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接種期日の詳細、会場未定

周南市[新型コロナウイルス感染症対策]

不確実多く「国の指示」待ち
対策室設置から1カ月

 16歳以上の全国民に対する新型コロナウイルスのワクチン接種の準備が進められている。経費は国が負担してワクチンの確保、配分もするが、実施は市町村が中心。周南市では1月15日に地域医療課内に兼任を含めて14人の「新型コロナウイルスワクチン対策室」(室長・貞本昌也地域医療課長)を設置したが、接種までのスケジュールはすべて「予定」で、接種を受ける場所も「検討中」。設置から1カ月たったが、手さぐりで準備を進めざるを得ない状況が続いている。(延安弘行)

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 同市の人口は約14万1千人。ワクチンは希望者に予約制で接種する。優先的に接種を受ける医療従事者は4千人、65歳以上の高齢者は4万6千人と見られている。
 市は接種に関するホームページをすでに特設。手に入った情報を掲載している。2月下旬に医療従事者に接種開始、3月中旬以降、高齢者への接種券を郵送、同時期に市民向けワクチン接種予約センターを設置、4月に高齢者へのワクチン接種を開始するとしている。次に基礎疾患を持つ人が優先される。
 すべて「予定」の言葉が付けられている。高齢者以外の市民は「4月以降に接種券の郵送、予約開始を予定しています」とだけあり、接種がいつになるのかは記されていない。ワクチン接種は2回。いつ、終わるのかは示されてない。

印刷、受付の委託業者選定進む

 接種券の印刷・発送、受け付け業務、接種委託料など必要な予算は補正予算と新年度予算への計上を保証する債務負担行為で確保している。接種券の印刷は市内の赤坂印刷が受注。市民一人々々に宛てて郵送する接種券を宛て名まで含めて印刷する。
 受け付け業務の委託先の選定も進めている。インターネットのウェブサイトからの申し込みもできるようにする。市内の業者に意向を調査したが引き受ける業者がなく、市外に対象を広げた。間もなく決定する。受付センターは庁内に設けるという。

冷凍庫9台、接種会場6カ所

 同市に配分予定のウイルスを保管するための冷凍庫は9台。いつ到着するかは一部を除いて未定で、配置場所も調整中だ。接種会場は6カ所を想定。体育館のような広い会場が必要で、こちらも選定作業を進めている。誰が接種するのかもまだ決まっていない。徳山医師会に協力を求めるとともに、医療関係の業者も考えている。
 対策室では高齢者に接種券を郵送する3月までに接種場所、時期などを確定させたいという。しかし、国のワクチン供給のスケジュールによって左右される。準備作業の説明にも「国の指示のもとに」の言葉を何度も聞くことになった。
 すべての準備が整ったとしても、どれだけの市民が接種を希望するのかもわからない。強制はできない。接種促進のための啓発にまで手が回るのかもまだわからない。
 光市は対策室だけでなく、すべての部局による「接種連携チーム」を発足させた。1月22日に接種計画も発表している。下松市も5日までに市保健センター内にコールセンター設置の準備を終えて接種計画も発表。市との連携が欠かせない下松医師会の事務局も同センター内にある。
 16歳以上の全市民にワクチンを接種する空前の大事業であり、14人でできる作業でないことは誰もがわかっている。災害対策本部に準じた全庁的な体制づくりが周南市でも必要ではないのか。貞本室長は「関係部署と連携しながら進めていきたい」と話している。

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