ヘッドラインニュース

岩国、山口市で2人

県内感染者は1,395人、入院は17人

 県は17日、新型コロナウイルスに岩国市の60代の男性と山口市の70代の女性の合わせて2人が感染したと発表した。県内の感染者は1,395人になっている。
 岩国市の男性は6日に胸痛、呼吸苦の症状があり、16日にPCR検査で陽性が確定した。現在は無症状。山口市の女性は14日に発熱し、16日に抗原定量検査で陽性が確定した。発熱、呼吸不全の症状があり、中等症。
 17日現在、県内の入院患者は17人で、中等症が5人、軽症・無症状が12人。重症の感染者と宿泊療養者はいない。

従業員の健康は会社の財産

認定に喜ぶ左から静野課長、光井社長、小薄主任、有沢部長


巽設計が健康優良法人「ブライト500」認定
飲料水自販機に「糖質量」表示も


 光市光ケ丘の巽設計コンサルタントが“一発認定”が困難といわれる日本健康会議(共同代表・三村明夫日本商工会議所会頭)の「健康経営優良法人2021・ブライト500」を受賞した。従業員の健康増進に会社を挙げて取り組む姿勢が評価されたもので、光井謙二社長(61)は「従業員の健康こそ会社の財産。従業員の健康を第一に考えて、健全で働きやすい職場環境づくりに努め、今後も毎年認定されるように全社の取り組みを続けたい」と話している。
 同社は従業員が約60人で、建築設計や測量、地質調査などを手がけ、本社のほか県内外に営業所計14カ所を展開。従業員の健康づくりは1953年の創業以来のテーマとして取り組んできた。
 日本健康会議は経団連や日本商工会議所、日本医師会など経済団体、保健団体、地方自治体、医療団体などで2015年に発足。健康経営優良法人は優良な健康経営を実践する大企業や中小企業を顕彰する制度で、今年度の中小企業部門は全国で7934事業所、県内では68事業所が認定された。
 周南地域では下松市の下松商工会議所▽光市の三知、三電、ダスキンせらい、芳川鉄工所▽周南市のあんしんネット山口、エム・エム・イー、山口オートガラス、きらりトータルサポート、九内、さくら保険サービス、サンコー保険ドクター、ライフデザインの計13事業所が認定。
 通常はこの認定を受けた数年後に、審査基準が厳しい「ブライト500」の認定に挑むケースが多いが、巽設計コンサルタントは初挑戦で健康経営優良法人認定と「ブライト500」の両方の認定を同時に射止めた。
 この背景には、社内に血圧計、マッサージ機や、体脂肪率や筋肉量、内臓脂肪などを分析できる体組成計(たいそせいけい)などが自由に使える健康づくりコーナーを設置▽毎月1回、会社の全額負担でヘルシー弁当を提供▽やまぐち健幸アプリによる社内歩数記録大会を開いて表彰制度を新設▽禁煙促進ガムの無償提供▽社内の飲料水の自動販売機に品物ごとのエネルギーと糖質量を表示―といった徹底した取り組みが評価されたといえる。
 とくに健康づくりコーナーや自販機は、来客者も自由に使えるようにしていて好評だ。
 これらの取り組みにかかった経費は、健康器具の購入や、毎月の弁当代、禁煙促進ガムの購入費ていど。この取り組みを担当している業務部の小薄真衣(おすき・まい)主任(29)は「従業員全員にこまめにアンケートを取り、取り組みへの反応やニーズの把握に努めている」と話す。
 同部の有沢智貴部長(44)や静野邦彦課長(48)も「大きな予算をかけるのではなく、従業員の連帯感の向上につながる健康づくりを今後も進めたい」と意欲を見せている。

【きょうの紙面】
(3)第一交通がタクシー乗務員採用強化
(4)保険ひろばが小学生に「お金すごろく」
(5)被災地支援10年の上土居さんが演奏会



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3人が感染、1人死亡

感染者1,393人に

 県と下関市は16日、新型コロナウイルスに岩国市で20代の男性と女性の2人、下関市で40代の女性の計3人が感染したと発表した。
 県内での感染は13日から3日ぶり。県内の感染者は1,393人になった。
 またクラスター関係で入院していた90代の女性の感染者が死亡した。感染による死者は43人になった。

戦前の中国で工場の総支配人

東一郎さんが贈られた額

従業員から贈られた帰国記念の額
中山東一郎の子孫が山崎八幡宮に奉納

 戦前に富田町長も務めた中山東一郎さんが1930年に中国東北部の奉天(現在の瀋陽)から帰国する際に総支配人を務めていた奉天製麻の工場の中国人の従業員2千人から贈られた立派な額2枚を12日、孫で周南市古市の中山義文さん(94)が山崎八幡宮(河谷昭彦宮司)に奉納した。


 この額は高さ1メートル、幅2.2メートル。一枚板でそれぞれ、「博愛為懐」「徳被群工」と大書して「帰国記念」の言葉や工場名、「中華民国十九年三月」と年号が添えられている。
 それぞれ松竹梅やおめでたい植物が彫刻された金地に立派な文字で書かれ、豪華な美術品に仕上げられている。長く中山家の玄関に大切に掲げられていて傷みもなく、日本と中国の人と人の間に結ばれたきずなを伝えている。
 東一郎さんは1876年生まれで1963年に亡くなったが、19歳で家運挽回のため、家を出てから帰国するまでの半生は波乱万丈。台湾や朝鮮半島、中国の実業界で活躍し、探検や調査にも出かけて冒険を繰り広げた。日露戦争では中国語の通訳を務めた。
 初代内閣総理大臣の伊藤博文が1909年にハルビン駅頭で暗殺された時は、現地の日本人会を代表して出迎えるため、現場に居合わせたという。
 75歳の時に人生を振り返ってまとめた手記によると奉天製麻は安田財閥系の企業だったが、1919年の会社設立時から現地で工場の建設からまかされていた。安田家内部の紛争や22年には火災で工場が焼け落ちてしまう不運にあい、工場解散のため不眠不休で奔走。復興にあたっては取締役兼総支配人となった。
 その後の経営は順調だったが、世界恐慌の中で安田家出身の社長に突然、工場の解散を命じられ、経営の継続を求めたが受け入れられず、「激高する社員、職工を慰撫、鎮定し、無事閉鎖を完了した」という。今回、奉納された額はその時、盛大な式典、行列などとともに贈られた。義文さんによると東一郎さんは一本気な人だったという。
 同八幡宮では今年は4月3日(土)、4日(日)に開く春季大祭で披露することにしている。

【きょうの紙面】
(3)下松に大震災の釜石との交流記念プレート
(4)「模範車」健在、無事故、無違反の山本さん
(5)桜木バレースポ少が県大会1位に



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新生「日鉄ステンレス山口シーガルズ」

新ユニフォームで張り切る選手と役員

光シーガルズ26年ぶり改称
「光」の文字消えるも「拠点は光」

 1995年から光市の新日鉄光製鉄所(現日鉄ステンレス山口製造所光エリア)を拠点に活動してきた社会人野球チーム、光シーガルズが1月8日に「日鉄ステンレス山口シーガルズ」に改称し、今月13日には改称後初の対外試合が光井の日本製鉄光球場であり、日鉄ステンレスの企業チームとして新しいスタートを切った。前身チーム時代の92年を最後に途絶えている全国都市対抗野球大会への出場を目指して戦力を強化していく。
 61年に当時の八幡製鉄光製鉄所で創部した日本野球連盟の企業チームの八幡製鉄光硬式野球部が前身。70年の新会社発足に伴って新日本製鉄光硬式野球部に改称した。
 94年には鉄鋼不況の影響で休部になったが、有志がクラブチーム「光シーガルズ」を結成し、新日鉄光のほか協力会社の支援も受けて95年から活動を始めた。
 その後2003年に新日鉄と住友金属が合併して新日鉄住金ステンレスとなり、さらに19年には日新製鋼との合併で日本製鉄が誕生。同年に光シーガルズも同連盟の登録種別を企業チームに変更し、今年1月に日鉄ステンレス山口シーガルズに改称した。
 名称変更に伴い、結成60年目にしてチーム名から「光」の文字が消えた。阿知羅(あちら)宗治マネジャー(32)は「これまでも他チームから“光さん”と呼ばれて愛着があったし、OBの間でも光の文字がチーム名から消えることに寂しさを訴える声があった」と話す。
 しかし日本製鉄の誕生で、新日鉄住金ステンレス光製造所は日鉄ステンレス山口製造所光エリア▽日新製鋼周南製鋼所は日鉄ステンレス山口製造所周南エリアとなり、山口製造所全体で一体感が求められることになった。光シーガルズも企業チームに登録を戻したこともあり「光」を「山口」に置き換えた。
 とはいえチームの登録地は依然「光市」であり、都市対抗野球大会には従来通り「光市」のチームで参戦する。現在の選手20人も光エリアまたは関連企業の従業員で占められ、阿知羅マネジャーは「当面、光エリア関係だけの選手構成で戦っていく」という。一新したユニホームにも右肩には光市の市章を入れて「光市のチーム」を強調している。

ユニフォームの光市市章


 13日の対外試合は下関市の東亜大学と戦ったが、5-3で敗退。始球式では同製造所の国岡信哉製造所長がマウンドに立ち、打者の山本敦副製造所長に向けて好投。捕手の近藤一誠選手がしっかりキャッチした。
 同チームは今シーズンから新人5人を加えた。さらに下松工高出身で1995年から98年まで読売ジャイアンツに在籍し内野手で活躍した高村良嘉さん(50)=中国ビジネスサービス=を今年1月からヘッドコーチに迎えて、選手の育成に力を入れている。

【きょうの紙面】
(2)ワクチン接種コールセンターは「0567」
(4)優良公民館に三丘市民センター
(5)荻原さんが卒園児の似顔絵描いて41年



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ゼロコロナへ!

【新型コロナウイルス感染症 ワクチン接種対策】

光 市
コールセンター下4ケタ「0567」(ゼロコロナ)
16日~・ゼロコロナへ!ワクチン接種キャンペーン
当面は固定電話8回線体制で

 光市は新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向けて「ゼロコロナへ!ワクチン接種キャンペーン」を16日(火)から始める。市民からのワクチン接種の予約を受け付けるコールセンターの電話番号の下4ケタは、光市だけでなく、周南市、下松市ともゴロ合わせで「ゼロコロナ」と読める「0567」で統一する。
 16日には集団接種リハーサルをあいぱーく光で開き、接種の手順を確認する。18日(木)にはコールセンターをあいぱーく光内に開設する。電話番号は0833-74-0567。光市では相談も同じ番号で受け付ける。
 ワクチン接種を啓発する横断幕を市役所本庁とあいぱーく光に掲げ、職員の手づくりの啓発ポスター60枚を各コミュニティセンターなどの公共施設に張り出す。横断幕2枚の制作費計約14万円は、明治安田生命保険徳山支店が同市に寄付した「地元の元気応援寄付金」(金額は非公表)を活用する。
 コールセンターは当面、固定電話8回線で開設し、必要に応じて回線数を増減する。市ではまず今月下旬に65歳以上の高齢者に接種案内を郵送することにしており、この時期からコールセンターで接種予約を受け付けるほか、インターネットでも予約ができるようにする。
 問い合わせは市新型コロナワクチン接種対策室(0833-74-3074)へ。

【新型コロナウイルス感染症】

下松市で会社員の男性
市内42人、県内1,390人に

 県は13日、下松市の40代の会社員の男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同市の感染者は42人になった。
 男性は3月6日からせきやのどの痛み、頭痛、けんたい感などの症状があり、12日にPCR検査で陽性がわかった。県内の感染者は9日以来4日ぶり。現在は無症状。県内の感染者は1,390人になった。14日も新たな感染者の発表はなかった。


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周南市「市民の声を聞く課」に616件

[金曜記者レポート]

実現や新年度予算計上も
市民から提言、意見、提案

 周南市が昨年4月に「市民の声を聞く課」を新設して強化している市民からの提言などの募集に対し、1月末までに520人から616件の提言、提案などが寄せられ、一部は新年度の新規施策や新型コロナウイルス感染症対策に生かされている。市民の声を市政に生かそうと、藤井市長が選挙時の公約を実現して生まれた部署。寄せられた提言などはすべて市長に届けられ、成果をあげつつある。(延安弘行)


 同課は一昨年、当選した藤井市長が「市民に寄り添い、市民の声をしっかり聞く取り組み」を進めるために設置。提言の募集は各総合支所、支所に提言箱を置くなど大幅に拡充した。提言箱のほか、Eメール、ホームページ、電話や直接、同課を訪れた市民からも受け付けたが、3分の1は電話だったという。
 このうち、意見などに対しては返事が可能な場合は文書や電話で回答、説明し159件が「対応ずみ」。このうち、子どもの医療費助成で小学生まで所得制限を撤廃する完全無料化、高齢者へのバス、タクシー代の補助は新年度予算案に必要な事業費を計上している。ごみ袋の表示も4月から印刷する分は日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語の5カ国語になる。
 すでに実現したものとしては、新型コロナウイルス対策の一人親家庭への支援、マスクの寄付ボックスの設置、新生児応援特別給付金や、トビイロウンカ被害農家への助成などがある。
 このほか、職員の執務や市役所の施設改善では、市民課の編入の届出の記載例がわかりにくいという意見が寄せられたため改良▽横に支柱がついている手すりが危険だという指摘から支柱にゴムカバー取り付け▽1階の情報閲覧コーナーにコーナー名の表示を設置や、ホームページの間違いの訂正などがある。
 ホームページには613件のうち「提言」に区分される13件を掲載しているが、近く1年分をまとめてそのほかの意見、提案、実現したことなどを公表する。
 同課が担当する公募による「市長と語る まちづくり」懇談会も新型コロナウイルスの影響で一部は延期になったが、年度内に2回実現し、延期された3回目以降もすでに日程が決まっている。
 市役所と市民の間の壁を取り払い、以前の閉塞感を打ち破り、市民の力をこれまで以上に引き出せるか、新年度はシティプロモーション事業や「日常をときほぐす観光」とともに、藤井市政の真価が問われることになりそうだ。

【きょうの紙面】
(2)新入生に県トラック協から黄色いハンカチ
(4)児玉源太郎しのんで児玉神社例祭
(5)虹ケ浜、室積で松の“こも”外し



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ワクチン供給時期見通せなくても

新型コロナウイルス感染症[ワクチン接種対策]


懸命の高齢者、住民接種担当者

 新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。現在は医療従事者が対象だが、4月からは市による高齢者や住民の接種が始まる。ワクチンの供給時期などの情報が確定しない中、懸命に準備作業を進める周南市、下松市、光市の担当者に思いを聞いた。

いつ、ワクチン供給があっても対応

周南市新型コロナウイルスワクチン対策室

「市民の不安少しでも除きたい」

貞本昌也室長(56)

[プロフィール]さだもとまさや
 鹿野小、鹿野中から新南陽高を卒業。1993年に徳山市役所に入った。保険年金課長から2019年4月に地域医療課長、昨年4月から健康医療部次長を兼務。新型コロナウイルス対策では市地域外来・検査センターの開設など検査体制の充実に関わってきた。



 周南市の新型コロナウイルスワクチン対策室は1月15日に設置。貞本昌也健康医療部次長兼地域医療課長が室長を兼務している。職員は17人だが地域医療課の全職員5人など全員が兼務。事務スペースは本庁舎4階の同課やその周辺。
 貞本室長は保険年金課が長く、医療関係は地域医療課になった2年前が初めてだった。そこへ、考えてもみなかった新型コロナウイルスの感染拡大で、ワクチン接種を担当することになった。
 情報収集から始めたが、ワクチンがいつ、到着するのかが不透明。その中で、接種券の発送準備や、集団接種の会場、医師、看護師、事務などの職員のスタッフを確保するための計画づくりに取り組んだ。集団接種は7会場。徳山医師会や一部は業者にも作業を委託する。
 市が接種する高齢者への接種券発送は3月下旬を予定しているが、集団接種の開始時期が決まるまで待つか、先に発送してしまうか、ぎりぎりの判断になりそう。近く開設する予約センターは旅行会社の日本旅行に運営を委託し、電話とウェブサイトでも予約できるようにする。
 ワクチンの供給時期が見えない中で「いつ供給があっても対応できるようにしている」と話し、3月中に接種のリハーサルも計画。接種の成功へ「全庁一丸」を掲げる職員はもちろん、医師会などが協力的なことに感謝し、「少しでも市民の不安を除きたい」と取り組んでいる。

毎朝ミーティングで情報共有徹底

下松市新型コロナウイルスワクチン対策室

「安心して接種できる体制づくりを」

中村裕子室長(60)

[プロフィール]なかむらひろこ
 下松小、下松中、下松高、岡山大医学部付属看護学校、山口県立衛生看護学院を卒業。1983年に市役所入り。福祉政策課ふくしの相談室長などを務めた。保健師、看護師の資格を持つ。



 下松市の新型コロナウイルスワクチン対策室長の中村裕子さんは健康増進課長を兼務。室員7人のうち兼任6人、専任1人だが、国井市長は「オールくだまつ、オール市役所で市民に安心していただけるワクチン接種体制を構築していく」と明言しており、今後、会計年度任用職員(臨時職員)の増員で体制が強化される見通しになっている。
 国のワクチン配備計画に振り回されているが「ワクチンがいつ届いてもいいように、計画だけは進めている」という。その柱となるのが下松医師会や周南記念病院など医療機関との緊密な連携だ。
 医師会の事務局と対策室が同じ市保健センター内にある好条件も生かして連絡は密にとっており「この連携があるからこそ、いつワクチンが届いても混乱なく、決められた順位に沿って接種を始められる」という。
 3月中には接種のリハーサルを開き、コールセンターも保健センター内に開設する。3月下旬までに発送を予定している市民一人一人の接種券にはワクチン接種の意義や役割、手順を解説する印刷物も同封して理解を深めてもらう。
 「対策室のメンバーは、毎朝のミーティングで情報の共有を徹底している。ワクチン接種のオール市役所、オールくだまつの原点はここにあるという気概を持って取り組みたい」と意欲を見せている。電話は0833-41-1234。

中村室長(中央)と意欲満々の対策室メンバー


「円滑な接種」へ準備着々

光市新型コロナウイルスワクチン接種対策室

市民の不安解消へ全庁連携体制

田中満喜室長(55)

 [プロフィール]なかたにみき
 平生町出身。国立京都病院付属看護助産学校(現京都医療センター付属京都看護助産学校)卒。1989年に市役所入り。保健師、看護師、助産師資格を持つ。



 光市の新型コロナウイルス接種対策室長の田中満喜さんは健康増進課長を兼務。室員8人中兼任6人、専任2人だが「いつワクチンが到着しても、決められた順位に従って円滑に接種が進むように準備を進めている」と自信を見せる。
 その背景にあるのは市川市長がワクチン接種を「チームひかり、オールひかりで進めよう」と位置づけていること。国や県など関係機関から届く情報は室員で共有することはもちろん、市役所の全部署による「ワクチン接種・庁内連携チーム」を通じて全職員が情報を共有するようにしており、市職員なら部署に関わらず基本的なことなら答えられる体制になっている。
 田中室長は「大切なのはこの部分。市民の皆さんにワクチン接種のご不安を与えず、安心して接種していただけるように私たちが率先して心がけたい」と引き締める。
 16日(火)にはワクチン接種のリハーサルを市医師会や市老人クラブ連合会の協力で開く。田中室長は10年前の東日本大震災で仙台市の避難所で健康観察や相談の支援活動をした経験があり「一人一人に寄り添う大切さ、尊さを実感した。その経験を今回のワクチン接種に生かしていきたい」と話している。
 対策室はあいぱーく光1階の健康増進課内にある。1月25日の対策室発足と同時に英文を併記した対策室の看板を取りつけた。電話は0833-74-3074。

田中室長(前列右端)ら対策室のメンバー



【きょうの紙面】
(3)20、27日、銀南街春まつり
(4)下松市食生活改善推進協が40周年式典
(5)下松小生が害虫駆除へ「鼎の松」こも外し



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54年続くも「時代の変化」

光市のひとり親家庭のランドセル贈呈中止
新入学児童へ今年度を最後に

事業廃止の告示文
ランドセルを子どもに渡す市川市長(2019年3月3日)


 光市は合併前の1966年から54年間続けてきた、ひとり親家庭の新入学児童へのランドセルの贈呈を、今年度を最後に廃止する。松村雄之福祉保健部長は「廃止は残念だが、ひとり親家庭の経済的環境の変化や、ランドセルを求める志向の複雑化など、市では対応できない形になってきた」と話している。(山上達也)



 この取り組みは故松岡三雄市長時代の66年に制定した「母子家庭等新入学児童祝品支給事業実施要綱」に基づくもので、2011年から父子家庭も対象に「ひとり親家庭等」に改称。市と市社会福祉協議会、市母子寡婦福祉連合会が毎年3月上旬に開く「ひとり親家庭新入学児童のつどい」で、市がランドセル、市社協が図書カード、市母子寡婦福祉連合会が傘と菓子を、ひとり親家庭の子どもたちに贈ってきた。
 しかし「ひとり親」家庭の状況が時代の変化で変容。市によるとかつて「死別」がほとんどだったひとり親の理由が、今では「離婚」が大半になり、経済的環境も変わって「ランドセルなら自分で買います」と市からの寄贈を辞退するケースが増えた。
 さらにランドセルの購入時期も、小学校入学の前年の4月ごろから検討して5月から夏にかけて購入するパターンが最近では大半と大きく変化。しかし市がひとり親家庭にランドセル受け取りの意向を打診するのは前年年末で、購入の時期とのずれも受け取り辞退に拍車をかけた。
 市こども家庭課によると、ここ3年のランドセル寄贈にかかった経費と寄贈実績は、2017年度が40万円、11個▽18年度が54万円、15個▽19年度が69万円、19個。記録が残る2005年度以降で最多だったのは05年度の35個だった。
 毎年あいぱーく光で開く「つどい」では市長自身が子どもたち一人一人に優しく声をかけながらランドセルを渡す光景が見られ、式典の終了後には紙芝居、パネルシアターの上演や、保護者向けのライフプラン講座もあって、周南3市には光市にしかない取り組みだったが、市は3日付けで市役所掲示板に張り出した「告示」でこの事業の廃止を決めた。
 昨年と今年は新型コロナウイルス感染症対策のため「つどい」は開かれず、ランドセルの受け取り希望者があいぱーく光の窓口を訪ねて受け取る形になっている。

【きょうの紙面】
4、5面に徳山大学開学50年記念座談会「地域貢献第一主義に!」



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周南市で会社員の男性

2人が感染、1,389人に

  県などは9日、新型コロナウイルスに周南市の40代の会社員の男性が感染したと発表した。この男性は2月28日に感染を発表した下松市の40代の会社員の男性の家族。周南市の感染者は242人になった。この日はこのほか、下関市で50代の男性が感染し、県内の感染者は1,389人になった。
 周南市の男性は検査で陰性確認後、28日から健康観察中だったが、6日に味覚、嗅覚異常の症状があり、8日にPCR検査で陽性が確定した。現在の症状は軽症。