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光市「大型物件」の今後に注目

旧光総合病院は解体、用地売却へ
YIC、光丘高は方針未定


 光市は虹ケ浜の旧市立光総合病院の建物を解体し、跡地(1万511.67平方メートル)を今年度中に売却する。来年3月末で閉鎖される光ケ丘のYIC保育&ビジネス専門学校(建物、土地とも市所有)や、光高と統合のため2022年3月末で閉校する光丘高(建物、土地とも県所有)の活用方法は決まっていない。いずれも交通アクセスがよく、まとまった大きさの敷地の「大型物件」だけに、市民や経済界の関心を集めそうだ。この問題は4日の市議会一般質問で地元の田中陽三議員(彩り)が取り上げた。(山上達也)

光丘高
県が市に用地処分の意向打診

 光丘高は生徒急増対策で1983年に県立高として開校した。敷地は7万2,562平方メートルと広大。生徒減による光高との再編統合のため、今年3月から生徒募集を停止した。
 岡村部長は「先般、県教育庁から、県として利活用の計画はないため、用地処分の検討に当たってまずは地元である光市の意向を確認したいと話をいただいた。しかし7万平方㍍を超える広大な用地であり、取得の必要性には慎重な検討が必要と考えている。現在、利活用の可能性を含めて庁内で方向性を整理している」と答えた。

YIC保育&ビジネス専門学校
使用は「公用、公共目的」限定

 YIC保育&ビジネス専門学校は、1991年に開校した旧周南コンピュータ・カレッジの建物を2012年の閉校後、市が雇用・能力開発機構から無償譲渡を受け、学校法人YIC学院に貸与して13年に開校した。
 建物は鉄筋コンクリート2階建て2,064.52平方メートル。田中議員の質問に岡村欣昌政策企画部長は「この施設を切れ目なく有効に活用することを念頭に、学校閉鎖の来年3月31日を目標に新しい契約の締結を調整していく」と答えた。
 さらに「現状同様、民間活力を最大限活用した本地にふさわしい事業を推進したい。建物の無償譲渡の際、国から公用、公共目的に使用するよう要件を付されているため、この要件に適合する事業分野を検討し、利用者を公募していく」とした。

旧光総合病院
「用地処分益は病院事業に」

 旧光総合病院は西村徹雄病院局管理部長が「跡地は処分して病院事業の資金として活用する」と方針を示した。
 市はすでに今年度の病院事業会計の当初予算に、施設解体設計・土壌汚染等調査費や地下タンク等撤去費として計5,440万5千円を計上している。
 西村部長は「建物を病院施設以外の用途に利活用することは設備の老朽化や耐震性などの問題で難しく、施設を解体して売却する方針」「駐車場など建屋のない用地は先行して一般に売却するため、準備を進めている」と明らかにした。
 市は公共用地として活用する考えはない。処分用地の都市計画法上の用途地域は第1種住居地域。西村部長は「アパート、住宅、マンションや3千平方メートル以下の店舗、事務所が考えられる」とした。

【きょうの紙面】
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(3)下松市が機構改革、地域政策部新設
(4)東ソーが旧引込線を車道化
(5)愛光幼稚園の新園舎が完成



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