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今年は“取り入れる”いい年に!

光・伊保木コミセンの窓2枚キジが割る

激しい縄張り争いの2羽の仕業

割れた瞬間の窓(伊保木コミセン提供)
衝突後、意識を回復したキジ(伊保木コミセン提供)


 新年早々、日本の国鳥とも位置づけられているキジが2羽、光市室積の伊保木コミュニティセンター(長尾隆館長)の大会議室の窓にぶつかってガラスを2枚も割った。キジ同士が縄張り争いの挙げ句、誤って衝突した可能性が高いが、センター職員の大嶋順子さんは「大会議室に誰もおらず、ケガ人がいなくてよかった」と話し、同センターのフェイスブックでも「キジさんもセンターの中に入りたいのなら、連絡してくれたら窓を開けておいたのに」とユニークに取り上げている。(山上達也)

衝突時に脳震とう?しばらく意識失う

 窓が割れたのは17日の午前11時ごろ。大会議室の隣の和室で住民2人にパソコンの講習をしていた伊保木ぐるみ協議会広報部長の吉村常夫さんが、大会議室からガラスが割れる音が聞こえたためのぞいてみると、縦約60センチ、横約40センチの窓ガラス1枚が割れ、窓の外にガラスにぶつかったと見られるキジの死がいが横たわっていた。
 すると約1分後、今度は別のキジが飛来して割れた窓ガラスから大会議室に入った。キジは室内を飛び回って暴れた挙げ句、割れたガラスとは違う窓のガラスを割って外に出た。
 ところがそのキジはガラスの衝突時のショックで脳震とうを起こしたのか、窓の外でしばらくうずくまっていた。そのうち意識が回復して飛び立ち、山に帰っていったという。


「収穫がある」「物事がうまくいく」の前兆?


 困ったのは同センター。知らせを受けた長尾館長と大嶋さんが急きょ出勤して、ガラスが割れた窓に段ボール紙を張り付けたり、室内に飛び散ったガラス片を片づけた。翌日の18日朝には市の担当職員とガラス業者が訪れて、この日のうちに2枚とも新しいガラスに取り換えられた。費用は市が負担する。
 キジは日本の国鳥であるほか、おとぎ話の「桃太郎」にサル、イヌと共に登場。「桃太郎」ではキジが情報収集に活躍していることから、防衛省情報本部のエンブレムの意匠になっている。1万円札の裏側にはかつてキジが描かれていた。
 半面、オスは縄張り争いの気性が激しく「ケーン」と鳴いて縄張り宣言をする。無愛想で取りつくすべもないさまを表現する「けんもほろろ」という言葉は、無愛想に聞こえるキジの鳴き声に由来しているとされる。
 さらに食用としても昔から重用され、焼いたり煮たりする食材で親しまれてきた。
 このようにキジは日本では身近な鳥に位置づけられているが、縄張り争いの激しさは他の鳥や動物の比ではないとされる。このたびの2羽も「空中戦」の挙げ句、見境なく誤って窓ガラスに激突した可能性が高い。
 長尾館長は「ガラスが2枚も割れたことは残念。しかし鳥が家屋に入ることは“取り入る”や“取り入れる”という言葉につながって、収穫がある、物事がうまくいくという前兆とされている。今年は伊保木の地域や住民にとっていいことがあるかも知れない」と話している。

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