一言進言

周南市内の中高生の部活しばらく休もう

~教育委員会として的確な判断を~

周南市を中心にコロナ禍の波は収まりそうにない。高校の剣道部でのクラスターはその中でも深刻だ。一生懸命練習に励んでいた高校生たちが感染した。彼ら彼女らに何の責任もない。かなりの防護策をしていた上での拡がりと聞いた。学生の親たちは総じて働き盛りの年代だ。職場など関連する場所が多い。

周南市は早速対策会議を開き、教育長は、部活は基本的に継続すべきと発表したが、判断を各校長に委ねた。市内中学校の校長会は全ての部活を一時中止すると判断した。県教委は、高校の部活はしっかり対策をして実施するとしている。同じ地域の中での取り組みがバラバラになった。何が問題かと言うと、知事や市長は教育の現場に物が言えないことになっていることだ。市の教育委員会は協議でもしたのだろうか。

感染者の多いところと、少ないところと県内でも地域差が激しい。この1カ月、周南市は他の地区に比べてかなりの数が出ている。今回でも20世帯以上に濃厚接触者が存在する可能性があった。一体最終的には何人の検査が必要になるのだろうか。不安の中、600人の検査を実施した。休校でもないのに、部活を一時休む決断を校長一人一人に委ねることは酷としか言いようがない。

県教委も地域によって判断を変える柔軟性がないと、このコロナ禍の中、適切な対応にはなるまい。まるで国と地方自治体の関係のようだ。そもそも全国一律の対応は適切ではなかった。関東地区だけでも早く隔離し、ロックダウン並みの対応していれば、かなりの拡散を防げたと思うが、間違いか。年明けになってようやく地域を限って宣言を出した。

先日、周南市の65歳以上の市民に2万円補助する制度を使ってPCR検査をした。総合スポーツセンターの駐車場に向かうと、広い駐車場にぽつりと検診車が止まっていて、私以外の車は1台もなかった。係員4、5人が手持ち無沙汰のように立っていた。早速問診票に記載、すぐに鼻に検査棒を突っ込まれ、あっという間に検査は終わった。その日検査に来たのは5人と言う。確かに検査を受けるのは恐怖心がある。

無心に竹刀を振って練習していた高校生たちの気持ちを想うと胸が痛くなる。なぜ自分が感染したのか?大切な家族への想いもつらかろう。「部活を継続するのが基本」だと教育長は語るが、せめて全体像が明らかになるまで市内の中高生の部活は休んでもよかったのではないか。ちなみに私の検査は陰性だった。

(中島