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地上から12センチに埋設わからず?

事故の現場=19日撮影

周南市議会

上下水道局が連絡せず工事
産業道路のエチレン管破損報告
追及で明らかに

 周南市議会6月定例会の本会議が23日開かれ、19日に入船町の産業道路の歩道で、上下水道局の配水管敷設替工事中に発生したガス管破損事故の行政報告があった。アスファルト舗装をカッターで切断中、地上から深さ12センチのエチレンのパイプを傷つけた事故。藤井市長が「市民に不安な思いを与えたことをお詫びします。あってはならないことで、浅かったからで済ませることなく、県、市、企業一緒になって見直し、調査したい」と陳謝した。
 最初に井筒守上下水道事業管理者(上下水道局長)が経過を報告した。この事故は午前8時52分に施工業者から市消防本部、上下水道局に連絡があった。パイプが破損してガスが噴き出したため、産業道路を封鎖、近隣住民を退避させ、JR山陽本線、新幹線も昼過ぎまで運転を見合わせた。
 午後2時になって出光興産のガス分析で、エチレンが含まれていてガス管は出光興産がコンビナート企業にエチレンを送るパイプラインとわかり、ガス管を閉じる作業を開始した。午後5時にガスの噴出がほとんど止まった状態を確認し、窒素ガスの注入を開始した。産業道路の通行止め解除は7時10分、避難住民の帰宅は7時40分だった。
 報告に対し、藤井康弘、岩田淳司、土屋晴巳議員(アクティブ)、魚永智行、中村富美子議員(日本共産党)、古谷幸男議員(自由民主党周南)、福田文治議員(参輝会)が責任の所在などをただした。
 エチレンは可燃性だが、消防本部の調査で「可燃ガスは検知されず」とされたことや、ガス管がなぜ地上から12センチのところにあったのか、調査や対策を求める質問が続いた。
 執行部は、当初、ガス管が「相当古いもの」で、埋設当時の状況がわからないと答弁し、「いろんなものが埋まっている。より慎重に施工したい」と述べた。これに対し、福田議員は「エチレンは可燃性ガスだ。最終的に何の配管だったのか。業者に手掘りしろというのか」と追及。土屋議員は「古い管だからですましていいのか。二度と起こさないためにどうすべきか、住民に対するメッセージを」と迫り、市長が調査する考えを述べた。

調査する考えを述べる藤井市長


 パイプラインが埋設されていると思われる地域の水道管などの工事では、通常はパイプラインを管理している企業に連絡して試掘、立会を求める。しかし、今回の工事で上下水道局は出光興産に連絡していなかった。
 同社によると破損したパイプラインは直径10インチ(25.4センチ)で1968年に埋設され、現在も使用している。補修工事には2週間ていどかかる見込みだが、その間は予備のパイプラインを使用し、操業に影響はないという。
 昨年、周辺を含めた工事について同社に連絡し、別の工事場所では同社も立会し、その際、今回の事故現場を含む図面も渡されていた。同社によるとその図面を見れば、浅い場所にパイプラインがあることもわかるはずで、同社は「見誤まったのではないか」と話す。
 一方、上下水道局は出光興産に事前に立会など依頼しなかったこと、パイプラインが埋められている深さへの認識について「図面を見て現場の地形と照らしあわせたが、パイプラインと事故現場の位置は離れていた。もう少し車道側と思っていた。経験則だが、12センチにパイプラインがあると認識していなかった」と話し、同社と協議している。

【きょうの紙面】
(2)下松市議会一般質問で、接種ミス陳謝
(4)周南市の徳山大公立化出前トークスタート
(5)市民センター紹介は桜木市民センター

 

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下関市と宇部市で1人ずつ

県内感染者3,119人に

 県と下関市は24日、同市の10歳未満の子どもと宇部市の50代の会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は3,119人になった。
 90代と80代の女性が亡くなったことも発表した。死者は76人になった。

 

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