ヘッドラインニュース

食推の指導で周南スープ

南陽工高

生活習慣病予防講座で調理

 周南市食生活改善推進協議会(佐々木哲子会長)は17日、南陽工高(吉兼敦生校長)で応用化学科3年の40人を対象に生活習慣病予防講座を開き、生徒と食生活改善推進員10人が調理実習室で一緒に周南スープを作った。シマヤが販売している減塩食品の紹介もあった。

みそを入れる生徒と食生活改善推進員
「無添加おだし」を説明する尾美さん

 同協議会は望ましい食生活のための講座を企業や学校などで開いているが、南陽工高では初めて。家庭科の授業として開き、最初に野菜を食べることや塩分を取り過ぎない減塩、朝食の大切さなどを説明したあとは調理実習。
 周南スープは地元で収穫される野菜などを使い、栄養バランスをよくするためスキムミルクも入れる。この日は冬バージョンとして主に市内産の豚肉とゴボウ、レンコン、ダイコン、ニンジン、サツマイモ、油揚げ、ハクサイ、長ネギを入れ、みそ味にした。
 生徒は食生活改善推進員に教えてもらいながら野菜を切って鍋に入れ、野菜がやわらなくなったあと、スキムミルクをまぶしたみそを入れて仕上げた。
 その間、シマヤのみそ事業部の主任で管理栄養士の尾美久美子さんが同社の減塩しょうゆ、減塩みそ、減塩のだしの素、今年9月に発売したばかりの、塩などが入っていない「無添加おだし」を紹介。「減塩という言葉をおぼえておいてください」と呼びかけた。
 生徒は男子が多かったが、料理のコツなどを教えてもらっていた。佐々木会長は「生徒はみんな素直で真面目で態度も良かった。おばあちゃんと孫のような関係になれました」と笑顔を見せていた。

【きょうの紙面】
(2)県選奨に光地方史研究会と8人
(3)21日、周南冬のツリーまつり集中イベント
(4)徳山藩の幕末描いた小説を周南市教委に
(5)大和総合病院でクリスマスコンサート


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フィンランドから若手演奏家

20日・夜市小、21日・駅前図書館

児童や住民との交流も

 フィンランドのバイオリンとピアノの若手演奏家の交歓コンサートが20日(金)午前10時35分から周南市の夜市小体育館、21日(土)午後6時から徳山駅前図書館1階で開かれる。いずれも無料。
 日本とフィンランドの国交樹立100周年を記念した、音楽家を派遣しあう交流事業。9月に市文化会館でフィンランド・リコーダーカルテットの演奏会が開かれた縁もあって実現した。演奏会では両会場ともシベリウス作曲の「もみの木」「悲しきワルツ」「フィランディア」などを演奏する。
 2人ともフィンランドのシベリウスアカデミーで学んで活躍中。バイオリンのヨハンネス・ハクリネンさんは現在、フィンランド放送交響楽団に所属している。ピアノのタツ・エスケリネンさんは北ヨーロッパを中心に欧米諸国でソロ活動やオーケストラとの共演を重ねている。

バイオリンのヨハンネス・ハクリネンさん
ピアノのタツ・エスケリネンさん

 夜市での演奏会は市文化振興財団、夜市小、夜市地区コミュニティ推進協議会が開き、演奏会のあと児童との交流などがあり、午後1時からは夜市市民センターで餅つきや書道などで住民とも交流する。

ライブラリー・ミュージック・ラウンジ開催


 徳山駅前図書館ではこの演奏会に合わせて1階の共有スペースにポップス川上の協力でグランドピアノが置かれ、13日から来年1月13日まで「ライブラリー・ミュージック・ラウンジ」を開催。連日のように多彩な演奏が繰り広げられている。

徳山駅前図書館のピアノ

 21日は周南冬のツリーまつりの集中イベントの日でもあり、正午から演奏が続き、最後にフィンランド演奏家が登場する。プログラムでは正午から河野康弘さんのワッハッハコンサート▽午後2時から「藤井ゆき子とその仲間たち」の昼下がりのシャンソンライブ▽4時から徳山高校生によるミニ演奏会がある。
 23日午後4時からは同市出身のバイオリン奏者で英国に留学、11月に学び・交流プラザで帰国記念の演奏会を開いた谷村愛美さんのファミリーコンサートが開かれる。
 夜市小の演奏会の問い合わせは市文化会館(0834-22-8787)、ライブラリー・ミュージック・ラウンジは同図書館(0834-34-0834)へ。

【きょうの紙面】
(2)JP労組がやすらぎ苑で奉仕活動
(3)新南陽L.C.が手をつなぐ育成会にケーキ
(4)子ども食堂で自衛隊数学教官のセミナー
(5)八千代座歌舞伎がきさんの里訪問


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デザコンで6年連続

徳山高専土木建築工学科の「双穹」

紙の橋のコンテスト入賞

 第16回全国高専デザインコンペティション(デザコン)が7、8日に東京で開かれ、構造デザイン部門で、周南市の徳山高専(勇秀憲校長)の土木建築工学科の学生6人が作った「双穹(そうきゅう)」が審査員特別賞を受賞した。
 同部門には36高専から62作品が参加し、最優秀賞1点、優秀賞、審査員特別賞各2点、企業賞1点が選ばれた。徳山高専からは2点が参加していた。同高専の受賞は2014年から6年連続となった。

「双穹」と河村君(前列左から2人目)


 6人は5年の河村篤志君(20)をチームリーダーに募集に応じた4年の西川侑華さん(19)、3年の貞本舞さん(18)、高木拓海君(17)、1年の元永真菜さん(16)、長谷川京香さん(16)。
 競技は厚さ2ミリ、0.6ミリ、0.095ミリの3種類の紙で長さ90センチのペーパーブリッジを制作し、最大50キログラムの耐荷重に応じた競技得点、プレゼンテーション・意匠デザインによる審査員得点で順位を決めた。上位チームはいずれも最大荷重50キログラムに耐えたが、ブリッジの重量が軽いほど多く得点でき、双穹は220グラムだった。
 2つの同じ形の箱型部材を中央でクロスさせてお互いに支え合う構造。他校は三角形をつなぐトラス形かアーチ型がほとんどで、河村君は「この形はほかにないと思っていた」という。「双穹」は2つの部材を組み合わせて全体は弓に見えることから名付けた。
 海田辰将准教授の助言を受けながら夏休み前から放課後に集まっては試作、50キログラムの耐荷重をクリアするとより軽量にして製作する繰り返し。試作は12回にもなった。
 賞状とトロフィーを手に河村君は「上位にはいけると思っていたがうれしかった」、西川さんは「斬新な設計でいいなあと思っていた。先輩のおかげで受賞できた」、高木君は「制作を担当したが、一つ一つ丁寧にやるようにした」と振り帰り受賞を喜んでいた。

【きょうの紙面】
(2)富田中PTAに文部科学大臣表彰
(3)望みの家がクリスマス会、利用者もダンス
(4)須磨小で須金伝統の和紙づくり体験
(5)櫛浜小で森林体験、シイタケのこま打ちも


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ACT SAIKYOは今季2勝2敗に

光市でバドミントンS/Jリーグ
広島ガスに勝利

 バドミントン界で国内最高峰の「JTBバドミントン S/Jリーグ2019」山口大会が14日、光市総合体育館メーンアリーナで開かれ、周南市の西京銀行の行員の女子チーム「ACT SAIKYO」は勝利を収めた。これでACT SAIKYOの今リーグのトータルの対戦成績は2勝2敗になった。
 同リーグは5チームずつのリーグ戦のあと、上位2チームずつの決勝トーナメント、5位以下の順位決定戦がある。山口大会は日本バドミントン協会の主催で、大会会長は林芳正県バドミントン協会会長。観客席は各チームのサポーターなど約1,500人で埋まった。

熱い声援を送る「ACT SAIKYO」のサポーター


 開会式は同大会公式ミュージックサポーターで歌手のTORIENAさん(26)の歌で開幕。男子の部の三菱自動車京都、JR北海道▽女子の部の広島ガス、ACT SAIKYOの選手が入場してステージに並んだ。
 市川光市長が歓迎の言葉を述べ、三菱自動車京都、JR北海道、広島ガスに西京銀行の平岡英雄頭取から光市特産品の詰め合わせが贈られた。
 ACT SAIKYO対広島ガスはダブルス1戦目で中村麻裕・重田美空組が2セットを先取して勝利。しかし両セットとも広島ガスが詰め寄ってはACT SAIKYOが引き離す構図が続き、一時は1点ではあったが広島ガスの逆転を許したときもあったほど。第1セットは21-9で広島ガスを突き放したが、2セット目は21-18で白熱した展開だった。
 シングルスはACT SAIKYOの斎藤栞主将が広島ガスの浜北もも選手に2-0で圧勝。ダブルス2戦目はACT SAIKYOの柏原みき・加藤美幸組が対戦したが、2-1で敗退。第1セットは15-21で先取されたが、第2セットは23-21で追いついた。しかし第3セットは18―21で惜敗した。結局チームは2-1で勝利、2勝目をあげた。広島ガスは4敗になった。
 ACT SAIKYO側の応援席には市川市長や下松市の国井市長、西京銀行の関係者、バドミントンファンら黄色のそろいのユニホームを着て駆けつけて、ACT SAIKYOに点が入るたびに拍手や声援を送っていた。
 一方、男子の部は2-1で三菱自動車京都がJR北海道に競り勝った。三菱京都は2勝2敗、JR北海道は4敗になった。
 今後、ACT SAIKYOは20日(金)に富山県高岡市の同市民体育館である順位決定戦に出場する。

【きょうの紙面】
(2)徳山動物園で職員が大門松手づくり
(3)60周年で東ソーシリカ、OB会50万円
(4)くだまつ健康パークにキッズパーク
(5)三井小の森林体験学習で枝のオブジェ

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遠隔の独居高齢者見守り装置

周南マリコムが開発


徳山商議所

新商品・新サービス合同プレス発表会に7社

左から丸山、原田、西川さん、古野陽一郎防長建材専務、吉田、堀、上原さん

 周南市の徳山商工会議所は10日、シビック交流センター交流室1で2回目の新商品・新サービス合同プレス発表会を開き、7社が参加した。
 入船町の周南マリコム(堀学明社長)は来年2月に発売する見守りセンサー「Sobamii(ソバミー)」を発表した。


Sobamiiを紹介する堀社長


 同社は利用者が自宅に専用端末を設置して緊急時に端末ボタンを押してコールセンターと連絡をとる緊急通報生活サポートシステム「さすがの早助(さすけ)」を提供している。
 「Sobamii」は独居高齢者などの利用者の自宅のテレビに接続する。テレビ電源のON・OFFの状況をSobamiiが検知し、24時間の未使用、12時間の連続使用の場合に利用者に動きがないと判断して遠隔地の家族にメールで自動的に通報するもの。
 利用者が緊急時にボタンを押して通報する早助に比べ、家族による安否確認が簡単で異常時にのみ自動的に連絡を受けられるメリットがある。
 同社は「Sobamii」を山口発の新たな見守りサービスとして全国に展開することを目的として、16日からクラウドファンディングによる資金集めを予定している。「sobamii makuake」でインターネット検索してクラウドファンディングへの参加が可能となる。最大で30%の割引を受けられる。
 このほか、大島のFROM STRING(上原喜行代表)が、360度のバーチャルリアリティの画面上で注目してもらいたい個所にマークを付け、マークをクリックすることで別の動画や音声などの情報を表示する「体験の先」を見すえたプロモーションサービスを発表した。
 速玉町の美容室aoikane(吉田あかね代表)の新商品は、就活や婚活などの目的・シーン別に合わせて自分のセルフイメージを向上するためのヘアメイクと写真撮影のセット「MindUpMake(マインド・アップ・メイク)」。
 野上町の防長建材(古野訓章社長)は、趣味、遊び、店舗など様々な用途に使えて自分でも組み立て可能な広さ6畳からの「ミニログハウス」で関心を集めた。
 本町のTUGBOAT(原田洋平代表)は、ボルダリングの第一人者である三由野さんと協力して高齢者のバランス感覚を養う脳幹活性化のトレーニング指導者「脳幹士」を育成する事業について説明した。
 戸田のヤサイ企画(西川満希子代表)は、健康のため野菜に親しんでもらいたいと考案した「ヤサイコトバ」を使い「野菜は食べるお守り」をコンセプトにして開発したヤサイコトバカレンダーとヤサイコトバみくじを商品化した。例えば生姜は「合格一直線」などヤサイコトバをつけたもの。
 富田のmm―factory(丸山智司代表)は、10人以上で楽しめるAIスピーカー付きの高級ホームシアター兼音楽スタジオ、木製リビングダイニングキッチン、グランピングルームの3タイプのルームレンタル「コモリエヌーア」を紹介した。
 報道機関のほか一般市民など30人も参加し、1社5分の説明のあと、各企業がブースで製品、サービスについて質問に答えた。
 aoikane代表の吉田あかねさん(49)は「自分の店とサービスを紹介する機会を得られてよかった。ほかの会社のプレゼンテーションも大変参考になった」と話した。

【きょうの紙面】
(2)休館中の笠戸島ハイツの活用で方針一転
(3)ACT SAIKYOから日本代表に2人
(4)明るい選挙作品の最高賞に6人
(5)JA下松支所で強盗、うそ電話詐欺訓練


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日本文化、料理体験

外国人観光へモニターツアー

周南インバウンドプラットホーム

 外国人観光客の誘致を目指している周南市の市民団体、周南インバウンドプラットホーム(末次雅文代表)は7日から9日まで留学生や日本に滞在している外国人4人を招いてモニターツアーを開き、湯野の楞厳寺での成道会のランプパフォーマンスや折り紙、いなり寿司作り、9日朝は水産物市場での競りの見学などを体験してもらった。

鶴を折る参加者


 同グループは防長交通や湯野温泉の芳山園などで作り、市の共創プロジェクトの認定を受けて活動。11月には九州通訳・翻訳者・ガイド協会の水谷みずほ会長を講師にインバウンドについての3回シリーズのセミナーも開いて延べ73人が参加した。
 今回は水谷さんのもとで仕事を体験するインターンとして半年間、日本に滞在しているドイツ、スイス人の女性と、徳山大学の韓国人留学生2人、同行の日本人学生2人が参加し、水谷さん、同協会専務理事の花野博昭さんも訪れた。
 7日の成道会はお釈迦様が悟りを開いたことにちなむ法要。本堂にランプを並べて幻想的な和の空間を演出した。この日は芳山園に宿泊した。
 8日はみなみ銀座のほっこりCAFEで日本文化の折り紙、いなり寿司づくりの体験と午後は戸田の道の駅「ソレーネ周南」に移動して正月飾りづくり、茶道の体験、湯野の古民家で、庭先の畑で野菜を収穫、穫れたての野菜の料理を味わった。ホテル・サンルート徳山に宿泊して翌日の早朝、近くの水産物市場を訪れた。移動は路線バスやタクシーを使った。
 ほっこりCAFEでは折り鶴は周南折り紙研究会の中司貴子さん(47)、いなり寿司作りはほっこりCAFE代表の平井一也さん(40)が指導。同店の利用者4人も参加して交流し、最高齢は97歳。徳山大生と教えあいながらチョウチョ、甲(かぶと)、風船などを作った。
 平井さんは和気あいあいとした雰囲気で折り紙を教え合う姿に「刺激を受けることは健康寿命を延ばすためにも必要。協力していきたい」▽中司さんは「言葉を超えて心が一つになりました」と話していた。
 周南インバウンドプラットホームは今後、外国人向けの観光コースを設定する計画で、藤井一之副代表(59)は「外国人に来てもらい、お金が落ちるようにしたい。インバウンドの波はすでに日本に来ているので早く体制を作りたい」と意欲を見せていた。

【きょうの紙面】
(2)周南市八代で飼育の保護ヅル5羽放鳥
(3)光市のひかりエコフェスタに52ブース
(4)下松市で星のふるまち童謡フェスタ
(5)インフルエンザの流行発生注意報発令



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防災と魅力あるまちづくりへ

国井下松市長が再選出馬表明

超党派の“オールくだまつ”で

 下松市の国井益雄市長(70)=西柳=は10日、来年4月3日告示、10日投票の市長選に2期目を目指して出馬する考えを明らかにした。この日の市議会一般質問で村田丈生議員(新生クラブ)と近藤康夫議員(政友会)の質問に答えた。同市長選に出馬表明をしたのは国井氏が初めて。

出馬を表明する国井市長


 国井氏は「市長就任以来3年8カ月、安全安心の防災対策の推進と、魅力あるまちづくりに取り組んできた。今後も大型化する災害への対策の強化や、市内の地域間格差によるインフラ整備などの課題が残っており、さらなる発展や市民福祉の向上のために、来春の市長選に立候補する決意を固めた」と出馬の意思を示した。
 さらに「まちづくりは市長一人の力ではできない。地域や企業、団体などの民間活力を結集した“オールくだまつ”で進めていきたい」と党派を超えた取り組みを強調した。
 このあと国井氏は取材に応じて、市長選には無所属で臨み、前回も推薦を受けた自民、公明両党と連合山口、現在の国民民主党(当時民進党)に推薦を申請する考えを示した。今後は後援会(会長・井川成正前市長)を中心に態勢固めを図る。
 国井氏は同市豊井出身。豊井小、下松中、下松高、青山学院大経営学部を卒業して1973年に市職員になった。生活環境部次長だった2007年の県議選下松市区(定数2)に当時の井川市長(89)の全面支援を受けて無所属で出馬し、トップで初当選。2期目も無所属、3期目は自民党公認で当選を重ねた。
 県議3期目途中の16年の市長選に井川氏の後継指名を受けて無所属で出馬し、無投票で初当選した。

【きょうの紙面】
(2)周南市がペット火葬施設使用料の誤徴収
(3)新南陽商議所青年部が富田西小の遊具整備
(4)「きつねの嫁入りがあるまちくだまつ」出版
(5)松星苑合同クリスマス会、贈り物も



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活況支える人材確保へ

【この人に聞く】

日立製作所笠戸事業所長

三浦 淳さん(58)

[プロフィール]

みうらじゅんさん
 1961年、神奈川県生まれ。早稲田大学理工学部建築工学科卒業。84年に日立製作所に入社し、原子力建設エンジニアリング部プロジェクトグループを振り出しに、日立GEニュークリア・エナジーの原子力プラント部長などを務めた。趣味はゴルフと釣り。モットーは「常に謙虚に」。家族は妻と社会人の娘3人。下松市桜町の日立末光社宅に単身赴任中。



 下松市の日立製作所笠戸事業所の新しい事業所長に三浦淳さん(58)が着任した。5年越しの英国向け高速鉄道車両866両の出荷が終わり、今後は台湾向け特急車両600両、パナマ向けモノレール168両の生産が待つ。活況が続く同事業所を今後どう導くのか、考えを聞いた。(聞き手・山上達也)

 ――着任のお気持ちはいかがですか。

 三浦 笠戸事業所は日立製作所でも伝統ある事業所。従業員約3千人の代表として身の引き締まる思いです。

 ――ずっと原子力のお仕事でしたね。

 三浦 笠戸事業所に来るまでの入社以来35年は原子力一筋。柏崎、志賀、浜岡、島根、大間、女川など日立の原子力発電所の建設工事の計画と管理を担当しました。直近の5年間は英国の原子力プロジェクトに携わりました。

 ――原子力発電への基本的なお考えは。

 三浦 資源の少ない日本にとって、原子力発電はほかの電源に比べてCO2の排出が少なく、環境に優しいベース電源です。東日本大震災の原発事故による国の安全規制を乗り越え、安心できる発電のソースで再起動できればと思っています。

 ――笠戸事業所の鉄道車両生産の現状は。

 三浦 ここ数年は作業量が右肩上がりで伸びています。今は来年春以降の台湾特急車両の製造開始へ設計中です。パナマのモノレールは台湾より少し遅れて生産を始めます。

 ――鉄道車両生産の今後の課題は。

 三浦 生産に必要な人材の確保です。働き方改革で残業時間が決められ、昔のように土曜日曜で作業の遅れを挽回できなくなりました。計画的な従業員採用を進めており、定着化が課題ですね。

 ――笠戸事業所の活況は地元経済に好影響を与えますね。

 三浦 主要な部品をお願いしている日立笠戸協同組合の各社さんと半年ごとに作業量の見通しを説明する機会を設け、将来的な協力をお願いし、要望をお聞きしています。各社にとっても設備投資や人員採用と育成の計画が立てやすくなります。

 ――7月には「道路を走る高速鉄道見学プロジェクト」がありました。今後は?

 三浦 当社の製品を全国的に見ていただくいい機会ですが、一企業としてできることは限られます。市や下松商工会議所のニーズを踏まえてご協力し、参画したいと思います。

 ――下松に住まれてどんな印象ですか。

 三浦 下松市は違和感なく暮らせる住みよい街。徒歩や自転車で通勤する時も、交差点で立哨される人や登校中の小中学生からあいさつをいただき、さわやかな気持ちになります。買い物も市内でそろうので便利です。

 ――味覚やお酒は?

 三浦 魚が新鮮でおいしいですね。おいしいお酒にもたくさん出会いましたよ。(笑い)

 ――お気に入りは?

 三浦 岩国の「五橋」です。ほかにも地酒にたくさんめぐり会いたいと思います。

 ――ところで2021年には笠戸事業所が創業100年ですね。

 三浦 OBの方々のご意見もお聞きし、どんな形で100周年を迎えるか、企画の具体化を進めます。

 ――市民の皆さんへメッセージをどうぞ。

 三浦 市民の皆さんの誇りになり、働きたいと思っていただける安全で安心な職場を目指します。よろしくお願いいたします。

【きょうの紙面】
(3)徳山商工高がビジネスプランでベスト100
(4)郵便局長がうそ電話詐欺防止呼び掛け
(5)須々万の米で特別純米酒「鞴(ふいご)」
(7)児玉源太郎遺髪塔に顕彰会が案内板


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「今宿カフェ」は延べ1,000人超

支え合うまちづくり発表

夜市地区安心生活応援隊も

 「共に支え合うまちづくり活動発表会」が7日、周南市学び・交流プラザ多目的ホールで開かれ、今宿地区で今年3月から始まった「今宿カフェ」や、5年前から活動している夜市地区安心生活応援隊など住民同士の助け合いで地域に住む高齢者の生活を支援する取り組みを発表した。

発表する登壇者


 この発表会は市、市社会福祉協議会の主催。地域の課題を地域内で話し合う場を持つ市生活支援体制整備事業の一環で開かれ、130人が参加した。同市は全31地区で地域福祉コーディネーターが活動し、10地区ではこの事業で話し合いの場となる「協議体」が開かれている。
 座長は市社協業務課の山本多恵係長。今宿地区では同地区の未来の姿を「つながる今宿夢プラン」としてまとめており、「今宿カフェ」も同プランがきっかけで始まった。発表会では今宿カフェ店長の福田昌子さんが事業の概要や配慮していることなどを説明した。
 「今宿カフェ」は毎週月曜に今宿市民センターで開かれ、会費は100円でコーヒーとお菓子を出し、マジックやフラダンスなどのイベントもある。第1回は140人が参加し、現在は2、30人。延べ参加者は1,000人を超えている。
 ボランティが運営しているが「楽しかった」「次も来たい」と言ってもらえるような場づくりへ、参加者への声掛けなどスタッフの“迎える姿勢”を意識していることや、今後の課題として、参加したくても会場に来れない人がいるため、出張カフェを開くなどの対策を考えたいと話した。
 有償ボランティア「夜市地区安心生活応援隊」は松田敏彦隊長と同地区地域福祉コーディネーターの内藤雅枝さんが登壇。一人暮らしの高齢者などの利用会員12人、高齢者を手助けする協力隊員21人で活動。
 草刈りやそうじ、ごみの分別などをしているが、高齢者の家庭に入ることに最初は不安があったことや、頼まれたらなんでもするのではなく、できることは依頼者にやってもらうことなどを話した。

2地区で協力した活動も

 このほか周陽、秋月地区で取り組んでいる小規模な居場所づくり「やおさん家」の事業は周陽地区地域福祉コーディネーターの松原和子さん、秋月共に支え合うまちづくり協議体の加藤貞子さんが報告。隣接する周陽、秋月地区で協力して運営していることを紹介した。
 久米地区の協議体「くめ輪」の買い物弱者への支援対策、路線バスの減便対策の学習会などの活動は同地区地域コーディネーターの小西裕美子さんが報告し、若年層の参加、以前から久米地区で暮らす家庭と引っ越してきた家庭の融合などを課題としてあげた。
 最後に市社協の生活支援コーディネーター、栗本真志さんが高齢者になった時、地域と疎遠なまま暮らすのと、介護の専門職の人だけでなく、ボランティアや友人に取り巻かれて暮らすのとどちらがいいですかと問いかけて地域の助け合いの大切さを述べた。


【きょうの紙面】
(2)病院問題など光、周南市議会一般質問
(3)徳山商議所主管の合同商談会で213件
(4)徳山税務署管内の税の作品合同表彰式
(5)全国中学駅伝に富田中、予選会で優勝


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休止中の代々木公園駐車場も

中心市街地の駐車場案内システム


誤表示対策進まず

 周南市の中心市街地で1997年に導入された駐車場案内システムの表示に、休止中の代々木公園駐車場、銀南街駐車場の表示が残り、駐車場を探すドライバーを戸惑わせている。
 このシステムは徳山商店街やその周辺の駐車場が満車になることが多かったことから空いている駐車場に車両を誘導するために導入された。駐車場の位置を示す地図と満車か空きがあるかを示す総合案内板5基、矢印で各駐車場への道順を示す個別案内板9基、予告案内板などがあり、いずれも市役所周辺など幹線道路の中央分離帯や歩道に建てられている。

個別案内板(左)と総合案内板



 2009年度まで使用されていたが、商店街の衰退で駐車場が満車のことがほとんどなくなり、年間500万円の維持費や修繕料も必要になってきたことから満車、空車の表示を中止した。
 その後は駐車場の位置の案内だけになり、廃止の駐車場は表示しないようにするなどしていた。ところが最近になって代々木公園の市営地下駐車場が休止になり、銀南街駐車場も今年夏の停電以後は使用できなくなったが、表示はそのままになっている。
 このため市に新周南新聞社を通じて「知り合いが案内板に従って代々木公園の駐車場に行ったが入れなかった」という苦情が寄せられている。

改修、撤去には多額の費用?


 管理する市道路課では、脚立を使えば手が届く範囲の表示は近くテープなどを張って消す予定。しかし、高さが数メートルある案内板の訂正には高所作業車を使い、場所によっては交通規制が必要で、かなりの費用が見込まれる。
 道路維持管理費の使途は安全確保に直接関係する道路の補修を優先しているため案内板は後回し。案内板ごと撤去するとすればさらに大きな費用がかかる。
 同課によると同様の施設は全国各地にある。維持費がかかることから周南市と同様、すでに使用を中止したが、撤去には費用がかかり、再利用の名案もなく、悩みの種になっているところもあるという。
 徳山駅前図書館の開館で市内外から注目され、訪れる人が増えることも期待されている中心市街地。当面、誤った情報を伝えることのないよう対策が求められている。

【きょうの紙面】
(2)周南市議会がまちづくり総合計画案に意見
(3)障害者のアート作品のカレンダー完成
(4)富田西小児童が周南西部交番を見学
(5)花岡小吹奏楽部が全日本の銀賞報告


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