ヘッドラインニュース

東ソー・中国電力が海外炭を共同輸送

新南陽地区初のパナマックス船入港へ
 周南市に南陽事業所がある東ソーと中国電力は24日、オーストラリア・ニューキャッスル港へ向けて石炭を日本に運ぶ輸送船を出発させた。9月中旬に同港を出発、同下旬ごろに宇部市の宇部港や周南市新南陽地区の徳山下松港に到着する予定。両社が海外炭の共同輸送に取り組むのは初めて。
 共同輸送することで物流コストが低減できるため、今回は本格運用に向けて輸送量の調整や輸送船の選定など運用上の手続きを確認することを目的としている。
 輸送船はパナマ運河を通航できる船の最大の大きさの“パナマックス”船で、石炭はニューキャッスル港で中国電力約2万㌧、東ソー約5万㌧の約7万㌧を積み込む。
 新南陽地区へのパナマックス船の入港は初。徳山下松港・宇部港は国際バルク戦略港湾に指定されていることから国交省が新南陽地区の航路のしゅんせつなどを進め、パナマックス船が新南陽地区に入港可能となったことから今回の共同輸送が実現した。
 両社はそれぞれが所属する県国際バルク戦略港湾連携協議会(7社)で共同輸送を検討して今回の運航を実現させており、今後も「協議会のメンバーと協調して両港を活用した企業間連携を検討していく」としている。

若者3人が新規就農へ

【周南市】若者3人が新規就農へ 初のパッケージ支援認定
 周南市が農業従事者不足の解消へ技術研修、農地確保、機械・施設整備、住居確保をまとめて支援する「新規就農者パッケージ支援制度」の支援者認定式が22日、市役所で開かれた。認定を受けた2、30代の男性3人が2018年3月の就農を目指して鹿野地区での研修などに取り組む。

前列左から井上、森光さん、市長、今井さん

前列左から井上、森光さん、市長、今井さん


 この制度は若者が就農しやすい環境を作ろうと今年度から設けた。40歳未満を対象に募集し、応募のあった3人を審査して全員が合格した。今後も随時受け付けていく。
 認定されたのは山口市出身で電気関係の会社に勤めていた今井康貴さん(27)▽周陽中、田布施農工高、東海大学農学部卒で熊本県の会社でトマトの施設栽培をしていた森光尚大さん(23)▽呼坂出身で測量会社や建設業に勤めていた井上真司さん(37)。
 今年度に防府市の県立農業大学校のやまぐち就農支援塾でわさび栽培、夏秋トマト栽培を学び、来年度からは鹿野地区に住みながら県の認定を受けた指導農家のもとで研修する。居宅として空き家と、就農時には30㌃以上の農地があっせんされる。
 市役所では木村市長が「農業従事者の高齢化、減少で若者の担い手が求められており、うれしく思う」と話して3人に認定証を手渡した。
 井上さんは農業の経験は兼業農家の実家の手伝いをしてきたていどだが、栄養士資格を持つ妻、ひとみさん(39)と農家レストランを開業する夢をかなえるために就農を志した。「地域に貢献できるような農家になりたい」と話している。

丸和跡に「スーパー銀南」 

25日にオープン
支援受け新光が出店

 周南市の徳山駅前の商店街では唯一のスーパーマーケットだった銀南街地下1階の丸和徳山店の跡地に、後継店となる「スーパー銀南」が25日、オープンする。運営は大河内の食料品卸商社、新光で、22日には松原健一郎会長(75)が市役所で木村市長に報告した。

左から小野会長、松原会長、木村市長

左から小野会長、松原会長、木村市長


緑色の看板がある店舗入り口

緑色の看板がある店舗入り口


 丸和徳山店は1966年にオープンし、今年5月末に運営のユアーズ(本社・広島)が合理化で閉店した。新光はスーパー全体の管理は初めてだが、50年間親しまれて客も見込める丸和を引き継ぐことを決めた。柳井市のミコー内のテナント運営などのノウハウを生かしていきたいという。
 同市は市役所、徳山駅周辺の102㌶を中心市街地と位置付けて重点的に活性化を進めている。このため、今回の出店にあたっては改修費の2分の1を上限100万円で受けられる市中心市街地活性化協議会(小野英輔会長)のテナントミックス推進事業の特例措置としての支援を受け、市からの1,000万円の補助金を活用する。
 店舗は緑を基調にしたデザインにし、照明も変えて明るい雰囲気にリニューアルした。売り場面積は約1.300平方㍍。加工食品や日用雑貨など同社による約1万2,000点を並べるほか、鮮魚、野菜、食肉、総菜、100円ショップのテナントもある。目玉は特に需要が高いと思われる総菜で、北九州市の九州惣菜の「彩花」が入る。
 売上目標はテナントを含めて年間4億円で、スタッフのパートは約30人。そのうち約半数は丸和時代のスタッフだという。
 市役所に小野会長と訪れた松原会長は「丸和は徳山の一つの看板で、絶対に消してはいけないと出店を決めた。今まで以上の繁盛店にしたい」と話していた。
 スーパー銀南の営業時間は午前9時から午後7時までで、無休。初日は午前11時に開店する。
 中心市街地周辺では徳山駅前商店街の東側の青山町に駐車場900台を備えた大型ショッピングセンター、ゆめタウン徳山も9月8日にグランドオープンする。

銀座通に駐輪場整備

周南(徳山)・銀座通に駐輪場整備
歩行者優先道路化検討委で方針

 周南市の歩行者優先道路化検討委員会(古田健一会長)が19日、銀座の旧近鉄松下百貨店の市役所仮庁舎大会議室で15人が参加して開かれ、徳山駅周辺の銀南街などに多い路上駐輪の抑制へ駐輪場を銀座通に設ける方針を決めた。

話し合う委員

話し合う委員


多くの自転車が置かれている銀南街

多くの自転車が置かれている銀南街


 市は駅そばの銀座通、新町通の歩行者優先化計画を進めており、この日は久村信幸中心市街地整備部長ら市職員が路上駐輪の対策として4つの駐輪場の整備計画を示した。
 4案の駐輪確保台数はそれぞれ158台で、無料を想定。そのうち3案は銀座通と新町通に小規模駐輪場を分散させる案だったが、銀座通だけに集約して新町通の景観や歩行者の利便性に優れるなどの利点がある案が多数決で最多となった。次回の会議で駐輪場や植栽などのデザインが示される。
 委員からは駐輪場に対して「有料にして商店街で無料券を配ってはどうか」などの意見も出ていた。

世界最大級の異業種交流組織BNI パイオニアチャプター発足

 米国発祥の世界最大級の異業種交流組織「BNI(ビジネス・ネットワーク・インターナショナル)」のパイオニアチャプター(原田洋平代表)が中国地方で初めて周南市で発足し、17日、ザ・グラマシーで県内外の経営者ら150人が参加して開かれた発足イベントは会員37人を中心に自己紹介や名刺交換をして盛り上がった。

世界最大級の異業種交流組織BNI
パイオニアキャプター発足
早朝に例会、発足イベントに150人

加藤さん

加藤さん


自己紹介する会員

自己紹介する会員


自己紹介する会員

自己紹介する会員


 BNIは経営者や事業主が会員で、ビジネスの拡大が目標。1985年に米国で創設され、67カ国に20万人以上の会員がいる。
 会員はチャプターと呼ばれる1専門分野1人で構成される数10人のグループに所属し、週1回、早朝に開く定例会に参加。ここで自分のビジネスを知ってもらい、プレゼンテーション力を磨き、リーダーシップを養い、人脈を広げて強い信頼関係のもとで交わされるリファーラル(紹介)という独自の仕組みを通して会員のビジネスの発展に役立てる。
 日本では日本ビー・エヌ・アイ㈱が交流会を運営・サポート。237のチャプターが立ち上がっている。パイオニアチャプターは周南市のライフデザイン社長でNPO法人ライトアップ周南理事長の加藤隆之さんが日本ビー・エヌ・アイから県内で唯一のライセンスを取得し、BNI山口リージョンディレクターコンサルタントとして発足を準備してきた。すでに山口市でも発足準備中で、県内各地に広げたいという。
 17日の発足イベントも午前7時に開会。会員は生命保険、割烹料理、フラワーショップ、税理士、不動産売買、出版など多彩。出席者は半数が女性で、木村市長も来賓として出席した。
 出席者が両手を挙げて手のひらを打ち合わせるハイタッチで始まり、出席者全員が7秒で自己紹介。名刺交換も制限時間があり、時間内で何人と交換したかを公表し、最多は18人が2人いた。
名刺を交換する参加者

名刺を交換する参加者


 そのあと、交換した名刺の生かし方として各テーブルごとに会員がBNIの名刺手帳を紹介した。加藤さんは「きょう来てくれた人と一緒にビジネスを伸ばし、共有したい」と話していた。
 問い合わせは加藤さん(090-4650-9919)へ。

10年間、周防花岡駅を清掃 JR西日本・山崎さんに感謝状

 周南市のJR西日本徳山地域鉄道部(藤井利行部長)は17日、下松市の岩徳線周防花岡駅の駅舎やホーム、トイレの清掃や花壇の整備を10年間続けている末武上の山崎初男さん(74)に藤井部長名の感謝状と記念品を贈った。

感謝状を持つ山崎さん(右)と藤井部長

感謝状を持つ山崎さん(右)と藤井部長

 同駅は無人駅で、山崎さんは10年前から現在まで1日も欠かさず駅舎内やホームに落ちているごみを拾うなど清掃を続け、花壇の整備もしてきた。もともとは駅の近くの人が続けていた奉仕に加わって始めたもので、そのうち山崎さん1人になったが、午前4時に起きて約200メートル歩いて県道のごみ拾いをしたあと同15分に駅に来て清掃奉仕をする日課は10年間変わっていない。この善行を最近、JR西日本の社員が知り、感謝状が贈られることになった。
 贈呈式は周南市の徳山駅内の同鉄道部で開かれ、周防花岡駅の駅長を兼務する保見孝好徳山駅長や、広島から新山口までの山陽線と岩徳線の運転士や車掌が所属する徳山乗務員センターの青木正司所長ら約20人も出席した。
 山崎さんは「ありがたい限りで、足が動く限り続けたい」と話し、藤井部長は「お客さんに気持ち良く駅をご利用いただけるのも山崎さんのお陰。1日も休まぬ尊い善意に心から感謝したい」と頭を下げていた。

【光市議選】10月16日告示へ24人?

【光市議選】18議席に現職15、新人7、元1
10月16日告示へ24人?
出馬経験者も多く乱戦

 10月16日告示、23日投票の光市議会議員選挙(定数18)まで2カ月。現職は今期で引退を表明している3人を除く15人が立候補する構えで、新人は7人、元議員は1人が出馬を準備している。さらに新人1人が出馬する可能性もあり、18議席を24人が競う乱戦が予想される。26日には立候補予定者説明会が開かれる。(山上達也)
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 今回は合併後4回目で、同じ日程で市長選挙もある。市長選は現職の市川熙氏(68)が3選出馬を表明しているほかに現時点で動きは見られず、市議選だけとなる可能性もありそう。立候補予定者たちは大半が後援会入会のリーフレットを作り終え、盆前からあいさつ回りを活発化させたり、事務所開設や支持者との集会で地盤固めを急いでいる。
 現職で引退するのは無所属の加賀美允彦議員(74)=宮の下町=、共産党の四浦順一郎議員(74)=虹ケ丘=、無所属の木村則夫議員(60)=千坊台=。四浦議員は党公認の新人、田辺学氏(53)=浅江=が後継だが、ほかの2人は特に後継者はない。

 新人は無所属の男性5人、民進党推薦の女性1人、共産党の1人。このうち男性3人は前回に続いて2度目の挑戦。
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 元職は2度市長選に挑戦した河村龍男さん(64)=中央=。元高村正彦衆院議員秘書で、前回市長選は12,391票、前々回は10,111票を獲得。旧光市を含め市議は5期務めている。
 新人は50音順に次の通り。
umezu
 梅津敏英さん(64)=室積村=は山形県出身の陶芸家。光市民ミュージカルの会会長や劇団「たね蒔く人たち」理事としても市の文化振興に尽くして、幅広い人脈を持つ。
enami
 榎並宏子さん(51)=中央=は熊本県出身。光まちづくりNPO副理事長、高次機能障害者福祉施設みなくるはうす光施設長。民進党の推薦で、市民活動の実績で支持を訴える。
kishimoto
 岸本隆雄さん(63)=光井=は再挑戦。地元出身で光井の家具店、カグリエ社長。前回は771票で次点に泣いた。すでに事務所を開設している。
sakai
 酒井博英さん(58)=島田=も2回目の挑戦。周南市出身で、建設会社経営。前回は上関原発廃止を訴えたが準備不足から72票にとどまった。今回も「上関原発問題を真正面から訴える」という。
tanabe
 田辺さんは岩国市出身。四浦議員が受け持っていた浅江、島田、三井、周防地区を重点的に固める。7月の参院選でも選挙区の纐纈厚氏と比例区の党支持票の拡大に努めた。
nakayama
 仲山哲男さん(58)=室積松原=は前回、738票で、当選に65票足りなかった。京都府出身で建築設計事務所経営。地域の文化活動に熱心で、革新層にも強い人脈で雪辱を期す。
nishizaki
 西崎孝一さん(66)=室積西ノ庄=は牛島出身。元県職員で、昨年4月の県議会議員選挙光市区に無所属で出馬し、4,451票を集めた。今回も全市的な運動を展開する。
 このほか幸福実現党が新人の擁立を検討している。

まちのポートが免税店に 外国人客の利用促進へ

 周南市みなみ銀座の徳山駅近くにある周南観光コンベンション協会(原田康宏会長)の観光案内所&特産品セレクトショップ「まちのポート」が免税店になった。今月下旬からは看板も出して外国人旅行者に利用を呼び掛ける。

まちのポート

まちのポート

 免税店は外国人の一時旅行者の5,000円以上の買い物に消費税を払わなくていい店。県内は下関市などには多いが、周南市内はまだ少ない。まちのポートは2年前に開店して土産品などを扱っているが、クルーズ船の徳山港寄港など将来に備えて免税店にした。徳山港に入港する貨物船などの船員も利用でき、船舶やホテルなどを通じて利用を呼び掛けていく。
 同店は無休で、午前9時から午後7時まで。電話は0834-22-8691。

周南市議会臨時会 駅ビル指定管理者がCCCに

駅ビル指定管理者がCCCに
コンビナート電力利活用も
周南市議会臨時会・審議は翌日未明まで

 周南市議会臨時会が10日開かれ、新徳山駅ビルの「市徳山駅前賑わい交流施設」と「市立徳山駅前図書館」の指定管理者にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定する議案を可決した。議論が白熱し、資料請求による一時中断などもあったことから日付をまたいで閉会したのは11日午前3時47分だった。

 建て替え中の新駅ビルは最短で2017年11月の開館を目指しており、指定管理者の公募にはCCC一社のだけが応募、書類審査と公開審査で同社を候補とし、今回、指定管理者への指定を求める議案を提出した。
 質疑では古谷幸男議員(嚆矢会)が駅ビルの内装工事費用の内訳を市が提示できないことについて「市が費用を負担するのに内訳がわからないのは変では」とただし、福田健吾議員(静林会)も「納税者目線が抜け落ちている。税の使い方がおおざっぱだと思う」と述べ、久村信幸中心市街地整備部長は「指定管理者が決定しなければ協議ができないというのが現状。図書館での家具などの配置など、極力金額を抑える努力をしながら整備を進めたい」と理解を求めた。
 午後5時過ぎから委員会審議が始まり、環境建設委員会(坂本心次委員長)の駅ビルの指定管理者指定議案の審査でも、市が新施設の内装費を負担することなどが問題になった。
 本会議の審議再開は11日午前1時。坂本環境建設委員長、田村隆嘉予算決算委員長の委員長報告があった。田村委員長の報告の途中で古谷議員が報告内容の確認を求める議事進行発言をして30分足らずで中断し、3時15分に再開。

未明まで続いた本会議=11日午前3時20分ごろ

未明まで続いた本会議=11日午前3時20分ごろ

 討論では反対意見として友田秀明議員(嚆矢会)が「本来の目的の中心市街地活性化に滞在型の図書館で対応するのは疑問。内装費も不明確」▽福田健吾議員は「内装費用の全体が明確にならず、上限も明示されていない。市が全額負担するのであれば責任が果たされていない」▽島津幸男議員(無会派)は「市庁舎建設などに加え、巨額の出費が上乗せされる。指定管理料が高額で、このような負担を次世代に課すことはあってはならない」▽魚永智行議員(共産)、中村富美子議員(同)は「蔵書問題など他の自治体でいろいろ問題を起こしているCCCに任せるのは認められない」と訴えた。
 一方、賛成意見として米沢痴達議員(新誠会)は「公にはない民間ならではのノウハウによるにぎわい創出に期待。本の選定は市が管理することもあり、賛成する」などと述べた。
 このほか㈱トクヤマ徳山製造所の余剰電力を新駅ビルなど中心市街地の施設に活用する「コンビナート電力利活用推進事業」の建設工事委託料三億円を計上する一般会計補正予算案では藤井康弘議員(静林会)が「産業製作として周南市の未来を開くことになる」と賛成意見を述べた。
 採決ではいずれも賛成多数で可決されたが、未明まで続いた審議に疲れた表情の議員や執行部も見られた。

周南ツーリズム協が決算を修正

[周南市]周南ツーリズム協が決算を修正 道の駅・赤字幅縮小へ 社員総会の承認得ていたが…

 周南市戸田の道の駅「ソレーネ周南」の指定管理者、一般社団法人周南ツーリズム協議会(藤井良治代表理事)は5日、減価償却を含めて2,200万円の赤字となった同協議会の2015年度決算を修正申告すると市に連絡した。修正額は約700万円と見られ、赤字幅は縮小するが、一方で同協議会の運営のずさんさを露呈させることになった。
 同協議会は市内の商工会議所、商工会、農協、漁協など生産者団体など11団体が社員。これらの団体から理事と金融機関から監事2人を選任して運営している。15年度決算は監事による監査を経て、7月の社員総会で示され、承認されていた。
 市は前年度の2,000万円の黒字から2,200万円の赤字になった状況の説明などを同協議会に求めていた。約700万円の経費を二重に掲載していたための修正と見られ、同協議会では今月中にも再度、監査を受けて社員総会を開くことを目指す。
 市議会では18日に環境建設委員会を開いて「ソレーネ周南」の赤字問題などを調査することを検討していたが、市経済産業部が決算の修正を理由に中止を求めたため、開かれないことになった。