ヘッドラインニュース

83チーム出走、エコ・スポーツフェスも

【周南(徳山)】23、24日・周南24時間リレーマラソン、リニューアルして今年も
 ランナーたちが丸1日、たすきをつなぎ続ける「周南24時間リレーマラソン2017」が23日正午から24日正午まで、周南市陸上競技場をスタート・ゴールに開かれ、県内を中心に広島県を含む83チームが出場する。応援する人も楽しめるようにと会場周辺では飲食ブースも並び、23日は徳山大学、中特グループのエコフェス、スポ・レクフェスタも同時開催される。
 山口ランニングネットワーク、周南観光コンベンション協会、中特グループ、徳山大学瀬尾ゼミで作る実行委員会の主催。同大会は2004年から徳山周南法人会を中心とした実行委員会が昨年まで計13回開催して幕を閉じたが、新体制でリニューアルして続けることになった。
 1チームは中学生以上の2~15人で、周南緑地運動公園内の約1.6キロの周回コースを1人1周以上走って次の走者にたすきをつなぎ、時間内の周回数を競う。企業や団体、高校、大学などの陸上愛好家らのチームが多く、周南、下松、光市関係は65チームが出場する。
 エコフェスとスポ・レクフェスタはパフォーマンスショー、ヨーヨー釣り、風車を作るエコ工作、伝承遊びのコマ回しや竹馬、クイズラリー、フリーマーケット、ニュースポーツのヒューストン、ペタンクなどもある。23日正午から午後6時まで。
 飲食は5ブースが並び、ラーメン、空揚げ、たこ焼き、牛カルビ丼などを販売する。
 問い合わせは実行委事務局の岡崎さん(090-3171-6517)へ。

大会のチラシ

大会のチラシ

 周南関係の出場チーム次の通り。
 [周南市]東ソー・バイオサイエンスA、同B、チーム・トゥー・バイ・フォー、徳山高40期パパイヤ倶楽部、トクロジ、徳山JCG、KRYランナーズプラス、徳山積水、セキスイスリーエス、特別養護老人ホームくりや苑、徳山医師会病院競走部、徳山医師会病院ランランラン、西京銀行、タゴサク&エルニーニョ、Runrunマナビーヤ徳山校、黒川病院・本城クリニック、中村被服、GOどうだ、こばらんフレンズ、こばらんwith M、農試走ろう会、企業局ズ、東ソーG有機三社A、同B、JACと豆の木リターンズ、Team K.K WINS、やまいちでんせちゅ、たむら耳鼻咽喉科、末次さんと!ゆかいな仲間たち、徳港会、楽しく走ろう太華工業、HNK15、アクス防府、アクス周南、徳高陸上部OB会、長穂青年部、FUN&RUN、HIKらんにゃーず、周南システム産業、出光徳山、ランニングつながり、シマヤぶちうまい、ビークルーエッセRC、絆&大告丸&中元もち店、周南市役所、徳山中央病院脳ミソきんにくん、同病院ひよこレンジャー、チーム・コバ、上の名は。
 [下松市]周南記念病院チームA、同B、24時間走り隊、一力U・20、チームゆりっぺ、米泉湖走遊会、電解、完全燃焼、下松ウルトラマラソン普及協会、日本海装.RUN、野人レディース、鋼鈑工業
 [光市]夢の続き、ランRunマナビーヤ!光校、光市役所RC、走練ジャー、風連会

WAONカードから49万7,100円

【下松】マックスバリュ・児童センター「わかば」にゾウの滑り台
 下松市内に2店舗があるイオングループのスーパーマーケットチェーン、マックスバリュ西日本(加栗章男社長、本社・広島市)は15日、地域振興型のご当地電子マネーカード「下松市こども未来WAONカード」の昨年3月1日から1年間の利用総額の0.1%にあたる49万7,100円を市に寄付した。

加栗社長、国井市長を囲む子どもや保護者

加栗社長、国井市長を囲む子どもや保護者

「わかば」に贈られたゾウの滑り台

「わかば」に贈られたゾウの滑り台

 この寄付は市とイオンが2014年に結んだ住みよいまちづくり連携協定に基づき、16年に交わした覚書によるもの。同カードは現在まで1万4,475枚発行されている。
 今回の寄付で強化プラスチック製のゾウの形の滑り台1基が美里町の市児童センター「わかば」(水田恵子センター長)の中庭に据え付けられ、この日、同センターで目録の贈呈式があった。
 国井市長は「地域貢献に対する温かいお気持ちを大切にしたい」と感謝し、加栗社長も「当社は下松で創業したスーパーマミーが前身。ゆかりの地にしっかり貢献したい」と話した。
 寄付額の累計は86万327円になった。

米光企業団地にナオが進出

【周南(新南陽)】米光企業団地、20年かけ全区画埋まる
 周南市和田地区の米光企業団地に仮設プレハブのリース・販売などの㈱ナオ(本社・広島市)が来年4月営業開始の予定で進出することが決まった。1997年に募集を始めた同団地はこれで20年かけて全区画が埋まることになる。

ナオが進出する区画

ナオが進出する区画

 この団地は全体で約38,700平方メートル。内陸部にあり、山陽自動車道、中国自動車道へのアクセスもよく、93年から96年にかけて造成された。
 旧新南陽市土地開発公社、周南合併後は周南市土地開発公社が事業主体で。2009年に塩化ビニール、強化プラスチック製作・施工などの城永(本社・周南市)、10年に樹脂リサイクル事業のイチキン(同)、保管・運送などの清進産業(同)が進出した。
 2012年度からは解散した同公社に代わって市が残りの約10,300平方メートルの区画の進出企業を募集していたが、問い合わせはあったものの決まっていなかった。
 ナオは周南市栗屋に徳山営業所を持っており、米光団地では仮設プレハブ、ユニットハウスの修繕、出荷などを業務とする計画。市から年間300万円で土地を借りる契約を交わしている。

増加傾向の救急業務

【金曜記者レポート】【周南】到着時間の遅れも
 119番通報で消防署から出動する救急車。その出動件数は周南、下松、光市の3市を合わせて年間約12,000件、1日30件以上にもなる。近年は高齢者が増えているのも影響してか、急病による出動は増加傾向にあり、最寄りの消防署の救急車が出動中の場合は別の消防署から出動したり、救急車以外の車でまず駆け付ける場合もある。一方で、救急車を呼ぶほどの緊急性がないのに安易に依頼するケースもあり、適切な運用が課題となっている。(延安弘行)

170915h

到着すれば「もう大丈夫」

 県消防防災年報によると、2015年の出動総数は67,292件。このうち急病が60%を占め、一般負傷が15%、病院から病院へ患者を運ぶ転院搬送も12%あり、交通事故が8%。このほか自損行為、労働災害、運動競技への出動などがある。
 周南地区の救急業務を担うのは周南市消防本部、下松市消防本部、光市と周南市熊毛地区、田布施町を管轄する光地区消防本部。ともに24時間体制で患者を搬送している。
 周南市消防本部の救急車は合計9台。中央署、周南団地の東署、新南陽地区の西署に2台ずつ、鹿野地区の北署、戸田の西部出張所、須々万の北部出張所に各1台を配置。2012年に6,000件を下回っていた出動件数は昨年1年間で6,353件と約400件増加した。
 患者の最寄りの消防署の救急車が出動している場合は別の署から回すが、平均到着時間は遅くなり、最近は7.1分。以前は6分台だったという。ただ、都市部などで全国的に問題になっているたらい回しにされて搬送先の病院が見つからないという事例はない。
 しかし現地に到着してみると、大けがと思って救急車を呼んだがそれほどではなかったり、気分が悪くなったが回復して「もう大丈夫です」と言われるケースもある。

待機する救急車=周南市中央消防署

待機する救急車=周南市中央消防署

救急車以外で出動も

 下松市消防本部も12年は2,214件だったが、16年は200件増えて2,443件になり、今年はさらに増える傾向にある。同市の救急車は3台だったが、近く4台目を配備する。3台の時は車検などで1台が使用できないと出動できるのは2台だけ。3件目の出動要請にはとりあえず別の車で出動して処置し、前の搬送を終えた救急車が駆けつけるのを待つ場合もあるという。
 職員は65人のうち消防署に40人を配置しているが、交替勤務のため当直は指令室の3人を合わせて13、4人。救急車は1台に3人が乗るため、3台が出動する場合は消防署の勤務者だけでは足らず、本部の職員が乗ることもある。
 そうして出動しても、同市でも「酒を飲んだので家族が車を運転できないので」「救急車だと早く診てくれるから」と緊急ではないのに救急車を呼ぶ人もいる。
 昨年3月には市庁舎隣から河内へ移転し、ヘリポートもある市消防本部が完成。ドクターヘリによる患者の移送もしやすくなった。ただし、市街地からは離れたため、市街地の患者への到着時間は遅くなったという。
 光地区消防本部でも管内の合計で12年に3,649件だった出動が16年は3,911件と増加傾向。同本部や下松市でも急病のほか転院搬送も増えている。
 救急車は光市の中央署に2台、田布施町の東署、熊毛地区の北署に1台ずつ。このほか車検などの時に使う予備の救急車が1台ある。東、北署の救急車が出動している時に管轄する地区で2件目の要請があった場合は中央署から出動するが、到着時間は遅くなる。
 同本部でも緊急性が低いのにすぐに救急車を利用する人が多く、入院が必要な重症の患者は搬送したうちの半数。すぐに帰れた人の中には救急でなくてもよかった人もいると見られる。

救急車の内部

救急車の内部

救える命が救えない!

 緊急時に救急車を呼ぶのか、その線引きは難しいが、現状は到着が遅れて救える命が救えない事態がいつ起こっても不思議ではない状態。しかし患者が増えたからといって高額な救急車も専門的な知識、技能が必要とされる人員もすぐには増やせない。
 全国消防協会が作っているポスターに書かれた「救急車はタクシーではありません」の言葉は切実。各本部ともホームページやポスターで適正利用を訴え、消防庁は病状の緊急度を素早く判定、救急車を呼ぶ目安にできるスマートフォン用のアプリ「Q助」を作って利用を呼び掛けている。
 全国では有料化を検討する声まで上がるのも無理からぬ現状もある。不適切な利用だけはしないでほしい。

逃げようと転んでケガした児童も

周南市・昨年度の野犬被害情報49件
 8月3日に周南市内で50歳代の女性が野犬にかまれた事件を受け、9月12日に開かれた市議会一般質問で今後の対応などが問われた。その中で昨年度は野犬に追いかけられた、群れに囲まれた、車を傷付けられたなど被害の情報が49件寄せられ、そのうち小学生が逃げようとして転んですり傷を負った事案が2件あったこともわかった。

野犬=13日、周南緑地東緑地公園で

野犬=13日、周南緑地東緑地公園で

 野犬については島津幸男議員(無所属)がただした。今回、被害にあった女性は市野球場付近でランニング中、野犬の群れに囲まれ、うち1匹に右太ももをかまれたもの。市内では周南緑地公園などを中心に市街地の広い範囲で野犬の増加が問題になっているが、人がかまれたという報告はこれが初めて。
 女性は軽微な内出血だったが、その後の市の対応を問われると木村市長は「治療費などの問い合わせもあったが、市としてできる誠心誠意の対応をし、自費でとご了承いただいた」と報告。事件後は担当の環境政策課に加え、公園花とみどり課、文化スポーツ課で協力して夕方の見回りをし、周南緑地公園周辺に大型捕獲おりを設置したことなど対策も説明した。
 また昨年度の被害の情報について島津議員が「公表しなかった理由」をただすと、市長は「ホームページなどで公表はしていたが、被害の数は出していなかったので、今後は定期的に公表したい」と答えた。
 さらに島津議員が市内の小中学校での対策をただすと、久行竜二教育部長は「周南緑地など遭遇の可能性が高い小中学校には、保護者を含めてむやみに刺激することなく、目を合わさず、背中を向けて走り去らないようにしながらすぐに離れるなど具体的な対応や、学校などにしっかり連絡するよう指導している。喫緊の被害が予測され
そうな時は教員同伴で一斉下校、保護者に引き渡すなどの対応をマニュアル化している」と述べた。

バルーンアートで実物大新幹線

企業紹介、飲食で下松アピール 16日・周南JC「星ふるまちくだまつ」
 周南、下松市で活動している周南青年会議所(JC=中川智加良理事長、84人)は「星ふるまちくだまつ~ひと☆まち☆しごと☆ここにしかないもの」(新周南新聞社など後援)を16日午後3時から下松市の下松スポーツ公園グラウンドで開き、等倍の新幹線を作るバルーンアートやLED(発光ダイオード)を10万球使ったイルミネーション、地元企業紹介ブースなども並ぶ。

170913

 下松や周南エリアの産業や人材の魅力、地域資源を再発見してアピールしようと、まちづくり委員会(冨永佳宏委員長)の主管で開く。新幹線車両を製造している日立製作所笠戸事業所にちなんで新幹線の先頭車両をバルーンアートで作り、下松・周南地域の地元企業の体験ブースや地元グルメがそろう“おしごと周遊まっぷスタンプラリー”もある。
 ステージでは書道パフォーマンスやよさこい演舞が続く。イルミネーションの点灯は7時半から。企業ブースを回ると先着500人に光るスカイバルーンをプレゼント。消防や警察車両、ミニべんけい号も展示される。
 無料。問い合わせは同JC(0834-29-1436)へ。参加企業次の通り。
 企業ブース=日立製作所笠戸事業所、山下工業所、光井鉄工所、兵庫ボルト、弘木技研、三和産業、浅海畳材、渡辺愛樹園、下松べんけい号を愛する会、県室内装飾事業協同組合、下松市消防署、下松警察署、イワタニ山陽東山口支店、原田、書Cafe、Happily、テクニ建工、JA周南、おおすみ会館下松
 飲食ブース=くだまつ観光・産業交流センター、下松商工会議所青年部、朝日屋、ボンディ・パートナー・システム、周南造園、ホルモン横丁下松店、金分銅酒造、笑酎屋ぶにせ、津々浦々、萌えサミット実行委員会、ライトアップ周南、下松特用林産、鉄網ダイニング雅味、就労継続支援施設第三よろこび

介護者のよりどころ

周南(新南陽)周南認知症を支える会が30年、数井さんの講演に350人
 周南市主催の認知症講演会と、周南認知症を支える会・福寿草の会(国兼由美子会長)の30周年記念式典が9日、市学び・交流プラザで開かれた。会場の多目的ホールに入りきれない350人を超える人たちが訪れるほど高い関心を集め、交流室にも講演などを中継した。

報告する国兼さん

報告する国兼さん

 式典では木村市長らが祝辞を述べて介護者の心のよりどころとなっている長年の同会の活動をたたえ、国兼会長が同会の30年のあゆみを報告した。そのあと大阪大学大学院医学研究科精神医学教室講師の数井裕光さんが「その物忘れ、大丈夫?知っておきたい認知症の話」と題して講演した。
 同会は1987年に認知症を発症した人を介護する家族やボランティアで光、下松、徳山、新南陽市、熊毛、鹿野町をエリアに徳山地区痴呆性老人家族会として発足。2003年に周南市、光市、下松市に分かれてそれぞれ独立して活動、現在は熊毛地区にも同様の会がある。04年に「痴呆」から「認知症」に呼称も変更している。
 国兼会長は報告で毎月第2火曜に徳山社会福祉センターで〝集い〟を続け、最初は体験を語り合っていたが、医師や看護師など専門家を招いての勉強会や、施設の見学会、リフレッシュ会などを開き、15年度からは当事者と家族、地域の住民などが気軽に集える「かふぇ福寿草」も集いと同じ日に開いていることなどを説明。「一人で悩まないで下さい。隣の人に伝えて下さい。頑張らない介護をしていただきたい」と呼びかけた。

講演する数井さん

講演する数井さん

 NHKのテレビ番組にも出演している数井さんは認知症についてうつ病など似た別の症状と比較するなどして説明。診療の流れでは一緒に住んで患者の様子をよく知っている家族の話を聞くことや、認知症の種類と治療法などをわかりやすく解説し、聴く人を引き込んでいた。

全国へブドウ、ナシ

【周南(徳山)】須金で“ゆうパック”出発式
 周南市須金特産のナシとぶどうを全国に届ける日本郵便の“ゆうパック”の出発式が7日、金峰のふれあいプラザ須金で開かれ、郵便局の関係者と生産者合わせて40人が参加して送り出した。今季は須金ぶどう・梨生産組合(高橋勝己組合長)の各農園から24,000件以上の出荷を目標にしている。
 須金は14の観光農園があり、郵便局がチラシなどで特産品として購入を呼びかけるふるさと小包と、各農園からも直接、ゆうパックでナシ、ブドウを各地へ発送している。ゆうパック全体の取扱量は2015年度は21,600件、16年度は22,000件だった。
 今年も1日からゆうパックによる配送が始まり、ふるさと小包はブドウのニューピオーネとナシの二十世紀を合わせて4.5キロの詰め合わせ6,200円などを最長10月10日まで受け付けている。

ブドウ、ナシのパックを持つ高橋組合長(左)、長谷川支社長

ブドウ、ナシのパックを持つ高橋組合長(左)、長谷川支社長

 出発式には日本郵便中国支社の長谷川実支社長や県内の郵便局長らが出席。高橋組合長は「今年は春の天候に恵まれ、夏の日照も十分にあったので、糖度が高く甘いブドウ、ナシができました」とあいさつした。
 続いて高橋組合長から手渡されたナシ、ブドウの詰め合わせを長谷川支社長がトラックに積み込み、トラックの前でテープカットして拍手に送られて出発した。

問われる運転者マナー

【金曜記者レポート】周南・中央分離帯ポイ捨て、対応に苦慮
車で移動中に信号待ちをしている時、ふと中央分離帯に目をやると、ビニール袋、空き缶、たばこの吸い殻などのごみがあることに気づく。主には走行車両から捨てられたものと思われるが、吹きだまりとなる場所のほか停止時間が長い交差点などは恒常的に散乱している。道路を管理する行政機関も回収に取り組んではいるが、車が行き交う車道の真ん中に位置するため作業が危険であることや、人手などの問題もあって対応は追いついていない。苦慮する現場を追った。(安達亮介)

たばこの吸い殻やごみが散乱する中央分離帯=周南市遠石交差点

たばこの吸い殻やごみが散乱する中央分離帯=周南市遠石交差点


1カ月放置の場所も
 道路のごみは国道は主に国、県道は県、市道は市が管轄する。県道の場合、347号下松新南陽線と366号徳山下松線が交わる周南市遠石交差点などはごみが目立ち、347号の代々木公園周辺も市民からごみについての苦情が多い。
 県周南土木建築事務所は周南地域の県道を週2回ていどパトロールし、市民からの電話を受けて現場の確認もしている。目立ったごみがあれば、そのつど職員や委託業者が回収しているが「県道の範囲も広いため、ひっきりなしに捨てられるごみをすぐに全部回収するのは難しく、1カ月くらい置いたままになっているところもある」とこぼす。

「マナーの問題」
 光、下松、周南、防府市の主な国道を管轄する国土交通省山口河川国道事務所防府国道維持出張所には市民からの中央分離帯のごみに関する通報はあまりないというが、1日おきにパトロールして、目についたものを拾っているほか、定期的に草刈りをする際には同時に回収している。
 周南、下松、光市はそれぞれポイ捨て禁止条例を設けている。しかしポイ捨て行為に過料1,000円の罰則がある周南市では近年、罰則の適用はなく、条例が形骸化している現実もある。
 大もとであるポイ捨てをする人を取り締まることができるのか。周南署に聞くと「粗大ごみなどを捨てた場合廃棄物処理法の対象になる。空き缶やたばこなども軽犯罪法などの違反になるが、マナーの問題とも言えるのではないか」という説明だった。

ポイ捨て禁止を訴える看板=周南市岐山通

ポイ捨て禁止を訴える看板=周南市岐山通


ポイ捨てで渋滞も
 中央分離帯のごみを片付ける際、交通量の多いところは車両規制をして回収作業にあたることもあり、その場合は本来は起こらない渋滞の発生にもつながるため、無責任なポイ捨ては景観を損ねるだけでなく、一般の道路利用者に実害を及ぼすことにもなる。
 防止策として、何もないところより、すでにごみが捨てられている場所の方がポイ捨てしやすいという心理も考えられることから、こまめな清掃でごみをなくすことや、啓発看板の設置など一人々々のマナー向上に向けた取り組みの一層の推進が求められている。

新駅ビルで謝罪求める決議可決

周南市議会 9月定例会が開会
 周南市の9月定例議会が5日開会し、一般会計補正予算案など執行部提出の27議案のうちこの日可決された人事案件2件を除く25件が委員会付託された。新徳山駅ビルの外壁に掲示する施設名が、議会などへの報告なしに〝徳山〟の部分が削られていたことに対して市長に説明責任を果たし、謝罪を求める決議を中心市街地活性化特別委員会(福田文治委員長)が提出し、可決された。
 正式名称の「周南市立徳山駅前図書館」から“徳山”を削ることは3月に決定していたが、市議会には8月10日の特別委で報告した。その後、特別委で木村市長が陳謝した上で削ったまま進める方針を示していた。
 討論では決議に反対の立場で米沢痴達議員(新誠会)が「議会に報告しなかったのは失態だが、市長は特別委員会で陳謝しており、委員会中心主義を旨としてきた議会にとって説明責任は十分果たされている」、兼重元議員(同)が「改めて謝罪を求める目的が理解できない。謝罪は犯罪などを想起させ、違法行為のような印象を与えるため慎重にする必要があり、決議提案は市政のネガティブなイメージづくりという潜在的意図を感じる」などと述べた。
 賛成の立場では尾崎隆則議員(嚆矢会)が「指定管理者との交渉が一番大事な時に担当部長が何度も変わり、すでに施設南側には名称が設置されていることは市民や議会を無視した行動で、最高責任者である市長の謝罪は当然のこと」とし、福田健吾議員(六合会)と藤井康弘議員(同)も賛成意見を述べ、採決では反対は3人だけで賛成多数で可決された。
 この日は国が地方議員を厚生年金の加入対象とする法案提出を検討していることに反対する「地方議会議員の厚生年金への加入に対する慎重な取り扱いを促す意見書」を田村勇一議員(新誠会)が兼重議員、福田吏江子議員(同)を賛成者に提出し、企画総務委員会(青木義雄委員長)に付託された。