ヘッドラインニュース

焼酎のアルコールが手指消毒用に

山縣本店が高濃度アルコール発売
周南市に200本寄贈

かほり高濃度アルコール64度(左)と75度
かほり高濃度アルコールを手にとる藤井市長(左)と山縣社長



 日本酒の「かほり」や「毛利公」、芋焼酎の「要助」を造っている周南市久米の酒蔵、山縣本店(山縣俊郎社長)が14日、手指消毒用の「かほり高濃度アルコール」の発売を始めた。
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う医療機関などでの手指消毒用アルコールの不足を解消するため、今年4月、厚生労働省が醸造用アルコールの代用を認め、国税庁がアルコール製造に必要な酒税法の免許要件を緩和。同社は、医療関係者、福祉関係者の役に立てればと製造を決め、焼酎の原料の醸造アルコールを蒸留して濃度を高めて作り上げた。
 商品は度数別に64度の720ミリリットルと75度の500ミリリットルの2種類で飲用は不可。それぞれ1,100円(税別)でいずれも400本限定で販売する。
 高濃度アルコールの取り扱いは、消防法の適用を受けるため消防署に火気取扱いの指導を受けるなど準備を進め8月初旬に製造に着手。製品のびん詰めの現場では引火を防ぐため、従業員全員が静電気除去のリストバンドを付けて作業にあたった。
 同社は、地域貢献への思いから同日、64度と75度のアルコールを100本ずつ市に寄贈した。市役所で贈呈式があり、出席した山縣社長(72)は「医療機関や子どもたちに届けて有効に使っていただければ」と話し、藤井市長が感謝の言葉を述べた。市は75度のアルコールを医師会を通じて市内の病院へ、64度のものは学校に届ける。
 製品は同社本店、市内の薬局などで販売する予定。問い合わせは同社(0834-25-0048)へ。


【きょうの紙面】
(2)下松市議会の基本構想特別委が審査開始
(3)周南市の寄付ボックスにマスク1,074枚
(4)下松市の柳自治会が防災避難訓練
(5)山口県カレー豆本発行、地元推薦の店紹介



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くだまる上位へ1日1回投票を!

下松市の公式マスコットキャラクター「くだまる」
25日締め切り・最後のゆるキャラグランプリへ 初エントリー
15日以降は非公開で「暗中模索」に

市役所1階のくだまる順位表示板
愛隣幼児学園の投票啓発ポスター
市長応接室に「座る」くだまる



 全国のゆるキャラ395体がエントリーしている「ゆるキャラグランプリ2020」の投票締め切りは25日(金)午後6時に迫った。初めてエントリーした下松市の公式マスコットキャラクター「くだまる」のランキングは順調に伸びており、15日現在で33位。この日午後6時以降はホームページ上の票数やランキングが非表示になるため、終盤戦は暗中模索の大激戦になりそうだ。
 ゆるキャラグランプリは今回が最終回。くだまるは昨年、下松市制80周年記念事業で誕生。選考は3案の中から市内の全小学生が投票で選んだ。開票は下松中の生徒が市選管職員の指導を受けながら本番の選挙と同様の作業で担当した。
 くだまるが同グランプリにエントリーした7月上旬は130位台だったが、8月17日には50位以内に順位を上げて49位に。8月31日は39位▽9月7日は37位▽8日は36位▽9日は35位と順調で、これまで一度もラングが下がったことがなく、右肩上がりの票の伸びが続いている。
 当初は市や下松商工会議所、市観光協会が主導して投票の呼びかけをしていたが、9月に入ると保育園や幼稚園などで自主的な動きが見られ始めた。
 潮音町の愛隣幼児学園(伊藤三奈園長)では、保育士の手書きによる投票呼びかけのポスターを張り出して「1日1回1票を」と訴えている。くだまるは子どもたちにもなじみがあり、ある保護者は「子どもから“毎日くだまるに入れてよ”と頼まれるほどです」と苦笑している。
 市役所1階のロビーには現在の順位を示すボードを設置。このボードは昨年「東京五輪まであと○日」のカウントダウン用に制作したものだが、五輪延期が決まると今年4月の市長選用に「投票日まであと○日」の表示に変更。市長選が無投票で終わるとしばらく出番がなかったが、7月からゆるキャラグランプリの「くだまる」順位の表示用になった。
 3階の市長応接室には、市長席の隣の席にくだまるが鎮座。国井市長が来客にくだまるへの投票を依頼する話題の種になっている。
 投票はスマートフォンやパソコンから1人1日1回できる。問い合わせは市企画財政課地域政策係(0833-45-1804)へ。

【きょうの紙面】
(2)徳山動物園のゾウ舎で環境学習
(3)21~30日・秋の交通安全運動
(4)光市の周防地区で避難所開設訓練
(5)「藤園忌」俳句入賞作品紹介



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累計配食数が1万食を突破!

デリバリーの活用で新しい生活様式を

マネージャーの中村さん(左)と配達スタッフの徳山大生
配布しているチラシ


 周南市のSHUNAN OBENTO LIFE PROJECTが、飲食店の創るお弁当を周南市内の企業や個人にデリバリーする事業に取り組み、累計の配食数が1万食を突破した。
 事業主体のSHUNAN OBENTO LIFE PROJECTは飲食店を応援するため5月の「周南ドライブスルーランチ」や、8月に旧粭島小で小学生の夏の思い出づくりをと「ハイコーサマー」を開催するなど、コロナ禍における地域の課題にさまざまな取り組みをしている団体。
 このデリバリー事業に参画する飲食店は和食から洋菓子店まで多彩で、多い週には21店舗を超える飲食店が参加する。メニューは週替わりで、お客は事前に配布されたチラシを見て、1店舗だけではなく全ての店舗から好きな組み合わせの弁当を注文できる。
 配達スタッフは主婦や学生が多く、徳山大学の地域共創センターを通じて多数の学生も参加している。弁当は新型コロナウイルス感染症予防策を講じながら当日の朝に各飲食店から集めて、旧市役所港町庁舎で配達先ごとに仕分けをして、昼や夜の希望の時間に合わせて配達する。


出勤時の検温


 「デリバリーを活用することで限られた休憩時間を有効に使えたり、普段あまり食べる機会がなかった飲食店のお弁当を食べることが出来たり、新しい飲食スタイルが確立しつつあります。新しい試みなので大変な時もありますが、お弁当を届けたときのお客様の笑顔や、少しでも飲食店の方の助けになっていることを思うと頑張れます」とマネージャーの中村華衣さん(30)は意欲を見せる。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦境に立たされた飲食店を少しでも助けようと始めたこの取り組みは、5月からテスト運用を開始して、6月から本格的に始動、9月4日には累計の配食数が1万食を超えた。
 これまでは昼のデリバリーがメインだったが、現在は夜のデリバリーの定着に向けて試行錯誤を重ねている。今冬には対象エリアを下松市、光市へと順次拡大する予定。
 問い合わせは同事務局(0834-26-0391)。

【きょうの紙面】
(2)売上減、労働環境、新型コロナの影響調査
(3)東京五輪、パラリンピック硬貨引き換え
(4)ヴィーテックが子どもたちに滑り台
(5)聖光高通信制から4人巣立つ



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再開発区域を銀座に

周南市議会

告示は権利変換計画認可時
環境建設委が現地視察も

みなみ銀座を視察する議員


 周南市議会環境建設委員会(井本義朗委員長、10人)は10日、徳山駅前地区市街地再開発事業のための町の区域の変更と市道の認定及び廃止のための2議案を全会一致で可決した。審議に先立って現地の視察もした。

敷地と市道を等価交換

 再開発の区域はみなみ銀座1丁目、2丁目、銀座1丁目、2丁目にまたがっているが、今回の議案では商業施設、ホテル、マンションになる部分をすべて銀座1丁目にする。これらの施設は2023年春ごろの開業を予定している。
 市道の変更は区域内にある常盤町線、常盤1号線、常盤町2号線、常盤若宮線の4路線を廃止し、常盤線の一部を平和通みなみ銀座1号線とみなみ銀座線▽常磐町2号線を平和通みなみ銀座2号線▽常盤若宮線をみなみ銀座若宮線にする。
 現地視察には上野貴史産業振興部次長兼中心市街地活性化推進課長や浜田和茂建設部次長兼道路課長が同行し、約1時間かけて廃止する市道と新たに認定する市道の起点と終点を見て回って位置を確認した。
 市道の廃止、認定では再開発の商業施設内になる市道の敷地と交換する形で再開発区域の一部を市道の拡幅のために提供する。現地では、商業施設になる面積が890.58平方メートルに対し、市道の拡幅の面積は944.32平方メートルで等価交換になることの説明もあった。

「ウィンウィンの関係へアドバイスを」

 委員会審議の質疑では、上野、浜田部次長が答弁。議決した場合、いつから町の区域の変更、市道の廃止・認定の効力が発生するのかという質問に対し、11月末を目指している権利変換計画の県知事による認可と同時に告示すると述べた。
 権利変換計画の認可にはすべての地権者や移転が必要なテナントの同意が前提になるが、認可前に町の区域を変更することはないと説明した。市は立ち退きするテナント22店のうち交渉に進展がない店舗は3店舗だと認識していることも改めて述べた。
 質疑で友田秀明議員(周南市議会自由民主党)からテナントの移転について「移転先が決まらず出たくても出られない。皆さんがウィンウィンの関係になれるよう市からもアドバイスぐらいしてもいいのでは」、移転交渉では再開発について「市と国がやっていると説明していると聞く。チェックしているのか」と指摘があり、上野次長が「十分チェックして組合に伝える」と答えた。
 討論では反対、賛成意見はなく全会一致で可決された。この結果は18日の本会議に報告され、本会議でも討論、採決がある。


【きょうの紙面】
(2)下松市の中学3校の修学旅行中止
(4)15日まで、下松市で世界児童画展
(4)須金からブドウ、ナシのゆうパック出発式
(5)看護師が下松市消防本部の1日救急隊員に



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[この人に聞く]

オープンシステムの医師会病院守る
新型コロナの検査体制充実へ

徳山医師会長
津永 長門さん(57)

[プロフィール]山口市出身。山口高、山口大学医学部を卒業し、同大学院で博士号を取得した。大学で助手をしたあと、周東総合病院に勤務したあと、1999年から父が経営していた周南市川端町の津永産婦人科に勤務。現在は院長。徳山医師会では6年間、副会長。趣味は大学時代から続けるバドミントン、最近はマラソン、自転車のロードレース、登山と幅広い。体を動かすのが好き。毎年、2月に豊田湖で開かれるわかさぎ釣りの大会に参加していて前回は準優勝。最近はステイホームで、奥様のおいしい手料理でワインを飲むのが楽しみという。

 

周南市の一般社団法人徳山医師会は1935年に創設。通常の医師会事業に加え、かかりつけ医が主治医として治療にあたるオープンシステム徳山医師会病院、徳山看護専門学校などを運営している。6月24日、その会長に津永産婦人科院長の津永長門さんが就任した。新型コロナウイルス感染の収束が見えない中、医師会の舵取りへの思いを聞いた。
(聞き手・延安弘行)

―就任にあたっての抱負をお願いします。

津永 今年で創立85周年の伝統ある医師会の会長としての重責を感じています。加えて、今年は新型コロナウイルスの感染の影響もあり、医師会病院の経営、看護専門学校の運営など課題山積みですが頑張って取り組みたいと思います。

―徳山医師会の魅力、強みは何だとお考えですか。

津永 全国でも唯一の完全オープンシステム病院を持ち、入院が必要になっても主治医として責任をもって診療に当たることができることです。また、徳山中央病院、新南陽市民病院などキャラクターの違った大病院、そのほかの中規模病院と、開業医が地域にありますが、お互いの顔の見える関係を築き連携していきたいと思います。
徳山医師会は大所帯ですが、皆さん、関係は良好だと思います。

―医師会病院の存在は重要ですね。リハビリテーション部門の充実や勤務医の増員など医師会病院も体制を整えていますね。

津永 患者さんにとっても持病が悪化した時などに今まで通っていたところの医師がそのまま主治医となって医師会病院で見てくれる安心感は大きいと思います。健診部門も強化して周南市民の健康を守るために頑張っています。

―課題、医師会の今後の役割をお願いします。

津永 医師会病院のほかにも検査センター、専門学校、在宅支援部を抱えていますので、時代に即した対応を誤ると経営面で支障が出てきますので、そのへんの舵取りが難しいところがありますが、うまく適応しながらやっていきたいと思います。

―看護学校は将来的には4年制が増えそうで、徳山大学の公立化の問題もあります。

津永 徳山大学が公立化されて看護学科ができた時の兼ね合いがありますが、医師会には長年この地域で看護師を養成してきた自負がありますので、そのへんのことはうまく調整しながらやっていきたいと思います。

―厚生労働省が昨年、公立や公的な病院の再編統合の方針を出しました。

津永 あれはただ数値をみているだけで、実態を反映していない。病院にはそれぞれ特色があります。医師会病院は市民の方々が安心して入院できる病院としてしっかり運営していきたいと思います。

―医師会は新型コロナウイルス対策でも重要な役割が期待されています。

津永 9月から周南市内に地域外来・検査センターの設置が決まりましたが、行政と話し合いを重ねて市民の皆さんが必要な時に安心して検査を受けられるようにしていきます。

―インフルエンザの流行も始まります。

津永 今年は、インフルエンザの流行時には混乱が予想されるので、早めのインフルエンザワクチンの接種をお勧めします。発熱時の診察・検査・治療が適切に受けられるよう、体制を強化し整えていきたいと思います。

―医師会の会員の高齢化も課題とうかがっていますが。

津永 山口県全体の問題にもなるのですが、開業医も年齢が高くなってやめる人も出てきていますが、幸い若手の先生方で開業している先生がいますので、頑張っていけるように医師会としてサポートできたらと思います。医師会病院も使っていただき、盛り上げていただきたいですね。

―仕事の中などで心がけていること、座右の銘があれば教えてください。

津永 無我夢中で、考えるひまもなく、働いてきました。若い医師には頭で考えるな、とにかく働けと言っています。若いうちはどんどん働いたほうがいいと思っています。
座右の銘では論語の「恕」という言葉が好きです。思いやる心ということですが、患者に接する時に思いやる心を忘れないようにと心がけています。自分の専門の産婦人科は出産という幸せな時間を共有出来るのでやりがいをもっています。

 

【きょうの紙面】
(2)周南、下松市議会一般質問
(3)海上の居眠り事故防止へ意見交換
(4)感染予防しながらの救命活動の講習会
(5)愛隣幼児学園でブドウの収穫祭


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光市「大型物件」の今後に注目

旧光総合病院は解体、用地売却へ
YIC、光丘高は方針未定


 光市は虹ケ浜の旧市立光総合病院の建物を解体し、跡地(1万511.67平方メートル)を今年度中に売却する。来年3月末で閉鎖される光ケ丘のYIC保育&ビジネス専門学校(建物、土地とも市所有)や、光高と統合のため2022年3月末で閉校する光丘高(建物、土地とも県所有)の活用方法は決まっていない。いずれも交通アクセスがよく、まとまった大きさの敷地の「大型物件」だけに、市民や経済界の関心を集めそうだ。この問題は4日の市議会一般質問で地元の田中陽三議員(彩り)が取り上げた。(山上達也)

光丘高
県が市に用地処分の意向打診

 光丘高は生徒急増対策で1983年に県立高として開校した。敷地は7万2,562平方メートルと広大。生徒減による光高との再編統合のため、今年3月から生徒募集を停止した。
 岡村部長は「先般、県教育庁から、県として利活用の計画はないため、用地処分の検討に当たってまずは地元である光市の意向を確認したいと話をいただいた。しかし7万平方㍍を超える広大な用地であり、取得の必要性には慎重な検討が必要と考えている。現在、利活用の可能性を含めて庁内で方向性を整理している」と答えた。

YIC保育&ビジネス専門学校
使用は「公用、公共目的」限定

 YIC保育&ビジネス専門学校は、1991年に開校した旧周南コンピュータ・カレッジの建物を2012年の閉校後、市が雇用・能力開発機構から無償譲渡を受け、学校法人YIC学院に貸与して13年に開校した。
 建物は鉄筋コンクリート2階建て2,064.52平方メートル。田中議員の質問に岡村欣昌政策企画部長は「この施設を切れ目なく有効に活用することを念頭に、学校閉鎖の来年3月31日を目標に新しい契約の締結を調整していく」と答えた。
 さらに「現状同様、民間活力を最大限活用した本地にふさわしい事業を推進したい。建物の無償譲渡の際、国から公用、公共目的に使用するよう要件を付されているため、この要件に適合する事業分野を検討し、利用者を公募していく」とした。

旧光総合病院
「用地処分益は病院事業に」

 旧光総合病院は西村徹雄病院局管理部長が「跡地は処分して病院事業の資金として活用する」と方針を示した。
 市はすでに今年度の病院事業会計の当初予算に、施設解体設計・土壌汚染等調査費や地下タンク等撤去費として計5,440万5千円を計上している。
 西村部長は「建物を病院施設以外の用途に利活用することは設備の老朽化や耐震性などの問題で難しく、施設を解体して売却する方針」「駐車場など建屋のない用地は先行して一般に売却するため、準備を進めている」と明らかにした。
 市は公共用地として活用する考えはない。処分用地の都市計画法上の用途地域は第1種住居地域。西村部長は「アパート、住宅、マンションや3千平方メートル以下の店舗、事務所が考えられる」とした。

【きょうの紙面】
(2)周南市議会一般質問に徳高徳山北分校跡地
(3)下松市が機構改革、地域政策部新設
(4)東ソーが旧引込線を車道化
(5)愛光幼稚園の新園舎が完成



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マツノ書店がb&dへ

広さ5分の1に
徳山駅前再開発で移転
銀座には10月30日まで

移転するマツノ書店
移転を知らせる張り紙



 周南市銀座の古書店、マツノ書店(松村健社長)が徳山駅前地区市街地再開発事業に伴って10月30日(金)で一旦、閉店し、11月10日(火)ごろに銀南街4の徳山銀南街ビルのb&d 1階に移転する。売り場面積は5分の1になり、厳選した書籍が並ぶことになる。
 同店は松村社長(49)の祖父、勇さんが1945年に徳山駅前の焼け跡で始めた「マツノ書店」が前身。68年に現在地に移ってからでも半世紀を超える歴史を持つ、徳山の商店街を代表する老舗。
 松村社長の父で2年前に亡くなった先代、久さんが幕末、明治維新関係の書籍の復刻出版を始めて全国的に注目され、菊池寛賞も受賞した。
 店内では復刻出版した書籍や山口県を中心に明治維新関係の書籍が並ぶ。移転で店は狭くなるが松村社長(49)は「これからも郷土史関係の本は置きたい」と話す。
 古書店もネットによる販売に力を入れるところが多く、店舗を持たないネット販売だけの店も増えている。マツノ書店でも店頭よりウェブ販売の比重が大きい。再開発事業ではマンション、ホテルと商業施設などを建設するが、家賃の問題もあり、現在地に帰ってくるかどうかは未定という。
 同店の電話は0834-21-2195。

【きょうの紙面】
(2)11日から下松市で世界児童画展県展
(3)和装まつやで藤井聡太八段のマスク
(4)SHAMPOOが高密度焦点式超音波
(5)周南市花壇コンクールの入賞決定




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強風吹き荒れ、警戒続く

台風10号で停電、休校、休業


 台風10号が九州の西側を通過して大きな被害を出したが、7日未明から翌朝にかけて山口県も暴風圏に入り、強風が吹き荒れた。超大型台風の襲来が予想されたことから7日は県内の全小中学校が臨時休校になり、周南では臨時休業した店舗や企業も多かった。新幹線や在来線も終日、運転を見合わせた。周南市、光市では停電が発生した。周南市では市民センターなど35カ所に避難所を開設し、291世帯425人が避難するなど、各市でも警戒が続いた。

周南市 商店街にシャッター
市民センターなどに避難も


 JR西日本は山陽本線の三原駅―下関駅間、岩徳線の岩国駅―徳山駅間、山陽新幹線の広島駅―博多駅間で終日運転を見合わせた。周南市の徳山駅は閑散とし、構内のコンビニエンスストア、土産物店、飲食店も休店した。隣接する徳山駅前図書館も閉館してツタヤ書店、スターバックスコーヒーも灯りを消していた。
 銀南街などの商店街ではほとんどの店がシャッターを下ろし、ガラス戸を段ボール紙などで補強した店もあり「台風のため臨時休業します」と書かれた張り紙が目を引いた。みなみ銀座の、線路に面した駐輪場では、自転車が強風でなぎ倒されたままになっていた。
 避難所のうち利用が多かったのは新南陽地区で新南陽ふれあいセンターには7日午前7時現在で56世帯77人、学び・交流プラザは41世帯68人が避難していた。櫛浜市民センターも20世帯28人、コアプラザかのは23世帯29人だった。
 同市の停電は最も多い時間帯で2,930戸。徳山動物園も臨時休園した。

下松市 笠戸島近くで台船漂流
ゆめタウン下松の駐車場開放


 下松市笠戸島では市栽培漁業センター周辺や本土側の洲鼻海岸が高波に襲われた。
 同センターでは、近くに係留中の民間所有の台船3隻が高波の影響で7日未明に係留が外れて漂流し、同センターが沖合に浮かべている養殖用のいけすに接触寸前になった。接触は免れたが、久山裕司所長は「最悪の事態を回避できてほっとした」と話していた。徳山海上保安部の係官も訪れて現場を確認していた。
 本土側の笠戸大橋の下では午後も高波が押し寄せ、大きな水しぶきを上げていた。
 一方、市は㈱イズミとの協定に沿って、ゆめタウン下松の5階駐車場(360台)を6日夜から7日にかけて開放。避難してきた車で6日夕方には満車になり、トイレや自動販売機の使用もできるため朝まで滞在して避難所代わりに使う人もいた。

光市 国道188号が波で通行止め
室積、浅江などで停電


 光市では室積地域と牛島の計1,770戸で7日午前5時半から午後2時まで▽浅江6丁目や三井、光井、岩狩、上島田の一部の計1,710戸で午前7時50分から11時まで、それぞれ停電になった。
 光市と下松市との市境の近くの国道188号では高波のため午前9時45分から午後4時まで約700メートルが片側交互通行に▽光市室積と田布施町別府までの同国道約7キロが午前11時40分から午後3時まで通行止めになった。


【きょうの紙面】
(2)来春高卒求人数が27.1%減
(3)新型コロナ影響8割超の企業で7月減収
(4)岐陽中体育祭にサプライズのよさこい演舞
(5)テーマは「new」、新スタイルで華陵祭




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[この人に聞く]

市民が必要とする商業施設に
来年秋に駅前棟開業

徳山駅前地区
市街地再開発組合理事長


小野 嘉久さん(50)



 周南市の徳山商店街で進められている徳山駅前地区市街地再開発。第2期市中心市街地活性化基本計画の中心的な事業でもあり、市民の関心は高い。2023年春ごろの完成が目標。来年秋ごろの一部施設の開業を目指して着々と事業を進める同再開発組合の理事長、小野嘉久さんにまちづくりに対する思いを聞いた。

(聞き手・延安弘行)

今後は積極的に情報提供


―理事長を引き受けることになった経緯を教えてください。

小野 父がみなみ銀座で歯科医院を開いていてこの街で生まれ育ちました。若いころに大阪に出てバンド活動をしたり、東京でオーケストラの事務局と指揮者のマネジャーの仕事をしていました。ただ指揮者がニューヨーク在住ということもあり、コンサートの機会も少なくなってきたことからUターンを決意しました。

―大阪、東京で働いていた時期以外はこちらにいたわけですね。

小野 そうですね。Uターンしてから勤めた飲食店で責任者として働いていたころに腰を痛め、整骨院に通ったことがきっかけで15年ほど前から整体、整骨の仕事をするようになりました。資格も取得し、現在はみなみ銀座で父が歯科医院をしているビルで整骨院を開いています。

―いつごろからまちづくりに関わり始めたのですか。

小野 この街に帰ってきたころから、街にもう一度、活気を取り戻したいという気持ちがありました。ニチイ、ダイエーの時代を知っていて空き店舗が増えたことに寂しさを感じていました。
10年以上、自分自身が整骨院を経営していますので、商売を良くしていくためにも街に元気を取り戻す必要性を強く感じていました。

―2013年ごろから今回の再開発に向けた活動が始まったんでしたね。

小野 最初は積極的には参加していませんでしたが、しばらくたってから勉強会などに誘っていただくようになりました。今年1月に県から再開発組合の設立認可を受け、総会を開催する機会に理事長に推挙されました。自分にできるか悩みましたが、頑張ってこの事業を実現しようと理事長を引き受けました。

―どんなまちにしたいと思っていますか。

小野 活気を取り戻すため、市民の皆さんが集まり、楽しめるところを作りたいと思います。

―そのためにも市民に情報を公開し、意見を聴くことが大切ですね。

小野 その通りです。先日はこの街でイベントを開いている人に集まってもらってワークショップ形式で意見をうかがいました。中心市街地活性化協議会や市には積極的に説明していきたいですし、市民向けにホームページや組合だよりなどで情報を発信したいと思います。

11月に権利変換計画認可へ


―ホテル誘致はどのていど進んでいるのでしょうか。

小野 ホテルの選定は組合と、施設の完成後に所有者となる周南パークタウン開発で進め、組合設立後に仮契約のようなものを結ぶところまで来ました。進出を前提に設計や仕様を詰めているところです。

―ホテルがどこになるのか、期待が大きいと思いますが。

小野 11月までには権利変換計画の策定、認可申請を目指していて現在、地権者や金融機関も入れて調整中ということもあり、まだ公表していませんが、なるべく早くホテル名やそのほかの施設の概要も公表したいと考えてタイミングを見ているところです。

―組合の設立に続いて、権利変換計画をまとめて県の認可を得ることが大きなポイントになりますね。

小野 組合員でもある地権者、借地権者を合わせて、法人も含めて26人います。現在所有している土地などを提供してもらい、これに見合う権利を取得していただきます。土地の所有権、施設の区分所有、マンションの部屋という形や、転出し金銭給付を受けるといった方法があります。今、この調整中です。 

―権利変換計画が認可されればいよいよ着工が可能になります。一部ではテナントの移転なども始まっているようですね。

小野 7、8月ごろからテナントの移転などが始まっていますが、業種も開業の時期も違い、個別に話し合いながら進めています。

―工事の準備も進んでいるのでしょうか。

小野 設計や工事を担当する業者は公共性の高い事業でもあり、原則として公募、入札で選ばれます。工事の大部分を担当する特定業務代行者、これはゼネコン(大手建設会社)になりますが、すでに公募して応募があった企業を選定委員会で評価して推薦をいただいたところです。現在は決定に向けて協議中です。

―商業施設はどうなっているのでしょうか。2月の組合設立時の資料では「約1万平方メートルの専門店複合商業施設、グルメコート、ライフスタイルショップ、飲食ヴィレッジ、サービス・情報発信」とあります。

小野 商業コンサルタントの協力で、消費者の動向調査などを進めてきました。私たちのコンセプトで来てくれるのか、早めに声をかけていくことはしないといけないと考えています。その前に重要な部分は確定させたいですね。

―物販以外のサービス業も入るようになるのでしょうか。

小野 物販にしぼるというわけではなく、市民が必要とするもの求めるものを提供できるようにします。一階は生鮮と飲食、2階が物販というイメージですが、5年、10年先、改装もできるものとしていきます。

―新型コロナウイルスの影響もあり業種をどうするのか、入居を希望するテナントがあるのか、条件がどうなるのか、難しい判断になりそうですね。

小野 最終的に皆さんに喜んでいただけるものを目指しています。

―長く利用する施設であり、まちづくりは事業の終了後も続きます。今日はどうもありがとうございました。

徳山駅前再開発事業

 銀座、みなみ銀座の1.2ヘクタールが対象。計画では徳山駅に隣接する駅東側駐輪場の北側に6階建て約2,500平方メートルの駅前棟、旧近鉄松下百貨店跡などに商業施設、12階建てのホテル、18階建ての分譲マンションの集合住宅を建設する。
 再開発組合は26の地権者、借地権者の法人、個人と、完成後に施設の一部を所有する予定の徳山商工会議所、大和ハウス工業が参加組合員。総事業費は約109億円で、市、国から30億円の補助がある見込み。
 今年11月末までに権利変換計画の認可を目指している。来年秋の駅前棟開業、2023年春の商業棟・集合住宅の開業を目標にしている。
 駅前棟は徳山商工会議所などが入居する。集合住宅のマンションは大和ハウス工業が担当して分譲する。ホテル、商業施設は地元の企業などですでに作られている㈱周南パークタウン開発が取得する。同社とは別に商業施設などの運営会社が開業までに設立される見通し。
 再開発組合は事業終了後に清算、解散し、周南パークタウン開発と運営会社が引き継ぐ形になる。

【きょうの紙面】
(2)周南、光市議会で一般質問
(4)中特グループがブランドマーク
(5)行方不明の女性発見の神田さんに感謝状
(6)周南フィル「夏の小さなコンサート」魅了



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かかりつけ医の判断でPCR検査

[新型コロナウイルス感染症対策]

地域外来・検査センター開設へ
旧新南陽保健センターに

旧新南陽保健センター

 周南市は2日、同市宮の前の旧新南陽保健センターに新型コロナウイルス感染のPCR検査の検体採取ができる「地域外来・検査センター」を開設すると発表した。検体採取をするのは月曜と水曜の午後2時から4時までで、16日(水)の開所を目指している。
 地域外来・検査センターは検査体制の強化のため、県が8つの医療圏ごとに設置を進めていて周南市のセンターは県が新南陽市民病院を運営する市医療公社と委託契約を結んで開設し、周南、下松、光市を担当する。
 登録した「かかりつけ医」の診断でPCR検査が必要と判断された人が利用できる。検体採取は予約制で、原則として公共機関を利用せずに自家用車で訪れる。
 同センターでは検体採取のみで検体は別の施設に運んで検査をする。1日10件の検査を想定している。費用は県が負担するため、無料で利用できる。
 これまで、検査が必要と思われる場合には帰国者・接触者相談センターや8月24日以後は専用相談ダイヤル(083-902-2510)に電話して保健所の判断に従う形だったが、地域外来・検査センターができるとかかりつけ医の判断で検査を受けられる。県はこれまでに下関、宇部、防府市に同様のセンターを開設している。


【きょうの紙面】
(2)光市の特別定額給付金の受給99.8%
(3)周南市のふるさと納税説明会に17社
(4)周南市内の野犬捕獲増加、おりが効果
(5)元周南市議の橋本さんに自民党総裁表彰



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