ヘッドラインニュース

周南市の高校でクラスター

剣道部員、指導者16人

県内で41人、ステージ3へ

 県などは26日、新型コロナウイルスに41人が感染し、このうち15人は周南市の高校の剣道部員などで、クラスター(集団感染)が発生したと発表した。県内の感染者は1,151人になった。
 クラスターの感染者のうち10代の部員が男子8人、女子6人の計14人、指導者の20代の女性が1人。居住地別では周南市が部員の男子6人、女子3人、指導者1人の計10人、下松市が10代の男子1人、防府市が2人、柳井、山口市が1人ずつ。部員たちは感染者の女子部員と接触していた。累計は16人になる。
 周南市のサービス付き高齢者住宅関連のクラスターでも50代の女性、40代の男性の病院職員、職員の家族の10代の男性、10歳未満の男子の計4人が感染した。このうち3人が周南市、1人が防府市在住。同クラスター関係の累計は69人になった。
 宇部市の病院のクラスター関連でも60代の職員の女性1人、60代と90代の入院患者の女性が感染した、累計は152人になった。
 周南市ではこのほか以前に公表された感染者の家族で70代の男性、女性1人ずつと30代の女性が感染。この日の同市の感染者は16人、累計は169人になった。下松市はこの日の1人で39人になった。
 このほかの市の感染者はクラスターを含め、山口、防府市が各7人▽下関市が6人▽宇部市が2人▽山陽小野田市、柳井市が各1人。クラスターの多発で感染者が増えていることから村岡嗣政知事は記者会見して「県内の感染状況はステージ3に移行した」と述べた。
 また70代の女性と90代の男性の感染者が亡くなったことも公表した。県内の感染による死亡者は11人になった。


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「百年工場」へ、笑顔で仕事

[この人に聞く]

新しい製品をこの街から

日本ゼオン徳山工場工場長
渋谷 智啓さん(57)

(しぶや・ともひろ)

《プロフィール》
 東京都出身。東京農工大大学院工学研究科資源応用化学専攻を修了して1988年に日本ゼオンに入社。研究、開発部門を経て2006年3月から徳山工場生産革新室長、製造1課長。
 12年2月からゼオンケミカルズシンガポールの開設に向けた特別プロジェクトチームに所属し、同年12月から同社製造部長としてシンガポールに赴任。17年3月から総合開発センターセンター長付、18年8月から徳山工場副工場長。シンガポールの4年2カ月は家族同伴だったが、徳山工場へは単身赴任。自宅は横浜市。趣味は映画観賞とサッカー観戦。地域リーグのころからJ2のレノファ山口を応援している。




 周南市那智町の日本ゼオン徳山工場は1965年に操業開始、周南コンビナートの一角を占め、合成ゴムや重合法トナー、新素材のカーボンナノチューブなどを生産し、従業員は社員だけで350人。その工場長に1月1日付けで副工場長から昇格、就任した。脱炭素社会、安定操業などに取り組む意気込みを聞いた。(聞き手:延安弘行)


 ― これまでの仕事について教えてください。

 渋谷 入社してゴムの加工品の開発に9年間携わり、そのうち2年は高岡工場にいて研究所に戻り、そのあと徳山工場、シンガポールです。

 ― 工場長に就任しての抱負をお願いします。

 渋谷 徳山工場は入社して3カ月間、研修した工場でもあり、新入社員の時に指導してくれた先輩と仕事ができるのは感慨深いです。徳山工場は通算で10年間いましたが、地域が温かく見守ってくれていて、いたらないところは指摘いただける、地域といい関係だと思います。
 その工場を一つ目はその地域の皆様に安心して暮らせる工場にしていきたい。二つ目は新しい製品をこのまちから作っていきたいと思います。コロナ禍で中止になった夏の和楽踊りや東川のクリーン作戦への参加も再開したいと考えています。

 ― 新素材として注目されているカーボンナノチューブの工場でもあります。

 渋谷 2015年に設備ができましたが、太陽光パネルに使ったり、ゴムのコンパウンドを製造する時に入れるなど、引き合いも出てきてルートもわかってきたので、きちんと出荷していけるようにしていきたいと思います。

 ― 徳山工場の前に長くいたシンガポールではどんな仕事だったのでしょうか。

 渋谷 赴任の約1年前から徳山工場にできた特別プロジェクト推進チームで現地の人を教育し、プラントの立ち上げから携わりました。従業員が120人ほどの合成ゴムの工場で、最初は日本から14人行きましたが、1年たつと引き揚げてしまい、向こうの人だけになるとそれから、装置がうまく動かないといったことが起こるようになってしまいました。

 ― それはどうしてですか。

 渋谷 日本人だと細かい気遣いでトラブルがないようにしますが、文化の違いで、トラブルが起こってから対応するからです。シンガポールでの体験から、それまでは気が短かったのが忍耐強くなりました。

 ― これからの徳山工場の課題についてお願いします。

 渋谷 脱炭素社会に向け、国の指針にそって周南市とも連携して二酸化炭素を削減することは大きな課題だと思います。生産効率をあげ、使うエネルギーを減らし、代替燃料として天然ガスを使ったり、クリーン電気の購入も進めることになるのではと思います。
 少子化の中で人員の確保も課題です。この会社に入りたいと思ってもらえるようアピールし、毎年5、6人をコンスタントに切れ目なく採用し、教育していきたい。教育は協力会社も含めて充実させていきたい。

 ― 新型コロナウイルスの影響はいかがですか。

 渋谷 一時期落ち込みましたが昨年の夏から戻ってきています。タイヤ用や使い捨て手袋の増産でゴムの出荷が増えるなどプラスの面もあります。

 ― これからの工場の運営についてはいかがでしょうか。 

 渋谷 「100年工場」をめざし、この地で存続して頑張りたいと思います。周囲には「笑顔で仕事をしよう」といつも言っています。シンガポールの経験から怒っている人には話しかけてくれる人もいない、笑える職場でないと活性化しないと気づき、赴任中も後半は無理にでも笑顔を作るようにしていました。それから笑顔が絶えない職場を目指すようになりました。

 ― 今日はどうもありがとうございました。

【きょうの紙面】
(4)うそ電話詐欺被害防止でコンビニに感謝状
(5)理髪店シャープに日本1のサインポール


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ブルーベリーや草花


ゆめ風車通りで40人
ベンチの周囲に植栽


草花の苗を植える参加者

 周南市の新南陽商工会議所が呼びかけた「新南陽まちなかグリーンプロジェクト」で24日、企業などの協力でゆめ風車通りに設置したベンチのそばにブルーベリーの木や草花80種類、千本を40人がかりで植えた。
 ゆめ風車通りは新南陽駅と国道2号を結ぶ県道の愛称。道の途中にポケットパークや道沿いにオランダの姉妹都市、デルフザイル市にちなんで「ゆめ風車」が建てられている永源山公園や新南陽高がある。
 ベンチはこの通りを心地よく歩けるようにしようと12月に地元企業の協力で6基を設置した。いずれも地元のデザイナー、建築士のグループ、ナシブドウグミがデザインして地元企業が作った。苗の購入費などは県のゆめ花博基金を利用し、三菱UFJ銀行も支援した。
 この日はベンチを寄付した企業や、ナシブドウグミ、新南陽高の生徒、富田東地区まちづくり協議会などから40人が参加した。佐伯哲治会頭や新造健次郎県議も加わった。
 ベンチ6基のうち5基の周囲のグリーンベルトなどに植栽。雑草を取り払って耕し、掘った穴にブルーベリーやエリゲロン、アネモネ、ワイヤープラント、マーガレットなどを次々に植えていった。すでに花を咲かせている苗もあり、歩く人たちを楽しませていた。
 このプロジェクトとベンチ設置の新南陽まちなかベンチプロジェクトも3年がかりの事業。佐伯会頭は「花だけでなくハーブや高瀬茶にちなんで茶の木など特産品も植えて商業などの活性化にも結び付けたい」と張り切っていた。問い合わせは同商議所(0834-63-3315)へ。

【きょうの紙面】
(2)若手市議と新南陽高3年が対話集会
(4)閉園前に光市のつつじ園が展示即売会
(5)コロナ禍の飲食店に「無断キャンセル」


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かわいいカモ街中に3種類

野鳥が観察できるボートレース徳山近くの調整池

コロナの冬を楽しむ

カモ以外の野鳥も見られるかも

ホシハジロの群れとキンクロハジロ

 周南市栗屋のボートレース徳山近く、ダイナム徳山店横にある堀川の調整池に、数種類のカモが飛来している。
 カモは秋頃に海外からやって来て日本で冬を越し、春になるとまた海外へ渡っていく冬鳥の仲間。
 この池で確認されたのは、現在のところキンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモの3種類。今月19日には合計30羽ほどがゆったりと水に浮かんだり、毛づくろいをしたりと、思い思いに過ごす様子を観察できた。
 他にもカイツブリの群れやコサギ、ゴイサギなどのサギ類、周辺の樹木にはジョウビタキなど様々な野鳥が生息していて、街中でバードウォッチングを楽しむことができる穴場となっている。
 公益財団法人日本野鳥の会のHP(https://www.wbsj.org)では、野鳥にエサを与えない、騒いで野鳥を脅かさない、など観察のマナーを学ぶことができる。この冬は、野外でのバードウォッチングに挑んでみるのはいかがだろうか。

ハシビロガモ
キンクロハジロ




【きょうの紙面】
(3)周南、下松、光市が無届けの公共工事公表
(4)県酒造組合が徳山大学で「お酒の講座」
(5)室積小でオンラインの「南極出前授業」


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ふるさと納税・曲がり角に?

[金曜レポート]
3市とも「寄付超過」

下松市19倍以上!
魅力アップへ「次の一手」を

 生まれ故郷や応援したい自治体に寄付をする「ふるさと納税」制度。2008年に始まって全国的にも一定の定着感があるが、周南3市の実態はどうなのだろうか。各市の2019年度の決算資料や担当部署への取材、総務省の資料から実態を分析した。(山上達也)

全国的な「返礼品合戦」が問題化

 ふるさと納税は個人住民税の寄付金税制を拡充したもの。自治体への寄付金のうち2千円を超える部分について個人住民税所得割の約2割を上限とする金額が所得税と合わせて控除される。寄付金の使い道は各自治体が設けている選択肢を寄付者が選択する形で指定できる。
 各自治体では寄付金の額に応じて地域の特産品などを返礼品として送付しており、総務省は返礼品の金額は寄付額の3割以下にするよう大臣名の通知を各自治体に出し“通信販売化”しないよう過当競争を抑えている。しかし全国的には通知に従わない自治体もあって論議を呼んでいる。

下松市の「出」は「入り」の19倍に

 周南3市のふるさと納税は、他自治体からの寄付額より、他自治体への寄付額が多い傾向で足並みが揃っている。過度な返礼品で寄付をあおる形にしていない裏返しでもあるが、宣伝不足の一面も否定できないと言える。
 下松市は笠戸ひらめ刺身、ひとつったういろう、ロースハムウインナーセット▽光市はチョコアイスボールセット、IH対応ステンレスフライパン、皮ごと食べられる国産無農薬バナナ▽周南市は銀座〆(しめ)じぇら、無濾過原酒セット、レノファ山口2021シーズンレプリカユニフォーム―が各市の人気上位3位を占めている。
 これを各市ごとに「他自治体からの寄付額=入り」「他自治体への寄付額=出」で比較すると、3市とも「出」の方が圧倒的に多い。光市は3.5倍、周南市は3.7倍も入りより出の方が多く、下松市は19.2倍もの開きがある。
 3市ともパッとしないふるさと納税。PRをしていないわけではなく、取り組みがおろそかなわけでもない。どうすればふるさと納税の取り組みが盛り上がるのか。3市だけではなく全国的に曲がり角に来ているのかもしれない。今こそ「次の一手」が求められていると言えよう。

下松市の「笠戸ひらめ刺身」


 各市のふるさと納税の問い合わせは、下松市地域交流課広報戦略係(0833-45-1802)▽光市広報・シティプロモーション推進室(0833-72-1409)▽周南市シティプロモーション課(0834-22-8238)へ。


【きょうの紙面】
(2)光市の梅まつりなど新型コロナで中止
(4)徳山大公立化後の収支見通し公表
(5)徳山駅の観光案内所に風除けボード


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“えんとつ町”は周南コンビナート

「工場夜景」を後押し
SNSから話題に

海上から見た周南コンビナートの夜景


 日本夜景遺産にも選ばれている周南市の周南コンビナートがアニメーション映画「えんとつ町のプぺル」に登場する、煙突が林立する町の風景のモデルだったことが話題となっている。
 この映画はお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんの絵本が原作で、映画は西野さんが原作のほか、製作総指揮、脚本も担当した。昨年12月25日に封切られ、ムービックス周南などで上映が続けられている。
 周南コンビナートがモデルであることは絵本が出版された時にも注目されたが、今回、市ではシティプロモーション活動として、封切に合わせてSNSのツィッターで工場夜景などの情報を発信。西野さんから「ナイトクルージングさせてください」と返信もあり、市も「ぜひ、その夢を実現させたいです。うちの市長もお待ちしています」と返した。
 藤井市長もケーブルテレビのCCSの番組「ぎゅっと」で1日から10日まで放送された新年の抱負を話すコーナーで、この話題を取り上げて原作の絵本を手に、「えんとつ町」のモデルが周南市だとアピールした。

絵本を持つ藤井市長


 同市の工場夜景は安全のための照明が点灯したプラント群や周南大橋、港湾施設など見どころが多いが、工場の自家発電所などの大煙突もその一つ。2月23日の工場夜景の日には毎年、工場夜景のツアーやコンサートなどが開かれている。
 晴海親水公園などさまざまな工場夜景の見物スポットを巡る観光タクシーも魅力だが、臨海地帯という強みを生かして海から夜景を見て回るクルージングは周南コンビナートならではの楽しみ方。
 団体向けの貸切クルーズは新型コロナウイルスの影響もあって実施が難しくなっているが、遊漁船「直穂(なお)丸」で行く、個人向けプランの「エキサイトクルージング」は健在。身近に迫力を感じさせる工場夜景を見ることができる。

直穂丸


問い合わせは周南観光コンベンション協会(0834-33-8424)へ。

【きょうの紙面】
(3)長穂、遠石市民センターが完成
(4)(5)東洋鋼鈑の300万円で小中生に楽器
(6)徳山商工高が「とくやまなびや」


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今年は“取り入れる”いい年に!

光・伊保木コミセンの窓2枚キジが割る

激しい縄張り争いの2羽の仕業

割れた瞬間の窓(伊保木コミセン提供)
衝突後、意識を回復したキジ(伊保木コミセン提供)


 新年早々、日本の国鳥とも位置づけられているキジが2羽、光市室積の伊保木コミュニティセンター(長尾隆館長)の大会議室の窓にぶつかってガラスを2枚も割った。キジ同士が縄張り争いの挙げ句、誤って衝突した可能性が高いが、センター職員の大嶋順子さんは「大会議室に誰もおらず、ケガ人がいなくてよかった」と話し、同センターのフェイスブックでも「キジさんもセンターの中に入りたいのなら、連絡してくれたら窓を開けておいたのに」とユニークに取り上げている。(山上達也)

衝突時に脳震とう?しばらく意識失う

 窓が割れたのは17日の午前11時ごろ。大会議室の隣の和室で住民2人にパソコンの講習をしていた伊保木ぐるみ協議会広報部長の吉村常夫さんが、大会議室からガラスが割れる音が聞こえたためのぞいてみると、縦約60センチ、横約40センチの窓ガラス1枚が割れ、窓の外にガラスにぶつかったと見られるキジの死がいが横たわっていた。
 すると約1分後、今度は別のキジが飛来して割れた窓ガラスから大会議室に入った。キジは室内を飛び回って暴れた挙げ句、割れたガラスとは違う窓のガラスを割って外に出た。
 ところがそのキジはガラスの衝突時のショックで脳震とうを起こしたのか、窓の外でしばらくうずくまっていた。そのうち意識が回復して飛び立ち、山に帰っていったという。


「収穫がある」「物事がうまくいく」の前兆?


 困ったのは同センター。知らせを受けた長尾館長と大嶋さんが急きょ出勤して、ガラスが割れた窓に段ボール紙を張り付けたり、室内に飛び散ったガラス片を片づけた。翌日の18日朝には市の担当職員とガラス業者が訪れて、この日のうちに2枚とも新しいガラスに取り換えられた。費用は市が負担する。
 キジは日本の国鳥であるほか、おとぎ話の「桃太郎」にサル、イヌと共に登場。「桃太郎」ではキジが情報収集に活躍していることから、防衛省情報本部のエンブレムの意匠になっている。1万円札の裏側にはかつてキジが描かれていた。
 半面、オスは縄張り争いの気性が激しく「ケーン」と鳴いて縄張り宣言をする。無愛想で取りつくすべもないさまを表現する「けんもほろろ」という言葉は、無愛想に聞こえるキジの鳴き声に由来しているとされる。
 さらに食用としても昔から重用され、焼いたり煮たりする食材で親しまれてきた。
 このようにキジは日本では身近な鳥に位置づけられているが、縄張り争いの激しさは他の鳥や動物の比ではないとされる。このたびの2羽も「空中戦」の挙げ句、見境なく誤って窓ガラスに激突した可能性が高い。
 長尾館長は「ガラスが2枚も割れたことは残念。しかし鳥が家屋に入ることは“取り入る”や“取り入れる”という言葉につながって、収穫がある、物事がうまくいくという前兆とされている。今年は伊保木の地域や住民にとっていいことがあるかも知れない」と話している。

【きょうの紙面】
(2)周南市が助成する感染検査スタート
(4)ACT SAIKYOの斎藤姉妹が日本代表に
(5)ピアノのスタインウエイを弾く会に85人


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「もにす認定事業主」第1号

カン喜の本社

カン喜が障害者雇用で県内初

30年以上勤務者も

認定マーク

 周南市戸田でカキフライなどを手がける冷凍食品製造業のカン喜(上坂陽太郎社長)が12月24日、障害者雇用の取り組みが優良な中小企業に対し厚生労働大臣が認定する「もにす認定事業主」の認定を受けた。14日に、山口市のやまぐち地方合同庁舎で認定通知書の交付式が開かれた。
 2020年4月から始まった制度で、県内では第1号の認定。「もにす」は共に進む(ともにすすむ)から取られ、企業と障害者が共に明るい未来や社会に進んでいくことを期待して名付けられた。認定企業が障害者雇用における身近なモデルとして知られることで、地域における障害者雇用の取り組みをさらに進めることを狙う。
 認定企業は、自社の商品、サービス、広告などに「認定マーク」を表示することができ、日本金融公庫の低利融資対象になるほか、山口労働局のホームページに掲載され、企業PRにつながるなどのメリットがある。
 カン喜は1987年から障害者雇用に取り組んでいて、現在は全社員65人のうち31人の障害者が勤務。重度障害者の雇用を加点した実雇用率は60%以上で、法定雇用率2.2%を大きく上回る水準を維持している。社長や社員が普段から声をかけ、お互いに意識することなくコミュニケーションをとっている。
 社員を企業在籍型職場適応援助者養成研修に参加させ、企業在籍型ジョブコーチとして配置して作業者をフォローしている。障害者職業生活相談員を複数人選任し、体調不良などで休みがちになった障害者に対して電話や訪問で本人の状況を確認。勤務日、時間を調整し長期欠勤にならないようにしている。
 作業中に困ったことがあればすぐにフォローできるよう製造ラインをコの字型にして工場全体を見渡せるようにしている。障害の特性を考慮して生産工程を細分化するなど、ハード、ソフト面で働きやすい環境づくりを実施している。
 障害者の平均勤続年数は14年を超え、勤続20年以上は11人。30年以上勤める社員もいる。
 昨年3月には、国連が提唱する「持続可能な開発目標=SDGs」に賛同し、積極的に持続可能な社会の実現に貢献することを宣言。多様性を重んじて、障害者だけでなく外国人の雇用も積極的に実践している。
 総務経理部の中本正課長(53)は「これまでの取り組みの積み重ねが今回の認定につながり、とても喜ばしい。これからも障害者の雇用と、食の安心安全を守っていく」と語った。

【きょうの紙面】
(2)地元企業104社の若者向けガイドブック
(4)3月7日まで、尾崎記念館で岩池和代展
(5)島田小で新成人のタイムカプセル開封


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周南市のクラスター関係は40人に

[新型コロナウイルス]

15~17日に市内で20人感染
県内は16日に最多の37人

14日の周南市新型コロナウイルス感染症対策本で対策の徹底を訴える藤井市長

 県などは15日に19人、16日にこれまでで最多の37人、17日は17人の新型コロナウイルスの感染を公表した。このうち15日は3人、16日は14人、17日は3人が周南市。同市の感染者は121人、県内は833人になった。

 [15日]周南市の3人のうち2人はサービス付き高齢者向け住宅で発生したクラスター関係、1人が10代の学生の女性。
 同市のクラスター関係は、高齢者向け住宅の感染者の家族から感染したと見られる40代の会社員の女性と、感染者が入院していた湯野温泉病院の入院患者の80代の女性。80代の女性は中等症。40代の女性は無症状。
 クラスター関係では防府市在住の高齢者住宅に勤務する医療従事者の感染も確認されている。
 このほか岩国市が7人で10代の男性3人、女性1人、50代の女性、70代の女性2人▽下関市が3人で80代と20代の女性、50代の男性▽山口市が2人で30代と40代の男性▽宇部市も2人で20代と40代の男性▽山陽小野田市が1人で20代の男性。

 [16日]37人のうち14人が周南市の居住者で、13人がサービス付き高齢者向け住宅から発生したクラスターの関係者。このうち4人が同病院の職員、9人が患者。職員は20代、40代、60代の医療従事者の女性と30代の介護従事者の女性。40代の女性は無症状、4人は軽症。
 患者は100歳代の女性1人、90代の女性5人、80代の女性1人、90代の男性2人。このうち80代の女性の1人が中等症、90代の男性、女性1人ずつが軽症、100歳代の女性を含む6人が無症状。無症状の人などは移動のリスクを避けるため、同病院で療養している。同市ではこのほかすでに感染していた人の家族で30代の会社員の女性が感染した。
 このほか下関市が11人で、20代と30代2人ずつ、50代3人、60代の男性、20代、30代、50代の女性▽岩国市が6人で、10代2人、40代、70代の男性、20代と40代の女性▽山口市が2人で10代の学生の女性と、20代の学生の男性▽防府市で30代の男性▽宇部市で10代の学生の男性▽萩市で10代の学生の男性▽愛知県の40代の男性が感染した。

 [17日]周南市の3人のうち2人がクラスター関係で、同病院の入院患者の70代の男性と90代の女性。男性は軽症、女性は無症状。クラスター関係の感染者は40人になった。このほかこれまでの感染者の職場の同僚の50代の会社員の男性の感染が確認された。男性は軽症。
 他市は、下関市が8人で、女性が30代3人、50代、60代の計5人、男性が20代、30代、60代の計3人▽宇部市は2人で、20代の男性と50代の女性▽岩国市で10代の男性▽山口市で20代の女性▽山陽小野田市で50代の女性▽長門市で60代の男性がそれぞれ感染した。

【きょうの紙面】
(3)周南市木質バイオマス材利活用協発足
(4)東川ぼんぼりまつり実行委が全国表彰
(5)鼓南小・中の卒業式へ、キャンドル制作


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大規模災害でも事業継続体制

ミヤハラがレジリエンス認証
県で3社目の取得

認証・登録証を持つ松原社長と同社の認証マーク


 周南市栗屋奈切のミヤハラ(松原忠彦社長)が11月30日、大規模な自然災害への備えを積極的に進める企業として、国が定める国土強靭化貢献団体認証(レジリエンス認証)を取得した。
 この制度は、阪神・淡路大震災、東日本大震災、西日本豪雨などの自然災害からの復興を踏まえ、災害や危機に強い国づくりを目指す国土強靭化の趣旨に賛同する企業や団体を認証するもの。2016年の認証開始からこれまでに全国では200以上の企業や団体が認証を受けているが、県内では3社目の認定。
 ミヤハラは社員53人で省力化機械、精密機械部品の設計や製作を手がける。近年では無痛針など医療機器の開発にも取り組んでいる。メーカーとして災害発生時の事業存続、継続を見すえ、調達先や製造場所の整備と確保を進めてきた。
 2018年5月に取引先のすすめでレジリエンスの勉強会に参加。以後、備蓄食料の確保と防災関連用具の保管に着目し、社内外の連絡網を整理して緊急時の役割分担を明確にした。自社だけでなく取引先が被災した時の対応策もマニュアル化し、仕入先からの材料受入と顧客への製品供給を止めないシステムを作った。
 松原社長(49)は「レジリエンス認証の取得で、自社が非常時に取るべき行動が明確になった。いざという時に取引先に安定供給できるよう、今後も備えを固めたい」と語った。

【きょうの紙面】
(2)周南市が消防団員、職員表彰
(3)郵便局巡る「風景印の旅」連載スタート
(4)光市で15日から電子図書館スタート


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