ヘッドラインニュース

斎藤夏選手が国際大会3勝目

バドミントン女子実業団チーム「ACT SAIKYO 」
12月14日に「S/Jリーグ」山口大会


斎藤夏選手

マレーシアでダブルス優勝

 周南市の西京銀行行員のバドミントン女子の実業団チーム「ACT SAIKYO(アクトサイキョウ)」の斎藤夏選手(19)が12日から17日までマレーシアのカンガー市で開かれた国際大会「マレーシアインターナショナルチャレンジ2019」の女子ダブルスで優勝した。開催中の「S/Jリーグ2019」の上位進出につながると期待されている。
 斎藤選手は埼玉栄高出身で同チームの斎藤栞主将は姉。今回の大会には日本バドミントン協会から日本代表として派遣され、ダブルスに日本ユニシスの篠谷菜留選手とのペアで出場してマレーシア、チャイニーズタイペイ、中国、インドネシアの選手を次々に破って決勝に進出、決勝はインドネシアのペアと接戦になったが2-1で勝利した。
 斎藤選手は10月22日から27日まで開かれたインドネシアインターナショナルチャレンジ2019でも同じペアで準優勝しており、混合ダブルスでの戦績を含め、今季3回目の国際大会優勝となった。

光市で広島ガスと対戦

 S/Jリーグ女子の部は10チームが参加して北海道の札幌市で11月2日に開幕。5チームずつのリーグ戦のあと12月20日から22日まで富山県高岡市で各リーグ上位2チームによるトーナメント戦と順位決定戦がある。
 アクトサイキョウは11月2日の日本ユニシスとの対戦は2-1で敗れたが、10日に愛知県刈谷市であった第2戦は山陰合同銀行に3-0で勝利した。
 今後は12月8日(日)の第3戦では神奈川県大和市で北都銀行と、14日(土)の第4戦は山口大会として光市総合体育館で広島ガスと対戦する。
 山口大会は午前11時からオープニングに続いて男子の三菱自動車京都-JR北海道、アクトサイキョウ-広島ガスの試合がある。
 チケットは1階フロア席が3千円、2階は一般2千円、小中高校生が千円。チケットぴあ、セブン・イレブン(端末機→チケットぴあ)、同体育館、西京銀行下松支店、光支店で扱っている。同体育館は1階席だけ販売している。


【きょうの紙面】
(2)周南市・市民総合防災訓練に500人
(3)市県議と4商工会議所の会頭らが懇談
(4)新南陽若山L.C.の会員、澤重さんが献眼
(5)サンデー早朝野球連盟リーグが閉会式

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医療、介護、最期どう迎えるか

“いきかた”フェスタに350人

 どこでどういう最期を迎えたいか、元気なうちに「人生会議」で介護、医療の在り方を考えようと呼びかける「自分らしい“いきかた”フェスタ」が17日、周南市学び・交流プラザで開かれた。多目的ホールで僧侶、看護師の玉置妙憂さんの講演があり、メインアリーナには介護、医療団体の体験ブースが並び、350人が健康や生き方について楽しく学び、「わたしの“いきかた”ノート」も配られた。

あいさつする小野委員長

「もしもの時へ準備必要」

 市と「あ・うんネット周南自分らしい“いきかた”フェスタ実行委員会」(小野薫委員長)の主催。講演に先立って大神のおのクリニック院長でもある小野委員長が人生の最期にどのような医療、介護を受けたいのか、専門職と一緒に考える「人生会議」を広めるためにこのフェスタを開いたと説明した。
 あらかじめ医療、介護の在り方を決めておく大切さを訴えるビデオ「もしものとき。“いきかた”ノートを書いていた場合、書いていなかった場合」も上映した。
 玉置さんは「元気なうちから自分らしさを考える~逝き方は生き方」と題し、医学の進歩で延命などについて選択できるようになったが、倒れたあと家族に判断をゆだねることから「意思表示は息子や娘の後悔を少なくできる」と説明、生命観は多様であり、心の面でも「いつか死ぬことを考えて準備をしておこう」と呼びかけた。
 体験ブースは医療介護などの専門職が選んだ本を紹介する「“いきかた”の本棚」▽「もしもの時、大切にしたいもの」をカードゲーム形式で見つける「もしバナゲーム」▽介護用ベッド、車いすなど福祉用具の展示▽薬剤師のお薬の相談、リハビリテーションや介護保険制度など17のブースが並び、スタンプラリーもあって参加者は次々に回って「勉強になった」と笑顔を見せていた。

にぎわうメインアリーナ
講演する玉置さん

出前講座で「“いきかた”ノート」

 参加者に配られた「わたしの“いきかた”ノート」はどんな人生だったかを振り返り、家族、財産、医療・介護や葬儀など、もしもの時の要望・希望を記載できる冊子。
 あ・うんネット周南在宅医療連携会議(小野座長)が作成し、A4判で20ページ。人生の最終段階にありたい姿・大切にしたいことのチェック▽生まれてから現在までの思い出、住んだ場所や職歴▽今の自分の趣味や好きな音楽、宝物・コレクション、これからやりたいこと、健康状態を記入できる。
 「もしもの時は」のページでは、病気の告知、延命治療、終末医療、介護の場所や費用、判断能力が低下した時にどうしてほしいか、葬儀、墓、遺言について、家族や親族へのメッセージ、資産内容を書くこともできる。
 今後は地域福祉課が窓口になっている出前講座に参加、ビデオ「もしものとき。…」を視聴した人に配る。問い合わせは同課(0834-22-8462)へ。

【きょうの紙面】
(2)徳山商店街の空き店舗見学ツアー参加募集
(3)周南市が工場夜景のロゴを募集
(4)ひかりふるさとまつりに2万1千人
(5)下松市農業公園秋まつりに5,500人

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はつもみぢが創業200年

酒蔵まつりで祝う

 周南市飯島町の酒蔵、はつもみぢ(原田康宏社長)が創業200年を迎え、16、17日は第10回はつもみぢ酒蔵まつりを開き、200年記念酒も販売して祝った。

原田社長
創業200年の記念酒
酒を楽しむ人たち
原田侑子さんのライブ

 同社は藩制時代の文政2年(1819年)の創業で原田社長(50)が12代目。明治20年(1887)の山口県巨商早見便覧に「清酒醸造所原田新蔵」として掲載され、明治31年(1898)に「初紅葉」を商標登録した。
 徳山空襲で酒蔵などが全焼したが、戦後、酒造りを再開する一方、ビールの卸売も手掛けるようになった。1985年から自社での日本酒醸造を中止した時期もあったが、周南市が誕生した2003年に社名を初紅葉酒造から現在の「はつもみぢ」に変更。原田康宏社長が就任し、冬場以外も酒造りができる四季蔵で「原田」など純米酒を造っている。
 酒蔵まつりの歴史展示コーナーでは200年のあゆみを年表などで紹介。酒蔵の見学もあった。また酒粕詰め放題は人数を限定したが、朝早くから行列ができる人気だった。
 記念酒、蔵まつり限定酒をはじめ、同社で造っている酒の販売や利き酒、試飲コーナーもさまざまな「原田」を味わえて人気。舞台では鏡開きや16日は原田侑子さんのLIVEがあり、17日の棚田清流の会の餅つきの実演も盛り上がった。
 原田社長は「いろんことがあった中、会社が存続できたのは皆様のおかげ。次の100年に向かっていきたい」と意欲を見せていた。

【きょうの紙面】
(2)徳山税務署が3人を表彰、5人に感謝状
(3)23日、徳山商店街でこどもっちゃ!商店街
(4)光市で暴力追放県民大会
(5)徳山商工高の商工祭に大分県とコラボ商品

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下松市産業技術振興表彰

功労賞は有馬、田中、藤井さん
ものづくりの高い技術評価

 下松市の今年度の産業技術振興で表彰される13人と2事業所が決まり、23日(土・祝)午後1時からスターピアくだまつ大ホールで開かれる第19回中小企業勤労者フェスタで表彰される。
 表彰されるのは高度の技術開発や新技術の研究に取り組む功労賞3人▽高水準の生産活動を続ける奨励賞6人と、技術や技能を伴う全国レベル以上の大会で入賞した人が対象の市長特別表彰5人。市産業技術振興表彰推薦委員会(弘中静雄委員長)が推薦した。
 毎年人気の同フェスタは今回も無料配布の入場整理券をほぼ配り終えており、券を持っている人しか入場できない上、券を持っていても満席の場合は入場できない。
 問い合わせは市中小企業勤労福祉協議会事務局の市産業観光課(0833-45-1840)へ。産業技術振興功労の受賞者次の通り。(敬称略)

◆功労賞◆

有馬敏雄(53)=アリマ工業所=
建築用金物、物流梱包資材の製造に長年従事

田中浩彦(55)=清和工業=
鉄道車両用のバッテリー箱の組み立てに高い技術を保持

藤井丹二(49)=フジテツ=
NC旋盤を駆使して安定した品質、精度加工に従事

◆奨励賞◆

石杉隆一(34)=弘木技研=
鉄道車両の高品質なパネル製作に高い加工技術を発揮

兼光諭(41)=日柳製作所=
半導体製造装置の精密加工品製作で高い生産性を確立

国宗功彦(33)=山下工業所=
英国向け鉄道車両製作で約350両の前照灯部品製作

黒川桃子(31)=光洋金属防蝕=
メッキ液分析作業、電気亜鉛メッキなど処理技術向上

長安主税(36)=弘木工業=
鉄道車両床下機器の溶接作業に従事し、作業省力化に貢献

松永拓朗(38)=富士建設工業所=
油圧配管部品の製作、溶接で高品質な技術発揮

◆市長特別賞◆

[文部科学大臣表彰・創意工夫功労者賞]
秋本孝志(40)=光洋金属防蝕=
長岡隆弘(45)=弘木技研=
宮島誠司(50)=日立製作所笠戸事業所
[全国発明表彰恩賜発明賞
園真(38)=日立製作所笠戸事業所
[はばたく中小企業・小規模事業者300社]
弘木技研(弘中善昭社長)

◆特別功労賞◆

東洋鋼鈑下松事業所(甲斐政浩事業所長)

「個別化医療に有用な遺伝子体外診断薬システムの研究開発」で県産業技術特別褒章を受

【きょうの紙面】
(2)高齢者対象に介護助手の募集説明会
(3)QCサークル山口東部大会に14社
(4)12月22日まで、まど・みちお展
(5)周南市社協が福祉功労者を表彰

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子と親のための特別養子縁組

この人に聞く]

産婦人科医として取り組み

田中病院院長 田中 泰雅さん(47)

 望まない妊娠、育てられない出産で生まれた子と母親を救う「特別養子縁組」。周南市三番町の田中病院はあんしん母と子の産婦人科連絡協議会に参加している全国6カ所、県内では唯一の特別養子縁組取り扱い医療施設の一つ。養子を迎えるまでの養親のトレーニングや、成長してからのルーツ探しにも備えるなど活動は養子と養親を結ぶだけにとどまらない。なんとしても命を救いたいという同病院の田中泰雅院長にその思いの一端をうかがった。(延安弘行)

 ― 先日、周南市でも母親が生まれたばかりのわが子を殺害するという事件がありました。この活動を始めたのはどういう思いからですか。

 田中 医療機関にアプローチしてくれればなんとかできる、中高校生やDVで逃げている人、以前にコインロッカーベビーという言葉がありましたが、もしわが子を殺せばその親は殺人者になり、家族、親兄弟も苦しむことになる。なんとかしなければという思いで5年前から始めました。

 ― 5年間の実績を教えて下さい。

 田中 5年間で9件の養子縁組が成立しました。現在2件が進行中です。全国の医療機関などから連絡が入ります。あらかじめ申し込みがあった養親に紹介します。いきなり養親にはなれませんから乳児院でおむつボランティアやお話ボランティア、抱っこボランティアをするなどトレーニングをします。

 ― 妊娠期間という準備の時間の代わりというわけですね。

 田中 トレーニングの間に「お父さんスイッチ」「お母さんスイッチ」が入ってきます。抱っこが苦にならない人もいますが、自分には無理だとわかる人もいます。それはそれでいいと思います。

 ― 子どもにとっての家庭の大切さはどこにあるのでしょか。

 田中 親は自分だけ育ててくれます。親はどんなことがあっても自分の味方です。「親はあなたのためにいるんだよ」ということを感じてほしい。

 ― 5年前に始めた時から現在のプログラムがあったんでしょうか。

 田中 充実や拡充を重ねてきました。以前は養子縁組に光があたっていませんでしたが、いろんな取り組みにより養親の希望者も来られるようになりました。

 ― 戸籍を見ただけでは養子だとわからないことが特別養子縁組の特徴ということですが。

 田中 ぱっと見てもわかりません。一方で子どもがどうして養子になったのか、いきさつが知れるようにしたい。お母さんは自分のために泣いてくれたのか、どんな家族がいたのか、子どもへのメッセージを残したい。これは戸籍とは別の問題です。

 ― 子どもが愛されて生まれてきたとわかるようにする活動も必要というわけですね。

 田中 これも田中病院で取り組んでいます。子どものことを嫌いという親はいません。子どもが愛されたということを伝えるとともに養親、母親も支援していきたい。

 ― これから取り組みたいことを教えて下さい。

 田中 児童虐待では通報がありますが、妊婦についても通報があっもいいと思っています。妊婦本人が言えない場合もあります。誰にも知られず妊娠している人がいた場合、友達や周囲の人が知らせてほしい。うすうす妊娠に気づいていても恐くて本人に聞けない時、周囲の人が私たち(田中病院)に連絡や相談してくれることでその人が助けられます。周りのお手伝いが必要です。

 ― 養子縁組に至った9件の背後には、その何倍もの自分で育てるようになった親子がいるということですか。

 田中 その通りです。これからは養子が珍しい扱いがされないよう広まるようにしていきたいですね。

 ― 子とその親のためにいろんな選択肢があること、その中に特別養子縁組があることの理解が広がってほしいですね。今日はどうもありがとうございました。

[プロフィール]
 田中病院は1948年から徳山の地で田中院長の祖父から3代にわたり、産婦人科としてお産を扱ってきた。人工妊娠中絶はしていない。一般社団法人あんしん母と子の産婦人科連絡協議会理事、全国養子縁組団体連絡協議会正会員。診療科目に特別養子縁組支援外来を掲げ、実母、養親、いずれからも謝礼や寄付金などを取らず、医療の一環として取り組んでいる。
 5年前のスタート当時に県議会議員だった藤井律子周南市長が行政との折衝などで支援し、自身のホームページでも同病院の活動を紹介している。
 同病院の電話は0834-32-2000。 

【きょうの紙面】
(2)野犬3カ月で243頭捕獲、久米にもおり
(3)釣り団体協議会が周南市の港公園を清掃
(4)周南軟式野球選手権、ベイスターズ3連覇
(5)全日本空手で公集小の矢田さんが準優勝

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徳山駅にストリートピアノ

男声合唱団メールソレイネが寄贈

 周南市の徳山駅南北自由通路の新幹線改札口に10日、誰でも自由に弾けるストリートピアノが設置された。周南地区の企業人などで構成される男声合唱団メールソレイネ(高橋康之団長)から周南市に寄贈され、この日、感謝状贈呈式が開かれた。

感謝状を持つ高橋団長(左)と市長
寄贈されたピアノ

 徳山駅は周南市の玄関口として市内外から多くの来訪者があり、周南市のイメージやおもてなしを表現するのに最適な場所としてJR西日本の協力のもとピアノの場所として選ばれた。ピアノはアップライトピアノでオレンジ色や緑色の可愛らしいペンギンのイラストが描かれている。
 感謝状贈呈式ではピアノの前で藤井市長から高橋団長に感謝状が手渡された。高橋さんは「国内外でポピュラーになりつつあるストリートピアノを誰もが気軽に弾いて自由に思いを表現して欲しい」と語った。
 感謝状贈呈式のあとは、メールソレイネ合唱団によるコーラス発表、ピアノ演奏などもあった。

【きょうの紙面】
(2)来年3月、回天記念館にデジタルシステム
(3)徳山商議所が優良商工従業員表彰
(4)光市で県ユネスコ大会、功労者を表彰
(5)サンデー早朝野球リーグ戦優勝はNOGI

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「どうろをはしるでんしゃ!?」

学研幼児誌が日立の鉄道車両出荷特集

 下松市で7月14日に開かれて約3万5千人の見物客が押しかけた「道路を走る高速鉄道見学プロジェクト」の様子が、学研プラス発行の幼児雑誌「最強のりものヒーローズ」11・12月号に掲載されて、全国的な話題になっている。

日立車両の公開出荷を紹介する誌面

 同プロジェクトは日立製作所笠戸事業所で英国向けに製造した高速鉄道車両を、通常の夜間出荷ではなく、昼間に公開出荷して市内外に幅広く「ものづくりの街くだまつ」を知ってもらおうと開かれた。市と日立、下松商工会議所が連携して取り組んで成功させた。
 同誌では2ページ見開きのイベントレポート「どうろをはしるでんしゃをみてきたぞ☆」で写真12枚を掲載。
 「トレーラーにのったでんしゃが どうろをはしっているぞ!」「やまぐちけん くだまつしには てつどうしゃりょうを つくる こうじょうが あるんだ。くだまつしで つくられた たくさんのしゃりょうが せかいじゅうで はしっているんだよ」とわかりやすい表現で紹介している。この日の出荷の様子は付録のDVDにも収録している。
 A4判56ページ。定価は税込み930円。問い合わせは学研プラス(03-6431-1611)へ。

きょうの紙面】
(2)周南市が総合計画後期基本計画に意見募集
(3)SI光が女子中高生にキャリア講座
(4)平和テーマに中高生がスピーチコンテスト
(5)台風19号被災地へひかり吹奏楽団が寄付

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石膏ボード再生で発明協会長賞

㈱トクヤマ

セメント開発Gの平中、片岡さんが受賞

 周南市の㈱トクヤマ徳山製造所(安達秀樹製造所長)のセメント開発グループの平中晋吾主席(50)と片岡誠主席(45)が「石膏ボード廃材から石膏を再生する方法」で、10月25日に発明協会が広島市で開いた中国地方発明表彰式で発明協会長賞を受賞した。

表彰状を持つ片岡さん(左)、平中さん

 2人はセメント部門で廃棄物をセメントの原燃料にする技術などの開発に携わっているが石膏ボードもその廃棄物の一つ。石膏ボードは建物の壁、天井などの内装材として年間400万トンが使われ、100万トンが解体などで廃棄物となっている。ところがセメント材料としては大量に使用できず、埋め立て処理にも規制があることから再生できないか、研究を始めた。
 平中さん、片岡さんは廃棄物として回収された石膏を130度に加熱すると水に溶けやすくるなる性質を利用、連続的に反応させて安定的にボードの原料を生産できるシステムを開発し、石膏ボードメーカーのチヨダウーテとの合弁会社、トクヤマ・チヨダジプサムを設立、2013年に三重県に年間処理能力4万トン、16年に千葉県に8万トンの能力がある工場を建設した。
 この技術では今年6月にも同社とトクヤマが国立環境研究所主催の第46回環境省の環境大臣表彰を受賞している。
 特許は平中さんと片岡さん、それに㈱トクヤマを定年退職後も嘱託として勤めていた同社の開発のエキスパートで昨年亡くなった多田玄治さんの3人で取得。今回の発明協会会長賞は平中さんと片岡さんが受賞し、会長賞を受賞した発明者が所属する企業の代表者に贈られる実施功績賞をトクヤマの横田浩社長が受賞した。
 平中さん、片岡さんは表彰状と盾を手に「技術的なことを認めていただき、技術者冥利につきる」と受賞を喜んでいる。

【きょうの紙面】
(2)児童虐待防止へ市役所にオレンジツリー
(3)水素テーマに企業との「地域対話」
(4)周南市レク協会が創立40周年祝う
(5)下松市農業公園でかかしコンテスト

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国井氏の再選出馬有力視

下松市長選4月5日告示、12日投票へ

 下松市選管(相本尚志委員長)は8日、来年4月24日で任期満了になる市長選の日程を4月5日告示、12日投票に決めた。1期目の現職、国井益雄氏(70)=西柳=は態度表明をまだしていないが、支持者の間では再選出馬が有力視されており、今後の動きが注目される。(山上達也)

井川氏の会であいさつする国井氏(10月25日・きらぼし館)

 国井氏は市職員出身で、2007年の県議選に当時の井川成正市長の全面支援で出馬して初当選。県議3期目の途中、引退する井川氏の後継指名で市長選に出馬し、無投票で初当選した。
 国井氏は3年半、堅実な行政運営に努めて大きな失政もなく、人口も県内の市町で唯一増加が続いて9月末には過去最多を記録し、東洋経済新報社の今年度の住みよさランキングは、全国815市区のうちで22位になった。下松商工会議所を軸に経済界との連携も強化しており、国井氏の再選を阻む兆しは今のところ見えない。
 国井氏の支持母体といえる井川前市長を囲む親ぼく会「百歳まで元気で生きる人々の集い」が10月25日にきらぼし館大ホールで開かれ、元市議会議長の弘中佑児代表幹事が国井氏の再選出馬支持を呼びかけた。国井氏はこのことへの言及はしなかったが、支持基盤の健在ぶりを象徴した。
 市選管によると9月2日現在の選挙人名簿登録者数は47,002人。市長選の立候補予定者説明会は来年2月20日(木)午前10時から市役所5階502会議室で開く。問い合わせは市選管事務局(0833-45-1875)へ。

【きょうの紙面】
(2)森林活動の近道さんに「女性チャレンジ賞」
(3)下松、光商議所が市に行政要望書
(4)東洋鋼鈑で消防競技大会、鋼鈑工業が優勝
(5)海岸フォトコンの最優秀に磯村、関永さん

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鉄道車両製造に高い技術

「現代の名工」に渡辺さん(日立笠戸)
安全、品質、効率向上に尽力

 卓越した第一線の技能者を賛える今年度の厚生労働省の“現代の名工”に周南地域から下松市の日立製作所笠戸事業所(三浦淳事業所長)の車両製造部主任、渡辺智二さん(54)=光市三井=が選ばれた。表彰式は11日、東京都新宿区のリーガロイヤルホテル東京で開かれる。
 現代の名工は最高水準の技能労働者を表彰するもの。県内では渡辺さんら2人、全国では150人が受賞。これで県内の受賞者は計62人になった。同事業所では2016年の大谷時博さん以来16人目の受賞。

受賞を喜ぶ渡辺さん

 渡辺さんは下松工高電気科を卒業した1984年に入社。光の自宅から下松工高に通学する電車の窓から見える同事業所の姿に「ここで働きたい」と意欲がわいたのが入社のきっかけだった。
 入社直後、電気溶接を勉強して85年の技能五輪に出場し、4位入賞。しかし翌年、腰を痛めて出場を断念したのを機に溶接から鉄道車両の内装に職場を移って16年間務めた。さらに塗装も5年間経験し、その後は車両生産ラインの増設を担当する部門に就いた。
 当時は英国や台湾から鉄道車両の大量受注で生産量の増加が求められていた時期。渡辺さんは「溶接、内装、塗装を経験したからこそ生産ラインの増設を現場の目線で計画できた」と振り返り、宮崎県にあった日立のテレビ工場から配置転換で笠戸事業所に来た約30人を技術者に育てる先生役も務めた。
 その結果、安全、品質、効率面の水準を向上させ、工場生産能力も2倍に引き上げた。
 現在では全社でもわずかな技術者最高の称号の“工師”に認証され、25人の生産組長を介して技能者約800人を指揮する立場だ。
 受賞に「鉄道は迅速、快適、正確に人や物を運ぶ最高の交通手段。多くの先輩、上司、同僚の指導や協力なしには受賞できなかった。これからは昔のように“俺の背中を見て覚えろ”ではなく、若い世代に親身にていねいに技能を伝承し、誇りある鉄道車両の製造のバトンを渡したい」と話している。

【きょうの紙面】
(2)台風の被災地地支援へ、光市が職員派遣
(3)下松市が原付ご当地プレート
(4)徳山大のポプラ祭、高専祭盛況
(5)農業大学校の学生が四熊でそばの収穫体験

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