ヘッドラインニュース

燃料電池車の電気を家庭用に

【周南市】可搬型外部給電器を導入、イベントや災害時にも
 周南市は燃料電池自動車などの電気を家庭用電源に変換できる可搬型外部給電器を導入した。排気ガスや騒音も出さずに安定した電力が供給でき、今後、災害時の非常用電源や、各種イベントでも活用していく。
 これは本田技研工業(本社・埼玉県)が昨年3月に発売した「POWER EXPORTER 9000」。5月にはロックバンド「LUNA SEA」のライブでも使用されており、水素の利活用、普及啓発に積極的に取り組む市が税込み118万円で購入した。県内の自治体での導入は初めて。

給電器に触って説明する内海さん

給電器に触って説明する内海さん

 規格の合う燃料電池自動車や電気自動車の電力を使って最大9キロボルトアンペア(kVA)の出力ができ、市が市民に貸し出すカーシェアリング事業に活用している「ホンダ クラリティ フューエルセル」に接続した場合は一般家庭の約7日分の電力をまかなえる。市が導入しているトヨタ自動車の「ミライ」からも給電できる、
 重さは約51キロ。タイヤが付いているためキャリーバッグのように持ち運べる。
 14日には市役所公用車置き場でデモンストレーションがあり、実際に「クラリティ~」の電力で冷風機、投光機、マイクを作動させてみせた。本田技研工業環境車市場開発室グループリーダーの内海邦男さんは「静かなので、お祭りや野外カフェなどにも利用してほしい」と話していた。

徳山動物園で「ぞうさん堆肥」

【金曜記者レポート】園内のプラントで製造販売 環境、コスト両得
 周南市の徳山動物園(三浦英樹園長)は昨年4月からスリランカゾウなどのふんと敷きわらを原料にした堆肥を「ぞうさん堆肥」と名付けて販売している。農家などに好評で、6月までの1年間に50tを売って16万円の売上があった。以前は年間約400万円をかけて焼却処分していたが、環境に配慮して資源として有効利用することで経費の大幅な節減にもつながっている。(延安弘行)

10㎏入りの袋を持つ木原さん

10㎏入りの袋を持つ木原さん


次世代エネルギーパークにも
 同園は現在進めているリニューアル事業による新エネルギーなどの導入計画が2011年に経済産業省から「次世代エネルギーパーク」に認定され、昨年3月にオープンしたウサギやモルモットなどとふれあえる施設「るんちゃ♪るんちゃ」では井戸水を清掃などに使っている。
 また水素で発電する電気はゾウ舎などで使い、発電時に出る熱でわかした湯をゾウやカピバラの獣舎で使用する純水素型燃料電池コージェネレーションシステムの研究開発・実証試験も園内で続けられている。そのほか、リニューアル工事では太陽光発電装置も設置する。
毎日500~700㎏のふんを処理
 園内で1日に回収する動物のふんはゾウ、キリン、シマウマ、ダチョウや豚、ポニー、ヤギ、レッサーパンダ、ウサギやモルモットまで含めると500㎏から700㎏にものぼる。以前は市内に処理できる業者がなかったため、萩市で処理していた。
 住宅地の中にあるため、園内で処理するには悪臭対策が必要だが、大阪市の市街地にある天王寺動物園で畜産用の密閉型堆肥化プラントを使って処理していることがわかり、導入を決めた。
園内の堆肥化プラント

園内の堆肥化プラント

 導入費用は約2,200万円。2014年12月に設置されたプラントはタンク内に堆肥と敷きわらを入れ、1週間かけて微生物で発酵させるとふかふかの堆肥ができる。処理する過程で水分などが抜けるため出てくるときは3分の1ほどの重量になる。豚のふんを処理する場合で1日に2トンを処理する能力がある。
完成した堆肥

完成した堆肥

 導入してしばらくは水分量が一定にならないなど堆肥の品質が安定せず、知り合いの農家などに使ってもらうていどだったが、1年たって動物のふんに適した微生物になったのか、品質が安定するようになった。
有機肥料、市内は配達
 13年にスリランカから贈られた時は子どもだったゾウ2頭も大きくなってふんの量が増え、堆肥もたくさんできるようになったこともあり、昨年4月から本格的に販売を始めた。売り始めた当初は市広報に載せたり、永源山公園のつつじ祭りで見本を配るなどしてPRした。
 原料はふんと敷きわらだけの有機肥料で、値段は10キロの袋入りが200円、軽トラック1杯分の約300キロが2,000円、2トンダンプカー1台分の約1,200キロが4,000円。市内なら同動物園の職員が配達する。
 当初は稲作用に田植えの前に水田に入れる場合が多く、田植え時季以後、在庫が増えることもあったが、最近は野菜の畑やミカンなど果樹園にも使われ、ほとんどの人が1,200キロをまとめて購入するため、在庫がたまることはなくなった。
 環境負荷を減らし、イメージアップにもつながると始めた堆肥化事業だが、現在、同園ではゾウなどに与える牧草などを農家に委託栽培してもらっており、この堆肥で育てた牧草や葉物野菜などを動物に与え、その動物のふんを堆肥にするというサイクルを作ることも可能になっている。
 木原一郎園長補佐(48)は「将来はこの堆肥を使って育てた“ぞうさん野菜”を園内で販売できるのでは」と夢を膨らませている。問い合わせは同園(0834-22-8640)へ。

「Chixi」が10周年

日本初のイラストSNS 新サービス“黒歴史にっき”も
 光市上島田のステラリンク(石川博之社長)が運営するイラスト特化型SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「Chixi(ちぃ)」が10周年を迎えた。同社はこれにあわせて新機能“黒歴史にっき”の追加や記念イラストの募集もしているほか、今後1年間を通してイラストコンテスト、サイトのリニューアルなどの記念事業を展開する。

「Chixi」のトップページ

「Chixi」のトップページ

 Chixiは「絵を描く人同士が気兼ねなく交流し、一緒に共感したり笑ったりできる環境を作りたい」と個人の有志らが2007年7月7日に日本初のイラストSNSとして開設。国内最大手の「pixiv(ピクシブ)」よりも2カ月早いスタートとなっている。
 当時、周南市の会社でプログラマーとして働いていた石川さんが主に管理し、安定的なサービスをと09年6月からはステラリンクを設立して続けてきた。
 専用のソフトがなくてもサイト上で絵を描ける機能があり、利用者は絵や日記を投稿してほかの人の絵にコメントを残したり“goodボタン”を押すことで応援もできる。また線画と塗りを別々の人がする“こらぼ~ど”や、リアルタイムで複数人が絵を描いて交流できる“お絵かきチャット”などもある。
 新機能の〝黒歴史にっき〟はChixiに登録して初めて投稿した絵と直前に投稿した絵を同時に表示して「Twitter(ツイッター)」などを通じて発信もできるもの。黒歴史(なかったことにしたい過去を指すインターネット用語)とも呼べる未熟な絵と最新の絵を並べて成長を確かめることがイラストの楽しみ方の1つとして定着していることから導入した。
 現在は主婦など約1万人が登録し、これまでインターネット上の交流のほか、実際に利用者同士が集まる「オフ会」も東京などで開かれてきた。

石川さん

石川さん

 石川さんは「大変な時期もあったが、楽しく使ってくれている人がいるから続けてこられた。今後もより楽しく交流できるようなサービスをしていきたい」と話している。

女性の目線で工場案内

日新製鋼「コンシェルジェ周南レディ」が活躍
 周南市野村南町の日新製鋼周南製鋼所(早川淳也所長)で、女性社員8人で作る工場見学案内チーム「コンシェルジェ周南レディ」が活動を始め、女性目線のわかりやすい説明が関心を集めている。

「周南レディ」のメンバーたち

「周南レディ」のメンバーたち

 同製鋼所では年間約140件の工場見学を受け入れているが、品質保証チームの小山栄理子さん(54)が「これまで以上に満足してもらえる工場見学にして周南製鋼所の良さを知ってもらいたい」と発案して昨年11月に「周南レディ」が発足した。
 メンバーは品質保証、人事、総務、経理チームと所属する課もばらばらだが、勉強会を重ねて同製鋼所のステンレスの製造過程などを学び、1月から計5回、工場見学の案内役を務めた。
 通常の工場見学は取引先が多いが、周南レディが主に担当するのは学生、近隣住民など一般の人。そのためコイルを「トイレットペーパーのような」と言い換えるなど、専門用語を誰でもわかりやすく説明するよう心がけている。7、8月に開かれる「産業観光ツアー」でも案内役を務める予定。
 今後は事務系の女性社員全20人の参加を目指しており、小山さんは「近隣企業の工場見学にも参加し、いい所を学んでさらなるレベルアップにつなげたい」と話していた。

「できることから一つひとつ」

【この人に聞く】医師確保、地域と連携
光市病院事業管理者 桑田 憲幸さん(62)

170711

 光市立光総合病院と大和総合病院、介護老人保健施設ナイスケアまほろばを統括する市病院事業管理者(病院局長)に就任した。光総合病院長兼整形外科部長でもあり、同病院は2日に新築移転工事が起工、2019年度中の開院を目指している。04年の市町合併以来、常に市民から高い関心を集め、このほど大きく動き出した市の総合病院の新しいかじ取り役として、意気込みや今後の見通しなどを聞いた。(山上達也)

――病院が移転する大切な時期での就任ですね。
 桑田
 光と大和の両病院とまほろばを見ながら、医療環境の変化に対応できる経営をしていく時期での就任になりました。できることから1つ1つ取り組んでいきます。
――新しい光総合病院はどんなコンセプトですか。
 桑田
 「災害への強さ」と「緩和ケア」です。災害に強い病院になるよう、避難所になる講堂を1階に設け、ロビーや外来の空間を広く取って災害対策本部や多くの傷病者が出た場合、重症度を選別するためのトリアージスペースを想定し、ヘリポートも設けます。高台なので津波も安心です。緩和ケア病棟は景色のいい方角に部屋を集中させて、よりよいケア体制を整えます。
――開院が楽しみですね。管理者としてどんなことに心がけますか。
 桑田
 医師の確保です。前任の守田信義先生には参与で残っていただき、医局(山口大学医学部)との交渉に力をお借りします。地道に協議してお願いを重ねるしかありません。
――大和総合病院の経営はどうですか。
 桑田
 光を急性期、大和を慢性期と機能分化し、その中で大和には急性期機能を残しました。両病院とも黒字ですが、診療報酬の改定があれば対応していかないといけません。
――地域との連携はどうですか。
 桑田
 5月の看護の日のイベントが代表的ですね。病院は体が悪くならないと来ないところですが、イベントだと元気な人にも来てもらえます。そこから地域に開かれた連携を見いだしていきます。
――なぜ医師になろうと思ったんですか。
 桑田
 もともとパイロットが夢で、航空大学校にも合格したんですが、父の勧めで医学の道に入りました。
――専門は整形外科ですね。
 桑田
 特に手外科です。外科は生死よりどこまで治ったかの機能の問題。痛みもなく動きがいいのが一番です。手やひじは複雑な機能を持っているため適切に治療しないと日常生活に大きな支障が残ります。治療した患者さんのお元気な姿を拝見する時が一番うれしいですね。
――光に来てもう何年になりますか。
 桑田
 11年になりましたが、とても住み心地がいいです。雪が少なく温暖で、海も山も自然に恵まれ、優しい人が多く、いいところに赴任できました。
――市民の皆さんへメッセージをどうぞ。
 桑田
 市民の皆さんに信頼され、期待される病院と施設を目指していきます。よろしくお願いいたします。

[プロフィール]
 宇部市生まれ。宇部高、鳥取大学医学部卒。山口大学医学部医局に入り、手外科専門医として南陽病院(現周南市立新南陽市民病院)、山口労災病院、小郡第一総合病院などに勤務した。
 趣味は読書。中学高校はサッカー部で、長男の所属したサッカーチームでコーチをするうちスポーツドクターの資格も取得した。
 宇部市に妻を残して単身赴任。1男3女に孫が4人いる。

下松市内に歯科衛生士専門学校開設へ

広島の三宅学園が下松市と協定・2019年4月に開校
 下松市内に2019年4月に歯科衛生士を養成する専門学校の開設を予定している広島市の三宅学園(三宅雄次郎理事長)は6日、下松市役所で同市と6項目の基本協定を結んだ。市内での専門学校の開校は初めて。

協定書を持つ三宅理事長(左)と国井市長

協定書を持つ三宅理事長(左)と国井市長

 同学園は広島市で広島デンタルアカデミー専門学校や広島県海田町で海田幼稚園、海田保育園を経営している。歯科衛生士は全国的に不足気味で、新たな専門学校の進出先に広島からのアクセスがいいうえ、人口が増加し東洋経済新報社の〝住みよさランキング〟で全国上位の同市を選定したという。
 専門学校は3年制で1学年50人。講師は広島から派遣するほか下松周辺の歯科医師も考え、職員も地元雇用を優先するという。
 協定は市が専門学校の設置に協力し、支援することや「地域の関係医療機関等と連携し地域医療の充実に努める」「設置が迅速かつ円滑に進むよう相互に協力」するなどで、国井市長は「専門学校の開校で街に一層活気が出る」と歓迎した。
 歯科衛生士養成の専門学校進出は、中国地方で唯一、高校で歯科助手資格が取得できる綜合ビジネス科医療ビジネスコースを持つ光市の聖光高にとっても朗報。同校は「卒業生の受け入れ先が増え、歯科助手よりワンランク上の歯科衛生士を今まで以上に目指しやすくなる。どう連携できるかを考えたい」と歓迎している。
 場所は未定だが、三宅理事長は「2、3の候補地はあるが絞り切れていない。なるべく早く決めたい」と話している。

無投票」砕く取り組みを

【金曜記者レポート】下松・来年の県議補選と市議選
県議補選に森繁市議・依然低調な市民の関心

 下松市では来年1月の県知事選に合わせて1人が欠員になっている県議会議員の補欠選挙、4月には市議会議員選挙(定数20)がある。同市はここ数年、市長選挙を含め無投票や無風の選挙戦が続き、今回も県議補選は無投票の可能性が浮上する一方、市議選は定員割れさえ予想される。県内の市町で唯一人口が増加し、東洋経済新報社の住みよさランキングでは中四国地方1位だが、選挙戦が低調なのは市民の市政への不満が薄いからだけなのか。2つの選挙の動きを探った。(山上達也)

三つ巴か無投票か不透明に
 県議補選は下松市区定数2のうち昨年4月に市長選出馬のため辞職した国井益雄氏(68)の欠員を補うもの。
 現時点で出馬の意向を示しているのは森繁哲也市議会議員(37)=駅南=だけ。森繁市議は2007年の県議選に自民党所属で27歳で出馬して落選。その後、10年の市議選には無所属で挑んでトップ当選し、現在2期目。

森繁市議

森繁市議

 今回は3月の自民党下松支部(守田宗治支部長)の総会で党公認を申請しており、ほかに申請者がいなければ来月にも県連が公認を決める見込み。こまめな街頭演説や後援会だよりを自身が歩いて支持者に配布するなど、出馬へ向けて浸透を図っている。
 同支部長で同市区の現職、守田宗治県議(65)は6月に副議長に就任した県政の重鎮の1人。補選の当選者が本選では対抗馬になるが、今回は「当選した人と下松のために力を合わせたい」と話す。
 このほか前回の県議選の次点で、民進党の森本真治参院議員(広島選挙区)の公設第1秘書、古賀寛三(ひろかず)前市議(47)=東豊井=、松尾一生市議(56)=古川町=に出馬を期待する声があるが、古賀さんは「現時点では白紙」、松尾市議は「結論は出していない」と話している。

注目される井川前市長との距離
 県議補選のカギを握るのは今も大きな影響力を持ち、国井市長の後援会長でもある井川成正前市長。市長在任中は、森繁市議とは距離があり、昨年4月の市長選も井川さんが続投なら森繁市議が立候補を予定していた。一方、古賀さんと松尾市議はともに井川さんに近い立ち位置だ。
 古賀さんは市議3期の間は井川前市長に近い会派の新生クラブ所属。民主党推薦・無所属で出た15年の県議選では敗れたが、翌年の市長選では国井候補へ民進党や連合山口の推薦を取り付けるために奔走した。
 松尾市議も古賀さんと同じ06年に市議に初当選し、現在3期目。新生クラブに所属して井川、国井氏の市長選挙戦では2人の支援へ積極的な動きを見せ、国政選挙でも自民党候補の支援に動いてきた。
 この2人の動き次第では激戦にも無投票にもなるだけに、その動きが注目される。

【市議選】複数の現職引退に新人の動きなく
 一方、市議選は6月の会派代表者会議で現在の定数20を維持する方針を全会派一致で確認した。しかし森繁市議ら複数の現職の、くら替えや引退がうわさされる一方で、新人の動きは現時点ではなく、無投票どころか定数に達しない可能性もある。
 前回の14年4月の時も告示3日前に新人が出馬表明するまで無投票が濃厚だった上、投票率は過去最低の46.56%だった。
 市議会は議会報告会の開催など市民に身近な議会にしようと動いてはいるが、市を二分するような課題が特に見受けられないためなのか、争いを避けたいのか、市民の市政への関心は薄い。
 また選挙管理委員会が候補者の経歴や公約を掲載する選挙公報は県内で市長、市議選で発行していないのは同市と美祢市だけだが、その発行なども論議にのぼらない。市民の市政への関心をどう高めるのか、議会の姿勢が問われている。

妊産婦の負担を軽減

【周南市】産前・産後サポーター派遣事業スタート
周南市は妊婦や出産後間もない母親などに助言や家事、育児支援をする「産前・産後サポーター」を自宅に派遣する事業を1日から始めた。
 少子高齢化、核家族化などで身近な家族による産前、産後の支援が受けられない人が多くなる中、家庭や地域での孤立感を解消して育児不安や負担の軽減を図るのが目的。今年度の事業費は約300万円。県内の市町では長門市も同様の事業に取り組んでいる。
 サポーターは市内の指定訪問介護事業者が派遣する、准看護士、介護福祉士や訪問介護員の資格を持ち、子育てに関する知識や経験がある人。妊娠や出産、子育てに関する悩みや困りごとの相談に乗って助言するほか、食事の準備や洗濯、掃除、買い物など家事、授乳やおむつ替えの補助など育児の支援もする。ただしサポーター1人に乳児の世話を任せることはできない。
 利用料は1日1回、午前8時から午後6時までの2時間以内で500円。市町村民税非課税世帯、生活保護世帯は無料。妊産婦1人につき20回まで利用できる。
 対象は市内の妊娠中か出産後五カ月未満の妊産婦のうち、日中に支援する人がおらず、心身に不調や強い育児不安がある人。利用希望日の1週間前までに市健康づくり推進課に利用申請書を出して申し込み、サポーターとの事前打ち合わせも経て派遣される。問い合わせも同課(0834-22-0850)へ。

やまぐちブランドに「西京の涼風」

やまぐちブランドに「西京の涼風(すずかぜ)」、日本酒27品も認定
 県が開発したリンドウ「西京の涼風」が、品質に優れた農林水産物などを選ぶやまぐちの農林水産物需要拡大協議会(山本伸雄会長)の「やまぐちブランド」に認定され、6月30日、周南市鼓海の徳山花市場で登録証交付式があった。

廻本部長(左)から登録証を受け取る藤井さんと「西京の涼風」

廻本部長(左)から登録証を受け取る藤井さんと「西京の涼風」

 西京の涼風は濃い青紫の花が咲き、通常のリンドウより早い時季に出荷できるのが特徴。主に周南、下関、山口市などで作られ、栽培面積は85アール、生産者は47戸。
 出荷時期は6月中下旬から7月下旬までで、ともに県のオリジナル品種の5月下旬からの「西京の初夏」、7月下旬からの「西京の星空」のシリーズで切れ目のない出荷ができるようになっている。
 今回は出荷が本格化することから、西京の初夏に続いてやまぐちブランドに選ばれた。
 交付式では同協議会事務局のJA全農やまぐち営農推進部の廻本(さこもと)学部長から県花卉園芸農業協同組合リンドウ部会長の藤井久生さん(81)に登録証が手渡された。
 通常のリンドウより早く出荷されることから各地で需要が高まっており、須々万で10年以上リンドウを育てている藤井さんは「生産者にとって大きな励みになる。高齢化などで生産が追いつかないのが課題だが、特産品として育て上げていきたい」と話していた。
 なお、今年度は日本酒27品も新たにやまぐちブランドに認定され、これで登録は95品目になった。
 周南では周南市のはつもみぢの「純米大吟醸原田西都の雫」▽山縣本店の「超特撰大吟醸毛利公」「純米毛利公」▽中島屋酒造場の「純米大吟醸寿」「純米吟醸中島屋」「純米吟醸西都の雫寿」が登録されている。

光ケ丘に再来年2月完成

新光総合病院が起工式 15科、総事業費97億円
 光市が光ケ丘に建設する新光総合病院の起工式が2日、50人が出席して現地で開かれ、神事で工事の安全などを祈願した。現在は虹ケ浜にある光総合病院が老朽化し、手狭でもあるため移転するもので、建物の完成は2019年2月、オープンは5月の予定。総事業費は96億7,000万円を見込んでいる。

新病院の完成予想図

新病院の完成予想図

 新病院の敷地はひかりソフトパークの分譲地で、31,385平方メートル。建物は鉄筋コンクリート4階建て。延べ床面積は病院棟が17,890平方メートル、付帯施設が573平方メートル。210床で現在の13科に放射線科、総合診療科を加えて15科体制にする。
 急性期医療の中核病院と位置付け、がん治療にも力を入れ、大規模災害に備えたスペースも確保して医療品を備蓄する。ヘリポートもある。
 事業費の内訳は、用地購入費が6億5,000万円、工事費が72億円、設計監理が3億2,000万円。これに医療機器など15億円が加わる。

くわ入れをする市川市長

くわ入れをする市川市長


 起工式は施工者の戸田建設・時盛建設・末延建設特定建設工事共同企業体が主催し、市川市長や市議会議員、工事関係者、地元の自治会長などが出席。祝詞奏上のあと市長と戸田建設の平田俊男常務執行役員建築営業統轄部長、設計・監理の昭和・巽設計共同企業体を代表して昭和設計の千種幹雄社長がくわ入れをし、代表が玉串を捧げた。
 市長は神事のあとのあいさつでこれまでの経緯や病院の特色、高齢化で医療から在宅介護まで包括的な取り組みが必要になっている現状などを説明して「まちづくりの核であり、市民の心によりそった医療ができる、信頼される病院にしたい」と述べた。
 続いて中村賢道市議会議長、桑田憲幸市病院事業管理者、千種社長、平田常務執行役員もあいさつした。