ヘッドラインニュース

周南市が農林漁業者に10万円

新型コロナウイルス感染症対策

販路拡大、直売所継続補助も
10月1日~・受け付け開始

 周南市は28日、売上、収入が減少した場合に10万円の支援など農林漁業者に対する新型コロナウイルスの影響に対する支援金、補助金の申請を10月1日(木)から受け付けると発表した。
 農業従事者事業継続支援金は新型コロナウイルスの影響で前年同月、または今年の前月に比べて収入が減少している月がある農家、農業法人が対象。1千件分、1億円の予算を確保している。
 林業従事者も同様に林業による収入が減少した林家、法人に10万円を支援する。予算は200件分、2,000万円。漁業従事者は県漁協の正組合員で同様に売上が減少した漁業を営む個人事業主が対象。114人分、1,140万円の支援金を用意している。
 この3事業の締め切りは11月30日。
 農産物直売所等活動継続支援補助金は上限20万円。月1回以上、農産物直売所などを開設していることなどの要件を満たす事業者のインターネット販売など新たな生活様式に対応する取り組み、感染症防止のための器具・備品購入や施設の整備などが対象になる。予算額は20件分、400万円。
 新たな販路拡大等事業支援補助金は上限50万円。組合などと、農林漁業従事者の法人、観光農園など市内で農産物の収穫体験ができる農園を経営する事業者、認定農業者のうち市内に主たる事業所がある農業法人の販路拡大事業が対象。予算額は62件分、3,100万円。この2事業の受け付けは12月25日(金)まで。
 申請書はホームページからダウンロードできるほか、市役所と各総合支所、支所にもある。申請は郵送で受け付ける。問い合わせは専用ダイヤル(0834-22-8832)で受け付ける。


【きょうの紙面】
(2)地価調査・下松市の住宅地が上昇
(3)光・熊毛法人会が租税教室の講師養成研修
(4)「徳山動物園WAON」から25万円寄付
(5)ナベヅル保護で西岡さんに環境大臣表彰



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未来担う子どもにわかりやすく

秋本さんが子ども向け「光海軍工廠」
平和教育に光市内小中学校へ

子ども向け「光海軍工廠」を持つ秋本さん
子ども向け「光海軍工廠」の一部

 終戦までに光市にあった光海軍工廠の歴史を研究し、2013年からすでに4冊の冊子を発行している虹ケ丘4丁目の光地方史研究会会員、秋本元之さん(84)が、続編の「光海軍工廠秘史 概説」と、子どもたちにわかりやすくまとめた冊子「光海軍工廠」を各100冊、自費出版した。うち各24冊を市に寄贈し、各小中学校や各コミュニティセンターに置いて市民に読んでもらう。
 秋本さんは浅江小の校長などを務めた元教員。防衛省の防衛研究所や国立国会図書館、米国メリーランド州の米国国立公文書館を訪問して、戦病死した父が勤めていたインドネシア・ボルネオ島のバリクパパンの旧海軍燃料廠を調べていた2010年、光海軍工廠関連の旧海軍の資料を見つけたのをきっかけに研究を始めた。
 このたび発行の「光海軍工廠秘史 概説」は、15年に発行した「光海軍工廠秘史~建設第1期・開庁以前」以来の4冊のダイジェスト版でB5判63ページ。
 子ども向けの「光海軍工廠」は秋本さん自身の教員経験を生かして子どもにわかりやすい表現にし、難しい漢字にはふりがなをつけたり、重要なところには赤色のアンダーラインを引いている。
 とくに冒頭では「戦争で光海軍工廠は空襲を受けて尊い命が失われました。多くの犠牲者があったことなどを学び、平和の大切さを考えるきっかけになってほしいと願っています」と書いている。
 学徒動員の仕事の内容も取り上げ、国民学校高等科(現在の中学1、2年生)生徒は魚雷磨き、薬きょうの詰まった砲弾を運ぶ、弾を磨くなど▽旧制中学校、高等女学校(現在の高校)生徒はネジの制作、防空壕の穴掘り、水中魚雷の浮力検査、木製レンガ運びなどをしたと紹介した。B5判32ページ。
 26日には秋本さんが市役所を訪れ、市川市長と伊藤幸子教育長に冊子を贈った。秋本さんは「小学生をはじめ多くの人たちが光海軍工廠の歴史をいつまでも記憶にとどめ、後世へ語り伝えてほしい」と話していた。
 冊子は非売品。市立図書館、大和コミュニティセンター2階の市立図書館大和分館、各コミュニティセンターで閲覧できる。

【きょうの紙面】
(2)10月1日、光市に外来・検査センター
(3)ヤマウチスポーツのゴルフ大会に168人
(4)徳山地方史研で万役山事件の中山伴七
(5)下松工高定時制生が奉仕活動


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商店街でダンスや音楽

ボクマチミッション出演募集
発表の場提供へ

記者会見する兵頭さんら(左から2人目)

「自分たちの“まち”は自分たちで」

 新型コロナウイルスの影響で発表の場を失った市民や若者に活動発表の場を提供し、街に活気と元気を取り戻す「ボクマチミッション」が11月28日(土)に周南市の徳山商店街の4会場で開かれることになり、10月4日(日)まで出演者を募集している。出演料は無料。
 4会場は銀南街の「RISING HALL」、新町の「LIVE rise SHUNAN」、徳山駅前図書館2階屋外ステージ、シネマヌーヴェル。主催はボクマチミッション実行委員会(兵頭尚吾委員長)で、徳山銀座商店街振興組合、徳山商店連合協同組合の共催。
 24日に「RISING HALL」で、同ホールのゼネラル・マネジャーでもある兵頭さん(38)らが記者会見して概要を説明した。
 新型コロナウイルスの感染拡大でライブハウスも一時、休業し、演奏会、発表会などのイベントもほとんどが中止されたり、映像配信によるオンライン開催になった。
 このため「自分たちのまちは自分たちでつくっていこう」「ステージの上からもらえるパワーを届けていきたい」と今回のイベントを開くことにした。

ボクマチボイスも同時開催

 各会場では観客のマスク着用や手指消毒、体温測定、感染に備えて来場者の氏名などの記入はもちろん、業種ごとに定められているガイドラインに沿ってステージと客席の間は2メートル以上離す、観客数は減らすなど密閉、密集、密接にならないようにする。
 1演目の発表の時間は準備を含めて最大で2時間。開始時間帯は午前11時、午後1時、午後3時から選ぶことができる。音響やステージなどに必要な機材も貸し出す。音楽、演劇、ダンス、舞踊など幅広い活動の発表が可能で、子どもたちから高齢者まで、幅広く出演できる。
 開催費用は徳山商店街に対する県の商店街応援キャンペーン補助金の200万円をあてる。徳山商店連合協同組合の広谷嘉孝副理事長も記者会見に同席し、11月28日は毎月第4土曜のえびす市の日でもあり、商店街としても歳末商戦へ向けたイベントなどを準備して盛り上げる考えを述べた。
 同時に11月28日は6歳以上25歳以下の子どもや若者を対象にしたスピーチ大会の「ボクマチボイス」も4会場のどこかで開く。
 テーマは「新しい生活様式」で、スピーチの時間は3分。賞状と最優秀賞1人に副賞として図書カード5,000円分、優秀賞2人には1,000円分、参加者全員に500円分をプレゼントする。
 いずれもボクマチミッションのホームページ上からEメールで申し込める。問い合わせは同ホール(0834-27-6555)へ。


【きょうの紙面】
(2)10月4日、規模縮小して萌えサミット
(3)10月4日まで「暮らしの道具展」
(4)藤園忌俳句表彰式で宇多喜代子さん講演
(5)八代小・八代幼がみんなでつながる運動会



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老朽化インフラを衛星監視

松田鉄工所が衛星目印開発
山大、中電技術コンサルタントと共同事業

(左から)SAR衛星マーカーを前にする松田社長、長井教授、荒木センター長

 機械部品や化学プラントの部品を手掛ける周南市港町の松田鉄工所(松田充史社長)が、山口大学、中電技術コンサルタント(広島市)と共同で、人工衛星から得られるデータを使った道路や河川、建物などの公共インフラや災害の危険性の監視事業で県のやまぐち産業イノベーション促進補助金の採択を受けた。
 事業期間は2020年7月1日から22年2月28日までで、松田鉄工所は衛星からの電波を受信する目印となる「SAR(サー)衛星マーカー」を製作。
 17日に周南市役所の屋上でマーカー設置第一号のデモンストレーションが開かれ、松田社長と同大大学院創成科学研究科の長井正彦教授、中電技術コンサルタントの荒木義則先進技術センター長が事業概要を説明した。
 SAR衛星は地上に向けて電波を照射し、反射して戻ってきた電波の強さと時間で地表面の特徴を把握する。天候にかかわらず夜でも観測でき、地表の変化は3センチていどまでとらえることができる。
 SAR衛星マーカーは金属製で1辺が50センチほどの三角形。重さは3キロていどで高さを調整できる足が本体を支える。衛星は2週間ごとに同じ軌道に戻ってくるため、固定せず2週間ごとに同じ場所に10分間ほど設置することでデータを取得ができるという。運搬が容易なうえ電源が不要で様々な場所に取り付け可能。
 老朽化した建物、送電線の鉄塔、のり面などに定期的に設置して、位置や高さのわずかなズレをとらえて防災やインフラの早期メンテナンスに役立てる。
事業で使うのは欧州宇宙機構が開発したSAR衛星の観測データで、山大が無償で手に入れて解析する。中電技術コンサルタントは解析結果を元にインフラや地表の変動を推定、監視するシステムを手掛ける。松田鉄工所は、SAR衛星マーカーのコストを今後1台で10万円以下とすることを目指すとしていて、低価格で広範囲に設置できる点を生かし、ため池やダムの水位監視などへの応用も視野に入れる。
 年内には周南市内の通行止めの橋や山の斜面など30カ所に設置して実証実験を進める予定で、松田社長は「これからも新しい事業分野に積極的にチャレンジしていきたい」と話した。

【きょうの紙面】
(2)日進工業がAIで検査の効率化モデル
(3)敬老の日に長寿祝って「長い木のふろ」
(4)徳山国際CCで300回目エージシュート
(5)銀南街秋まつり大盛況、半額商品券は30分



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「手話はいのち!条例」制定

周南市議会

理解促進、通訳養成に期待

藤井市長を囲む報告会の出席者

 周南市9月定例議会に提出されていた「手話はいのち!周南市手話言語条例」を制定する議案が18日に本会議で可決、成立した。市聴覚障害者協会(塚原辰彦会長)の会員らが傍聴して審議を見守り、議会終了後にはシビック交流センターで会員と手話サークルのメンバー30人が出席して報告会も開かれた。
 この条例は昨年10月の県による同様の条例制定を受けて基本理念、市の責務、市民の役割、施策を明示し、施策は手話に対する理解の促進及び手話の普及▽手話の習得の機会の確保▽手話通訳者の確保、養成▽教育の場の手話に親しむ取り組みなど理解促進がある。
 報告会に出席した市長は「手話が言語であることを市民に知らせる環境を作りたい」と手話を交じえて話した。先日の定例記者会見でも、条例制定後はこれまで以上に手話通訳者の養成や手話ができる人を増やす活動に取り組み「いろんな面が前に進むのでは」と期待していた。新造健次郎県議と市議会議員7人もお祝いに駆け付けた。
 塚原会長(45)は「3年前から手話の必要性を認めてほしいと要望してきました。可決に満足しています。手話を知ってもらい、目で見る言語として手話を市民に広げ、使っていただき、少しでもおぼえてほしい」と話していた。

【きょうの紙面】
(2)周南から5人が優秀勤労障害者表彰
(3)山口銀行が敬老の日で老人施設にマスク
(4)向道湖ふるさと芸術村が鹿野で作品展
(5)下松市内の子どもたちにくだまるグッズ



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市川市政批判、無投票回避へ

光市長選に磯部市議が出馬表明
上関原発「反対ではない」

左から岡崎前事務長、大町前会長、磯部氏、山下会長

 任期満了に伴う光市長選(10月18日告示、25日投票)に市議の磯部登志恵氏(61)=室積松原=が18日、自宅近くの結婚式場のマリーズヴィル光で開いた記者会見で、無所属で出馬することを正式に表明した。市長選には現在3期目の現職、市川熙氏(73)=光井=が無所属で出馬を表明しており、保守分裂の一騎打ちになりそう。(山上達也)

周南3市長の医療協議、返済免除奨学金

 磯部氏は市長選と同日程の市議選(定数18)に出馬を予定していたが、磯部氏は市議選に後継者を擁立しないと明言したため市議選の立候補予定者数は22人から21人(現職12人、新人8人、元議員1人)になった。
 記者会見には磯部氏のほか、後援会の山下和恵会長、大町和昭前会長、岡崎勝海前事務長が同席した。
 山下会長のあいさつに続いて磯部氏が市長選出馬を表明し「市川氏の後援会の会長と事務局長に、任期満了を待たずに退職した市の元特別職が就いたことにあ然とした。市川氏は私に4年前“市長は3期12年でやめ、後継指名をする”と明言したので、なぜ4期目出馬なのかという思いがあった。市川氏の政策も私の胸に響くものは何もなかった」と出馬の動機を話した。
 さらに「市川氏の新型コロナウイルス対策の危機意識のなさにがく然としている」と市川市政を批判した。
 市長選には無所属で立ち、政党に推薦は求めない。市議は9月定例議会が閉会する10月9日に辞職し、それまでは議会運営委員長も続けるという。
 公約はコロナ対策で周南医療圏の周南、下松、光市長の協議の場を設け、感染症病床10床を確保▽返済免除の奨学金制度創設▽子育て支援と空き家対策▽光丘高の閉校後の利活用―の4点を挙げ、ユーチューブに動画をアップしていくとした。

上関原発「是非を論じるべきではない」

 記者との質疑応答で上関原発建設計画は「是か非かを論じるべきではない。エネルギー政策は国策。私個人としてなら3.11の東日本大震災の惨状を見れば、おのずとわかることだ」と答えた。
 記者からの「おのずとわかることとは何か」「なぜ是非を論じるべきではないのか」の問いには「市民の安全と安心を守るために、市民と共に考えていく必要がある。市長としてそのあたりをしっかり検討する。是々非々で論じるべきではない」と答え、やり取りがかみ合わなかった。

“選対”の指示で本紙記者に誤情報

 本紙記者は17日午前11時20分、他の新聞、テレビ計3社の記者と共に市議会の応接室で磯部氏に市長選に出馬するのかをただしたが、磯部氏は「市議選に出る」と答えた。
 ところがこの日の午後6時すぎに磯部氏の市長選出馬の情報が流れ、6時35分に磯部氏に電話をした本紙記者に市長選出馬を表明。その直後に磯部氏が市長選出馬を表明する動画がユーチューブにアップされた。
 本紙記者がこれを指摘すると磯部氏は「私の一存では決められないことがあった。13日夜に市長選出馬を決意したが、体制を整えるまでは申し訳なかった。17日夕方にはお返事できると選対から聞いていた」と謝罪したが“選対”の陣容は明らかにしなかった。
 3期12年の市川市政には「両市立病院の役割分担をしたことは評価するが、もう少し踏み込んで改革をすべきだった」と評した。

挙手している記者の発言遮る

 ここで司会者が「時間が参りましたので…」と言うと、手を挙げている記者が「おかしいと思いませんか。市川氏の記者会見だって40分も質疑があった。この質疑はまだ15分。我々のQAはそれぐらいなんですか」と抗議。磯部氏が「すみません。質問を続けて下さい」と陳謝した。
 この記者は「市川氏は4年前、磯部さんに後継指名の約束をしたのか」と聞き、磯部氏は「私への後継指名ではない」と否定。磯部氏が市長に当選した場合も3期以上は市長を務めないと明言した。
 別の記者の「原発に反対か」の問いに磯部氏は「そうではない。安心安全が確認されないと前にも後にも進めない。私は(原発の)専門家ではなく軽々な答えは避ける」とした。
 一方、市議選には後継者の擁立はせず、特定の候補者を応援することもなく「立候補した皆さん(全員)を応援する」とした。
 事務所は室積松原15-25の自宅前のガレージ。電話は0833-57-0950。
 20日には事務所開きを開き、磯部氏を囲んで山下後援会長や後松原自治会の役員ら8人が気勢を上げた。光市議の出席はなかったが、周南市から友田秀明市議が出席した。


【きょうの紙面】
(2)周南市が市長と語る懇談会の参加団体募集
(3)西松原の県道の街路樹のヤシ伐採
(4)徳山動物園のマンドリルに赤ちゃん
(5)徳山間税会が「税の標語」優秀賞表彰



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厳しい現状説明

周南市徳大公立化会議スタート

あいさつする藤井市長

 周南市の第1回徳山大学公立化有識者検討会議(10人)が16日、市役所で開かれた。委員からは「公立化された時の特性をどう出すか、設置団体が明確にしぼった方がいい」「望ましい大学像を実現するためにどうコントロールするのか、市として何を目指すのか、重要なのは市」など市の役割の重要性を指摘する意見が出された。

学部学科や政策連携

 この会議は専門家などから意見を聞くために開き、①公立化後の学部学科②市との政策連携③大学の経済波及効果及び公立化のメリット④公立化前後の大学経営などを検討する。今年度中に5回の開催を予定し、内容は市のホームページで公開する。市民の傍聴もでき、市議会議員も約20人が別室でモニターを通して傍聴した。
 藤井市長が「公立化の妥当性、実現の可能性を議論していただき、方向性を見出したい」とあいさつした。続いて会長に市まち・ひと・しごと創生戦略会議議長で山口大学大学院の榊原弘之教授、副会長に県立大学の加登田恵子学長を選んだ。
 大学を取り巻く環境、徳山大学の現状について事務局の企画課公立大学推進室の職員から説明を聴いたあと意見交換した。委員のうち福岡県の西南学院大学の勢一智子教授、京都府の福知山公立大学の山本裕一理事・事務局長はリモート参加した。

「地元の大学は誇り」

 大学を取り巻く環境では私立大の33%が定員割れになっていることや、公立化した市立大学では公立化前より志願倍率が上昇したこと、山口県は4年生大学の進学率が37%で全国平均の50%を下回り、全国で4番目の低い進学率となっていることや、自県への進学率は全国平均44%に対し25%となっていると説明があった。
 徳山大学の現状では、入学定員は確保できているが、周南、下松、光市からの入学者数は10%未満▽志願者の9割以上が合格し、推薦入学が半数以上▽留学生や体育奨学生が多く、ビジネス戦略学科では在籍者の70%以上が留学生・体育奨学生▽大学独自の奨学金制度が13あり、財政面では奨学金が赤字の要因▽年間退学率が2017年度以降上昇していることなど、厳しい現状が明らかにされた。
 委員からは「地元に大学があることが誇りになっている。行かせたい大学、来させたい大学を作りたい」「夢のある大学になっていただき、1人でも多くの若者に学んでほしい」などの意見が出された。
 次回は10月14日(水)午後2時から開き、徳山大の将来構想、新たな学部学科の設置など▽第3回は11月25日(水)午前10時から開き、大学の経済波及効果など▽第4回は1月20日(水)午後2時から開き、経営収支の見通しなど▽第5回は2月に開き、公立化のメリットや課題などを話し合う予定。問い合わせは同室(0834-22-8834)へ。
 そのほかの委員は次の通り。
 岡寺政幸・周南市教育委員・徳山高PTA会長▽佐伯哲治・新南陽商工会議所会頭▽椎原伸彦・県高校校長協会徳山支部長・徳山高校長▽塩塚正康・塩塚公認会計士事務所代表▽辻岡敦・桜ケ丘高校長▽宮本治郎・徳山商工会議所会頭


【きょうの紙面】
(2)周南市が市長を語る懇談会、参加団体募集
(3)周南市で7人目の新型コロナ感染者
(4)WAONカードから下松市に38万6千円
(5)雅宵さんが光ふるさと郷土館で書展



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焼酎のアルコールが手指消毒用に

山縣本店が高濃度アルコール発売
周南市に200本寄贈

かほり高濃度アルコール64度(左)と75度
かほり高濃度アルコールを手にとる藤井市長(左)と山縣社長



 日本酒の「かほり」や「毛利公」、芋焼酎の「要助」を造っている周南市久米の酒蔵、山縣本店(山縣俊郎社長)が14日、手指消毒用の「かほり高濃度アルコール」の発売を始めた。
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う医療機関などでの手指消毒用アルコールの不足を解消するため、今年4月、厚生労働省が醸造用アルコールの代用を認め、国税庁がアルコール製造に必要な酒税法の免許要件を緩和。同社は、医療関係者、福祉関係者の役に立てればと製造を決め、焼酎の原料の醸造アルコールを蒸留して濃度を高めて作り上げた。
 商品は度数別に64度の720ミリリットルと75度の500ミリリットルの2種類で飲用は不可。それぞれ1,100円(税別)でいずれも400本限定で販売する。
 高濃度アルコールの取り扱いは、消防法の適用を受けるため消防署に火気取扱いの指導を受けるなど準備を進め8月初旬に製造に着手。製品のびん詰めの現場では引火を防ぐため、従業員全員が静電気除去のリストバンドを付けて作業にあたった。
 同社は、地域貢献への思いから同日、64度と75度のアルコールを100本ずつ市に寄贈した。市役所で贈呈式があり、出席した山縣社長(72)は「医療機関や子どもたちに届けて有効に使っていただければ」と話し、藤井市長が感謝の言葉を述べた。市は75度のアルコールを医師会を通じて市内の病院へ、64度のものは学校に届ける。
 製品は同社本店、市内の薬局などで販売する予定。問い合わせは同社(0834-25-0048)へ。


【きょうの紙面】
(2)下松市議会の基本構想特別委が審査開始
(3)周南市の寄付ボックスにマスク1,074枚
(4)下松市の柳自治会が防災避難訓練
(5)山口県カレー豆本発行、地元推薦の店紹介



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くだまる上位へ1日1回投票を!

下松市の公式マスコットキャラクター「くだまる」
25日締め切り・最後のゆるキャラグランプリへ 初エントリー
15日以降は非公開で「暗中模索」に

市役所1階のくだまる順位表示板
愛隣幼児学園の投票啓発ポスター
市長応接室に「座る」くだまる



 全国のゆるキャラ395体がエントリーしている「ゆるキャラグランプリ2020」の投票締め切りは25日(金)午後6時に迫った。初めてエントリーした下松市の公式マスコットキャラクター「くだまる」のランキングは順調に伸びており、15日現在で33位。この日午後6時以降はホームページ上の票数やランキングが非表示になるため、終盤戦は暗中模索の大激戦になりそうだ。
 ゆるキャラグランプリは今回が最終回。くだまるは昨年、下松市制80周年記念事業で誕生。選考は3案の中から市内の全小学生が投票で選んだ。開票は下松中の生徒が市選管職員の指導を受けながら本番の選挙と同様の作業で担当した。
 くだまるが同グランプリにエントリーした7月上旬は130位台だったが、8月17日には50位以内に順位を上げて49位に。8月31日は39位▽9月7日は37位▽8日は36位▽9日は35位と順調で、これまで一度もラングが下がったことがなく、右肩上がりの票の伸びが続いている。
 当初は市や下松商工会議所、市観光協会が主導して投票の呼びかけをしていたが、9月に入ると保育園や幼稚園などで自主的な動きが見られ始めた。
 潮音町の愛隣幼児学園(伊藤三奈園長)では、保育士の手書きによる投票呼びかけのポスターを張り出して「1日1回1票を」と訴えている。くだまるは子どもたちにもなじみがあり、ある保護者は「子どもから“毎日くだまるに入れてよ”と頼まれるほどです」と苦笑している。
 市役所1階のロビーには現在の順位を示すボードを設置。このボードは昨年「東京五輪まであと○日」のカウントダウン用に制作したものだが、五輪延期が決まると今年4月の市長選用に「投票日まであと○日」の表示に変更。市長選が無投票で終わるとしばらく出番がなかったが、7月からゆるキャラグランプリの「くだまる」順位の表示用になった。
 3階の市長応接室には、市長席の隣の席にくだまるが鎮座。国井市長が来客にくだまるへの投票を依頼する話題の種になっている。
 投票はスマートフォンやパソコンから1人1日1回できる。問い合わせは市企画財政課地域政策係(0833-45-1804)へ。

【きょうの紙面】
(2)徳山動物園のゾウ舎で環境学習
(3)21~30日・秋の交通安全運動
(4)光市の周防地区で避難所開設訓練
(5)「藤園忌」俳句入賞作品紹介



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累計配食数が1万食を突破!

デリバリーの活用で新しい生活様式を

マネージャーの中村さん(左)と配達スタッフの徳山大生
配布しているチラシ


 周南市のSHUNAN OBENTO LIFE PROJECTが、飲食店の創るお弁当を周南市内の企業や個人にデリバリーする事業に取り組み、累計の配食数が1万食を突破した。
 事業主体のSHUNAN OBENTO LIFE PROJECTは飲食店を応援するため5月の「周南ドライブスルーランチ」や、8月に旧粭島小で小学生の夏の思い出づくりをと「ハイコーサマー」を開催するなど、コロナ禍における地域の課題にさまざまな取り組みをしている団体。
 このデリバリー事業に参画する飲食店は和食から洋菓子店まで多彩で、多い週には21店舗を超える飲食店が参加する。メニューは週替わりで、お客は事前に配布されたチラシを見て、1店舗だけではなく全ての店舗から好きな組み合わせの弁当を注文できる。
 配達スタッフは主婦や学生が多く、徳山大学の地域共創センターを通じて多数の学生も参加している。弁当は新型コロナウイルス感染症予防策を講じながら当日の朝に各飲食店から集めて、旧市役所港町庁舎で配達先ごとに仕分けをして、昼や夜の希望の時間に合わせて配達する。


出勤時の検温


 「デリバリーを活用することで限られた休憩時間を有効に使えたり、普段あまり食べる機会がなかった飲食店のお弁当を食べることが出来たり、新しい飲食スタイルが確立しつつあります。新しい試みなので大変な時もありますが、お弁当を届けたときのお客様の笑顔や、少しでも飲食店の方の助けになっていることを思うと頑張れます」とマネージャーの中村華衣さん(30)は意欲を見せる。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦境に立たされた飲食店を少しでも助けようと始めたこの取り組みは、5月からテスト運用を開始して、6月から本格的に始動、9月4日には累計の配食数が1万食を超えた。
 これまでは昼のデリバリーがメインだったが、現在は夜のデリバリーの定着に向けて試行錯誤を重ねている。今冬には対象エリアを下松市、光市へと順次拡大する予定。
 問い合わせは同事務局(0834-26-0391)。

【きょうの紙面】
(2)売上減、労働環境、新型コロナの影響調査
(3)東京五輪、パラリンピック硬貨引き換え
(4)ヴィーテックが子どもたちに滑り台
(5)聖光高通信制から4人巣立つ



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