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防災、コロナ、市立病院

[光市長選・市議選]

市長選2候補、市議選21候補立つ
25日の投票日へ舌戦火ぶた

 任期満了に伴う光市の市長選と市議選(定数18)が18日に告示された。市長選には3期目の現職で自由民主党、公明党と連合山口が推薦する無所属の市川熙候補(73)と、前市議会副議長の無所属新人、磯部登志恵候補(61)▽市議選は現職12人、新人8人、元議員1人の計21人が立候補を届け出て、投票日の25日(日)に向けた7日間の選挙運動が始まった。
 この選挙は2004年の旧光市と旧大和町の合併による新市発足以降、5回目になる。市長選は前回が無投票だったため8年ぶりの選挙戦になった。
 市長選、市議選とも3期12年間の市川市政の評価▽豪雨などの防災や新型コロナウイルス感染症対策▽厚労省が再編統合対象に名指しした両市立病院の存続策▽上関原発建設計画の是非などが争点になると見られる。
 両選挙とも各候補は候補者本人や代理人が市役所3階で立候補を届け出て、選挙事務所などで出陣式を開いて気勢を上げ、選挙カーで遊説に繰り出した。
 コロナ禍のため市長選の両候補は個人演説会を開かない考えで、市議選候補でも個人演説会の開催は数陣営の見通し。投票率が市議選単独だった前回の58.43%(市議選とダブル選の前々回市長選は66.70%)からどう動くかも注目される。
 両選挙とも期日前投票は19日(月)から24日(土)までの午前8時半から午後8時まで、市役所3階(24日のみ市役所1階)▽大和コミュニティセンターで受け付ける。牛島地区の住民は、牛島コミュニティセンターで22日(木)から24日(土)までの午前10時から午後3時まで投票できる。
 市選管がまとめた17日現在の選挙人名簿登録者数は、男20,245人、女22,843人、計43,088人。問い合わせは市選管事務局(0833-72-1597)へ。

「市民の目線、寄り添い」
磯部陣営 300人が気勢

エールで盛り上げる磯部候補

 磯部候補の出陣式は地元室積の海水浴場そばの結婚式場「マリーズヴィル光」の前庭で開かれ、300人が参加した。磯部候補は「市民の目線で、市民に寄り添い、市民を思いやる心を大切にすることで市政を正しく運営できる」と訴えた。当選後は市民からの市役所への意見などに3日以内に回答する「3日ルール」導入も明言した。
 会場にはピンク色のぼりが立てられ、選挙カーの看板の文字、スタッフのユニホームやマスクもピンクでそろえた。早くから磯部候補自身が集まってくる支持者を出迎えた。
 出陣式では山下和恵後援会長が「大切な大切な市長選で無投票2回なんてとんでもないと大きな決断をした。ゴールで一歩だけ追い越せるよう力強い支援を」と呼びかけ。周南市の友田秀明、島津幸男、吉安新太市議と田布施、平生町の町議が紹介された。
 磯部候補の“ファン”を代表して「フレッシュとしえの会」の二十八(つちや)昭子代表が「くじけない、一生懸命な磯部さんのリーダーシップが必要だ」と訴え。Vボードの Vの字の片側をはがし、後松原自治会長の作花雅隆さんの発声によるエールで盛り上げ、支持者とエアタッチを繰り返した。この日は市内全域を遊説した。

ムード選挙警戒「正々堂々と」
市川陣営 3期の実績と展望強調

気勢を上げる市川候補

 市川候補の出陣式は午前9時から虹ケ浜のホテル松原屋2階ホールで開かれ、支持者約250人が気勢を上げた。続いて地元の光井で開いた出陣式にも約250人が集まった。
 後援会の能美龍文会長と原田健久選対本部長、来賓の国井下松市長、井原健太郎柳井市長や、市川候補を推薦する自由民主党の河野亨県議、公明党の先城憲尚県議、連合山口の伊藤正則会長が次々に登壇してあいさつ。
 さらに自由民主党の岸信夫防衛大臣や林芳正、江島潔、北村経夫、阿達雅志各参院議員の秘書が紹介された。周南市議会の「自由民主党周南」の古谷幸男、田村勇一、福田吏江子各議員も出席した。
 市川候補は「両市立病院の存続や子どもの医療費無料化拡大、島田川工業用水の完成で周南市への給水開始などの取り組みを誠実にぶれずに進めてきた。しかし一昨年の豪雨災害、厚労省が両市立病院を名指しした公立病院再編問題、コロナ対策を乗り越えるにはあと4年の時間が必要」と続投を訴えた。
 さらに「厳しい戦いだが相手候補の争点がわからない中、ムード選挙にしたくない。正々堂々と戦う」と強調。支持者が振るイメージカラーの萌黄色のハンカチに送られて遊説に出発した。

[光市議選] オンライン型導入の陣営も

 光市長選と同日程の市議選(定数18)には予想された21候補が立候補を届け出た。
 コロナ禍での選挙戦を反映して屋内で個人演説会を開くのは数陣営に限られる半面、ユーチューブによる動画配信などオンライン型の運動を取り入れる陣営が多くなっており、QRコードを法定チラシや本紙などの新聞広告に刷り込むケースが増えている。
 両市立病院の存続や上関原発建設計画の是非、コロナ対策などで政策論争の深まりが期待される。

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