ヘッドラインニュース

新センターの名称「新南陽」に

来春、周南市の学校給食施設整備が完了

 周南市福川南町に来年4月の供用開始を目指して建設中の西部地区学校給食センター(仮称)の名称を新南陽学校給食センターとする市立学校給食センター条例の一部改正が、2日から始まった周南市9月議会に提案された。新センターのオープンと同時に新地の徳山西、中畷町の新南陽センターは廃止され、6センターによる学校給食供給体制が完成する。

建設中の新「新南陽学校給食センター」

 新センターは民間の力を活用するPFI方式で建設。7企業で作ったPFI周南市スクールランチ㈱が同センターの建設と来年度から2034年度まで15年間の運営を契約金額48億6千万円で引き受けている。
 7企業はハーベスト、巽設計コンサルタント周南事務所、洋林建設、中西製作所山口営業所、ビークルーエッセ、徳山ビルサービス、ハーベストネクスト。
 提供食数は最大で4千食と市内で最も大きな学校給食センターになり、徳山地区の菊川、夜市、戸田、湯野小と菊川、桜田中▽新南陽地区の富田東、富田西、福川、福川南、和田小、富田、福川、和田中に給食を届ける。
 新センターの完成で市内の学校給食センターは以前からのセンターを使っている鹿野、11年度に供用開始の栗屋、住吉、12年度の高尾、14年度の熊毛と合わせて6センターとなる。
 同市は合併後、各センターを統合、大規模なセンターを建設する計画だったが、07年の市長選で分散か、統合かが争点の一つなり、当選した島津幸男新市長の公約に沿って12カ所を整備する計画が08年に策定された。
 その後、再び市長が交代して木村健一郎前市長の下で計画が見直され、16年に現在の計画に変更された。

【きょうの紙面】
(2)まちのポートが5周年、6日記念イベント
(3)災害時に備え市境で水道管の接続訓練
(4)写真の上本、現代美術の長瀬さんが2人展
(5)光高が高校総体ヨット女子の優勝報告

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赤字額は縮小も外来減少

新南陽市民病院
泌尿器科常勤医に期待も

 周南市の新南陽市民病院(松谷朗院長)を対象とする病院事業、老健施設「ゆめ風車」の介護老人保健施設事業の2018年度決算がまとまった。両事業とも当年度純損失を計上する赤字だが、その金額は前年度から縮小した。

新南陽市民病院

 「新南陽市民病院」「ゆめ風車」とも指定管理者の公益財団法人市医療公社(理事長・佐田邦男副市長)の運営。同病院は旧新南陽市が2000年に開設し、150床。医療などの収入は市に入り、運営に必要な経費を交付金として同公社に支出している。
 開設以来、黒字になったのは2005年度の1回だけ。特に17年度は2億5,214万円と過去最高額の赤字となった。18年度は、総収益は26億6,668万年で前年度より1.2%減少したが、総費用が28億5,477万円で3.2%減。赤字額は6,406万円減らすことができた。費用の削減は医師事務補助の委託料、診療用の材料費の見直しなどによるという。
 同病院は16年度から20年度まで5年間の同病院新改革プランに取り組んでいて18年度はその3年目。入院患者数は前年度とほぼ同じ46,056人で、1日当たり126.2人と新改革プランの数値目標129人に近い。一方、外来患者は57,516人で1日当たり235.7人と数値目標の246人と差があり、前年度比では年間1,794人減少。
 同病院の常勤医は14人だが、かつては稼ぎ頭だった整形外科で15年度から常勤医が確保できない状態が続き、整形外科の外来患者の減少傾向が続き、18年度は前年度の9,600人から7,700人と千人以上減った。このほか泌尿器科も常勤医が不在だったが、10月には新しい医師が着任する。患者数の増加も期待されている。
 同プランでは最終年度の20年度の黒字化を目指している。理事長は副市長が兼任することが多く、現在の理事長も副市長就任に伴い、6月26日に就任したばかり。現在のプランの目標達成、21年度から始まる新プランの作成へ手腕を発揮するか、注目される。

老健「ゆめ風車」も赤字

 「ゆめ風車」は2004年に市民病院の隣に開設され60床。18年度は総収益3億2,703万円に対して総費用は3億4,241万円で赤字額は1,537万円。これは前年度比では527万円の減額。
 入所する療養室の利用率は92.6%だが、定員40人の通所リハビリテーションの利用率は64.6%で、1日25.8人。同施設は18年3月に28年度まで10年間の「同施設事業経営戦略」を策定、利用者数などの数値目標も設定し、黒字化に取り組んでいる。療養室の利用率はすでに高いため、新南陽市民病院との連携強化などで通所利用をどう増やすかが課題となっている。

【きょうの紙面】
(2)光市「市長と語ろう」に徳大、伊保木協
(3)県内の日本酒出荷量が12年連続増加
(4)徳山駅前図書館で周南ジャズフェスプレコン
(5)きさんの里で視覚障害者がマッサージ奉仕

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一般会計に7億円

周南市・ボート競走事業好調

 周南市のモーターボート競走事業から2018年度は7億円が一般会計に繰り出されることになった。これは前年度を4億3千万円上回り、周南市になってからは最高額。昨年6月に64年ぶりのSGレースとなるグランドチャンピオンレースが開催され、そのほかの一般レースの舟券売上も好調だったことから純利益が増えた。

新中央スタンド

 同事業会計の2018年度決算によると、舟券の売上額は主催事業が520億1,770万円で前年度より19.2%増、受託事業は82億4,540万円で3.1%減。特に本場、電話投票、協力他場での売上増が目立った。
 舟券発売収益の増から総収益は541億2,898万329円で18.1%増、総費用は511億112万円で17.2%増で、純利益は30億2,780万円で36%増だった
 一般会計への操出金は周南市になってから10年度までは経営が厳しくゼロだったが、11年度が3千万円、12、13年度が7千万円、14年度が9千万円、15、16年度が1億7千万円、17年度が2億7千万円、そして18年度が7億円で、合計15億7千万円になっている。この操出金は14年度に「子ども未来夢基金」を設立、子どもたちのための施策に使っている。
 同場の売上増は08年に徳山駅近くにボートレースチケットショップオラレ徳山を開設、11年2月から全国の24のボートレース場で2番目となるモーニングレースを導入、他場より約1時間早くレースを開始するようになったことがきっかけ。
 この年の12月には本場の駐車場に外向発売所の「すなっちゃ徳山」も開設した。
 16年12月に場外発売場のオラレ田布施を田布施町に開設し、17年10月には待望の新中央スタンドが完成。18年度に最高グレードのSGレースの誘致に成功した。今年度も12月に女性選手によるプレミアムGⅠ第8回クイーンズクライマックスを開催する。
 一方で中央スタンドの完成に合わせて芝生広場などが整備されたことから、新たな利用者の獲得も狙ってイベントを積極的に開催し、子どもたちが知的遊具などを楽しめる「あそらぼ」も徳山駅前図書館とのコラボレーションで展開している。

【きょうの紙面】
(2)銀南街「がんばろう商品券」2回目300万円分も完売
(4)下松地区沿岸警備協力会で徳山税関支署も協力要請
(5)下松市教委「笑顔の写真」コンテストと作品募集開始
(7)写真のニッコールクラブ山口支部展で15人が力作展示

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高齢者に役立つ情報を

フリーペーパー「R70」発刊へ
R70プロジェクトスタート

 団塊の世代が70歳を超え、周南市の70歳以上人口は3万1,500人(1万3,337世帯)となりました。全国がそうであるように、周南市も確実に高齢化社会を迎えました。
 そんな中、周南市消費生活センターへの問い合わせは高齢者が4割を占め、高齢者を狙った不審電話は連日絶えることがありません。悪質な業者による詐欺まがいの物品販売での被害も増えるばかりです。
 高齢者のひきこもり、中山間地域に限らず、市街地でも買い物難民は増え続けています。国、県、市の行政情報は、インターネット上でやりとりされます。当然高齢者の多くは、情報難民化していきます。

周南市、医師会などと連携
ほとんどの高齢者に届ける

 そこで、新周南新聞社を中心に、司法書士、介護士、看護師、デザイナーなど有志が集い、「R70プロジェクト」を設立、周南市の高齢者向けのフリーペーパー「R70」を発行することになりました。
 高齢者が抱える課題に対し、的確で間違いのない情報を提供しようと計画しています。何より高齢者が元気で、楽しく暮らせる周南市を創ろうと集まりました。
 内容は「医療・介護・福祉」「行政情報」「生活関連情報」「高齢者が楽しめるイベント情報」「終活情報」、俳句やエッセイなど盛りだくさん。生き方を提案できるような内容を目指します。また引きこもり傾向が強い高齢者がもっと外に出て人と交流するきっかけ作りに役立つ情報誌にします。
 プロジェクトチームが集めた情報と、新周南新聞社が独自の取材網で集めた情報を合わせ、わかりやすい紙面にします。
 提携先は周南市、山口県、周南警察署、徳山医師会、周南市社会福祉協議会、徳山大学、周南市老人クラブ連合会、周南市自治会連合会、周南市コミュニティー推進連絡協議会、シティケーブル周南、その他各団体、各企業など多岐に及びます。
 配布は徳山医師会所属の医療機関、各老人クラブ、金融機関の窓口、民生委員や福祉員さんを通じての手渡し、また新周南新聞社の個人読者とほとんどの高齢者の元に届くようにします。
 発行は毎月1回。1万5千部を予定。タブロイド判、28ページから32ページになります。オールカラーで、写真もふんだんに使用、見やすく、わかりやすい紙面です。創刊号を9月末発行。その後、定期発行になります。
 「R70プロジェクト」事務局は、周南市栗屋二葉屋開作1035-18、新周南新聞社内。問い合わせは同社(0834-26-0303)へ。掲載広告を受け付け中です。

【きょうの紙面】
(2)米川のコミュニティバス運行条例提案へ
(3)お札の秘密に迫る、日本銀行が子ども教室
(4)光RCが豪雨被害4施設にサイエンスショー
(5)生野屋の休耕田でひまわり千本が満開

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全国からコスプレーヤー

10月13日、萌えサミット
徳山がサブカルチャーの街に

 全国からアニメーションやゲームの登場人物になりきったコスプレイヤーが集まる、サブカルチャーのイベント「萌えサミット9」が10月13日(日)午前10時から徳山駅周辺の商店街で開かれる。声優や“萌えドル”のステージ、映画監督や小説家のトークショーなどが開かれる。

左から藤井市長と今治さん、大庭さん

 23日に主催する実行委員会の今治総一郎代表(45)、大庭信介実行委員長(44)が周南市役所を訪れて藤井市長に概要を報告した。今回は周南みなとまつりと同時開催で、これまで以上のにぎわいが期待されている。
 ゲストでは、声優の下地紫野さんは「アイドルマスター」など、佐倉薫さんは「迷家こはるん」などに出演している。
  下松市出身の音声合成技術のボーカロイドの作詞作曲家、164(イチロクヨン)さんは代表曲「天の弱」がYouTubeで再生回数600万回を超える人気がある。
 武居正能さんは映画「ウルトラマンR/B(るーぶ)」のメイン監督を務めた。喜多川2TOMさんは初代ゴジラなどのスーツアクターとして活躍している。小説家の村谷由香里さんは「ふしぎ荘で夕食を~幽霊、ときどき、カレーライス」で第25回電撃小説大賞などを受賞している。
 地元からも光市在住の小説家、俳優で「都立水商!」が現在、テレビドラマ化されて放送中の室積光さん、徳山大学教授の漫画家、なかはらかぜさんが出演する。
 小説を推薦しあう討論会のビブリオバトルや車体にイラストを描いた痛車の展示、萌ドルフェス、バンドライブ、プラモデル展示会、マンガ・アニメ作品展、同人誌即売会などがある。
 今回、銀座通は交通規制がなく、みなみ銀座、銀南街などが主会場。開催まで1カ月半となり、今治さんは「周南のよさを知ってもらう仕掛けをしていきたい」と話している。
 萌えサミットの実行委員は約60人。「新世紀エヴァンゲリオン」などの漫画家、貞本義行さんが生まれ育った街であることがきっかけで始まり、周南市のほか美祢市の秋芳洞や昨年は山口ゆめ花博会場でも開き、山口県を代表するイベントに成長している。

 情報は「萌えサミ」で検索できるホームページなどで随時、公表している。問い合わせは事務局(090-4898-5796)へ。

【きょうの紙面】
(2)11月2日に徳山駅北口広場完成式典
(3)大和ハウス工業がエコキャップ2万5千個
(4)徳山商工高が中学生ブリッジコンテスト
(5)光市安全会議が総会、安全功労者を表彰

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須金清流公園が完成

錦川そばに5千平方メートルの広場

 周南市と岩国市を結ぶ国道434号から須金の街の手前で右折して旧国道を進むと右手にアスファルト舗装の広場が見えてくる。7月に完成したばかりの須金清流公園。道路と川の間に造られ、広さは5,184平方メートル。須金のイベント会場などの新スポットとして期待を集めている。

錦川のそばの公園
ベンチやあずま屋

 アスファルトで舗装され、あずま屋やベンチ、照明も整備されている。向かい側には須金総合グラウンドがある。錦川など周囲の見晴らしもよく「ドローンの練習にも使えそう」と話す人もいる。
 この公園の建設はここから下流の岩国市錦町の錦川で進む平瀬ダムの建設工事の一環。同ダムは治水などのために県錦川総合開発事務所が担当して2023年の完成を予定している。

【きょうの紙面】
(2)「くだまつ☆笠戸島」がみなとオアシスに
(3)徳山、新南陽商議所議員が初の交流会
(4)須々万八朔祭りにぎやかに、行列、揉山も
(5)周南市サッカーフェスティバルに36チーム

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過去最高の60艇に370人

タイム優勝は米川レディース、デザインは光東
第30回笠戸島マリンイカダレース

 下松市の夏を彩る風物詩、第30回くだまつ笠戸島マリンイカダレース大会(新周南新聞社など後援)が25日、笠戸島はなぐり海水浴場で開かれ、過去最高の60艇が出場し、会場は応援者を含めて約3千人でにぎわった。

一斉にスタートするイカダ

ござレース優勝「店でサービス」と上機嫌

 下松商工会議所青年部などの実行委員会(実行委員長・上村正剛同青年部会長)の主催。この日は朝から曇り空で快適。開会式では上村実行委員長、国井市長のあいさつに続いて兵庫ボルトの「ゼロ災丸」の小方海斗さん(18)が選手宣誓。
 続いて二つのアトラクションがあり、まず海に浮かぶペットボトルを旗に見立てた「ビーチフラッグ大会」では優勝は徳山海上保安部の西田光世さん(24)▽2位は宇部市の中国地方整備局宇部港湾・空港整備事務所の槙坪誉統さん(27)▽3位は徳山海保の小池良和さん(23)。
 海に浮かべた長さ20メートルのござの上を走る海上ござレースは、優勝は周南市の「縁結び食堂おかもと」の河内隆博さん(30)▽2位が同市、けんにい王国海軍の佐伯健太郎さん(38)▽3位が同市、日光の佐藤稔さん(27)。
 河内さんは「うちの食堂で“笠戸島イカダレースに参加しました”と言ってもらったら何かをサービスしたい」と上機嫌だった。

市内外の中国、フィリピンら外国人も

 イカダレースは30艇ずつ2回に分けて出走し、1回目は守田宗治県議、2回目は中村隆征市議会議長が号砲を鳴らした。
 イカダの中には手動のかき氷すり器で作ったかき氷をすれ違う艇に振る舞う光市の「チームみたらい湾」▽「祝令和/祝市制80周年/祝市長就任4年」の文字や国井市長の似顔絵を描いた大和ハウス工業周南支店の「チーム飲み会LOVE♡」などユニークなイカダが多く、下松商工会議所青年部と交流している島根県の江津商工会議所青年部の「やるしかない!江津YEGチーム」の9人は市内のホテルに前泊して調整する念の入れようだった。
 海上をまっすぐに疾走する艇がある一方、直後にイカダが割れるなどして棄権する艇もあった。下松中の女子生徒7人の「真夏の下中号」は下松警察署の7人の「チームふくまるくん」に接近を繰り返した末に“衝突”して、観客から「中学生が警察にぶつかった!」とユニークな掛け声が飛んでいた。
 一方、市内外の事業所で働く中国、フィリピン、ベトナム、カンボジアの人たちも出場して楽しんでいた。

「初出場で優勝」「捕鯨解禁を祝福」

 タイムの優勝はレディースチームのため5分のハンディが与えられて17分23秒になった下松市米川地区の女性6人の「米川ウルトラレディース」。伊藤紗葵(さき)主将(27)は「初出場で優勝できてうれしい」と笑顔。
 デザインの優勝は下松市東海岸通りの光東の「シャイニングイースターズ2号艇」で、大きなクジラのレプリカが目立った。東孝典主将(51)は「商業捕鯨の解禁を祝って作った。来年も話題性のあるイカダを考えたい」と話していた。

タイム優勝の「米川ウルトラレディース」チーム
デザイン優勝の「シャイニングイースターズ2号艇」
光東の「シャイニングイースターズ2号艇」メンバ
下松警察署の艇に接触する「真夏の下中号」(右)
手を振る江津商工会議所青年部チーム

【きょうの紙面】
(3)銀南街のがんばろう商品券、300万円5分で
(4)車上狙い現行犯逮捕で光署が感謝状
(5)光市からカナダに派遣の中学生が帰国報告
(6)墨泉会書展、会員30人が力作56点

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16年でベトナムに車椅子寄付401台に

IMAYA25周年スタディツアー
ベトナム国営VOV放送で下松市PR

 ベトナムなど新興国に医療支援活動を展開してきた下松市のNPO国際ボランティアIMAYA(岩本功理事長)の設立25周年記念・第14回ベトナムスタディティツアーが17日から24日まで開かれ、IMAYA会員5人と徳山東ロータリークラブ(RC=風井啓二会長)の会員4人計9人が参加した。IMAYAが2003年からベトナムに贈り続けてきた車椅子の累計は今回で401台になり、首都ハノイでは設立25周年の祝賀会が開かれた。(山上達也)

乾杯する25周年のつどいの岩本理事長(左列の手前から2人目)ら
フエの車椅子贈呈式

フエ・車椅子と15人に奨学金

 今回のツアーでは同国中部の都市フエと首都ハノイを訪問した。フエでは18日、岩本理事長(78)が旧下松記念病院長時代から親交のあるグエン・ビエット・ニャン医師が運営する国立フエ医科薬科大学内の障害児のための相談支援施設(OGCDC)を通じて車椅子10台を寄付した。
 車椅子はすべて現地製で1台約2万円。購入費は同RCや国際ソロプチミスト下松、光ユネスコ協会、周南明るい社会づくり運動などからの寄付金だ。
 車椅子を受け取った一人のグエン・バン・クァンさん(68)は、23歳だった1974年1月1日、ベトナム戦争の地雷で両足を失って以来、車椅子さえ買えない人生だったが「私に永遠の足が与えられた。全く自由に動ける。私の前の壁は消えた。こんなにうれしいことが我が人生にあっただろうか」と涙ながらに感謝していた。
 IMAYA会員から同大学の医学部生、薬学部生への奨学金は、今回は15人に贈られた。

ハノイ・ビン女医ら招いて25周年感謝の集い

 ハノイでは19日夜、中心部のレニッドホテルでIMAYA設立のきっかけになった女医のグエン・テュイ・ビンさんら長年の関係者を招いて、IMAYA設立25周年感謝の集いが開かれた。
 ベトナム、日本双方から各15人が出席し、岩本理事長からビン医師とニャン医師に感謝状が贈られた。5年前に同RCの支援で下松市の周南記念病院で研修した医師や看護師も当時の研修の成果をベトナムの病院でどう生かされているかを報告して感謝していた。
 一方、来年の東京五輪でベトナム女子バドミントンチームの事前キャンプ地に決まっている下松市からIMAYAに依頼されたシティプロモーションは国営放送のVOV(Voice of Vietnam)のハノイ本局を訪れて展開した。
 VOVは日本のNHKに相当する国営の基幹放送局。日本語放送は日本向けにラジオの短波とインターネットで、ハノイ市内とホーチミン市内にはFMで1日2回流している。筆者がVOVの40年来のリスナーという縁からアポイントが取れた。
 一行から下松市がIMAYAに託したテーブルクロスやベトナム語版の下松市勢要覧、日立製作所笠戸事業所製の英国向け鉄道車両を描いたうちわなどを受け取ったグエン・ティエン・ロンVOV国際局長は「私は4回訪日しているが、次の訪日の機会にはぜひ下松市を訪問したい」と意欲を話していた。

下松市のポスターを持つ右から岩本理事長、ビン医師夫妻、ニャン医師ら
下松市の記念品に喜ぶロンVOV国際局長

ベトナムホストタウンの下松市に全面協力

 岩本理事長は「徳山東RCの皆さんと一緒にIMAYA25周年の節目をベトナムで迎えることができた。今後も現地のニーズを把握し、国内外の支援者と交流を続けたい。ベトナム女子バドミントンチームのホストタウンとなった下松市に全力で協力していきたい」と話していた。スタディツアーの参加者次の通り。(敬称略)
 徳山東RC=風井啓二、川元正、後藤幸夫、中野淳▽IMAYA=岩本功、岩本典子、矢野博、源代晴基、山上達也

【きょうの紙面】
(2)下松市議会が議場で高校生との懇談会
(3)野菜ソムリエが周南市地方卸売市場見学
(4)大和ハウスがイカダレース会場の海岸清掃
(5)レスリングで柴田姉妹が全国1、2位

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旋盤で水谷君(下松工高3)銅賞

若年者ものづくり競技大会

 7月31日と8月1日に福岡市で開かれた第14回若年者ものづくり競技大会で、下松市の下松工高システム機械科3年、水谷涼雅(りょうが)君(17)=光市上島田=が旋盤職種で銅賞(3位)を受賞した。同大会の旋盤職種で一昨年に銀賞、昨年は金賞を受賞し、3月に同校を卒業した神代大介さん(18)に続く栄誉で、水谷君は「さらに上の賞が受賞できなくて残念だが、この技術を後輩に伝えたい」と話している。

左から轡田教諭、水谷君、国井市長

 同大会は厚生労働省と中央職業能力開発協会の主催。全国から15職種に443人が出場し、県内から8職種に12人が挑んだ。大会出場は前年度の入賞者がいる学校の在籍者で、同校からは高い技術を持つ水谷君が同校の推薦で出場した。
 旋盤競技は直径70ミリ、長さ72ミリと、直径55ミリ、長さ107ミリの2種類のスチールの円筒を、旋盤で削り出しの加工をして3時間以内で課題のバルブ状の円筒に仕上げ、両方の円筒がネジ溝に沿って一体になるようにするもの。水谷君は作業中に作業服の袖のボタンが機材に触れて割れるアクシデントに見舞われたが、機転を利かせて工具類を束ねていたテープを袖に巻き、規則で認められた範囲内で競技を続行できた。
 水谷君は部員9人の同校〝ものづくり部〟の部長。21日には市役所に松本理校長や同部顧問の中村明夫、轡田(くつわだ)啓佑両教諭と市役所を訪れ、国井市長や吉次敦生経済部長に受賞を報告。市長は「ものづくりの街の下松にふさわしい受賞でうれしい。地元の産業振興に貢献できる人になって下さい」と祝福していた。

【きょうの紙面】
(2)小中連携報告、教育フォーラムin光
(3)CCSが100万円、ふるさと周南応援寄付金
(4)下松市のカナダ派遣中学生が帰国報告
(5)生野屋の国道2号で1人死亡、4人負傷

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琴の師と自身の故郷で

田中さんが漢陽寺で演奏

 周南市鹿野出身で東京都町田市の筑紫鶴の会代表の田中歌澄さん(83)らの演奏会が19日、鹿野の漢陽寺(杉村宗一住職)で開かれた。故郷での演奏は師で鹿野出身の故筑紫歌都子さん(1904―84)の生誕100年の時など3度目。歌都子さんの孫で歌都子さんが戦後間もなく創立した筑紫会3代目宗家後継、筑紫純子さんも来演して歌都子さんが作曲した名曲の響きが本堂から境内に広がった。

演奏する手前から宮本さん、純子さん、田中さん、堀田さん

 この日、演奏したのは田中さんの弟子でフランス人のクレール・歌慶さん、舞・シモン・ガエルさん、周南市在住の宮本歌穂湖さん、北九州市から訪れた尺八の堀田晃童さん。演奏会は鹿野おもてなし塾の主催、同寺の共催で80人が地区内外から参加した。
 歌都子さんは鹿野で生まれ、その才能を期待されて福岡市に移り、37年には東京へ拠点を移したが、45年に鹿野に疎開し、49年に福岡市で筑紫会を設立した。鹿野に疎開中も琴を教えた。また生涯に300曲以上を作曲した。
 演奏会はにぎやかな「祭り太鼓」で始まった。「幻を追うて」は田中さんが小学生のころ、歌都子さんから教わった曲。教わった当時のまま、一人で演奏した。源義経の愛人、静御前をテーマにした曲は純子さんを中心に演奏して歌声も披露した。「雪の幻想」は鹿野の雪を思って作曲した曲。難曲でもある「ながれ」は華厳の滝となるまでの水の流れを表現。巧みな演奏で参加者を引き込んでいた。アンコールでソーラン節なども演奏した。
 同寺は昭和を代表する作庭家、重森三玲が作った7つの庭があり、本堂の前は曲水の庭が配されていてこの庭を背景にして演奏。田中さんは師と自身の故郷での演奏を終え「本当に良かった。鹿野を一生懸命応援していきたい」と話していた。

【きょうの紙面】
(2)ソレーネ周南に市内産木材の陳列棚と椅子
(3)周南西RCがやすらぎ苑に車椅子、体重計
(4)下松市の誓教寺でこども座禅教室
(5)山口放送の「さわやかモーニング」が7千回

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