する光市水道局の課題や今後の展望を聞いた。(聞き手・山上達也)

―就任のお気持ちからどうぞ。

 宮崎 蛇口をひねればきれいな水が必要な量ほど出るという、市民との当たり前の信頼関係を持続しなければなりません。安全と安定という2本の柱を持続し、効率的、効果的な水道事業を進めます。

―7月に通水した島田川工業用水道から年間約9千万円の収入があるそうですね。

 宮崎 島田川工業用水道は市の事業で、水道局は年間約2,600万円の取水業務費を見込んでいます。企業努力で純利益が出れば水道事業の安全と安定の財源にできます。

―当面、水道局の課題は何ですか。

 宮崎 一昨年に「水道事業ビジョン」を策定しましたが、主要施策の「水安全計画の作成と実践」「財源の裏付けのある施設整備計画」「災害などの対応計画」の確実な実行が課題です。

―前局長の福島正さんからはどんなことを学ばれましたか。

 宮崎 水道マンとしてのプライド、水道職員の自覚、水道事業に対する愛着ですね。

―プライドとは?

 宮崎 市民のライフラインを守ること。コロナ禍でも一人一人が手洗いやうがいを徹底し、水道を絶対に止められないと職員約40人に周知しています。そこがプライドです。

 ―大きな柱ですね。

 宮崎 福島前局長の役割を私一人で埋めることはできません。水は売るのではなく給水サービス。その良し悪しは「人」です。自己を磨くことで職員一丸となった質の高い給水サービスができます。

―「職員一丸」の例はありますか。

 宮崎 技術職であれ事務職であれ、男性職員であれ女性職員であれ、災害時には職員全員が給水などの緊急対応ができるように内部研修をしています。

―光市の水源は島田川の伏流水。全国的に珍しいのでは?

 宮崎 川の伏流水が水源の水道は全国でも4%だけです。近年は汚い水を飲める水にしたり海水を真水にする技術が向上しましたがコストがかかります。原水がきれいということは安い料金の維持につながります。

―職員手づくりの「水道まつり」も定着しましたね。

 宮崎 外部に依頼するのではなく、行事の立案から準備、運営、後始末まですべてを職員全員の手づくりでやってきました。

―職員にとって貴重な機会になりますね。

 宮崎 そうです。まつりが終われば若い職員の成長を実感するんです。職場全体の親ぼくや思いやりが生まれるし、いろんなものを生産してくれます。

―市民へのメッセージをどうぞ。

 宮崎 島田川の伏流水が水源の光市の水道は市民全体の財産。次の世代に引き継げるように、今やるべきことや課題を先送りすることなく取り組んで、安全でおいしい水を守っていきます。


【きょうの紙面】
(2)周南市が「手話はいのち!」条例提案
(3)遠石会館がリモート結婚式
(4)9月1日から「キャッシュレスで20%」
(5)徳山大生が御幸通などを清掃


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3千人の軍歴をデジタル化

周南市連合遺族会の大川さん
半年がかりで入力

大川さん

 周南市連合遺族会の大川勝也会長(77)が2月から半年がかりで徳山地区の戦没者3千人の軍歴などをパソコンで入力してデジタル化した。氏名などからすぐに検索することができ、遺族に利用してもらう。
 デジタル化のきっかけは、2月に新聞記事で旧海軍は厚生労働省、旧陸軍は都道府県に軍人、軍属の所属部隊、戦死場所などの記録があるが、交付申請できるのは厚労省と一部の都府県は6親等、そのほかはおい、めいにあたる3親等内で、制限、格差があると知ったことから。
 このため、1976年に遺族会がまとめた芳魂録を中心に、そのほかの名簿も加えて改めてデジタル化することにした。大川さんの名簿には、軍に所属中の経歴の軍歴だけでなく法名、戒名などや遺族の氏名も掲載されている。今後、市内のほかの地区も加えて4千人のデジタル化を目指す。

デジタル化された名簿


 デジタル化で検索が容易になり、戦艦大和の最後の出撃時に同市出身の8人が乗り込んでいて戦死したことや、ガダルカナルでは98人、ニューギニア方面では142人、原爆投下時に広島で45人など場所ごとの戦死者もわかったという。
 大川さんは父の芳雄さんが44年7月18日にサイパン島で31歳で戦死。遺骨収集のため72年、75年と同島を訪れ、天皇、皇后両陛下がサイパン島を訪れた2005年の慰霊団にも参加した。沖縄での平和行進や「防長英霊の塔」の慰霊祭にも参列している。市連合遺族会の会長兼事務局長は16年4月から務めている。
 日本の戦没者は310万人だが遺骨が故郷に帰ってきていない人も多い。一方で遺族会は会員の高齢化で地域によってはすでに解散したところもある。
 大川さんは今回の名簿を若い世代が戦死した親族の軍歴などを改めて調べようとした時などに役立てもらいたいという思いから製作。「苛酷な戦況の中で人知れず亡くなっていったことを知ってほしい」と話している。問い合わせは大川さん(0834-83-4367)へ。

【きょうの紙面】
(2)周南市が事業継続支援金要件20人に拡充
(3)サンデー早朝野球連盟が草抜き奉仕
(5)笑顔・徳山商議所会員交流会
(6)ドライブスルーで須金・なしぶどう祭


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200人が青空公園で“乾杯”

[新型コロナウイルス感染症対策]

徳山商議所

感染予防しながら交流会
プレミアム付食事券も発売

あいさつする宮本会頭

 周南市の徳山商工会議所(宮本治郎会頭)は21日夕、飲食店街にある青空公園で会員交流会「周Go!とくやま応援隊。」を開き、200人が参加、新型コロナウイルス感染防止対策をとりながら歓談した。「がんばろう周南プレミアム付食事券」の先行販売や特産品、タクシーチケットなどの抽選会もあって盛り上がった。
 感染予防のため激減している交流の機会を作り、飲食店を応援しようと開いた。宮本会頭は「商工会議所は企業に寄り添って事業継続、雇用維持を支援していますが、本当に大変だという声を聞きます。飲食店だけで2千人、3千人の雇用を作り出しています。いろんな楽しみをこの街で味わって下さい」と呼びかけた。続いて青木義雄市議会議長の発声で乾杯した。
 感染防止では密集を避けるため、距離を置く目安になるよう2メートル間隔でマーカーを並べた。参加者は検温があり、プラスチック制のフェイスシールドも配られた。密接を避けるため、飲み物や空揚げ、焼き鳥などは紙コップに入れて持ち歩く形式にした。
 企業のほか藤井市長や市議会議員、市役所の職員も参加。久しぶりの歓談を楽しんだ。抽選会は須金のブドウや湯野温泉の食事券アンド入浴券などの当選者が次々に発表された。
 プレミアム付食事券は同市の新型コロナウイルス感染症経済対策で発行。レストランなどの「グルメ食事」と、飲酒を中止とした店舗の「ナイト料飲」があり、1万2千円分を1万円で購入できる。22日から徳山駅前の周南駅近弁の店舗、みなみ銀座のまちのポートで購入できる。利用機関は12月31日(木)まで。問い合わせは周南料飲組合(0834-22-1279)へ。

【きょうの紙面】
(2)周南、下松、光市で観光スタンプラリー
(3)ゆめタウン下松の星プラザが公式アプリ
(4)下松市で子どもたちが海岸清掃、稚魚放流
(5)絆クラブが久米忠魂碑で草刈り


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感染症に配慮した避難所運営を

[新型コロナウイルス感染症対策]

周防で地域と行政の合同研修会
妊婦スペース確保、段ボールベッド

P=段ボールベッドにテントをかぶせる参加者/受付名簿に記入する避難者役の参加者/検温を受ける避難者役

 光市の「避難所の新型コロナウイルス感染症対策合同研修会」が20日、周防小体育館で開かれ、感染症に配慮した避難所開設や運営のポイントを周防地区自主防災会(深来登会長)の会員や同校の教員、市職員など計約40人が共に学んだ。
 同市は2018年夏の豪雨で島田川がはんらん、多くの家屋が浸水するなど大きな被害を受けた。今後は感染症に配慮した避難所運営が想定されるため、周防地区をモデルケースに地元と行政の合同研修会を開いた。
 研修会では市防災危機管理課の職員が換気の徹底、身体的距離の確保、妊婦などに専用スペースの確保など避難所を開設するポイントを説明。自主防災会員や市職員が段ボールを組み立てて仮設ベッドを作り、その上にテントを組み立てて避難所を作るデモンストレーションもあった。
 さらに避難者を受け入れる際の検温、発熱者への対応、避難スペースへの誘導、物資提供など避難所運営の手順も確認した。
 冷房のない体育館で蒸し風呂のような研修会になったが、周防コミュニティセンター館長と周防地域づくり協議会長を務める平田義夫さん(73)=小周防=は「感染症に配慮した避難所運営が今後は必要になる。今回の成果は9月13日に開く周防地区防災訓練で、参加してもらう各自治会の正副会長に伝えたい」と話していた。

【きょうの紙面】
(2)下松市の定額給付金、99.8%に支給
(3)TRUCK-ONE、西京銀行が50万円
(4)櫛浜駐在所が完成、大島駐在所と統合
(5)明治安田生命が周南市に53万円贈る


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現職市川氏が4選出馬表明

光市長選

防災、両市立病院維持、コロナ対策
上関原発「不賛成」は不変

 光市の市川熙(ひろし)市長(72)=光井=は20日、虹ケ浜のホテル松原屋で開いた記者会見で、10月18日(日)告示、25日(日)投票の任期満了に伴う市長選に4選を目指して無所属で出馬することを正式に表明した。市長選に出馬表明したのは市川氏が初めて。(山上達也)

記者会見に臨む左から富永副会長、市川氏、能美会長、福島事務局長

両市立病院「地域に不可欠」

 市川氏は市川ひろし後援会の能美龍文会長(前市教育長)、富永泰寿副会長、福島正事務局長(前市水道局長)と記者会見に臨んだ。4人とも同年齢で、市川、能美、富永各氏は光高の同級生。能美会長は「市川氏の実績、持ち前の情熱と突破力で市政をさらに前に進めてもらえるよう後援会として全力で支援する」とあいさつした。
 市川氏は防災拠点指令施設の建設など防災対策▽光、大和両市立総合病院を中心にした地域医療体制の充実▽新型コロナウイルス感染症対策の推進―を重点公約に掲げた。
 とくに二つの市立病院は厚生労働省が名指しで再編統合の対象に挙げたことに「大和総合病院は黒字化し、光総合病院は新築移転した。両病院とも地域に不可欠。現在はコロナで再編統合の動きは止まっているが、その再開を許してはならない」と批判し「公立病院の使命のために改革すべきは改革し、地域の病院を守る重要な問題として取り組んでいく」と力を込めた。

原発不賛成 「いささかの変わりもない」

 記者の「上関原発建設計画にはこれまで通り“賛成できない”という考え方を貫くのか」の問いに市川氏は「東日本大震災での福島第一原発の悲惨な状況を受け、上関原発には賛成できないことを議会で意思表示した。私に(上関原発に対する)直接の権限はないが、市民の皆さんの安全と安心を守る立場からそう決断した。もちろん今もその思いにいささかの変わりはない」と明言した。
 選挙には無所属で臨み、政党の推薦は申請しないが、前回も推薦を受けた連合山口には推薦を求めるという。
 市川氏は光井小、光井中、光高、早稲田大法学部卒。家業のふとん店「まるみ綿業」経営しながら1994年から合併を挟んで市議を4期務め、市議会議長も経験。市川氏ら市議出身の新人3人が争った2008年の市長選で初当選し、12年も元市議を退けて再選。16年は無投票だった。
 今後の活動に福島事務局長は「コロナ禍で後援会の市政報告会などの集会は自粛し、草の根運動で支持を広げたい」と述べた。
 後援会事務所は光井7-38-7の自宅隣のまるみ綿業。電話は0833-71-1717。

【きょうの紙面】
(4)(5)面に周南3市議会議長座談会


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上限20万円、4カ月で472件

[新型コロナウイルス感染症対策]

緊急小口資金の利用
周南3市で急増

 新型コロナウイルスの感染拡大で収入が減るなどの影響を受けた人が、市社会福祉協議会などが窓口になって20万円まで借りられる緊急小口資金の貸付の利用が全国で活発だが、周南、下松、光各市でも4月から7月までの4カ月で472件の利用があった。
 緊急小口資金の貸付は県社協の事業として以前からある制度だが、低所得世帯などに限定され、金額も10万円以内。利用は周南市の場合で年間10件ていどと多くなかった。それが今年3月、感染拡大を受けてセーフティネットとして機能するよう、要件を大幅に緩和した。
 家族に感染者や要介護者がいる、新型コロナウイルスの影響による休業などで収入が減った、臨時休校になった子どもたちの世話が必要になったなどの場合にも借りられるようになった。据置期間1年以内で、償還期限は2年以内。
 利用件数は、周南市社協が4月118件、5月122件、6月が60件、7月49件で計349件▽下松市社協は4月21件、5月24件、6月18件、7月10件で73件▽光市社協は4月から7月までで50件。3市を合わせると472件にもなった。特に特別定額給付金や企業向けの事業継続などの給付金の給付が進んでいない4、5月に多かった。
 周南市社協によると、学資やローンの支払いにあてた人などがおり、担当者は「ここまで影響が広がると思っていなかった」と話している。対象者の拡充は9月まで。問い合わせは周南市社協(0834-31-4742)、下松市社協(0833-41-2242)、光市社協(74-3020)へ。

【きょうの紙面】
(2)下松市が感染対策企業に50万円
(4)「くだまる」がゆるキャラランク急上昇
(5)夜市川の戸田灯篭流し、幻想の世界に
(6)連日35度前後の猛暑、熱中症の搬送30件



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若い我々が次の世代に語り継ぐ

大津島回天神社で慰霊祭
県青年神職会が開く

慰霊祭の参列者

 県内の神社の40歳以下の若手神職でつくる県青年神職会(西村春樹会長、59人)が17日、周南市の大津島回天神社で戦没者慰霊祭を営んだ。
 回天は太平洋戦争末期に大型魚雷を改造して開発され、搭乗員が乗ったまま敵艦に体当たりする旧海軍の特攻兵器。大津島にその訓練基地があった。
 1944年に回天基地内にほこらが設置され、搭乗員は出撃の時に礼拝して出陣。終戦で回天顕彰会が預かっていた戦没者の御霊は山崎八幡宮に安置され、毎年慰霊祭が開かれていた。一方、帝人徳山事業所内にあった白浜神社に祭られていた御霊は、同事業所の撤退で白浜神社がなくなったため山崎八幡宮が預かり、回天神社創建に合わせて安置することとなった。
 搭乗員の戦没者106柱を祭る同神社は昨年11月、巡航船の桟橋から回天記念館へ向かう途中の道沿いに創建された。
 同会はこれまでに岩国や沖縄などで慰霊祭を開いてきた。終戦から75年の節目に当たる今年は、新しく建てられた同神社で、改めて戦没者に思いをはせ、2度と戦争が起こらないことを誓って開くことにした。
 この日は、同会の会員12人、大津島の氏神の山崎八幡宮の河谷昭彦宮司(84)、児玉倩史権禰宜(74)、回天顕彰会の原田茂会長(82)が出席。参列者は国歌と鎮魂歌の「海ゆかば」を斉唱し、斎主の河谷宮司が慰霊と不戦の誓いを述べた祝詞を奏上した。
 岩国市の宇津神社の権禰宜の山口美貴さん(33)が、戦没者を鎮魂する「みたま慰めの舞」を奉納。河谷宮司が玉串を捧げて拝礼した。
 平生町の沼八幡宮禰宜の西村会長(38)は「大戦で亡くなられたご英霊に寄り添い、若い我々の世代が次の世代に、戦争で亡くなられた方を語り継ぐ橋渡しをすることで、平和への思いを新たにしたい」と語った。
 河谷宮司は「回天神社が建てられて初めての慰霊祭を、青年神職会が率先して開いてくれてありがたい。戦没者に目を向けてもらうため、今後も若い方々の手で続けてほしい」と話した。


【きょうの紙面】
(2)光東と光市が災害時の応援協定
(3)高齢者の就労などへブロンズ人財協会設立
(4)ACT SAIKYOが認定NPO法人に
(5)すすま夢プランの5年間の実績報告


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[この人に聞く]

感染拡大防止に迅速審議
徳山大公立化は中立公平に

周南市議会議長
青木 義雄さん(56)

 櫛浜地区で生まれ育った。太華中でハンドボールを初めて下松工高ではインターハイ、国体で優勝した。徳山大時代は社会人チームで活躍して国体にも出場した。現在もマスターズの大会に出場している。
 兄が社長の青木フグ商店に勤め、最高級品の周防灘のフグを広めたいとフグ皮のベストやボールを作った。「ふぐの文化」の著書もある。市選挙管理委員会などが開いていた青年法政大学に参加するなど社会活動にも若いころから関心があった。
 2004年の周南市になって1年後の市議選に「地元の声を市議会に届けたい」と立候補して当選し、現在は5期目。監査委員も務めた。議員になってからはフグのPR活動は封印し、青木フグ商店の役員も現在は退任。周南料飲組合の役員も議長就任に合わせて退いた。


 6月の任期満了に伴う市議会議員選挙(定数30)では新人6人が当選。新しい任期の始まりに合わせて会派の再編もあった。その中で議長に選ばれたのは六合会の青木義雄議員。5期目で、副議長経験はないが、監査委員も務めた。改選後の市議会議員の平均年齢は57歳。青木議員はちょうど、その年齢にあたる。議長に就任して最初の定例会を終えた青木議長にこれからの議会運営などを聞いた。(聞き手・延安弘行)


 ― 初の定例会を無事、終えたところで新議長としての抱負をお願いします。

 青木 就任にあたって「進化する周南市議会」をテーマに進めていきたいと考えています。本会議場にフレッシュな新人の6人が入り、議長席にいてもすがすがしい、クリアなものを感じました。一方で、活発な議論が展開されるのが周南市議会なので、これまで以上の緊張感があり、あっという間の定例会でした。

 ― これまで16年間の議員活動で貫いてきたことは何ですか。

 青木 是々非々でやってきたことが誇りです。その結果、33対1で私だけが反対になってしまったこともありました。

 ― それはどんな問題の時ですが。

 青木 学び・交流プラザの計画を変更して武道場を設置することにした時です。私は将来、周南緑地公園に全国大会も開ける規模の武道場を建設するべきという考えでした。そうなれば選手も強化され、大会運営のノウハウも蓄積され裏方の人材も育ちます。長期的なビジョンを示し、そのためには選択と集中は不可欠であるとの考えでした。様々な議論があり、最終的に武道場は併設しないという考え方を撤回しました。私は考えを貫いて反対しました。

 ― 新型コロナウイルス対策が重要な問題となっています。

 青木 議会としては執行部の対策をしっかりとチェックすることが第一ですが、財源の一助とするため議員報酬の10%カット、委員会視察の中止、政務活動費の使用制限にも取り組みました。また補正予算案の審議では必要に応じてほかの議案に先んじて審査、採決し、議決を通常より早くしました。その分、早く対策を具体化できました。

 ― 感染拡大防止対策によって市民の暮らしも行政の在り方も大きく変わろうとしていますね。

 青木 これをきっかけに周南市をステップアップさせていきたいですね。周南市の重要な産業である飲食業もプレミアム食事券の販売などが始まりますが、活発化に期待したいと思います。

 ― その中で緊急対策のための予算補正などの迅速な議案審議は大切なことですね。これができる周南市議会は情報公開などの面で全国的に見ても進んでいると言われています。

 青木 活発な議論を積み重ねてきました。議会報告会はありませんが、委員会と市民が懇談するミニコンが開かれています。議員提案条例も昨年「周南市の地酒で乾杯を推進する条例」を制定しました。この16年間、議会改革を重ねてきたことがうちの議会の特徴です。

 ― 議案の可決にあたっても付帯決議をつけ、市の計画策定に対しては各会派を通じて議員の意見をまとめ、提言していますね。一方、これからの議会の課題として議員定数の問題があります。

 青木 選挙広報で定数削減を訴えた議員や、日刊新周南のアンケートでも議員定数削減を主張した議員が多かったですね。議論をやりましょうという話がおのずと出てくるのではないでしょうか。議論を始めなければという認識はある程度の議員が持っていると思います。

 ― 徳山大学公立化の問題で特別委員会を設置しました。議長自身も徳山大学出身ですがどう取り組みますか。

 青木 公立化は大きな街づくりの核ですが、議会としてはフラットな立場で議論していきます。もちろん、議長の立場にあるうちは中立公平でなければと考えています。
 執行部は有識者会議を開き、今年度中にも方針を出します。いずれ予算計上され、議会が判断することになります。今は公立化の是非のコメントは控えたいと思います。

 ― 議会の“顔”である、30人の議員のまとめ役の議長。活躍を期待しています。今日はどうもありがとうございました。

【きょうの紙面】
(2)山口放送が測定器開発で放送文化基金賞
(3)東ソーが子どものために周南市に100万円
(4)医療従事者に感謝、光市民ホールをブルーに


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