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アナウンス日本一に山本さん(末武中2)

決勝に周南地域3校から6人出場

 アナウンス部門日本一に―8月17日に東京・千代田放送会館で開かれた第38回NHK杯全国中学校放送コンテスト全国大会で、下松市の末武中2年、山本華子さん(13)がアナウンス部門で最優秀賞を受賞した。同部門で最優秀賞を受賞した県内からの出場者は2005年に受賞した下松市久保中の玉井美香子さん以来16年ぶりで、山本さんは「来年も全国大会に挑戦したい」と意気込む。
 同大会は中学校の校内放送の活性化と放送教育の充実、発展を目的に全国放送教育研究会連盟、NHKなどが主催。昨年は新型コロナウイルス感染症対策で中止だった。
 400字以内の自作の原稿を読むアナウンス部門と、課題図書の中から抜粋して2分以内で読む朗読部門がある。6月19日に山口市大海総合センターで開かれた県大会には周南市の岐陽中、秋月中▽下松市の末武中、久保中の4校から両部門に8人ずつ出場。このうち両部門の各6人が全国大会に進んだ。岐陽中にはNHK山口放送局長賞が贈られた。
 全国大会にはアナウンス部門に711人▽朗読部門に1,292人が出場。CD審査の予選で両部門各30人が決勝に進み、アナウンス部門の最優秀賞に山本さんが選ばれた。

末武中 山本さん「和食と箸の素晴らしさを」

左から井美さん、山本さん、中田さん(末武中)

 末武中からはアナウンス部門で最優秀賞の山本さんのほか、中田美咲さんが優秀賞▽朗読部門で井美桧香さんが優良賞を受賞した。
 山本さんは和食の素晴らしさを「箸(はし)が一膳あれば、つまむ、挟む、運ぶ、切る、裂く、はがすといろんな食べ方ができます」と箸に注目して表現し「和食だけでなく、それをいただくための道具もまた世界に誇れる使い方ができるといいですね」と結んだ。
 山本さんは「まさかの全国最優秀賞に驚いた。将来はたくさんの人に物事を伝える仕事に就きたい」と夢を話していた。陸上競技部で活動している。
 中田さんは「休み時間に電気を消す、手洗い場は水を出しっぱなしにしない、給食は残さず牛乳も飲み切る―に取り組み、SDGs(持続可能な開発目標)を実行しよう」と訴えた。「みんなが“自分もやってみよう”と思ってくれるように心を込めて話した」と喜んだ。部活は卓球部。将来の夢は薬剤師だ。
 井美さんは藤岡陽子著「晴れたらいいね」の主人公の紗穂とマリオの別れの一節を朗読した。「別れを惜しむ二人の心の叫びや情景が浮かぶように、ゆっくりと落ち着いて朗読した」と振り返った。部活は吹奏楽部で、将来は物事を伝える仕事に就きたいという。
 3人とも掛け持ちで放送部に所属し、顧問の善村綾子教諭の特訓を受けて力をつけた。

久保中 アナウンス力を独学で

武智さん(久保中)

 久保中からはアナウンス部門で武智彩夏さんが優良賞になった。
 武智さんは同校キャラクター「くーぼ」を中心にしたあいさつ運動を紹介し「元気なあいさつからみんながエネルギーをもらっている」と表現した。
 武智さんは生徒会長のかたわら吹奏楽部で活動し、アナウンス力は独学で磨いた。将来は医師になって救急医療に携わるのが夢だ。
 武智さんの取り組みをサポートした尾辻玲教諭は「自力でゼロから頑張る努力家で、今後の活躍が楽しみ」と期待している。

岐陽中 「ぞうさん」のまど・みちおを紹介

木原さん(左)と坂根さん(岐陽中)

 岐陽中からはアナウンス部門で坂根愛理さんが優良賞を受賞し、朗読部門で木原璃音さんが入選した。2人とも放送部で活動中。
 坂根さんは冒頭、周南市出身の作詞家で詩人のまど・みちおさんの「ぞうさん」を歌い上げて「こんな素敵な詩を紡いでいる偉大な郷土の先輩の作品を一人でも多くの生徒に伝えたい」と訴えた。将来の夢は司会者だ。
 木原さんは重松清著の「くちぶえ番長」の一節を朗読し、口笛の上手な女の子のマコトの強さと優しさを情景豊かに読んだ。将来は小学校の先生が夢だ。
 18日の運動会で2人は放送係を務める。同校からアナウンス部門に3人、朗読部門に4人計7人も全国大会に進んだが、決勝に進んだのは2人だった。放送部顧問の吉武美紀子教諭は「地道な努力に拍手を送りたい」とたたえていた。

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