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気鋭の歌人、木下龍也

歌人の木下さん

「天才による凡人のための短歌教室」
周南出身、初の入門書

木下さんの新著

 周南市出身の歌人、木下龍也さん(32)による短歌の入門書、「天才による凡人のための短歌教室」が11月15日、ナナロク社から発刊された。発売直後に増刷が決まるなど話題になっている。
 木下さんは東京在住。コピーライターを目指していたが、池袋のジュンク堂書店で穂村弘さんの歌集「ラインマーカーズ」と出会い短歌の魅力に傾倒。23歳で短歌を作り始めると、独自の切り口で日常の風景を表現した歌の数々が、雑誌や新聞の投稿欄で瞬く間に注目を集めた。
 2013年に第41回全国短歌大会の大会賞を受賞。第1歌集「つむじ風、ここにあります」を出版した。
 その後も第2歌集「きみを嫌いな奴はクズだよ」や、歌人の岡野大嗣さんとの共著で累計13,000部の発行となった「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」、岡野さんと詩人の谷川俊太郎さんとの連詩集「今日は誰にも愛されたかった」など、話題作を次々と上梓。短歌になじみの薄い若者からも支持を受けた。
 今回出版した書籍は、短歌を書きたい人に向けた木下さんにとって初の入門書。
 「まずは歌人を2人インストールせよ。」「助詞を抜くな。」「きらきらひかるな。」など経験と実感に基づいた項目を30個以上挙げ、歌人の心得や書き方のコツを解説。短歌の基本的なルールや推敲の方法を実例も用いて詳しく示し、初心者から上級者、さらには短歌を作らない人でも楽しめる内容に仕上げた。
 タイトルは、木下さんが下北沢の書店「B&B」で開催していたイベントの名称。
 新型コロナウイルスの流行によりオンラインでの開催に移行したことで、短歌を学びたい人が全国にいることを知り、「ならば本にして、必要としている方々に漏れなく届けたい」と出版を決めた。
 木下さんは「何か書きたいけれど何を書いたらいいかわからない、短歌を始めたいとは思うけれどどう取り組んだらいいかわからない、そんな未来の天才たちに読んで欲しいです」と話している。
 明屋書店ゆめタウン徳山店などで販売。1,200円(税別)。問い合わせは同社(電話03-5749-4976)へ。
 また、木下さんは「あなたのための短歌1首」と題したオーダーメイドの短歌も販売している。依頼に沿った新作の短歌を手紙として送り、依頼者だけに公開するもので、プレゼントとしても喜ばれている。1首6,400円(税込み)。MOJIRETSU(https://kino112.thebase.in/)で不定期販売。

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