ヘッドラインニュース

気鋭の歌人、木下龍也

歌人の木下さん

「天才による凡人のための短歌教室」
周南出身、初の入門書

木下さんの新著

 周南市出身の歌人、木下龍也さん(32)による短歌の入門書、「天才による凡人のための短歌教室」が11月15日、ナナロク社から発刊された。発売直後に増刷が決まるなど話題になっている。
 木下さんは東京在住。コピーライターを目指していたが、池袋のジュンク堂書店で穂村弘さんの歌集「ラインマーカーズ」と出会い短歌の魅力に傾倒。23歳で短歌を作り始めると、独自の切り口で日常の風景を表現した歌の数々が、雑誌や新聞の投稿欄で瞬く間に注目を集めた。
 2013年に第41回全国短歌大会の大会賞を受賞。第1歌集「つむじ風、ここにあります」を出版した。
 その後も第2歌集「きみを嫌いな奴はクズだよ」や、歌人の岡野大嗣さんとの共著で累計13,000部の発行となった「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」、岡野さんと詩人の谷川俊太郎さんとの連詩集「今日は誰にも愛されたかった」など、話題作を次々と上梓。短歌になじみの薄い若者からも支持を受けた。
 今回出版した書籍は、短歌を書きたい人に向けた木下さんにとって初の入門書。
 「まずは歌人を2人インストールせよ。」「助詞を抜くな。」「きらきらひかるな。」など経験と実感に基づいた項目を30個以上挙げ、歌人の心得や書き方のコツを解説。短歌の基本的なルールや推敲の方法を実例も用いて詳しく示し、初心者から上級者、さらには短歌を作らない人でも楽しめる内容に仕上げた。
 タイトルは、木下さんが下北沢の書店「B&B」で開催していたイベントの名称。
 新型コロナウイルスの流行によりオンラインでの開催に移行したことで、短歌を学びたい人が全国にいることを知り、「ならば本にして、必要としている方々に漏れなく届けたい」と出版を決めた。
 木下さんは「何か書きたいけれど何を書いたらいいかわからない、短歌を始めたいとは思うけれどどう取り組んだらいいかわからない、そんな未来の天才たちに読んで欲しいです」と話している。
 明屋書店ゆめタウン徳山店などで販売。1,200円(税別)。問い合わせは同社(電話03-5749-4976)へ。
 また、木下さんは「あなたのための短歌1首」と題したオーダーメイドの短歌も販売している。依頼に沿った新作の短歌を手紙として送り、依頼者だけに公開するもので、プレゼントとしても喜ばれている。1首6,400円(税込み)。MOJIRETSU(https://kino112.thebase.in/)で不定期販売。

【きょうの紙面】
(3)県が年末年始発熱特別相談窓口、各市でも
(4)三菱UFJ銀行が子どもたちに大型絵本
(5)豊井区画整理廃止、まちづくりへ新組織


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日本と台湾をつなぐ酒

2種類の日本酒を手にとる陳さん

はつもみぢで台湾人蔵人が醸す
戦前に開発の「台中65号」使用

 周南市飯島町の酒蔵、はつもみぢ(原田康宏社長)で、台湾出身の蔵人の陳韋仁さん(40)が、戦前の台湾で開発された米の品種「台中65号」を使ってオリジナルの日本酒開発に挑んでいる。11月からの酒づくりがいよいよ大詰めを迎え、来年1月の出荷に向けて奮闘中だ。
 子どもの頃から日本文化に関心があった陳さんは、台湾で日系企業に勤めたあと2008年4月に、出雲大社が近くにあることから島根県の島根大学に留学。法文学部言語文化学科で歴史、哲学などを学んだ。在学中に初めて口にした日本酒に衝撃を受け2012年に、獺祭を手がける岩国市周東町の旭酒造に入社。1年目に酒造の全工程にたずさわり、2年目から台湾向けの海外営業を任された。
 その後、松江市の李白酒造に移って酒づくりの修業を重ねていた時に、戦前の台湾にゆかりのある日本人で農学者の磯永吉(いそえいきち)と技師の末永仁(すえながめぐむ)の存在を知った。2人は「蓬莱米」という日本由来の米を台湾で開発した人物だ。
 陳さんが引かれたのは、蓬莱米の中でも台湾の稲作発展に貢献した「台中65号」という品種。いずれ自分のお酒を造りたいと考えていたが、日本と台湾の縁を広く知ってもらうために、両国を結ぶ「台中65号」で日本酒を作ることを決めた。
 一方、台湾で現在作られている米の品種は「台中65号」に由来しているものの、「台中65号」そのものは栽培されていない。調査の末、沖縄で1995年まで栽培奨励品種に指定されていたことを知り、生産を続けていた現地の農家から2016年12月に籾を2キログラム分けてもらった。
 李白酒造の同僚の蔵人から7アールの田んぼを借り、2017年5月に初めて苗を植えた。600キログラムを収穫し、11月に島根県雲南市の木次酒造で、麹(こうじ)づくりと発酵を自ら設計管理して初のオリジナルの日本酒づくりに着手。720ミリリットル瓶で500本を作りあげ、2018年4月にクラウドファンディングで援助してくれた人に届け、うち400本は台湾へ送った。
 その後、作付面積を広げて収穫量を増やし、米の磨き具合や醸造方法などのテーマを毎年変えて、島根県や佐賀県の酒蔵で「台中65号」の酒を手がけてきた。どれも甘口で雑味を抑えて深みのある風味が特徴。昨年の純米吟醸酒「台中六十五号」は、今年10月にアメリカで開かれた全米日本酒歓評会で準グランプリを獲得した。
 原田社長は、陳さんが2017年に広島の酒類総合研究所で最新の醸造技術や理論の講義を受けた時の講師の一人だった。「台中65号」の酒に情熱をかたむける陳さんから相談を受けて、酒づくりの場を提供することを決めた。
 4回目となる今年の酒のテーマは、戦前の台湾で発見された麹菌と酵母菌を使うこと、明治時代に編み出された技法で酒をつくることの2つ。国立国会図書館で明治時代の文献を探し、作り方を調べた。アルコール度数を抑え、奥行きのある味わいを目指した。
 2種類の酒は「Origin Of Taiwan」と「酸基醴酛」と名付けて、それぞれ720ミリリットル瓶で700本ほどの生産を見込む。2本セットで、12,000円。クラウドファンディングの支援者へ届ける。クラウドファンディングのウエブサイトはhttps://readyfor.jp/projects/TAICHU652021。来年1月15日まで受け付ける。
 島根県出雲市に家がある陳さんは現在、ホテルからはつもみぢに通勤している。毎日出勤前に、近くの児玉神社に参拝して、「良い酒ができるように」と願うのが日課だ。同神社は周南市出身で第4代台湾総督の児玉源太郎が祭神。境内には故李登輝元台湾総統の石碑や、台湾から取り寄せられた台湾五葉松などがある。
 陳さんは「周南市で酒づくりの機会を得られたのは、見えない力のお導きではないかと思う。はつもみぢの皆さんに感謝するとともに、日本と台湾の架け橋となるおいしい日本酒をこれからも届けたい」と語った。
 問い合わせは、同社(0834-21-0075)へ。

【きょうの紙面】
(2)周南市がコメリと協定、災害時に物資供給
(4)振り返る2020・光市編
(5)アスベストの工事前の調査団体設立


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遅れる徳山駅前再開発

計画の概要=再開発組合資料より

権利変換計画の認可申請は年明け?
進展へ、高まる期待

 周南市の徳山駅前地区市街地再開発事業の権利変換計画の認可が当初、予定していた11月末から遅れている。計画区域内の店舗の移転などの交渉が長引き、交渉と並行して進めている提出書類の準備も終わっていないためだが、同事業の再開発組合(小野嘉久理事長)では年明け早々の認可申請を目指している。

移転、閉店は進む

 計画では徳山駅東側の1.2ヘクタールに18階建ての分譲マンション▽12階建てのホテル▽2階建てで約1万平方メートルの商業施設▽徳山商工会議所(宮本治郎会頭)が移転する6階建ての駅前棟を建設する。総事業費は109億円。完成は2023年春ごろだが、駅前棟は先行して来年秋の開業を目指している。もし、認可申請の遅れが大きくなると駅前棟のオープンなどのスケジュールに影響する可能性もある。
 この事業のために、市議会9月定例会では対象地内の町の区域の変更、市道の認定及び廃止の2議案が可決されたが、効力を発する告示は県知事による権利変換計画認可時としている。権利変換計画の申請、認可には地権者やテナントの同意が必要だが、この時点で市はテナントのうち3店について交渉が終わっていないと説明していた。
 現在も交渉や書類作成の作業などは終わってはいないが9月中旬から現在までの間に同意もとれつつあるという。対象地域内ではすでに閉店、移転した店や、店じまいセールを開催中の店もある。山口銀行は徳山駅前支店の移転時期を発表してはいないが「社内で検討中」という。
 民間主導だが市にとっても多額の助成が見込まれる、中心市街地活性化の主要事業。12月定例会の再開発事業への市の関与を求めた一般質問への答弁で、藤井市長は事業の成功に必要なことを組合に要請していく考えを改めて示した。

徳山商議所、移転で新機能

 駅前棟に移転する徳山商工会議所も「商工会館移転委員会」(委員長・徳田晴宣副会頭)を発足させて検討を重ねている。6階建て延べ床面積2,500平方メートルの駅前棟のうち4、5、6階部分を所有する計画。
 現在の栄町にある商議所の事務所などの商工会館が老朽化しているための移転だが、情報技術の進歩などに対応した新しい機能を備えた商工会館、さらには商議所の業務の見直しも可能だ。
 再開発の対象地域は市が整備した徳山駅前図書館・賑わい交流施設や、南北自由通路、駅前広場の隣接地。同施設とは空中庭園で結ばれる。これらの施設や広場などと一体的な公共的スペースとしてとらえ、新・商工会館を中心に起業支援、人材育成など産業振興の拠点とすることもできそう。年明けの事業の進展が期待されている。(延安弘行)


【きょうの紙面】
(4)振り返る2020・下松市編
(5)富田西小児童が正月飾りづくりを体験
(6)久保福祉協、光商議所青年部が門松


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[振り返る2020]周南市

新型コロナ緊急対策は第5弾まで
脱炭素社会へ変わるコンビナート

 今年もあとわずか。新型コロナウイルスに翻弄された1年だったが、その中でも脱炭素社会や情報化の進展など新しい時代が始まった1年でもあった。周南地域の1年を記者レポートと、各市長に聞く書面インタビューで振り返る。1回目は周南市。

◎ 新型コロナウイルス 特別定額給付金の支給方法で批判も

 新型コロナウイルス感染者の発生は県内では3月4日、周南市は1カ月が過ぎた4月6日で下松、光市と同時期だった。その後、しばらく感染者は出なかったが7月には県内を訪れたユーチューバーから20代の学生が感染。最近になって11月下旬から再び感染者が増えている。
 全国各地で3学期の途中から臨時休校が始まり、数度の延長を経て周南市の小中学校が授業を再開できたのは5月下旬だった。この間、公共施設の休館も続いた。
 5月から6月にかけての1人10万円の特別定額給付金では県外の企業に事務作業の大半を委託する“丸投げ”が市民の批判を招いた。
 一方で、経済などへの緊急対策は第5弾まで発動。店舗営業休業支援金、事業継続支援金や、さまざまな食事券、商品券の発行などが今も続いている。特に大きな打撃を受けた飲食業界では5月にドライブスルー形式の弁当販売があり、テイクアウト、宅配の輪も広がっている。

◎ 行政 周南市議選・世代交代進む

 そのコロナ禍の中の6月、任期満了に伴う市議会議員選挙があり、現職24人と新人9人が立候補して現職は全員、新人は6人が当選した。ベテラン議員の引退もあり、周南市が誕生して5回目の市議選は新旧交代の選挙となった。
 昨年、周南市長に当選した藤井市長が公約の実現へ、着実に歩みを進めた。徳山大学の公立化は、有識者会議が3回目まで開かれて大学側の将来構想などが明らかになる一方、「周南市としてどういう大学を作っていくのかという提示が必要」という助言が同会議でも出されている。
 シティプロモーションも新たなキャッチコピー「ここから、こころつながる。周南市」が12月に決定した。市民の市職員のワークショップから生まれた。来年からは「関係人口100万人」の実現へ、イベントなどが始まる。

◎ 経済 コンビナート企業も新時代へ

 行政以外では徳山駅前地区市街地再開発組合が2月に設立され、対象地域内の移転も始まった。徳山前図書館はコロナ禍の休館を乗り越え、2018年2月の開館からの入館者が12月に500万人を越えた。2年10カ月での達成だった。
 コンビナート企業のうち㈱トクヤマは二酸化炭素対策に特化したCO2プロジェクトを設置。2月に同図書館を会場に竹を使った大規模なイベントも開いた。東ソーは南陽事業所に研究本館が完成。世界を変える研究が期待されている。
 出光興産徳山事業所はコンビナートの原燃料の供給元でもある、エチレン製造プラントに高効率ナフサ分解炉が12月に完成した。年間16,000トンの二酸化炭素削減と省エネは30%の削減効果がある。

◇      ◇

 地域活動も活発で、新型コロナウイルスの影響で地域の行事も中止になる中、中心市街地では感染に配慮しながら青空公園などでイベントが再開され、周南冬のツリーまつりも28日まで開かれている。ステイホーム花火の打ち上げなど新たな動きも広がった。留学生への食品などの支援の動きも起こった。
 子どもの貧困対策として全国的に活発になった「こども食堂」も世代を超えた交流の場として市民センターや、お寺の本堂などを使って開かれるようになった。人と人のつながりを難しくする新型コロナ禍は、その大切さを再認識する機会ともなっている。(延安弘行)

【きょうの紙面】
(3)山口スマートが光市に見守り車両とマスク
(4)下松市がDVD「ベトナム応援レター」
(5)華陵高野球部員がカーブミラー清掃


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[この人に聞く]岸防衛大臣

日本の守りを常時固める

防衛大臣
岸 信夫さん(61)

[プロフィール]
 1959年に安倍晋太郎、洋子夫妻の三男として生まれ、生後間もなく洋子さんの実家の岸家の岸信和、仲子夫妻に養子で迎えられた。慶応高、慶応大経済学部卒。住友商事社員を経て2004年から参院選山口選挙区で当選2回、12年から衆院選山口2区で当選3回。防衛大臣政務官、外務副大臣、衆院外務委員長、同安全保障委員長を務め、現在は自民党県連会長も兼ねる。長男の信千世さん(29)は11月にフジテレビを退職して現在は防衛大臣秘書官。安倍晋三前首相(66)は実兄。




 菅義偉内閣に衆院山口2区選出の岸信夫議員(61)=田布施町=が防衛大臣で初入閣して3カ月。沖縄県尖閣諸島周辺で中国公船の領海侵入が相次ぐ現状を中国国防相に指摘して「強い懸念」を表明し、新型コロナウイルス感染対策にも力を発揮する岸大臣に、田布施町の自宅で防衛政策の現状や見通しを単独取材した。(聞き手・山上達也)

 ―ご就任のお気持ちをお聞かせ下さい。

  日本を取り巻く安保環境の厳さの中、平和と暮らしを守る責務を感じています。現場で働く自衛隊員にも24時間365日、高い志を持って働く姿に敬意を感じています。

 ―この3カ月はいかがでしたか。

  まず新型迎撃ミサイルシステム、イージス・アショアの代替策として、同システムの搭載艦2隻の整備方針をまとめました。北朝鮮のミサイル脅威が厳しくなる中、常時日本の守りを固める体制が必要です。

 ―そのほかにどんな課題がありますか。

  少子高齢化、人口減少の中で自衛隊の人材確保が課題です。近年は女性自衛官が戦闘機や潜水艦に搭乗するケースが増えてきました。働きやすい環境を作り、定年延長も図りたい。宇宙や電磁波など新しい分野の人材確保も進めます。

 ―コロナの感染拡大地に医官や看護官の派遣を決めましたね。

  限られた派遣期間の中で、感染阻止のノウハウを現地に残すべく活動することを期待しています。

 ―菅政権におけるコロナ対策は?

  コロナ対策が最重要政策であることは当然ですが、暮らしの基盤の経済を回していくことも必要です。重症者や死亡者を限りなく抑えていきます。

 ―菅首相はどんなお人柄ですか。

  秋田県のご出身で、地方のことをよくわかっておられます。官僚の意識改革、縦割り行政の打破、デジタル庁の創設など合理的な思考の持ち主です。

 ―岩国基地問題にはどんなお考えですか。

  沖縄の基地負担軽減、抑止力保持に岩国基地の存在は大きいです。日米同盟をしっかりしたものにし、普天間基地の空中給油輸送機「KC130」の岩国基地移設、オスプレイの本土訓練などに岩国基地としてサポートできるところがある半面、基地周辺住民の不安や負担は軽減させていかねばなりません。

 ―上関原発建設計画はいかがですか。

  電力の安定供給と環境面で原発の果たす役割は大きいです。既存の原発の安全性を確認して再稼働させ、将来を見据えた原発政策の見直しを進めることが必要です。

 ―地元のほかの課題はいかがでしょうか。

  地方にいても東京など都市部にいるのと同様に仕事ができるリモートシステムの普及に向けて通信環境を強めたいですね。

 ―安倍晋三前首相の「桜を見る会」問題はどう考えますか。

  本人はすでに相当説明を尽くしています。今後のことは国会で決めていくでしょうが、本人は誠実に対応すると思います。

 ―憲法改正にはどう取り組みますか。

  これまでなかなか機運が盛り上がりませんでした。国民投票法改正案の結論を出し、憲法のあり方の議論を進めていきたいです。

 ―読者へのメッセージをどうぞ。

  今年はコロナのまん延で皆さんも不自由な生活を強いられ、政府も国民の命を守る手立てを打ってきましたが克服できていません。来年こそコロナを克服して東京オリンピック・パラリンピックを成功させ、明るく安心できる生活を取り戻すために頑張ります。

【きょうの紙面】
(2)新型コロナ、7割超の企業がマイナス影響
(4)青空キッズパークで、ツリーまつり楽しむ
(5)八代でナベヅルの反射材のリストバンド


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初のトレーニング本を出版

「カリスマコーチが教える 軸トレでくびれ痩せ」
周南出身のプロゴルファー、コーチの岩本砂織さん

岩本さん
岩本さんの著書


 周南市出身のプロゴルファーで、現在はナショナルチームでも指導するゴルフコーチの岩本砂織さん(49)が11月26日、「女子プロゴルファーのカリスマコーチが教える 軸トレでくびれ痩せ」を小学館から出版した。
 コロナ禍で外出の機会が減るなか、コーチとして培ってきたノウハウをもとに、自宅でできるトレーニングを考案したもの。5分程度のトレーニングを、体の悩みや鍛えたい部分などの目的別に40個ほど収録。書籍内のORコードを読み取れば動画でも動きを確認できる。
 岩本さんは西日本電業社長、岩本英樹さんの妹。18歳からゴルフを始め、アメリカのミニツアーでプロとして転戦した。
 ゴルフを始める前は、周陽中でハンドボール選手として注目を集め、岩国市の高水高に特待生で入学。同校ハンドボール部の藤井拓生監督の指導に感銘を受け、コーチングに興味を持つようになった。
 プロになってから選手生活と並行して本格的にコーチングを学び、日本女子プロゴルフ協会のティーチングプロのライセンスを取得した。
 コーチに転向後は、日本代表選手も所属するナショナルチームでコーチを務めながら、アマチュアの指導にも力を入れ、ゴルフスクールの「SALTO GOLF 横浜元町 By Saori Iwamoto」も主宰する。 
 同書は、体のリフレッシュやダイエットのほか、足首の柔軟性を高めるなど、ゴルフをする上での体づくりにも役立つという。特にジュニアやシニア世代の選手にお勧めで、ゴルフの上達で伸び悩んでいる人や、長くゴルフを続けていきたい人にも試して欲しい内容だとしている。
 周南地域では宮脇書店徳山店などで販売。問い合わせは同社の制作局コールセンター(0120-336-340)。


【きょうの紙面】
(2)銀南街が各店にオゾン発生装置
(4)下松デンタル専門学校でクリスマス会
(5)下松市とミスターマックスが災害時協定


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シティプロモーションがスタート

「ここから、こころつながる。周南市」
市民と職員のワークショップが成果

市長を囲んでの記念写真

 周南市のシティプロモーション市民ワークショップのメンバーと藤井市長が15日、市役所で共同記者会見を開いて同市のシティプロモーションのキャッチコピー「ここから、こころつながる。周南市」を発表した。今後、メンバー有志も一緒になって展開する予定のイベントなどの説明もあった。
 市民ワークショップは公募を含めた市民20人と市職員15人の計35人がメンバー。8月から5回のワークショップと、そのほかに打ち合わせを重ねてきた。同市の魅力は何かの話し合いから始めて、デザイン班、SNS班、イベント班、商品開発班、記者発表班に分かれて具体策を話し合った。
 同市では昨年、藤井市長の就任後、同市の出身者や勤務、居住した人などゆかりのある人をつなげる「関係人口100万人ネットワーク」と、シビックプライドの醸成をシティプロモーションの目的に掲げ、今回のワークショップを立ち上げた。
 キャッチコピーについて、市長は「ここから」は場所、時、相手など複数の意味があり、新たな心のつながりを生み出すことで、ゆかりの人に周南市の応援団になってもらいたいと述べた。一方で、ゆかりの人たちが同市を“親元”のように思えるようにしたいと話した。
 この日から来年1月20日(火)まで同市在住者、在勤、在学の人を対象にロゴマークを募集することも発表した。採用作品の賞金は20万円、入選作品は5万円。この日からホームページにシティプロモーション特設サイトを開設し、募集の詳細も掲載している。
 このほか、来年2月に徳山駅前図書館である、きさらぎ文化祭に合わせて「SHUNAN広告祭」を開き、周南市の魅力を伝える動画やインスタグラムの作品を募集することや、「繋(つな)ぐ」をキーワードにしたリレー動画を作成することも明らかにされた。
 ゲームソフト「あつまれどうぶつの森」を使って周南市の施設や風景をゲーム上で再現する「つながるしゅうなん島」や、市内の逸品スイーツを集める「SHUイーツ博」開催も計画している。
 ワークショップの最年少参加者で徳山大学経済学部3年の長谷鞠さん(21)は「大学で学んでいることを実践に生かし、いろんな世代、立場の人と活動したことは新鮮で貴重な経験になった」と話していた。
 公募に応じて参加した角成明さん(63)は「アイデアや思いを共有することができた。市長も含め、心がぴったりと一つになることができた」と笑顔を見せていた。
 問い合わせは市シティプロモーション課(0834-22-8238)へ。


【きょうの紙面】
(2)危険な自転車、駅前広場にルールづくり
(4)徳山港町に日陸のインターテック周南デポ
(5)冬至には周南産の「あまカボッちゃ」


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「サイコロトイレ」よみがえる

塗り終えたトイレと作業参加者

下松商議所青年部有志が塗装
笠戸島のアイランドトレイルへ快適に

P=塗り終えたトイレと作業参加者/塗装前のトイレ(下松商工会議所提供)/痛みが目立つトイレの内部

 サイコロトイレを復活させよう―下松市笠戸島深浦の県道沿いの「サイコロトイレ」の愛称がある市所有の公衆トイレを、下松商工会議所青年部(小益信二会長、75人)の有志7人がボランティア活動で塗装をして、きれいによみがえらせた。深浦への訪問客や来年2月の「くだまつ笠戸島アイランドトレイル2021」に参加するランナーたちから喜ばれそう。
 このトイレは県道笠戸島線の終点に面した市有地にある。地元自治会が1980年ごろに建設したと見られるコンクリート製で、86年3月に市に譲渡されている。小便器と大便器だけの汲み取り式で、男女共用型。縦横2.1m、高さ2.4mのほぼ正六面体で、サイコロのように赤い丸が描かれていることで「サイコロトイレ」の愛称がついた。
 しかし長年の風雨でサイコロの赤い丸はほとんど消え、大便器の扉が痛むなど使い勝手が悪くなっていた。

 この状況を見たくだまつ笠戸島アイランドトレイル実行委員会の中心組織の同青年部のメンバーから「リニューアルしよう」と声が上がり、同青年部の元広域連携委員長で高山石油ガス勤務の田村勝洋さん(43)を中心に有志7人が集い、所有者の市の了解を得て塗装作業をすることになった。塗料などの実費は市が負担した。
 作業は10日から12日まで3日がかりで、10日は壁面の高圧洗浄、11日は下塗り、12日は上塗りに取り組んだ。7人は笠戸湾からの潮風を浴びながらハケを手に奮闘。作業が終わると大きな歓声が上がり、通りがかりの地元住民から感謝の声も寄せられた。
 深浦湾にはパワースポットとして海に立つ人気の厳島明神の鳥居もあり、近く市観光協会が案内看板を建てる予定。田村さんは「来年2月のアイランドトレイルに向けて島内を試走する人も増えている。使いやすくおしゃれなトイレとして、島を訪れる人に快適に使ってほしい」と期待していた。

【きょうの紙面】
(2)周南市が「定住」で、市長と語る懇談会
(3)田中病院が「中高生妊娠相談」窓口開設
(4)東ソー物流の新エチレン輸送船完成


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“新しい生活様式”の新商品

プレス発表会に参加した左から門脇、藤谷、竹重、藤井、高田代表

イタリア料理を瞬間冷凍、真空パック
徳山商議所 合同プレス発表会に5社

 周南市の徳山商工会議所(宮本治郎会頭)は10日、シビック交流センターで「新商品・新サービス合同プレス発表会」を開き、5社が新商品、新サービスを発表した。新町のイタリア食堂Bamboo(竹重嘉亮代表)が、店の味を自宅で楽しめる「BambooオリジナルGIFTSET(ギフトセット)」を紹介するなど、新型コロナウイルスの影響による“新しい生活様式”に合わせた商品が目立った。 
 参加企業がマスコミ、金融機関の担当者を前に自社商品をPRし、取材や意見交換を通じ情報発信を深めるのが狙いで、参加者同士の情報交換も期待できる。2018年から毎年開いて3回目。1社7分で、スクリーンに写真や動画を映しながら商品開発のきっかけ、セールスポイントなどを説明した。
 発表の様子はユーチューブでライブ配信し公開した。各社の新商品は次の通り。

「オリジナルGIFTSET」

GIFTSETを紹介する竹重代表

 イタリア食堂Bambooは気軽にパスタやワインなどが楽しめる人気店。今回はローストビーフ、タイのアクアパッツァ、鶏もも肉のコンフィなど本格的な料理をそれぞれ瞬間冷凍、真空パックし、組み合わせてセットにした。
 新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店が打撃を受け、竹重代表がこれまでの来店型とは異なるビジネスモデルとして考案。既存のオードブルやテイクアウトとは違い、自宅や贈り先で5分間、湯せんして同店の味が楽しめる商品を開発した。
 9月に商品製造の拠点をつくり、瞬間冷凍用の設備を導入した。竹重代表は「食品メーカーではなく、地元の飲食店が製造して届けるのが強み」と訴えた。
 品質の劣化を最小限に抑え、賞味期間は3カ月。パスタソースや生パスタめんもあり、セットは組み合わせに応じ全部で6種類。お歳暮などのギフト用、自宅でクリスマスを過ごす家族やカップル、コロナ禍で外食を控えている人などを想定している。
 値段は3,000円~10,000円(税別)。電話は0834-33-8646

「STAR ACADEMY 周南」

 夜市のリセット体操教室(藤谷真夕代表)の、音楽が流れるなかで子どもが楽しみながら、スポーツの基礎になるリズム感と運動能力を高めることができるトレーニング教室。
 月謝制で3,750円(税込み)。電話は080-5642-0207。

「旅するBIN」

 二番町のCHA CHA DO(門脇まゆみ代表)が開発し、周南コンビナートの工場夜景と海をハーバリウムのペーパーウェイトに仕上げた。この街の小さな風景をデスクに置いて楽しめる。
 値段は5,500円(税込み)。電話は0834-41-2437。

「こんな時だから・ちょっと違ったクリスマス」

 今住町のレンタックス(藤井一之代表)の新製品で、パラフィンをガラスの器に入れた創作ランプ。クリスマスツリーをデザインしたランプ、オリジナルのハーバリウム、書道家の文字をあしらったガラスの筒「ほや」の3種類。
 値段はツリーランプが3,500円、ハーバリウム4,000円、ほやが20,000円(いずれも税別)。電話は0834-22-5188。

抗菌フィルム「AntiVirus Zone(アンチウイルス ゾーン)」

 栄町の教育、コンサルティング事業のFuture.Hatch.Laboratory(高田圭佑代表)が発表。接触感染を予防するための、銅を使った抗菌、抗ウイルスフィルム。高田さん(36)は「コロナに負けず新しいことにチャレンジしている参加者を見て、自分も勇気をもらえたのが何よりも収穫」と語った。
 値段は29.7cm×21cmサイズが3,300円、ロールタイプ(長さ10m、幅40cm)が6万円(税込み)。電話は0834-34-0466。

【きょうの紙面】
(2)永源山公園の命名権者候補に東ソー
(4)来年は陶晴賢生誕500年、若山城に大看板
(5)国内最高峰S/Jリーグ代替大会で熱戦


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ベトナム、アフリカでの活躍に光

表彰状を持つ岩本さん

新興国の医療向上の実績たたえて
岩本医師に「社会貢献者表彰」

 下松市のNPO法人国際ボランティアIMAYAの理事長としてベトナムなど新興国の医療向上に尽くしてきた岩本功医師(80)=周南市桜木=が、日本財団グループの社会貢献支援財団(安倍昭恵会長)から社会貢献者表彰を受賞した。岩本さんは「これからも医療の向上を求める声に微力ながら応えたい」と意欲を見せている。
 岩本さんは旧満州生まれ。29歳の時、海外技術協力事業団の専門家としてアフリカ・エチオピアの研究所に赴任し、その後もJICA(国際協力事業団)の派遣専門家、家族の健康相談医としてアフリカ6カ国を訪ねて医療向上に貢献した。
 岩本さんが下松記念病院の院長だった1992年、ベトナムの医師を内視鏡技術の研修に引き受けたことをきっかけにベトナムで内視鏡が普及していないことを知った。そこでIMAYAの前身のNGO(非政府組織)国際医療協力山口の会を発足させ、まだ使える中古医療機器を集めてベトナムの首都ハノイや、その近郊の病院に持参する医療機器援助活動を始めた。日本から技術指導者をハノイに派遣もした。
 こうした功績でベトナム政府から医療功労章を受賞。ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の後遺症や地雷で足を失った人を助けるため、ベトナムの道路事情に合わせた特殊車椅子を現地で製作して贈る活動にも取り組み、これまでに401台を供与した。
 さらにIMAYA会員に呼びかけてベトナムの医学生、薬学生に奨学金を供与し、これまでに医師11人、薬剤師3人が育った。
 社会貢献支援財団はモーターボート競走法制定20周年記念で1971年に設立。日本財団(笹川陽平会長)の傘下財団として同財団の助成金で活動している。社会貢献者表彰は人命救助、社会福祉、青少年育成、国際協力、環境保護、子どもの読書推進に尽くした団体や個人を顕彰する制度で、表彰式を年に2回開いている。第55回の今回は145件の推薦の中から岩本さんら41件が選ばれた。
 表彰式は11月30日に東京・帝国ホテルで開かれ、県内からは岩本さんと、児童自立支援活動などに取り組む岩国市の特例認定NPO法人とりでが選ばれた。式典では岩本さんら各受賞者が安倍会長から表彰され、懇親会でも各受賞者のテーブルを安倍会長が回り、岩本さんにもこれまでの労苦をねぎらう言葉がかけられた。
 受賞者の中にはカンボジアでコショウの生産活動を軌道に乗せて現地住民の生活安定に寄与している愛知県の企業や、中古の足踏みミシンを修理してフィリピンやタイの女性に送って電力不足に関係なく現金収入の道を開いた大分市の大分工業高専足踏みミシンボランティア部、無政府状態が続くアフリカ・ソマリアで投降兵の脱過激化と社会復帰に取り組む団体もあり、互いの交流や情報交換も盛んに展開された。
 岩本さんは「受賞は私の活動や考えを支えていただいた皆さんのおかげ。新型コロナウイルス感染症が落ち着いたらベトナムを訪問して、ゆかりの人たちに受賞を報告したい」と意気込んでいる。

安倍会長から表彰される岩本さん
安倍会長(左端)と記念撮影する岩本さん(右から2人目)ら

【きょうの紙面】
(3)光市がやまぐち健幸アプリで1位
(4)笠戸島アイランドトレイルに観光庁長官賞
(5)徳山動物園に大門松、1月は1日開園


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