ヘッドラインニュース

周南市の高校クラスターで5人

サ高住は入院患者
5人と2次感染も

 県は28日、周南市の高校で発生した新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)で新たに剣道部員の10代の女子1人と、これまでの感染者の家族4人が二次感染したと発表した。同市のサービス付き高齢者向け住宅クラスター関連では同市の病院の入院患者5人と、二次感染となる光市の40代の男性の感染を公表した。
 高校クラスターの5人のうち部員は防府市、家族の10代の女子2人、40代の女性が周南市、50代の女性が岩国市。このクラスターの感染者の累計は26人になった。
 サ高住の入院患者は80代の男性3人、女性1人と70代の男性1人。このクラスターの感染者累計は76人になった。周南市の感染者は8人増え、累計は181人、光市は16人になった。
 県内ではこのほか宇部市の医療機関のクラスターで50代の女性と80代の男性の入院患者▽山口市の職場内クラスターで40代の団体職員の男性▽下関市で50代の男性、80代、90代の女性と10代の1人の計4人▽山口市で20代の男性▽宇部市で60代の男性と40代の女性が感染した。県内の感染者は21人増えて1,190人になった。
 一方、80代と90代の女性の死亡も発表した。新型コロナウイルスの感染による死者は14人になった。

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周南市の中学は部活動休止

週末まで、校長会が判断
高校は継続、対外試合は中止

 新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)が周南市内の高校で発生したことを受け、周南市では校長会の判断で31日(日)までの週末、中学校の部活動は一斉に休止とした。一方、周南3市の高校は県教委からの通達に基づき、感染に気をつけながら活動を継続するが、対外試合は原則として中止している。
 周南市教委は中学校の部活動などについて、一律に中止にはしないという方針を示したが、校長会で協議の結果、すべての学校で中止することにした。1日以後の活動はクラスターが発生した高校で進められている感染の検査の結果を待って検討する。
 高校は、部活動は継続するが、県教委の感染症マニュアルに沿って授業や部活動では「密」にならないようにし、消毒などを徹底することにしている。光、下松両市教委も小中学校の部活動は感染しないよう気を付けながら継続としている。


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新型コロナウイルス感染者に聞く

[金曜記者レポート]

罹患、退院、その後の生活は?

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。周南市では県内初の学校クラスターも発生し、感染者累計は181人(28日時点)となった。26日には山口県内の感染状況はステージ3に上がり、緊急事態宣言こそ発出されていないものの予断を許さない状況が続いている。
 感染拡大によって、知人や友人が罹患、または濃厚接触者としてPCR検査を受けるなど、これまでどこか他人事のように感じていた出来事が少しずつだが、確実に近づいてきていると感じる人も増えているのではないだろうか。
 そこで新周南新聞社では、実際に新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)した山口県東部在住の3人に、PCR検査を経て、陽性反応を検出した以降の流れについて独自に聞き取りを実施。入院、退院の流れや、退院後の指示などについて確認した。
 聞き取りをして特に印象的だったことは所管する保健所の対応だ。3人の対象者は一様に丁寧で迅速な対応に感謝の意を表している。積極的疫学調査や入院調整、濃厚接触者の後追いなど、業務に忙殺される中で頭が下がる思いだ。
 いつ、どこで、誰が感染するかはもはやわからない。生活のあらゆる場面で誰もが感染する可能性はある。打開策としてワクチンの接種が期待されてはいるが、不安感から接種を希望しない人がいたり、接種時期も不確定な要素が多かったりと、日常生活を取り戻すのにはまだまだ時間を要すことは容易に想像がつく。  
 緊急事態宣言下にある都市とは違い、あらゆる判断は現場に任されている。リーダーが明確に指示を出さない以上、正しい情報をもとに自分を、そして家族の生活を守る必要がある。








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周南市内の高校クラスターは600人検査へ

部員と家族5人感染

 周南市内の高校でクラスター(集団感染)が発生したが、27日はこのクラスター関連では10代の剣道部員3人と感染した部員の家族2人の計5人の感染がわかった。26日にクラスター発生を公表した県は27日から29日まで3日がかりで、この高校の1、2年生全員など600人の検査を進めている。
 この日の感染者は県内全体で18人。高校のクラスター関連は周南、岩国、山口市在住の部員1人ずつと周南市に住む部員の家族の50代と40代の女性。周南市ではサービス付き高齢者向け住宅クラスター関連で90代の病院の入院患者の男性が感染した。周南市の感染者は4人増えて173人になった。
 このほか、山口市が7人で10代、60代、70代2人の女性と60代2人、70代の男性▽美祢市が60代の男性の1人▽下関市で50代の女性2人▽宇部市で医療機関のクラスター関連で70代の入院患者と20代の二次感染者の計2人が感染した。県内の感染者は1,169人になった。


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感染防止へ部活動を総点検

[新型コロナウイルス感染症対策]

周南市 高校クラスター発生で本部会議
休止の判断は学校に

相談を呼び掛ける藤井市長

 周南市は27日、市新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・藤井市長)を開き、市内の高校でクラスター(集団感染)が発生したことへの対応を協議した。その中で市教委が市内の小中学校の部活動について感染防止のための「総点検」を各校に依頼したことを明らかにしたが、部活動を継続させるかなどは学校長に判断を委ねる形となっている。
 今回のクラスターでは剣道部員の間で感染が広がったことから、部活動の取り組みに関心が集まっている。県教委も26日付けで部活動の感染症対策の徹底を高校など県立学校に文書で依頼している。
 周南市教委は27日付けで小中学校長に「部活動等における集団感染リスクへの対応について」と題した文書で対策の徹底を依頼。その中で「屋内で多数の児童生徒が集まり、呼気が激しくなるような運動や大声を出すような活動等は絶対に避けること」とし、練習試合や合同練習は「当面、避けること」とした。
 各教科についても、体育の授業は屋外で実施することや、児童生徒同士の2メートル以上の間隔の確保▽理科は児童生徒同士が近距離で活動する実験や観察の実施は慎重に検討▽音楽は合唱、リコーダー、鍵盤ハーモニカなどの管楽器演奏は避けること▽図画工作、技術・家庭でも近距離で活動する実習などは避けるよう求めている。一方で部活動の休止は可能な限り感染を防止したうえで検討するとしている。
 中馬好行教育長は市教委の立場について「主体的に子どもたちの安全を守っていく学校の取り組みをサポートする」と述べ、同市では学校の規模など状況に違いがあることから一律に中止させることはしない考えを明らかにした。

家庭内の感染防止呼び掛け

 藤井市長は会議の冒頭や会議終了後の記者会見で、今回が同市で3例目のクラスターの発生となり、1月の感染者が110人にのぼっていることなどを説明して「危機的状況でまさに非常時だ」と訴えた。特に家庭内での感染者が多いことから、自宅でもマスクを着用することなど、防止策を呼び掛けた。
 会議では「今後の対処方針」を協議、決定し、市民への協力要請では、会食する時も飲食する時以外はマスクを着用すること▽発熱、せきなど体調に不安を感じる場合の相談を呼び掛けた。
 事業者、関係団体への協力要請はガイドラインを踏まえた感染予防策の実践、料飲組合認定の「安心安全優良店舗」などの推奨▽学校の対応では子どもだけでなく、家族全員の状況を的確に把握することを求めた。
 県からの要請で周南保健所に保健師2人を派遣することや、ワクチン接種は今年度中に開始することも説明した。

【きょうの紙面】
(2)徳山花卉商組合が小中学校にギフト券
(4)アニメグッズ専門店「アニホビ」オープン
(5)文化財防火デーで、各地で消火訓練


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周南市の高校でクラスター

剣道部員、指導者16人

県内で41人、ステージ3へ

 県などは26日、新型コロナウイルスに41人が感染し、このうち15人は周南市の高校の剣道部員などで、クラスター(集団感染)が発生したと発表した。県内の感染者は1,151人になった。
 クラスターの感染者のうち10代の部員が男子8人、女子6人の計14人、指導者の20代の女性が1人。居住地別では周南市が部員の男子6人、女子3人、指導者1人の計10人、下松市が10代の男子1人、防府市が2人、柳井、山口市が1人ずつ。部員たちは感染者の女子部員と接触していた。累計は16人になる。
 周南市のサービス付き高齢者住宅関連のクラスターでも50代の女性、40代の男性の病院職員、職員の家族の10代の男性、10歳未満の男子の計4人が感染した。このうち3人が周南市、1人が防府市在住。同クラスター関係の累計は69人になった。
 宇部市の病院のクラスター関連でも60代の職員の女性1人、60代と90代の入院患者の女性が感染した、累計は152人になった。
 周南市ではこのほか以前に公表された感染者の家族で70代の男性、女性1人ずつと30代の女性が感染。この日の同市の感染者は16人、累計は169人になった。下松市はこの日の1人で39人になった。
 このほかの市の感染者はクラスターを含め、山口、防府市が各7人▽下関市が6人▽宇部市が2人▽山陽小野田市、柳井市が各1人。クラスターの多発で感染者が増えていることから村岡嗣政知事は記者会見して「県内の感染状況はステージ3に移行した」と述べた。
 また70代の女性と90代の男性の感染者が亡くなったことも公表した。県内の感染による死亡者は11人になった。


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「百年工場」へ、笑顔で仕事

[この人に聞く]

新しい製品をこの街から

日本ゼオン徳山工場工場長
渋谷 智啓さん(57)

(しぶや・ともひろ)

《プロフィール》
 東京都出身。東京農工大大学院工学研究科資源応用化学専攻を修了して1988年に日本ゼオンに入社。研究、開発部門を経て2006年3月から徳山工場生産革新室長、製造1課長。
 12年2月からゼオンケミカルズシンガポールの開設に向けた特別プロジェクトチームに所属し、同年12月から同社製造部長としてシンガポールに赴任。17年3月から総合開発センターセンター長付、18年8月から徳山工場副工場長。シンガポールの4年2カ月は家族同伴だったが、徳山工場へは単身赴任。自宅は横浜市。趣味は映画観賞とサッカー観戦。地域リーグのころからJ2のレノファ山口を応援している。




 周南市那智町の日本ゼオン徳山工場は1965年に操業開始、周南コンビナートの一角を占め、合成ゴムや重合法トナー、新素材のカーボンナノチューブなどを生産し、従業員は社員だけで350人。その工場長に1月1日付けで副工場長から昇格、就任した。脱炭素社会、安定操業などに取り組む意気込みを聞いた。(聞き手:延安弘行)


 ― これまでの仕事について教えてください。

 渋谷 入社してゴムの加工品の開発に9年間携わり、そのうち2年は高岡工場にいて研究所に戻り、そのあと徳山工場、シンガポールです。

 ― 工場長に就任しての抱負をお願いします。

 渋谷 徳山工場は入社して3カ月間、研修した工場でもあり、新入社員の時に指導してくれた先輩と仕事ができるのは感慨深いです。徳山工場は通算で10年間いましたが、地域が温かく見守ってくれていて、いたらないところは指摘いただける、地域といい関係だと思います。
 その工場を一つ目はその地域の皆様に安心して暮らせる工場にしていきたい。二つ目は新しい製品をこのまちから作っていきたいと思います。コロナ禍で中止になった夏の和楽踊りや東川のクリーン作戦への参加も再開したいと考えています。

 ― 新素材として注目されているカーボンナノチューブの工場でもあります。

 渋谷 2015年に設備ができましたが、太陽光パネルに使ったり、ゴムのコンパウンドを製造する時に入れるなど、引き合いも出てきてルートもわかってきたので、きちんと出荷していけるようにしていきたいと思います。

 ― 徳山工場の前に長くいたシンガポールではどんな仕事だったのでしょうか。

 渋谷 赴任の約1年前から徳山工場にできた特別プロジェクト推進チームで現地の人を教育し、プラントの立ち上げから携わりました。従業員が120人ほどの合成ゴムの工場で、最初は日本から14人行きましたが、1年たつと引き揚げてしまい、向こうの人だけになるとそれから、装置がうまく動かないといったことが起こるようになってしまいました。

 ― それはどうしてですか。

 渋谷 日本人だと細かい気遣いでトラブルがないようにしますが、文化の違いで、トラブルが起こってから対応するからです。シンガポールでの体験から、それまでは気が短かったのが忍耐強くなりました。

 ― これからの徳山工場の課題についてお願いします。

 渋谷 脱炭素社会に向け、国の指針にそって周南市とも連携して二酸化炭素を削減することは大きな課題だと思います。生産効率をあげ、使うエネルギーを減らし、代替燃料として天然ガスを使ったり、クリーン電気の購入も進めることになるのではと思います。
 少子化の中で人員の確保も課題です。この会社に入りたいと思ってもらえるようアピールし、毎年5、6人をコンスタントに切れ目なく採用し、教育していきたい。教育は協力会社も含めて充実させていきたい。

 ― 新型コロナウイルスの影響はいかがですか。

 渋谷 一時期落ち込みましたが昨年の夏から戻ってきています。タイヤ用や使い捨て手袋の増産でゴムの出荷が増えるなどプラスの面もあります。

 ― これからの工場の運営についてはいかがでしょうか。 

 渋谷 「100年工場」をめざし、この地で存続して頑張りたいと思います。周囲には「笑顔で仕事をしよう」といつも言っています。シンガポールの経験から怒っている人には話しかけてくれる人もいない、笑える職場でないと活性化しないと気づき、赴任中も後半は無理にでも笑顔を作るようにしていました。それから笑顔が絶えない職場を目指すようになりました。

 ― 今日はどうもありがとうございました。

【きょうの紙面】
(4)うそ電話詐欺被害防止でコンビニに感謝状
(5)理髪店シャープに日本1のサインポール


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ブルーベリーや草花


ゆめ風車通りで40人
ベンチの周囲に植栽


草花の苗を植える参加者

 周南市の新南陽商工会議所が呼びかけた「新南陽まちなかグリーンプロジェクト」で24日、企業などの協力でゆめ風車通りに設置したベンチのそばにブルーベリーの木や草花80種類、千本を40人がかりで植えた。
 ゆめ風車通りは新南陽駅と国道2号を結ぶ県道の愛称。道の途中にポケットパークや道沿いにオランダの姉妹都市、デルフザイル市にちなんで「ゆめ風車」が建てられている永源山公園や新南陽高がある。
 ベンチはこの通りを心地よく歩けるようにしようと12月に地元企業の協力で6基を設置した。いずれも地元のデザイナー、建築士のグループ、ナシブドウグミがデザインして地元企業が作った。苗の購入費などは県のゆめ花博基金を利用し、三菱UFJ銀行も支援した。
 この日はベンチを寄付した企業や、ナシブドウグミ、新南陽高の生徒、富田東地区まちづくり協議会などから40人が参加した。佐伯哲治会頭や新造健次郎県議も加わった。
 ベンチ6基のうち5基の周囲のグリーンベルトなどに植栽。雑草を取り払って耕し、掘った穴にブルーベリーやエリゲロン、アネモネ、ワイヤープラント、マーガレットなどを次々に植えていった。すでに花を咲かせている苗もあり、歩く人たちを楽しませていた。
 このプロジェクトとベンチ設置の新南陽まちなかベンチプロジェクトも3年がかりの事業。佐伯会頭は「花だけでなくハーブや高瀬茶にちなんで茶の木など特産品も植えて商業などの活性化にも結び付けたい」と張り切っていた。問い合わせは同商議所(0834-63-3315)へ。

【きょうの紙面】
(2)若手市議と新南陽高3年が対話集会
(4)閉園前に光市のつつじ園が展示即売会
(5)コロナ禍の飲食店に「無断キャンセル」


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かわいいカモ街中に3種類

野鳥が観察できるボートレース徳山近くの調整池

コロナの冬を楽しむ

カモ以外の野鳥も見られるかも

ホシハジロの群れとキンクロハジロ

 周南市栗屋のボートレース徳山近く、ダイナム徳山店横にある堀川の調整池に、数種類のカモが飛来している。
 カモは秋頃に海外からやって来て日本で冬を越し、春になるとまた海外へ渡っていく冬鳥の仲間。
 この池で確認されたのは、現在のところキンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモの3種類。今月19日には合計30羽ほどがゆったりと水に浮かんだり、毛づくろいをしたりと、思い思いに過ごす様子を観察できた。
 他にもカイツブリの群れやコサギ、ゴイサギなどのサギ類、周辺の樹木にはジョウビタキなど様々な野鳥が生息していて、街中でバードウォッチングを楽しむことができる穴場となっている。
 公益財団法人日本野鳥の会のHP(https://www.wbsj.org)では、野鳥にエサを与えない、騒いで野鳥を脅かさない、など観察のマナーを学ぶことができる。この冬は、野外でのバードウォッチングに挑んでみるのはいかがだろうか。

ハシビロガモ
キンクロハジロ




【きょうの紙面】
(3)周南、下松、光市が無届けの公共工事公表
(4)県酒造組合が徳山大学で「お酒の講座」
(5)室積小でオンラインの「南極出前授業」


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ふるさと納税・曲がり角に?

[金曜レポート]
3市とも「寄付超過」

下松市19倍以上!
魅力アップへ「次の一手」を

 生まれ故郷や応援したい自治体に寄付をする「ふるさと納税」制度。2008年に始まって全国的にも一定の定着感があるが、周南3市の実態はどうなのだろうか。各市の2019年度の決算資料や担当部署への取材、総務省の資料から実態を分析した。(山上達也)

全国的な「返礼品合戦」が問題化

 ふるさと納税は個人住民税の寄付金税制を拡充したもの。自治体への寄付金のうち2千円を超える部分について個人住民税所得割の約2割を上限とする金額が所得税と合わせて控除される。寄付金の使い道は各自治体が設けている選択肢を寄付者が選択する形で指定できる。
 各自治体では寄付金の額に応じて地域の特産品などを返礼品として送付しており、総務省は返礼品の金額は寄付額の3割以下にするよう大臣名の通知を各自治体に出し“通信販売化”しないよう過当競争を抑えている。しかし全国的には通知に従わない自治体もあって論議を呼んでいる。

下松市の「出」は「入り」の19倍に

 周南3市のふるさと納税は、他自治体からの寄付額より、他自治体への寄付額が多い傾向で足並みが揃っている。過度な返礼品で寄付をあおる形にしていない裏返しでもあるが、宣伝不足の一面も否定できないと言える。
 下松市は笠戸ひらめ刺身、ひとつったういろう、ロースハムウインナーセット▽光市はチョコアイスボールセット、IH対応ステンレスフライパン、皮ごと食べられる国産無農薬バナナ▽周南市は銀座〆(しめ)じぇら、無濾過原酒セット、レノファ山口2021シーズンレプリカユニフォーム―が各市の人気上位3位を占めている。
 これを各市ごとに「他自治体からの寄付額=入り」「他自治体への寄付額=出」で比較すると、3市とも「出」の方が圧倒的に多い。光市は3.5倍、周南市は3.7倍も入りより出の方が多く、下松市は19.2倍もの開きがある。
 3市ともパッとしないふるさと納税。PRをしていないわけではなく、取り組みがおろそかなわけでもない。どうすればふるさと納税の取り組みが盛り上がるのか。3市だけではなく全国的に曲がり角に来ているのかもしれない。今こそ「次の一手」が求められていると言えよう。

下松市の「笠戸ひらめ刺身」


 各市のふるさと納税の問い合わせは、下松市地域交流課広報戦略係(0833-45-1802)▽光市広報・シティプロモーション推進室(0833-72-1409)▽周南市シティプロモーション課(0834-22-8238)へ。


【きょうの紙面】
(2)光市の梅まつりなど新型コロナで中止
(4)徳山大公立化後の収支見通し公表
(5)徳山駅の観光案内所に風除けボード


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