ヘッドラインニュース

東洋鋼鈑に初の3交代女性

高卒4人「能力発揮に全力」
徳山商工高卒の宇賀さんら

 下松市に唯一の製造拠点を置く鉄鋼メーカー、東洋鋼鈑(田辺敏幸社長)は今年度初めて、製造現場の女性交代勤務社員4人を採用して下松事業所(甲斐政浩事業所長)に配属した。4人はいずれも高卒。同社は「女性が働く上で必要な職場改善を進め、シニア雇用者を含めた全社員にとって働きやすく、能力を発揮できる作業環境を整備していきたい」と話しており、今後の展開に期待が高まっている。(山上達也)

左から宇賀、長尾、椙原、玉井さん

「仕事を任せてもらううれしさ」実感

 製造現場に採用されたのはエンジニアリング部熱力(ねつりき)課熱力係に配属された徳山商工高出身の宇賀まといさん(18)と田布施農工高出身の長尾瑠南(るな)さん(19)▽品質統括部検査課検査係に配属された周防大島高出身の椙原風日(すぎはら・ふうか)さん(18)と萩商工高出身の玉井麻矢佳さん(18)。4月に入社し、6月から3交代制の一員として製造現場に配属された。
 第1勤務は午前8時から午後4時まで▽第2勤務は午後4時から午前0時まで▽第3勤務は午前0時から8時までで、他の男性社員と全く同じだ。
 4人はいずれも自ら同社を志望した。宇賀さんは「父が3交代勤務をしているので自分も体験したかった」▽長尾さんは「3交代勤務に興味があり経験したかった」▽椙原さんは「いろんなことに挑戦したいと思った」▽玉井さんは「高校では建築科にいたので、ものづくりに興味があった」と前向きだ。
 4人とも睡眠の取り方にも慣れて、無遅刻無欠勤が続く。
 同社も女性の現場職員採用に際して先進事例で広島県福山市のJFEスチール西日本製鉄所などを視察。女子トイレの新設や増設に取り組み、職場の照明もより明るくした。
 現場配置から4カ月がたって、長尾さんは「担当業務の水質の分析を新入社員の2人だけでできるようになった。仕事を任せてもらえるとうれしいですね」と自信がついた様子。椙原さんも「検査の仕事を1人で任せてもらえたときのうれしさは忘れられない」と感慨深そうだ。

「女性ハンディ」もスピーディーに解決

 半面、女性として仕事が難しいと思ったことも。玉井さんは「身長が足りずに手が届かないスペースがあり、職場で相談したら、可動式で人が乗るとストッパー機能が働く踏み台を導入してもらえた」▽長尾さんも「ガソリン給油の姿勢がつらくならないように、置き台と給油ポンプを設置してもらった」と話し、現場での問題提起がスピーディーな解決につながっていることを示している。
 4人の活躍は同社の社内報の「鋼鈑NEWS」2019年秋号に特集記事として掲載されている。同社は次年度以降も製造現場の女性交代社員を採用する予定で、次に続く人たちの励みや目標になりそうだ。

【きょうの紙面】
(2)下松市の笠戸島深浦で防災運動会
(3)高校生ビジネスプラン、最優秀は足湯カフェ
(4)周陽地区で芋掘り体験、300人が楽しむ
(5)野犬にかまれ出血、沢田池近くで70代住民

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二酸化炭素回収、再利用へ

㈱トクヤマ 来年1月に「CO2プロジェクト」

 周南市の㈱トクヤマ(横田浩社長)は来年1月1日付けで徳山製造所内に二酸化炭素の排出削減、利活用に向けた施策を加速させるため、二酸化炭素対策に特化した「CO2プロジェクトグループ」を設置することを10月31日に発表した。この日、徳山製造所で開かれた2020年3月期の第2四半期決算の記者会見でも安達秀樹専務執行役員徳山製造所長が二酸化炭素を回収、資源としての活用などに取り組むことを明らかにした。

記者会見する安達製造所長(左)と谷川聡経営管理グループ経理担当課長

 同社の二酸化炭素排出量は現在、年間660万トンで、そのうち440万トンが石炭火力による発電など燃料由来。しかし、温室効果ガスとして世界的に二酸化炭素の排出抑制が求められ、二酸化炭素の排出元の企業に対して融資をしない、製品を購入しないといった動きも出ていて企業のリスク要因になりかねない。 
 そのため、同社は2030年度に削減対策をしない場合に比べて二酸化炭素の15%削減を目標に掲げて削減推進のための組織を立ち上げ、削減のための投資を促進することにしている。
 その方法としては、二酸化炭素を回収、利活用するための新規技術開発とともに、バイオマス混焼など再生可能エネルギーをできる限り使用すること、徳山製造所のエネルギー効率の最適化に取り組む。
 二酸化炭素の回収、再利用の実用化にはコスト面の課題を克服する必要があるが、安達製造所長は「ぜひとも作り上げたい」と話しており、低炭素社会実現へ、同プロジェクトへの期待が高まりそうだ。

【きょうの紙面】
(2)徳山駅北口広場完成、式典、マルシェで祝う
(3)マラソンの有森裕子さんが講演
(4)下松市制80周年で式典と総踊り
(5)くだまつ健康パークのスケート場オープン

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旋盤で中国大会優勝

近間君(南陽工高)がものづくり全国大会に

 周南市の南陽工高(吉兼敦生校長)の機械システム科3年、近間岳人君(17)が17日に大阪で開かれる高校生ものづくりコンテスト全国大会の旋盤作業部門に出場する。入学以来、日曜以外はずっと旋盤に向かい、ものづくり同好会の仲間の応援も得て県大会、中国大会で優勝して出場を実現させた。

中国大会の賞状を持つ近間君

 近間君は防府市の華陽中学出身。入学してすぐに同同好会に入り、昨年は県大会2位で中国大会に出場したが、3位で全国大会に出場できる1位には届かなかった。しかし今回は見事に雪辱を果たした。
 競技は2時間半プラス追加時間30分で、円柱形の金属から課題のねじなどもある複雑な形状の製品を削り出すもの。3月に課題が発表されたあとは連日、練習を重ね、仲間の協力で加工に必要な部品も作ってきた。学校で練習するだけでなく、帰宅してからも加工の手順を考えたという。
 同校からは県大会を突破して中国大会には11年連続出場しているが全国大会は出場できなかった。先輩が越えられなかった壁を超えての全国大会出場に「練習でやっていることを100%発揮したい」と話して張り切っている。就職もすでに愛知県のデンソーに決まっている。

【きょうの紙面】
(2)アキタ建設に国交大臣感謝状
(3)光商工会議所が役員改選、藤井会頭続投
(4)南陽工高からものづくり全国大会出場
(5)徳山大野球部が献血選手権で3連覇

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周南市議会の天井修理へ

天窓のカーテン破れる

 周南市役所5階の昨年9月から使い始めたばかりの市議会の議場で、天井の中央にある天窓から入る明かりを調節するためのロールカーテンが破れてしまい「できたばかりなのに」と議員の間でも話題になっている。

矢印の先がカーテンが破れた部分

 市役所は今年6月にすべての建物と駐車場が完成したが、議場のある棟は一足早く昨年から使っている。
 議場の天井はドーム型で中央にガラス張りの天窓があり、その下に明かりをさえぎるロールカーテン、更にその下にスクリーンと3層構造。ロールカーテンは布製で縦横が2.6メートルほど。2枚の布を繋ぎ合わせて一枚にしていた。
 開け閉めすることで明かりを調節しているが、2枚の布の間が裂けてしまい、一部がしまらず、下から見ると明かりがもれているように見える。なぜ破れたかは特定されていない。
 カーテンが破れることは想定していないため、修理は床から高さ約9メートルの天井まで足場を組み立てて1週間がかりで取り替える。今度は破れないよう一枚布のカーテンにする。
 業者が修理などの費用を負担する2年間の瑕疵(かし)担保責任の期間だったため市の持ち出しはないが、自然の光を取り入れるという、ほかではあまりない構造にしたことが“想定外”の事態を招くことになった。

【きょうの紙面】
(2)周南市議会が救命措置の講習会
(3)サマンサジャパンが理念表現のコンテスト
(4)認知症の理解拡大へRUN伴、88人力走
(5)光RCが光市図書館に図書26冊寄贈

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下松市制施行80周年

11月2日・下松市が記念式典
午後は盛大に「くだまつ総踊り」

 下松市の市制施行80周年式典が11月2日(土)午前10時からスターピアくだまつ大ホールで開かれ、市政功労の46人と11団体を表彰する。午後1時から同館前の下松タウンセンター中央広場で「くだまつ総踊り2019」を開き、市内外の16組の約190人のよさこい踊りや、15団体の約560人による総踊りの披露で下松市の“傘寿”を祝う。

✿市制80周年式典 市政功労者を表彰

 下松市は第二次世界大戦が始まった2カ月後の1939年11月3日、当時の下松町と花岡村、久保村、末武南村が合併して誕生した。当時の人口は3万3122人、6870世帯だった。
 すでに戦前から日立製作所や東洋鋼鈑、日本石油精製は下松市に進出しており、戦後はこうした主要企業の発展と共に市勢も伸長したが、市は76年に23億3千万円の赤字を出して財政再建団体に転落し、再建完了まで7年を要した。この経験はその後の財政健全化とそれを維持する教科書になった。
 平成の大合併では周南3市2町の合併協議から離脱し、単独市政の道を選んだ。このため市制施行以来の年数がリセットされることなく続き、県内では下松市と同様に合併を拒んだ防府市や、隣の楠町を吸収合併した宇部市と並ぶ「長寿市」になっている。
 現在では財政指標は県内13市の中で最も良好で、人口も県内19市町のうちで唯一、増え続けている。9月末には5万7,314人なり、市制施行以来、最多の人口を記録した。
 式典では国井市長が式辞を述べ、市政功労者を表彰する。アトラクションで市制80周年記念映画「くだまつの三姉妹」の上映や、市公式マスコットキャラクター「くだまる」をお披露目する。
 問い合わせは市総務課(0833-45-1807)へ。

✿総踊り 創作仕舞やMIKKOライブ

 くだまつ総踊りは市観光協会(弘中佑児会長)と実行委員会(弘中会長)の主催で18回目。毎年9月下旬に開いているが、今年は市制施行80周年式典に合わせてこの日にずらせた。
 開幕は市謡曲連盟の創作仕舞「降松」の披露で、市吹奏楽団のファンファーレと降松星太鼓の演奏。
 平田保育園の園児のダンスに続いて1時45分からよさこい▽4時から市民総踊り▽4時55分から“くだまつ観光大使”のシンガーソングライター、MIKKOさんのハッピーライブで、5時15分の餅まきで終わる。
 軽食や飲み物の模擬店は正午からイベント終了まで。会場前の市道は3時半から5時20分まで交通規制。
 小雨時は規模を縮小し、荒天時中止。問い合わせは市産業観光課(0833-45-1841)▽当日は大会事務局(080-2906-6082)へ。市民総踊りとよさこいの出場団体は次の通り。(よさこいは周南3市関係のみ)
 [総踊り]
 日立製作所笠戸事業所▽東洋鋼鈑下松事業所▽エネルギアグループ(中国電力下松発電所)▽山口銀行下松支店▽西京銀行下松支店・末武支店▽郷土おどり保存会▽市フォークダンス連合▽来巻神舞保存会▽市母子寡婦福祉連合会▽市連合婦人会▽市体育協会▽笠戸島連合チーム▽NPOくだまつ絆星スポーツクラブ▽徳山東ロータリークラブ▽市役所松朋会
 [よさこい]
 市民参加連「踊MA笑」2019▽くだまつ松笑連▽降松星組▽周防紅華連▽米川キッズ▽Snow Drop(下松)我ッ彩▽周南誠友会▽眞空羽―maku―(周南)

【きょうの紙面】
(2)下松市文化功労賞に3人、振興奨励賞4人
(3)華陵高英語科でJICA特別授業
(4)(5)下松市制80周年特集
(6)「インバウンド」って何? 6日からWS

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「楽しく安心して働ける職場に」

[この人に聞く]

日本ゼオン徳山工場 理事工場長

赤坂 昌男さん(53)

 日本ゼオン徳山工場は1965年に周南コンビナートの一角、那智町で合成ゴムの主力工場として操業を開始した。最近では新機能性材料として注目され、宇宙開発にも利用が期待されている単層カーボンナノチューブの量産プラントがあることでも注目されている。今年7月、その工場長に製造1課長から昇格、就任した。(聞き手・延安弘行)

早朝、工場内を巡回

 ―4年半、徳山工場の製造1課長を務めての就任ですね。

 赤坂 日本ゼオンに入って31年のうち約20年が工場勤務で日本ゼオンの4工場すべてを回りました。徳山工場では合成ゴム製造を担当していましたが、水島、高岡工場では仕事の仕組みを改革する「生産革新」に取り組んだことが印象に残っています。

 ―どんなお仕事だったんですか。

 赤坂 業務の見える化とか基盤整備です。特定の部署ではなく工場全体の見直しに取り組みました。

 ―その前の10年近くは本社の組織人事課におられたんですね。

 赤坂 技術系の採用などのために技術系社員を人事課に配置することになっていて採用、教育などを担当しました。その当時、入社した社員のことはだいたいわかります。

 ―工場長に就任して力を入れていることを教えて下さい。

 赤坂 現場に足を運んでオペレーターのみんなと話すようにしています。

 ―話すというとそういう機会を設けるということですか。

 赤坂 朝、3交替の夜勤者の勤務が終わるころに現場コントロール室に行って仕事やその他のことなど声を掛けるようにしています。そのうち交替のために出勤してくる朝勤者とも話します。毎朝、午前7時30分ごろまでに全工場内を回ることが日課になっています。

 ―なぜ始めたんですか。

 赤坂 初めは現場巡回するためだったのですが、そのうち夜勤者と話すことがメインになっていました。夜勤者とはこちらから行かないと直接話すことも顔を合わせる機会もほとんどないので今では有意義な時間となっています。

 ―工場長として従業員との関係で目指していることをお願いします。

 赤坂 340人の社員がいますが楽しく、安心して働ける職場にすることです。安心して働けることが安全につながります。そのために仕事以外、例えばクラブ活動や同好会、和楽、厚生行事などを行い、社員同士の交流を進めています。

 ―ご自身は日本ゼオンとはどんな会社だと思いますか。

 赤坂 人の顔がよく見える、働きやすい職場です。製造課長のころから社長、会長など経営幹部と話す機会も多かったですね。

継続して新卒採用

 ―工場の近況を教えてください。

 赤坂 合成ゴムを中心とした汎用品を継続して生産する一方、将来を見越して2015年に単層カーボンナノチューブの生産を開始しました。既存生産品で利益を出しつつ、次の柱になる単層カーボンナノチューブの用途開発を進め新しいニーズを探しています。

 ―県も加わってコンビナートとして国際競争力向上を目指す動きもありますね。

 赤坂 近隣の工場とは非常に仲が良い関係づくりができていてびっくりするぐらいです。

 ―団塊の世代の退職で技術の継承が課題になっていました。また今後の採用予定を教えて下さい。

 赤坂 操業開始から10年間に採用された皆さんが退職して技術の継承は一段落しました。採用は工業高校、高専出身者を毎年5、6人採用しており、これからも続ける計画です。

 ―企業によっては人材確保が難しくなっているという話も聞きますがいかがですか。

 赤坂 人数がそんなに多くないので充足できています。課題はむしろ採用後の教育でトラブルを経験する機会が少なくなっていますから、トラブル対応に対する教育、例えばシミュレーション訓練などに力を入れています。

 ―今後も安定した操業が続くことを期待しています。今日はありがとうございました。

《プロフィール》
 栃木県足利市出身。東京理科大学工学部工業化学科を卒業、1989年に日本ゼオンに入社。1997年から本社企画管理本部人事部組織人事課、2006年4月から水島工場生産革新室に勤務、10年に高岡工場生産革新室長、13年から同工場製造課長、15年1月から徳山工場製造1課長、今年7月から工場長。
 自宅は富山県高岡市で単身赴任中。趣味は徳山工場に来てから始めた釣り。工場の同世代の社員と連れ立って笠戸島や上関町の室津に行っている。釣った魚も自分で料理して食べる。座右の銘は作家の吉川英治の「我以外皆我師」。

【きょうの紙面】
(2)光地区消防組合の消防まつりに5,500人
(3)水源の森林で除伐体験、16社から350人
(4)YIC校でイラスト・マンガ大賞授賞式
(5)南陽工高3年生の全員が目標の資格取得

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大工さん体験が人気

みうらふれあいフェスタ1,000人超

 周南市野村の(株)みうら(三浦和久社長)のみうらふれあいフェスタが26日に開かれ、実物の50分の1の木の家を子どもたちが協力して作る「わんぱく大工さん」や木工広場、端材の販売などが人気を集め、1,069人が参加した。
 このフェスタは木材の加工、リフォームなどを手掛ける同社が毎年開き、社員130人が来場者を迎えた。
 わんぱく大工さんでは子どもたちが社員の掛け声に合わせてカットされた柱などの部材を運び、組み立てて完成させ、お菓子&餅まきもあった。木工広場も社員の手助けで椅子や机、ツリーを作った。

家を組み立てる子どもたち
段ボールの迷路

 同社は段ボール製品も扱っていて段ボールの遊具や社員が手づくりした段ボールの迷路も登場して子どもたちが挑戦していた。「わんぱく大工さん」は募集開始から20分で定員に達するなど心待ちにしている人も多く、三浦社長は「来年も来ようという気持ちになってくれることがうれしい」と盛況に笑顔を見せていた。

【きょうの紙面】
(2)周南文化協会の文化功労者など受賞者決定
(3)下松市の「安全安心まなぼうさい」に2千人
(4)周南ラグビースクールが体験会、W杯効果
(5)周南こどもたちの絵画展、表彰式も開催

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最新技術、新商品

やまぐち産業維新展
ものづくり体験も多彩に

 県内企業の最先端技術や新商品などを紹介するやまぐち産業維新展2019が26日、周南市のキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターで開かれた。18の技能士会などが参加したものづくり体験フェア、山口県学生デザインコンペティション2019(新周南新聞社など後援)の入賞作品展と表彰式もあった。

徳山商工、熊毛北高生も活躍

 実行委員会の主催。113のブースが並び、水素自動車の展示や水素を作る実験のやまぐち水素エネルギー展、宇宙服やロケットなどの模型も展示した航空宇宙産業展もあった。
 ものづくり体験フェアでは県かわらぶき技能士会による鬼面づくり体験、木工工業会の本立、小物ケース作り、鉄筋技能士会の鉄筋の結束体験、畳技能士会のミニ畳製作の体験や、伝統的な技能を生かした作品の展示もあった。
 県アクティブシニア協会とロボット教室を開いている徳進塾のロボット体験学習会はタイヤで進むクロールロボットの組立体験とレースもあって小学生が挑戦して盛り上がった。

ロボット組立体験の子どもたち
人気を集める周南地域地場産業振興センターのブース

 周南地域地場産業振興センターのブースでは周南ものづくりブランドの認定商品や、周南市の徳山商工高、熊毛北高が市内の菓子店などと連携して作った製品を高校生が販売し、熊毛北高のタピオカゼリーやしょうゆプリン、徳山商工高のかめろんぱんなどが人気を集めていた。

YIC専門学校が入賞独占

 県学生デザインコンペティション2019は県デザイン協会(石丸真弓会長)の主催。専門学校生などのGⅠと高校生などのGⅡの2部門があり、「スポーツ」をテーマに作品を募集し、いずれも県知事賞のデザイン大賞1点、優秀賞、奨励賞2点ずつと入選5点、GⅠは特別賞を選んだ。
 GⅠはYICキャリアデザイン専門学校生がすべての賞を独占し、デザイン大賞は2年の落合真由さん(20)が授賞した。

学生デザインコンペティション2019表彰式の落合さん
落合さんの作品

 GⅡでは周南からは徳山商工高1年の各務帆南さん(16)が入選した。そのほかのGⅠの入賞者は次の通り。(敬称略、学年がない場合は2年生) 
 優秀賞=宮地涼香、浜本悠加▽奨励賞=上野凛音、三浦拓真(1年)▽特別賞=藤井杏花▽入選=久保田彩奈、湯川峻矢、藤村賢斗、友利葵、吉武涼(1年)

【きょうの紙面】
(2)光市で総合福祉大会、束荷神舞で歓迎
(3)11月2日、徳山駅前広場完成イベント
(4)片岡鶴太郎さん講師にチャリティ講演会
(5)徳山商工高の生徒が周央保育園訪問

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有罪と断定!求刑通り懲役2年

【周南市 官製談合事件】
無罪の主張ことごとく否定

 周南市役所を揺るがした官製談合事件は24日、山口地方裁判所1号法廷において周南市の元都市整備部次長、国沢智己被告への判決公判が開かれ、井野憲司裁判長から被告の有罪と懲役2年、執行猶予3年の判決が言い渡され、とりあえずの決着を見た。

 弁護士と並ぶ国沢被告を前に井野裁判長は、先ず「被告を懲役2年に処する」「未決拘留60日をその刑に算入する」「裁判確定から3年間その刑を猶予する」と本文を読み上げた。国沢被告は目をつぶり下を向いたままで、最後まで顔を上げることはなかった。
 判決理由では、福谷徳三郎福谷産業社長(当時)が、部下の伊藤洋正氏と入札業務で国沢被告から電話で教えてもらった設計金額を元に、2016年11月24日入札の周南緑地整備工事、17年12月6日入札の徳山動物園リニューアル北園広場修景工事の2件について、判断基準額にほとんど近い金額で落札、公の入札で契約をする公正を害した、と断言した。

徳山動物園の工事現場
周南緑地公園の工事現場

 量刑については、入札事務の適正を確保すべき幹部職員の立場で、高度の秘密性を十分承知の上で、1業者に漏洩し、公正を害しており職責として犯情は重く、不合理な弁解に終始する姿勢も反省の情はうかがえないとしたが、前科前歴がないこと、今後も社会的制裁が見込まれることを述べて3年の執行猶予にした理由とした。

福谷氏の供述に疑義と弁護側

事細かく反論する裁判長

 弁護側が、福谷氏の供述は信用できない、ほかの人から聞いたかもしれないと主張しているところから、事細かく供述の信用性についても述べた。
 先ずは公判の中で、福谷氏と伊藤氏の供述に矛盾はなかった。揃って虚偽の供述をして責任回避しているとは思えない。さらに、伊藤氏の積算ソフトに残っていた証拠から、積算データーが変えられていたことも指摘した。
 福谷氏は捜査段階から国沢被告が入手源であると供述、事件に巻き込んだと後悔していることなどから、被告を職務犯罪者に陥れる事情は考えられないとした。
 また福谷氏が昔から被告の職務机を度々訪ねたり、歳暮などを贈っていたことも明らかにしたが、それ以上に入札前の積算時に、2人が個人的な携帯電話で会話していたこと、その時期に伊藤氏の積算データーが変えられていたことなどを挙げた。
 また被告の個人的な手帳に、明らかに今回の設計価格の数字をメモしていたことも福谷供述の信ぴょう性が疑いないものだとして、弁護側の主張は採用できないと結論付けた。

「再発防止に全力」

 有罪判決を受けて藤井市長は「改めて重く受け止めています。引き続き、職員一丸となり、再発防止と市民の皆さまからの信頼回復に向けて、全力で取り組んでまいります」というコメントを発表した。
 また国沢被告は今年3月に定年退職していて市の職員ではないため有罪になっても懲戒処分はないが、刑事事件で公判中だったため退職金の支払いは差し止め中。禁固以上の有罪が確定した場合は支払われないが、控訴した場合は差し止めの状態が継続する。

【きょうの紙面】
(2)周南市が予算編成で総合計画推進特別経費
(3)笠戸島アイランドトレイル900人募集
(4)11月3日まで光市美展、455点展示
(5)住吉中同窓会で脚本家、福田靖さん講演

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撤去、架設を分離委託

10年がかりの古川跨線橋工事
周南市議会 臨時会にJR西日本との契約議案

 周南市議会臨時会が29日に開かれ、新南陽駅東側の古川跨線橋の撤去工事をJR西日本に委託する工事請負契約が提案される。当初、市は新しい跨線橋の架設も含めて委託する予定だったが、JR西日本からの要請で分けることになった。

古川跨線橋

 この工事は事業費約60億円でそのうち橋の撤去に16億円、新しい橋の架設に44億円を見込み、工事期間が現在の橋の撤去、新しい橋の架設にそれぞれ5年かかることから10年間に渡って通行できなくなる。このため、工期の短縮や渋滞対策の要望が徳山、新南陽商工会議所などから出ている。
 今回の契約金額は12億6,488万3千円。工期は2023年3月まで。線路の上をまたいでいることから工事には列車の運行との調整が必要でJR西日本とは随意契約。
 これに伴い、工事について地域に周知する費用や、JRへの実施設計委託料を市が担当する道路整備工事に振り返る補正予算案も提案する。同予算案では364万5千円を増額する。工事が来年度にまたがるため、繰越明許費8,920万5千円も提案する。
 来年度以降の支出予定を示す債務負担行為も変更し、当初予算では今年度から25年度までで33億7700万円だったが、撤去工事期間の23年度までで13億500万円にする。
 今回、撤去と架設の工事を分離することで、10年後の架設工事完了までの全体の工事方法や工事費がいくらになるかを市が明確できるのか、今年度末から10年間の通行止め対策はどうなるのか、市議会での審議が注目される。

【きょうの紙面】
(2)下松商議所の会員数が初めて1,600社超
(3)かのふるさとまつり大にぎわい
(4)桜ケ丘高生が回天烈士の碑に墨入れ
(5)藤園忌俳句表彰式で久行さんが講演

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