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酒井監督の「台湾萬歳」

【下松】12日・MOVIX周南で上映、3部作最終章、舞台あいさつも
 周南市出身の映画監督、酒井充子さんの台湾3部作の最終章となる新作ドキュメンタリー映画「台湾萬歳」が12日午前11時と午後6時半からの2回、下松市のMOVIX周南で上映される。県内初公開で、各回とも酒井さんの舞台あいさつがある。

映画の一場面

映画の一場面

 酒井さんは1969年生まれ。台湾を題材に映画を製作するようになったのは1998年に台湾で日本語で話しかけられたことがきっかけ。台湾は1895年から1945年まで日本が統治したが、その際、日本語で教育を受けた「日本語世代」の存在を知り、自分があまりにも知らないことに気づかされたという。
 映画にすることを決意して何度も台湾を訪ね、勤務していた北海道新聞の記者をやめて2002年から製作に入り、5人の日本語世代の人生に焦点を当てた第1作の「台湾人生」を完成させ、09年に公開された。
 13年には「台湾アイデンティティー」で戦後の国民党独裁時代から現在までの戦後の時間を描き出した。
 「台湾萬歳」は市井の人々を描くことで、より広く台湾の奥深さに迫った作品。アミ族、ブヌン族、タオ族など多様な民族が暮らす自然豊かな台東県に住み込み、日本人が持ち込んだ「カジキの突きん棒漁」が今も続けられている町で「祈り」「命への感謝」「家族」、時代が変わろうとも「変わらない台湾」を描く。上映時間は1時間33分。
 東京や大阪、名古屋など全国で公開が広がっており、今回、故郷で上映会が決まった。
 チケットは前売り1,300円、当日1,800円。5日からMOVIX周南(0833-45-2600)で販売している。14日からは萩市の萩ツインシネマ(0838-26-6705)での公開が決まっている。

藻谷さん「ネットで情報発信を」

「鉄道の街を知ろう」下松・べんけい号愛する会が講演会
 下松市役所前に保存されているミニ蒸気機関車「下工弁慶号」の保存と活用に取り組んでいるNPO法人下松べんけい号を愛する会(大木孝行理事長)は9月30日、スターピアくだまつ展示ホールで「鉄道産業のまち下松~全国発信における課題は何か?」をテーマに講演とパネルディスカッション(新周南新聞社など後援)を開き、約250人が聞き入った。
 新幹線車両や英国など外国向け鉄道車両を製造、出荷している日立製作所笠戸事業所がある下松市を「鉄道産業の街」として全国に発信しようと開いたもの。講師に日本の鉄道全線に完乗している周南市出身で日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さん(53)を招いた。

講演する藻谷さん

講演する藻谷さん

 藻谷さんは下松を鉄道産業のまちとするインターネットによる情報発信が不十分と指摘し「世界最先端の鉄道車両工場が地元にあることを市民がもっと関心や興味を持って勉強し、下松を訪れる人に説明できるようになってほしい。そこから全国発信の取り組みが始まるのではないか」と呼びかけた。

発言する中島社長

発言する中島社長

 これを受けたパネルディスカッションでは5人が意見を述べ、新周南新聞社の中島進社長は「下松や光には面白い人が多い。新しい発想を形にし、力にしていくには下工弁慶号のような地域資源をみんなで生かす工夫と熱意が必要だ」と話し、市観光協会の中村隆征副会長も「地域の観光は歴史と文化と宗教の集大成。うまく融合させて長期的に輝かせていくことが大切」と述べていた。

機能製品の生産能力倍増

日本精蝋徳山工場に分子蒸留設備完工
 石油ワックスメーカー、日本精蝋(安藤司社長)が基幹工場である周南市大島の徳山工場(福間芳彦工場長)に建設を進めてきた庄(しょう)の浦分子蒸留設備の完工式が9月29日、現地で開かれた。

分子蒸留設備の前でのテープカット

分子蒸留設備の前でのテープカット

 この設備は合成ワックス原料を精密蒸留してトナー、インク、接着剤関連などの機能製品など用途別に3種に分けて作ることができる。敷地面積は約650平方メートル、投資額は10数億円。
 生産能力は年間5,000トン。同社の分子蒸留設備は2000年以降に徳山工場に作った年間1,000トン、10年に茨城県のつくば事業所に設けた年間4,000トンのものがあり、今回の増設分を合わせると従来の2倍の1万トンになる。国内向けのトナー、インクを中心にアメリカなど海外でも需要が高まっていることを受けて増設を決めた。
 増設は2年前に完成させたタイ工場と並ぶ、同社の2大事業の1つでもあり、包装や物流などの関係業社も含めた雇用の増加にもつながっている。

あいさつする安藤社長

あいさつする安藤社長

 完工式には同社従業員のほか木村市長、宮本治郎徳山商工会議所会頭、建設を担当した山九の関係者など約50人が出席し、神事のあと設備の前でテープカットして祝った。
 幼いころは旧徳山市で過ごし、1月に就任した安藤社長(57)は「創業から88年で培った技術を蓄積した、機能製品の柱となる設備。原料を変えて新しいものを作るなど発展的な取り組みもしながら、世界のワックス企業のトップを目指して努力していく」と話していた。

高村正大氏が出馬表明

【衆院選】1区・自公の11県議も同席して会見
 10日公示、22日投票の衆議院選挙に山口1区から立つ自民党公認の新人、高村正大(まさひろ)氏(46)=周南市三番町=が9月29日、山口市の県庁での記者会見で正式に出馬を表明した。高村氏は衆院議員を12期、37年務めて今期で引退した自民党副総裁の正彦氏(75)の長男。

県議に囲まれて出馬を表明する高村氏(右から2人目)

県議に囲まれて出馬を表明する高村氏(右から2人目)

 会見は河村敏夫、藤井律子、上岡康彦、新造健次郎氏ら周南、防府、山口市の自民党、公明党、新生クラブの県議会議員11人全員が出席して開かれ、正大氏は「安心安全で豊かな日本を未来の子どもたちに守り継ぐことに努めたい」と決意を述べた。
 高村氏は東京都武蔵野市出身。慶応高、慶応大法学部卒。正彦氏の経済企画庁長官、外務大臣時代に秘書官を務め、電通社員を経て正彦氏の私設秘書を務めていた。
 世襲となることには「選挙を通じて有権者の審判を受けたい」「父は経験豊富で老練な政治家。私は一年生政治家として動き回り、国や山口県の役に立つ政治家を目指す」と述べた。
 このほか憲法問題は「多くの皆さんに受け入れていただける形で改正したい」▽上関原発計画は「消極的賛成。原発はベースロード電源で必要という認識はあるが、安全を確認したものは動かせばいい」▽岩国基地問題は「基地負担は沖縄だけに押しつける問題ではない。負担を受け入れるところには心から感謝したい」と述べた。
 選挙事務所は周南市川手2-10-10に近く開設する。同選挙区には民進党所属で希望の党に公認申請した新人の大内一也氏(43)、共産党新人の五島博氏(61)、幸福実現党新人の河井美和子氏(55)が出馬を表明している。

37年間、国政で活躍


高村氏引退に惜しむ声
後継は長男、正大(まさひろ)氏

kinrepo【衆院選】

 28日に衆議院が解散され、総選挙の日程が10月10日公示、22日投票に決まった。山口1区では当選12回のベテランで自民党副総裁の高村正彦さん(75)が今期で引退した。中選挙区制の1980年から37年間、国政で活躍した高村正彦さんへの思いをゆかりの人たちに聞いた。なおこの日、高村さんの長男、正大さん(46)が後継として記者会見して出馬を表明した。(山上達也)

 高村さんが初当選した80年6月の衆院選は内閣不信任案可決による「ハプニング解散」で、史上初の衆参同日選挙。選挙期間中に大平正芳首相が急逝し、自民党が大勝した。

1986年の衆院選の高村さんのチラシ

1986年の衆院選の高村さんのチラシ

 高村さんは当時38歳。徳山市長を4期務め前年10月の衆院選で落選した父の故坂彦さんの地盤を継いだ。準備期間が限られる中、高村さんの遠縁で現在は下松市議会議長の浅本正孝さん(81)=笠戸島=や、故坂彦氏の縁から故田村繁平徳山市議、のちに市議になる旧新南陽市の兼重元さん、旧徳山市議の古谷幸男さん、故宇山和昭さん、のちに県議になる故藤井真さんら若手が駆けつけて選対を構成した。
 「フレッシュ&クリーン」のキャッチフレーズで都市型選挙を展開。選挙中は白いスーツを着て回り、浮動票を引きつけた。
 浅本さんは「高村さんの強みはクリーンなことで、カネや汚職のうわさは皆無。それが私たちの誇りだった」と話し「もう一期はやってほしかった」と引退を惜しむ。
 周南地区後援会の岡田幹矢会長(76)は「高村副総裁がいるから安倍首相は安定した政権運営ができた。平和安全法制は高村副総裁なしに成立し得なかった」と評価し「正大さんの後援会では若い人がリーダーになるよう提案したい」と後援会の世代交代に言及した。
 高村さんは小選挙区導入の96年以降、旧民主党や共産党などの候補者の挑戦をすべて退けて当選を重ねた。その中で唯一、比例区での復活当選を許したのが旧民主党で1期務めた高邑勉さん(43)=東京都品川区=だった。
 高邑さんは引退の報に「高村先生は常に国家国民全体を考えておられたと思う。行事の控室で一緒になると気さくにお声がけいただいて恐縮した」と振り返り「実績、スケール、見識、お人柄とも今の日本に欠かせない方。一層のご活躍とご健康をお祈りしたい」と話している。
 高村さんと衆院選で3回戦った共産党の魚永智行周南市議(59)は「“自民党の政治家”たる高村さんとの対決だったが、よりよい国や地域づくりを目指す根本の部分は私も高村さんも共通していたのではないか」と振り返る。

 高村さんの後継者の正大さん(46)はこれまで正彦さんの私設秘書を務めており、27日に党公認が決まった。
 1区にはこのほか民進党からの新人、大内一也さん(43)と共産党新人の五島博さん(61)、幸福実現党新人の河井美和子さん(55)が出馬を予定している。

「認定新規就農者」4人に認定証

【周南市】夫婦で市外から移住
 周南市は市外から移住して須金や三丘、戸田地区で就農する4人を「認定新規就農者」に認定し、25日、市役所で木村市長が認定証を手渡した。

認定証を持つ左からフマ、有海さん、田中さん夫妻

認定証を持つ左からフマ、有海さん、田中さん夫妻

 認定新規就農者は新たに農業計画に取り組もうとする45歳未満などで、就農計画の認定を受けた人。国から年間最大150万円、夫婦の場合は最大225万円の給付金を最長5年間受けられ、融資などの支援もある。同市での認定は2015年度に始めてこれで16人になった。
 認定を受けたのは熊毛石光地区でイチゴ10アール、ナス5アールを栽培する有海牧(つかさ)さん(24)▽戸田地区でトマトをハウスで7.92アールを育てるフマ・ロマリクさん(41)▽須金地区でブドウ120アールを栽培する田中友和さん(41)、和歌子さん(40)夫妻。
 市長は「安心安全な農作物を作る農家として手を携えていくことを期待します」と述べ、4人に認定証を手渡した。
 有海さんは山口市出身で、県の農業大学校を卒業後、県内の農業協同組合に勤め、一昨年、認定就農者となった夫の塁さん(29)との結婚を機に就農を決めた。
 フマさんはフランス出身で、一昨年、認定就農者となった妻の美里さん(28)の手伝いをパティシエの仕事の合間にしていたが、農業に注力することにした。
 友和さんは福岡県みやま市出身で福岡県庁に、和歌子さんは愛知県常滑市出身で林野庁職員として山口県内に勤めていたが、それぞれ大学で農学を学んでおり、須金のミタケフルーツ農園で後継者を探していることを知って継承を決めた。約1年半の研修を経て12月から経営を引き継ぐ。
 友和さんは「いろいろな人に楽しんで、喜んでもらえるような観光農園にしたい」と話していた。

小学生が綱引きや台風の目

【光】ライトアップ周南が友達づくりへ 10月29日・虹ケ浜遊ビ~チ!
 周南市の市民団体、NPO法人ライトアップ周南(加藤隆之代表)は10月29日午前10時から光市の虹ケ浜海岸で4年生以上の小学生を対象にした「海辺のスポーツフェス“虹ケ浜遊ビ~チ!”」(新周南新聞社など後援)を開く。綱引きなどで友達の輪を広げるイベントで、参加者を募集している。

左から藤岡副委員長、市川市長、加藤代表

左から藤岡副委員長、市川市長、加藤代表

 ライトアップ周南は高校生や主婦、社会人など132人が参加。メンバーが地域イベントなどを企画し、全員で実現する取り組みを続けている。
 今回は夏には西日本屈指の海水浴場になる白砂青松の砂浜で遊ぶことで、虹ケ浜の素晴らしさを再認識してもらい、競技で校区を越えた交流をしてもらおうと開く。
 定員は300人で、エントリーは子ども5人が1組。当日、ランダムに選んだ4組20人でチームを作り、15チームで綱引き、馬跳びビーチフラッグ、数人で棒を持って走る“台風の目”の3つの競技を楽しむ。入賞チームには賞品も用意している。
 19日には加藤代表と同イベント委員長の附田淳一さん、藤岡英治副委員長らが光市役所を訪れて市川市長に開催を報告した。
 加藤さんは「虹ケ浜という素晴らしい場所を夏だけの場にしてはもったいない。オールシーズンで人が集まる場にしたい」と話し、市長は「光市には虹ケ浜、室積という海の財産があるので、ぜひ盛り上げていってほしい。まちづくりは市民から声が上がったもので作られる」とエールを贈った。
 大会エントリーは1組が小学生5人に保護者1人同伴の計6人。参加費は昼食、保険代込みで1人1,000円。ライトアップ周南のホームページから登録できる。FAX(0834-33-6266)でも受け付ける。申し込みの締め切りは10月6日。
 問い合わせはライトアップ周南(080-6346-2682)へ。

高村衆院議員引退へ

【衆院選】75歳「体力の限界」? 後継は長男か

高村氏

高村氏

 自民党副総裁で衆議院山口1区選出の高村正彦議員(75)は安倍総理大臣が28日に衆議院を解散すると表明した25日、今期限りで衆院議員を引退する意向を示した。
 周南市毛利町の後援会事務所にもこの日午後5時前に電話で「引退を決めた」と連絡があり、有田力秘書は「引退後も引き続き安倍首相を支えていくと話していた。健康だが体力の限界を感じたとも言っていた」と話していた。後継者に秘書で長男の正大(まさひろ)さん(46)を擁立する動きがある。
 高村氏は弁護士で、旧徳山市長や衆院議員を務めた故坂彦氏の四男。坂彦氏の引退を受けて1980年の衆院選旧山口2区で自民党公認で初当選し、現在12期目。防衛大臣、外務大臣、法務大臣を務めた。
 民主党から政権を奪還した第2次安倍内閣の発足以降は一貫して党副総裁を務め、集団的自衛権の行使可能化などを盛り込んだ安保関連法や、天皇陛下の退位に向けた特例法の策定に中心的役割を果たし、豊富な法知識で安倍首相の政権運営を支えてきた。
 高村氏は党内の憲法改正論議の取りまとめ役でもあり、衆院議員引退後も論議に携わる意向と見られる。
 高村氏はこの日、安倍首相に不出馬の意向を伝えた。山口1区は民進党の大内一也氏(43)、日本共産党の五島博氏(60)、幸福実現党の河井美和子氏(55)の新人3人が出馬表明しているが、今後は民進、共産両党の候補者調整の有無や行方が注目されそう。

広帯域移動無線のBWA

Kビジョン Wi-Fi網充実へ
11月1日から下松市中心部で

 下松市が本社のケーブルテレビ局、Kビジョン(杉田昌士社長)は11月1日から県内で2例目となる電気通信業務用無線の広帯域移動無線アクセス(BWA=ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス)事業を下松市中心部で始める。2.5ギガヘルツ帯の周波数の電波で地域の公共サービスの向上や離島、山間部など電波が届きにくい地域の解消を目指す電気通信業務用無線システムで、来年度には光市でも始める見込み。
 BWA事業は総務省が有線放送事業者を対象に全国的に進めており、許可区域内に基地局を置き、無線LANによる高速インターネット回線を通信容量無制限で提供するため、インターネットやスマートフォン、Wi-Fiのアクセスが容易になる。自治体や学校、病院など閉域的な通信回線も構築する。
 全国では8月末現在で52社、県内では山口ケーブルビジョンが山口、防府、宇部市で展開している。
 このほかにも暮らしや防災情報の配信、児童や高齢者に発信個体ビーコンを持たせることによる見守り、学校などのネット利用、交通機関の運行情報、街頭に設置する監視カメラの映像伝送、電波の条件が不利な地域の解消など地域住民のサービスもできる。

契約者に配布するルーターとKビジョン本社屋上の発信基地

契約者に配布するルーターとKビジョン本社屋上の発信基地

 Kビジョンは5月20日に免許を取得。下松市内に美里町の社屋、天王台、古川町のマンションの屋上の3カ所に発信基地を設置した。さらに中村総合福祉センター、末武公民館、市民体育館、市役所、きらぼし館、豊井公民館にWi-Fiスポットを設ける。総事業費は約1,500万円で全額同社の負担。
 サービスの利用にはKビジョンが提供する“Air-Knet”に加入の申し込みが必要。月額2,500円で、提供される専用のルーターを置くだけで家庭内、事業所内のWi-Fi環境が整備される。
 同社は「スマホのギガが足りない、手軽なWi-Fi環境がほしい、引っ越しが多く工事が面倒、ネット利用料を見直したい人には最適」と利用を勧めており、土本耕三技術部長は「気軽に問い合わせてほしい」と話している。電話は0833-44-4936。

【衆院選】 1、2区とも大物現職と野党新人

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28日解散へ各陣営始動 10月10日公示、22日投票か

 安倍首相が28日召集の臨時国会の冒頭に衆議院を解散する意向を固め、25日に正式に表明することを明らかにした。10月10日公示、22日投開票の日程となる見通し。周南3市を含む山口1区、2区の立候補予定者の陣営の動きもあわただしくなった。事実上の選挙戦に突入した各陣営の動きを追った。(順不同=山上達也)

【1区】ベテラン高村氏に3新人挑む

 現職は自民党副総裁で外務大臣や防衛大臣などを歴任した高村正彦氏(75)=東京都武蔵野市=。これに民進党新人の前千葉県鎌ケ谷市議の大内一也氏(43)=周南市新宿通=、共産党新人の党中部地区委員長の五島博氏(60)=宇部市小串=、幸福実現党新人の党県本部代表の河井美和子氏(55)=周南市西松原=が挑む。大内氏と五島氏の選挙協力の行方も不透明だ。
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 高村氏は党務や得意の外交分野から各国の要人との会談も多く、地元回りが思うようにできないが、長男で秘書の正大さんらがこまめにあいさつ回りをしてカバーしている。
 大内氏は徳山小、岐陽中、徳山高、山口大時代の同級生や友人を軸に支持を広げ、連合山口の支援も手厚い。知名度のアップを図るが、民進党自体の混乱の影響は未知数。
 五島氏は毎週水曜を周南市での行動日に決めて街頭演説やあいさつ回りをこなす。一方で10月22日告示の山口市長選の対応に党の責任者として奔走して党勢拡大を図っている。
 河井氏は6回目の国政選挙挑戦。23日には周南市のJR徳山駅前で党本部の国領豊太青年局長と街頭演説をし、26日に記者会見を開いて正式に出馬を表明する。

【2区】民進擁立断念で自共対決濃厚

 現職は前外務副大臣で安倍首相の実弟の岸信夫氏(58)=田布施町=。こまめな地元活動には定評があり、各市単位に世話人会や青年部を設立して地盤固めに余念がない。
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 岸氏に挑むのは今のところ共産党公認で党県東部地区常任委員の松田一志氏(60)=岩国市岩国=だけ。下松、光市や周南市熊毛でも街頭演説やあいさつ回りで浸透を図る。
 民進党の候補擁立は人選が難航。旧民主党時代に法務大臣を務めた平岡秀夫氏が小選挙区4回、比例復活1回の当選を果たしたころの勢いは見られず、20日になって党県連は擁立断念を決めた。