一言進言

藤井市政はどこに向かっているのか?

~活動する市民を置き去りにするな!~

先月25日、周南地域地場産業センターで「周南ものづくりブランド」の認定書交付式があった。認定されたのは下松市来巻の農事組合法人21世紀フラワーファームの「パパイヤドレッシング」「パパイヤ茶」、周南市新町のイタリアン食堂Bambooの「Bamboo frozen Meal」など5点。同センターだけで過去の認定品は100種類を超えている。周南市農林課管轄の「しゅうなんブランド」も100種類は超えている。

相当の数を認定してきたが、いざ手に入る場所と言えば、道の駅「ソレーネ周南」か周南観光コンベンション協会の「まちのポート」しかない。もちろん全てではないが、それなりに買うことが可能だ。再開発で移転させられた「まちのポート」が苦労している。行き止まりの路地になって、店の前を人が歩かない。観光案内所と併設しているが駅前からは見えにくい場所だ。

周南観光コンベンション協会は2013年に設立された。市役所内の観光課に事務局があった観光協会を民間で運営することで、もっと大胆に、もっと効果的な活動をと、周南市内の商工会議所、大企業、会社、個人がお金を出し合い、一般社団法人として活動を始めた。職員は数人だが、活動の多くを集まったボランティアたちが支えている県内でも珍しい団体だ。最初の「まちのポート」は、山田石油から「そうした団体なら」との理解で破格の家賃で貸してもらって何とかスタートした経緯もあった。

駅前図書館のフルーツパーラーが撤退して、同協会は何とかその後に入れないかと模索したが、家賃が高いからと断念した。そんな中、家賃が12万円台でプロポーザル形式での募集となり、早速参加を表明して応募した。結果は防府市に店舗がある店が入居することになった。私はがくぜんとした。一体周南市はどこを向いて行政を展開しようとしているのか。あれだけの周南ブランドを誇らしげに認定してきたが、街中で唯一の販売拠点をさておいて、防府の料理店に貸すというのだ。

コロナ禍の中で周南地区の生産者たちは懸命に特産品を開発し製造してきたが、その唯一の販売場所を「公平を期すため」にと他市の店を優遇するとは。一体市長をはじめ行政マンたちは何を考えているのだろうか。観光案内所も人目の付かないところで充分と思うその心境がわからない。

同協会の役員などメンバーは多額の会費を払ってまで、地域の観光を盛り上げよう、地域の産品を少しでも売って支えて行こうと頑張ってきた。地域の中で無償の奉仕の気持ちで活動してきたメンバーたちの「がっかりです」の声に、市長はじめ執行部は何と言って慰めるのだろうか。

(中島