ヘッドラインニュース

休止中の代々木公園駐車場も

中心市街地の駐車場案内システム


誤表示対策進まず

 周南市の中心市街地で1997年に導入された駐車場案内システムの表示に、休止中の代々木公園駐車場、銀南街駐車場の表示が残り、駐車場を探すドライバーを戸惑わせている。
 このシステムは徳山商店街やその周辺の駐車場が満車になることが多かったことから空いている駐車場に車両を誘導するために導入された。駐車場の位置を示す地図と満車か空きがあるかを示す総合案内板5基、矢印で各駐車場への道順を示す個別案内板9基、予告案内板などがあり、いずれも市役所周辺など幹線道路の中央分離帯や歩道に建てられている。

個別案内板(左)と総合案内板



 2009年度まで使用されていたが、商店街の衰退で駐車場が満車のことがほとんどなくなり、年間500万円の維持費や修繕料も必要になってきたことから満車、空車の表示を中止した。
 その後は駐車場の位置の案内だけになり、廃止の駐車場は表示しないようにするなどしていた。ところが最近になって代々木公園の市営地下駐車場が休止になり、銀南街駐車場も今年夏の停電以後は使用できなくなったが、表示はそのままになっている。
 このため市に新周南新聞社を通じて「知り合いが案内板に従って代々木公園の駐車場に行ったが入れなかった」という苦情が寄せられている。

改修、撤去には多額の費用?


 管理する市道路課では、脚立を使えば手が届く範囲の表示は近くテープなどを張って消す予定。しかし、高さが数メートルある案内板の訂正には高所作業車を使い、場所によっては交通規制が必要で、かなりの費用が見込まれる。
 道路維持管理費の使途は安全確保に直接関係する道路の補修を優先しているため案内板は後回し。案内板ごと撤去するとすればさらに大きな費用がかかる。
 同課によると同様の施設は全国各地にある。維持費がかかることから周南市と同様、すでに使用を中止したが、撤去には費用がかかり、再利用の名案もなく、悩みの種になっているところもあるという。
 徳山駅前図書館の開館で市内外から注目され、訪れる人が増えることも期待されている中心市街地。当面、誤った情報を伝えることのないよう対策が求められている。

【きょうの紙面】
(2)周南市議会がまちづくり総合計画案に意見
(3)障害者のアート作品のカレンダー完成
(4)富田西小児童が周南西部交番を見学
(5)花岡小吹奏楽部が全日本の銀賞報告


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光市駅伝、今年度中止に

ランナーに車の接触未遂が響く

安全対策立て次年度開催へ

第64回大会でスタートを切る男子選手(1月20日、光市総合体育館前)

 光市は2日、合併前から64年の歴史を刻んできた「光市駅伝競走大会」を今年度は中止することに決めた。今年1月の昨年度大会でランナーに乗用車が接触しそうになるアクシデントがあり、市がその安全対策を確立できなかったのが原因。市は今後、安全対策を考慮した計画を立てて来年度の開催再開を目指していく。

 同大会は1954年からコースを変えながら毎年続いてきた光市の冬の風物詩。昨年度は今年1月20日に市総合体育館の発着で開かれ、企業や団体、学校、コミュニティセンターなど多彩な155チームの775人がたすきをつないで競った。
 問題のアクシデントは事故にこそならなかったが、光警察署は市教委に再発防止に向けた運営の改善を要請。しかし市教委と市長部局との間で情報がうまく共有できず、運営改善に向けた全庁協議は進まないままだった。

 このため市は11月14日、市ホームページに「令和2年1月に開催予定の第65回光市駅伝競走大会は、大会運営等の都合により『開催時期変更等』の方向で現在検討しています。日程等は光市ホームページ等を通じて決定次第お知らせしますので、ご了承いただきますようお願いします。前回出場されたチームには個別にお知らせします」と掲載し、日程を先延ばしして開く可能性を示した。

 しかし11月中に安全対策が確立できなかったため、市は2日に中止を決定。道路上の警備を担当する光署にも連絡した。開催に向けた調整が年度末までに困難という現状に直面したようだ。

 同市では光市―田布施町―平生町―柳井市を走る「平和記念周南駅伝競走大会」が田布施町出身の故佐藤栄作元首相の提唱で、サンフランシスコ講和条約が発効した1952年に始まって63年間続いたが、2014年を最後に中止。県内でも宇部市から周南市までをつなぐ「中国山口駅伝」が今年度から中止になった。

 光市駅伝は五輪選手の市川良子、国近友昭を生んだ、世界につながる名誉ある大会。今回も企業や学校などのチームは出場を目指して練習を重ねてきており、今後「突然の中止は困る」という声が上がりそうだ。

【きょうの紙面】
(2)光市議会が議会基本条例を「自己採点」
(3)光商議所女性会がクリスマスツリー
(4)秋月囲碁大会でプロ棋士の堀本さん夫妻祝福
(5)年末年始特別警戒へ、海と陸の合同出陣式


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“買い物難民”救う移動販売車

下松・駅南へマックスバリュ

 スーパー閉店で発生した“買い物難民”を救おう―下松市の駅南地区などの西地区自治会連合会(田中豊会長)の要請で、山田のマックスバリュ西日本の山田店(柴田弘司店長)の移動販売が2日から毎週月曜に新川児童遊園(通称・タコ公園)で始まった。この日は近くの高齢者約20人が買い物に訪れた。

品ぞろえが豊富な車内
にぎわう移動販売車


 周辺では5月末に栄町の「スーパーマルエス栄町店」が閉店し、消費税増税を前に9月末には豊井の「豊井ストアおだ」も閉店。一方で市内に林立する大型店は末武や花岡に集中し、駅南や豊井からは遠い。市内の個人経営のスーパーは旗岡の「スーパーマルエス旗岡店」だけになった。
 同公園での移動販売は高齢者の「身近なスーパーがほしい」の声に押された田中会長の要望に、マックスバリュ山田店が応えたもの。同店は軽トラック型2台、2トントラック型1台の移動販売車を持ち、下松、周南、光市や山口市徳地地域、岩国市周東町の計約200カ所で移動販売をしている。
 この日も軽トラックには野菜、果物、魚、肉、牛乳、卵、菓子、日用雑貨、弁当などが並び、店頭と同じ価格で販売。支払いは現金やイオンカード、WAONカードでできる。
 買い物に来た人たちは、おしゃべりを楽しみながら品定めをして明るい雰囲気。同店移動販売担当の泉尾玲子さんは「移動車にない品物も、店頭にある商品なら予約をいただいて次回にはお持ちできる。マイ・スーパーの感覚で利用してほしい」と話し、田中会長も「遠くまで高い交通費を払って買い物に行くのは高齢者に酷。少しでも便利な買い物の方法を提案していきたい」と話していた。 (山上達也)

【きょうの紙面】
(2)連合下松会議が下松市に要望書
(3)“もちつきぞうさん”が白鳩学園訪問
(4)書道の佐伯弦柳さんに県文化功労賞
(5)周南緑地公園西緑地に小中生が樹木名板

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潮風を浴び203人力走

第30回大津島ポテトマラソン
手つないでファミリーも

 周南市の離島、大津島で1日、第30回ポテトマラソン大会(新周南新聞社など協賛)が開かれ、小学生の2キロから16.09キロの10マイルまでの13部門に203人が出場した。
 これは実行委員会(安達寿富会長)、市、大津島コミュニティ推進協議会の主催で毎年この時期に開かれている人気の大会。昨年は西日本豪雨でコースにしていた道路が崩落、長く通行できなくなったことから中止したが、今回は晴天の下、初冬の澄み切った空気の中で盛大に開かれた。

2キロコースを走る小学生
5キロのスタート
選手宣誓をする中村さんの家族
ゴールするファミリーの参加者


 馬島港では横断幕で歓迎。開会式は佐田邦男副市長、安達勝一同委員会副会長があいさつした。選手を対象にしたメッセージ募集で「胸いっぱい 潮風吸って 元気に走ろう 大津島」で優秀の周南市の林哲男さんが表彰された。茨城県からの参加者には遠来賞が贈られた。
 選手宣誓は周南市の中村哲夫さん(44)、真生君(13)、真菜さん(8)が「最後まで全力を出して頑張ります」と述べた。
 今年も馬島港近くの大津島小前をスタート、参加者は潮風を感じながら島内のコースを走って楽しんだ。ウオーキングの部は今年はなかった。
 各部門の上位、3位以上の選手には、大津島特産のサツマイモがそれぞれ4キロ、3キロ、2キロと賞状とメダルが贈られ、参加者にはサツマイモの芋汁が振る舞われた。
 会場では焼き鳥、コーヒーなどのバザーも開かれ、人口250人の島は選手や応援の人たち、スタッフなど400人ほどで大にぎわいだった。
 ファミリーの部で参加した山本良幸さん(44)と梓希さん(8)は「疲れたけど、マラソン大会で初めて2位に入賞できてうれしい」と話した。
 第1回から参加している磯村富也さん(83)は「この大会がずっと続いてほしいし、来年も参加したい。ウオーキングの部を復活してもらえるとうれしい」と語った。


 各部門の周南関係の上位入賞者は次の通り(敬称略)


 [2キロ]小学1~3年男子①林恭矢(下松)②石川京椰(周南)▽③木村優斗(同)▽同女子①中村真菜(周南)②柏原藍里(同)③下田千紗都(同)▽同4~6年男子①木村駿太(周南)②佐野想太(同)③石川颯人(同)▽同女子①安村凛愛星(周南)②立川優菜(同)③大池友莉(同)▽ファミリー①金光弘幸・日々人(周南)②山本良幸・梓希(同)③橋本朋長・栞奈(同)

 [5キロ]男子①安村瑠輝愛(周南)③吉国海音(同)▽女子①秋田真那(周南)③松野京子(同)▽マスターズ男子②原田義雄(下松)③中邑賢治(光)▽同女子①福田小百合(下松)②川村紀子(周南)③村上千代美(下松)

 [10キロ]男子②松本昌也(周南)③国居正雄(下松)▽女子①小松寛子(下松)②松村加代子(周南)③蔵重布美子(同)

 [10マイル]女子②高橋佑子(周南)③福田ひろみ(光)

【きょうの紙面】
(2)周南、光市議会で5日から一般質問
(3)下松商議所が上村青年部会長に感謝状
(4)桜木野球スポ少大会で菊川、大和が優勝
(5)徳山駅でエイズデーのキャンペーン

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80年前に思いはせて

下松市が市制施行80周年を記念して
随想記「秋の夜話」復刻版を発行
ものづくりの街の隆盛つづる

 下松市は市制施行80周年を記念して、1939年の市制施行前後の市内の様子を記した随想記「秋の夜話」の復刻版を発行した。ほしらんどくだまつ1階の市立図書館で1冊450円で販売しており、長弘純子館長は「みんなで力を合わせて下松市の新しい道を切り開こうとした当時の様子や雰囲気に触れてほしい」と話している。


関連資料の展示コーナーと長弘館長
「秋の夜話」の原文部分
巻末の「大下松大観」の鳥瞰図



 「秋の夜話」は1917年に下松大工業都市建設計画をぶち上げた実業家、久原房之助氏(1869―1965)に賛同し、同計画の中止後も地域振興に手腕を発揮した実業家の矢島専平氏(1876―1955)が執筆した随想記。
 実物はB4判の18ページで、写真はなく、もっぱら文字だけの冊子。存在は知られていたものの長らく行方不明で、市内の地方史研究家からは「幻の随想記」と呼ばれていた。
 しかし3年前、市立図書館が建て替えで引っ越した後に長弘館長らが荷物を整理していたところ、偶然「秋の夜話」の実物が発見された。行政関係の文書などと同じ箱に入れられ、保存状態は良好だったという。
 この報告を受けた国井市長は「当時の様子が目の前に広がるような感覚に心が躍った。この感銘を市民と共有したい」と復刻版の発行を市立図書館に指示した。下松地方史研究会(弘中義雄会長)の協力で現代語の訳文もでき、11月2日の市制80周年式典に合わせて発行した。
 復刻版はA4判58ページ。表紙と裏表紙には1917年ごろに撮影された下松市の航空写真を載せた。巻頭に国井市長のあいさつ文を載せ、原本はそのまま黄色の着色紙に転載。その巻頭は「これは下松が市に成るに付て過(すぐ)る日二三の親しき郷友と昔語りの無駄話しせしを書き流せしものなり。御覧下さると否とはお気まかせ」と、軽快な書き出しで始まっている。
 文中には「徳山にも新工場がだんだん出来てきた。それなのに下松地方は何の音沙汰もない。不思議でならない」や「実に理想的な天下の良港で、七、八十間も突き出せば、ゆうに1万トン級の汽船を横づけすることができ、陸上には人口二十万の都市が既に約束されたような心地がするのである。ここにおいて、この天の恵みである地の利をもってして工業が勃興しないわけがないとの堅い信念を得た」など徳山に対抗心を持ちつつ、下松の大都市建設に相当な信念と見通しを持っていたことがうかがえる。
 さらに久原氏の尽力で日立製作所の前身の日本汽船を下松に誘致したことや、久原氏が自身の挫折した計画の復興を義兄で日産コンツェルン創始者の鮎川義介氏(1880―1967)に託し、東洋鋼鈑の誘致や下松工業学校(現下松工高)の設立につなげたことも紹介している。
 巻末には当時の防長新聞や関門日日新聞が下松市制施行を伝える記事や各企業、団体の協賛広告を掲載。さらに「大下松大観」に収録されいていた当時の下松の鳥瞰(ちょうかん)図をA3判に復刻して掲載している。
 300部発行し、現在までにほぼ3分の1が売れている。市立図書館内には関連資料の展示コーナーを設けている。問い合わせは同図書館(0833-41-0093)へ。

【きょうの紙面】
(2)光市議会の議運に上関原発「凍結」意見書案
(3)㈱トクヤマの科学技術振興財団が報告会
(4)太華中で郷土料理「つしま」の調理実習
(5)下松小児童が「鼎の松」のこも巻き

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4,500万円も成果につながらず

しゅうニャン市プロジェクト検証

 周南市広報戦略課は「しゅうニャン市」の愛称を使ったシティプロモーション事業の検証報告書を19日、市議会企画総務委員会に提出した。この「しゅうニャン市プロジェクト」は2016年度に始まり、19年度の5月に就任した藤井市長が中止させるまで続いた。報告書では「周南市」に対する全国的な認知度は向上したが、市民の市に対する「愛着度」などが低下し、成果につながっていないとしている。

市長選でも争点に

 同プロジェクトは「市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の取り組みでその“目指すもの”では「市民のまちへの『誇りの高さ』『愛着の深さ』を喚起し、まちの課題は市民が主体的に解決していく習慣を息づかせることが大切」としていた。
 しかし18年度の市民意識調査では周南市に愛着を「感じている」「どちらかといえば感じている」は5年前より11.9ポイント下がって70.8%だった。
 市民の間でも同プロジェクトへの反発は強く、4月の市長選でも存続するかどうかが争点になり、存続を訴えた現職が廃止を主張した新人の藤井氏に敗れた。

SNSのフォロワーは急増

 同プロジェクトではホームページに特設サイトを開設し、市内にポスターを張り、職員の名札や名刺にも使い、17年10月には全国紙に1面広告も掲載した。18年の9月から11月にかけては全国キャラバン「走れ、しゅうニャン市」を実施して職員が全国を巡った。
 事業費は16年度から18年度までの3年間で4,538万千円。報告書では広告費に換算すると17年度は5,127万円、18年度は5,210万円の効果があったとしている。
 缶バッジを受け取ったサポーターズは28,452人、企業などのパートナーズは266事業所。SNSの「フェイスブック」のフォロワー数は約10万人増えて10万6,112人、「ツイッター」は1,600人増えて2,492人、「インスタグラム」は10,047人だった。
 この結果、認知度調査では「周南市を知らない人」がプロジェクト開始前に比べて5ポイント下がって34.9%になり、「認知度の向上がうかがえる」としている。

グッズはパートナーズに

 今後のシティプロモーション事業について「シビックプライドの醸成につながるよう、市への愛着や誇りが育まれるような取り組みを市民の意見・アイデアを取り入れながら、市民、企業・団体、行政が連携・協力して進めていきたい」と結論づけている。
 あわせて、移住定住でも、訪れるだけの交流人口でもない、市出身者や市内に勤務、通学したことのある関係人口に着目した事業展開を検討するとしている。
 同プロジェクトでは全14種類のノベルティグッズを作り、手首に付けるラバーバンド200個▽シール200枚▽おみくじ7,800枚▽トイレットペーパー900個▽ハンカチ500枚▽クリアファイル1,500枚▽うちわ1,800本▽ビニール袋5,700枚▽デザイン缶バッジ2,600個▽レターセット500セットが残っているが、パートナーズの企業・団体に記念品として渡すことにしている。

【きょうの紙面】
(2)東洋鋼鈑の寄付で小学生にスギテツの演奏
(3)山口銀行光支店で強盗対策訓練
(4)末武中生と鋼鈑幼園児が一緒に避難訓練
(5)明照幼稚園で愛光幼稚園と園児の交流会

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子ども服1万着回収


徳山商工高


ユニクロ通じて難民キャンプへ

 周南市の徳山商工高(岩本武久校長)の商業科3年の「商品開発」の授業を選択している28人が、難民に子ども服を贈るユニクロの社会貢献活動「届けよう、服のチカラプロジェクト」に協力、500着の目標を大きく超えて1万着を集め、26日に同校で引き渡し式が開かれた。

子ども服が詰まった段ボール箱と生徒



 このプロジェクトは6月にユニクロの社員の出張授業を受けた時に「1人当たりの平均回収は15着」と聞いて500着を目標にした。夏休みに生徒が手分けして母校などを回って協力を呼び掛け、同校と13の小中学校、幼稚園、保育園の協力を得て、各校・園に回収箱を置いた。持ち帰った回収箱の衣類を数えると1万着近くあり、これに徳山商工高の教員や生徒も協力して1万278着、段ボール箱71個分が集まった。
 引き渡し式には6月に授業をしたユニクロ本社カスタマーセンターの森菜月さん(21)、桑原雅彦さん(49)が訪れた。会場に71個の段ボール箱を積み上げたが、それぞれ生徒が手づくりしたポスターを張り、イラストなどを描いたものばかり。その前で自分が担当した学校などで何着集まったかを報告した。
 桑原さんが「周りの人を巻き込むことでこれだけのことができるという素晴らしい体験ができました。これから役に立つのではないでしょうか」と生徒に呼びかけた。
 浅江中、浅江小を担当した岡崎愛さん(18)はたくさんの人に協力してもらえたことに「地域の方の温かさを感じられた」と話していた。
 引き渡し式のあとは生徒も手伝って運送会社のトラックに積み込んだ。県内の倉庫に運ばれてユニクロが性別やサイズ別に仕分けし、国連難民高等弁務官事務所を通じてアフリカなどの難民キャンプに届けられる。そのほかの協力校、幼・保育園は次の通り。
 周南市=第二保育園、大内保育園、周南小さき花幼稚園、小さき花幼稚園、徳山めぐみ幼稚園、住吉中、遠石保育園▽下松市=花岡小、四恩幼稚園、第二四恩幼稚園、あい保育園潮音

【きょうの紙面】
(2)晴海ふ頭で海からのテロリスト対策訓練
(3)過重労働解消へ洋林建設の働き方紹介
(4)下松市職員が青年海外協力隊員でケニアへ
(5)笠戸島から福祉施設にサツマイモ、レモン

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交流アリーナにエアコン

周南市学び・交流プラザ

徳山、新南陽商議所が要望

 周南市の学び・交流プラザの主にスポーツに利用されている交流アリーナにエアコン設備を設置して、夏や冬にも大規模な会議、懇親会などを開けるようにし、災害時の避難所としてもより有効に使用できるようにする提案が新南陽、徳山両商工会議所から要望の形で市に出された。費用についても企業版ふるさと納税の制度を利用して寄付することも可能としている。(延安弘行)

人気高い学び・交流プラザ

 学び・交流プラザは2015年4月にオープンして5年目。交流アリーナは広さ1,272.8平方メートルで、バドミントンなら8面、バスケット、バレーボール、テニスは2面とれる広さがあり、2階には観覧席がある。
 隣には316席で舞台もある多目的ホールがあり、スポーツのほか、11月3、4日の周南ふるさとふれあい物産展では交流アリーナに商店や団体のブースを並べ、多目的ホールは新南陽市民病院の糖尿病週間の行事や講演会に使われた。

交流アリーナ
交流アリーナが会場になった物産展



 17日に開かれた「いきかたフェスタ」でも多目的ホールで講演会があり、交流アリーナには介護・医療関係の団体のブースが並ぶなど、スポーツ以外の利用もある。
 年間の利用者は2016年度の場合で5万5,133人で稼働率は87.6%。ほとんどがスポーツのための利用で、多目的ホールの3万6,322人、稼働率61.6%に比べても高い。18年度はさらに高くなって94.9%。
 市の施設の18年度の稼働率は熊毛体育センターが95.8%、新南陽体育センターが89%、総合スポーツセンターが63%とスポーツ施設は高いが、学び・交流プラザはこれらに続く58.8%で、人気施設といえそうだ。一方、新南陽ふれあいセンターは30.3%にとどまっている。

「費用含め、市から提案を」

 商工会議所の要望はスポーツ以外の行事や避難所としての利用時に使用できる大型エアコンの設置を求めるもの。今回は両商工会議所の合同の要望として10月に市に提案された。
 これまでも新南陽商議所単独で要望が出されていたが、予算の確保やもともとエアコン設置を考えていない構造上の問題から設置する考えはないという回答だった。
 市によると多目的施設ではあるが主にスポーツで利用する施設として造られ、暑いときには天井のファンを回して周囲の冷房スペースの空気を引き込んで熱がこもらないようにはなっている。しかも大型エアコンの設置となると設備的に可能なのか、どんな方法があるのかから検討しなければならないという。
 商議所側はいくらかかるか、費用などを市から提案してもらえれば話し合うとしている。新南陽地区ではほかに新南陽ふれあいセンターにエアコン設備が整備されている多目的ホールがあり、両商議所の新年互例会の会場などになっている。しかし、市全体から見ると西に偏った場所にあり、新しい学び・交流プラザを利用しやすくすることを求めている。
 本当に必要な設備は何なのか、エアコンだけでなく各施設の役割分担なども含め、官民が知恵を出し合うことでよりよい方策が見えてきそうだ。

【きょうの紙面】
(2)周南市がシティネットワーク推進部
(3)卓球レッスン場「KAZUKEN」開設
(4)下松市福祉健康まつりでウオーキング
(5)「台湾と山口のつながり」でシンポジウム

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小学生800人が“仕事”体験

こどもっちゃ!商店街は大にぎわい

 周南市の徳山商店街で子どもたちがさまざまな仕事を自分で選んで体験できる「第10回こどもっちゃ!商店街」が23日に開かれ800人の小学生が80のブースに分かれて販売や銀行、飲食店などの仕事を楽しみながら学んだ。体験会場は商店街の商店や空き店舗、歩行者天国の銀座通りに並んだテントで、この日は1万人の人出で大にぎわいだった。


外国為替やお金の勉強も

 商店街を子どもたちが主役のまちに変身させるイベントとして実行委員会(清水芳将委員長)の主催で勤労感謝の日に合わせて開いた。高校生70人、徳山大などの学生10人のボランティアが“朝礼”会場から“職場”までの誘導などに活躍した。
 子どもたちはピピ510の「こどもっちゃ!ハローワーク」で仕事を選んで合同の朝礼に参加したあと、各職場に出勤した。
 体験内容はお茶屋さんやブティック、文房具屋さんでの接客や販売、警備員や郵便配達、新聞記者、車の磨き屋、図書館の職員、薬剤師、看護師、大工さん、消防士や警察官など多彩。
 野村証券のブースでは「世界のお金を学ぼう」と題して子どもたちに外国為替について説明し、[縁]ほけんやKansyaは“楽しく学ぼう「初めてのお店屋さん」”を開いた。しゅうニャン橋守隊は橋梁を点検する車両を展示した。
 国際交流フェスタもみなみ銀座で同時開催され、子どもたちがカンボジアのクメール語を学んだり、バングラデシュのゲームを楽しみ、フラメンコなどの舞台もあった。

カメラのワタナベが協力

日刊新周南の編集も

シティーケーブル周南で取材する“こども記者”
にぎわう銀座通り
制作中の“こども記者”
左から鬼武、鶴本、西村、岸村さん

 新周南新聞社の新聞記者体験のブースではいずれも4年の菊川小の鶴本静華さん(10)、沼城小の鬼武優衣さん(10)、岸村瑞月さん(9)、遠石小の西村鈴花さん(9)がカメラのワタナベの協力で「日刊新周南」の編集に挑戦。
 4人で話し合って取材先にテレビ番組制作体験のシティーケーブル周南とケーキ店のミニヨン手作り工房カワムラを選び、カメラのワタナベ提供のカメラを手に取材。熱心に質問もした。
 ブースに帰ってから写真を選び、新周南新聞社が用意した日刊新周南の台紙を使って記事を書き、「ケーキ屋はただのケーキ屋じゃない」「たくさんのじょうほう入手NEXT」などの見出しもつけた。
 鶴本さんは「見出しもみんなの目に止まるように書いていることがとてもよくわかった。とてもいい体験になりました」▽鬼武さんは「ケーキ屋さんのケーキはとてもおいしそうで、取材している私が食べたくなりました」▽岸村さんは「とても難しかったけど楽しかった」▽西村さんも「ケーキ屋さんがとてもおいしそうだったので、このお仕事が終わったら友達に一緒に行こうと思う」と感想を寄せた。

【きょうの紙面】
(2)下松市自治会連合会が市に野犬対策要望
(3)弓道、セーリングなど国体栄誉賞授与
(4)来年のカレンダー、土鈴、つつじ園で販売
(5)光市大和中で税関教室、麻薬探知犬も

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「周南ポイントカード/SHUPOCA」

商店街の回遊性向上へ実証実験


 周南市のまちづくり会社、まちあい徳山(河村啓太郎社長) は15日からスマートフォンでポイントを貯めると徳山商店街のえびす市のガラポン抽選会に参加できる「周南ポイントカード/SHUPOCA(シュポカ)」の実証実験をスタートさせた。ポイントは市役所などで獲得でき、商店街の回遊性の向上を狙っている。

記者会見した左から広谷、小林さん、しゅうぞう、河村さん
ポイントを獲得できるスポット

スポットに行くだけでポイント

 このデジタルポイントカードは「スマホサイフ」のアプリをダウンロードしてアプリ内で「周南ポイントカード/SHUPOCA」を登録し、公共施設などの「SHUPOCAスポット」のスタンプ端末にスマートフォンをかざすと、各スポットごとに1日1回スポットが貯まる。
 スタンプが5つ貯まるごとに抽選参加券が「周南ポイントカード/SHUPOCA」上に表示され、えびす市で使用できる。えびす市は毎月第4土曜に開かれ、次回は12月28日。ガラポン抽選会は一番街であり、通常は買い物レシート千円分で参加できる一度に1人10回まで挑戦でき、買い物券が当たる。
 徳山動物園のキャラクター「しゅうぞう」をカードのキャラクターに採用。スポットは徳山動物園、徳山駅前図書館、市役所オレンジカフェ入口、「ちょい乗り100円バス」の車内、ボートレース徳山など9カ所に常設しているほか、徳山商店街のえびす市やあちこちマルシェにも設ける。

新しい買い物客の期待も

 同社が徳山商工会議所と徳山商店連合協同組合青年部などの協力で実現させ、22日は河村社長と同商議所の小林和子専務、同組合青年部の広谷嘉孝会長が徳山駅前図書館で記者会見して期待を話し「しゅうぞう」君も登場した。
 河村社長は「楽しんで歩くだけでポイントが貯まる。身近に感じていただければ」と話し、まちあい徳山で運営しているWebサイト「Tokuyamap」とも連携させた商店街の魅力発信に意欲をみせていた。
 小林専務は「いかにして街中に回遊していただくか、すごく期待している」と述べ、商議所からも呼びかけてスポットを増やしたいと話した。
 同青年部はえびす市を10年以上続けているが、広谷さんは「これを機会に新しい客の獲得を目指したい」と期待していた。
 問い合わせはまちあい徳山(0834-33-9612)へ。

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