練習船「青雲丸」が入港
2021年02月09日

晴海ふ頭で歓迎、見送り


大島、富山、鳥羽、広島、弓削商船高専の学生108人の航海訓練中の練習船「青雲丸」(阿部真二郎船長、5,890トン)が2日から6日まで、徳山下松港を訪れ、周南市の晴海ふ頭に着岸した。6日の出航時には手づくりの看板や小旗を持った元実習生や藤井市長が晴海ふ頭で見送り、航海の無事を祈る万歳三唱に対して実習生と乗員が整列して登弦礼(とうげんれい)で応えた。
青雲丸は海技教育機構の所属。同機構には大型帆船の日本丸や海王丸も所属している。今回の訓練航海は12月5日から2月28日までかけ、正月休みをはさんで日本を一周するもの。青雲丸の徳山下松港への入港は初めて。
新型コロナウイルスの影響で入港に際して一般公開や交流会、表敬訪問などはなく、市長がこの日、晴海ふ頭を訪れて入港を歓迎した。
元実習生は、現在は国交省山口運輸支局徳山庁舎に勤務している竹内裕美さん(33)。東京海洋大の学生として訓練航海のため乗り込んだ。入港を知って懐かしくなり、この日は、家族や同僚と一緒に手づくりの「安航を祈ります」の看板と、同じ意味の「U」「W」の信号機の小旗もたくさん用意して訪れた。
市も「青雲丸の安全航海と練習生の皆さんのご健闘をお祈りします」の横断幕を用意した。見送りに対し、甲板に整列した実習生は手に持った帽子を大きく振り続けていた。
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