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周南コンビナート企業では初

【出光徳山】出光プランテック徳山 ユースエール企業に認定
 周南市の出光プランテック徳山(高村通社長)が若者の採用・育成に積極的で、雇用管理が優良な中小企業として厚生労働大臣が認定する「ユースエール企業」に選ばれ、5月29日に山口市の山口労働局で認定通知書の交付を受けた。
 この認定は若者雇用促進法に基づいたもので、県内の認定は8社目。周南では周南市の医療法人治徳会、下松市の中山組に続いて3社目で、周南コンビナート企業では初。

認定通知書と高村社長

認定通知書と高村社長

 認定には新卒者などの離職率が20%以下、正社員の月平均の所定外労働時間が20時間以下、有給休暇の年平均取得率が70%以上などの認定基準がある。
 出光プランテック徳山は出光興産の子会社で、同社徳山製油所の開所と同時期に設立。石油、石油化学製品の入出荷、装置の点検、運転業務、製品の試験分析、保全工事、警備防災業務を手がけ、従業員は213人。
 2015年度は新卒者4人と新卒者以外で35歳未満の5人を採用したが、離職者は1人で、新卒者にはいなかった。1カ月の所定外労働時間が4.3時間、年間の有給休暇取得日数は14.4日だった。
 同社は残業時間が増えないよう事前申請制にして上司がチェックし、一方で仕事の改善、効率化に取り組んでいる。
 高村社長(56)は「労働環境が優良であることを国の機関が認めてくれたことで、安心して(社員採用に)応募できるとPRしたい」と話している。

動画作って地元に誇りを

周南JCが小学生対象「You Tube道場」7月29、30日・徳山商店街
 周南、下松市の周南青年会議所(JC)(中川智加良理事長、104人)は動画投稿サイト、You Tubeを活用した動画制作教室「You Tube道場~この地域のここにしかないもの」を7月29、30日に周南市糀町のピピ510で開く。実際に徳山商店街での撮影や編集、投稿も体験でき、両市の小学4~6年を対象に参加を募集している。

ポスターを持つ左から中川理事長、中野淳青少年委員長、河野一志副理事長

ポスターを持つ左から中川理事長、中野淳青少年委員長、河野一志副理事長

 この教室はYou Tubeに自作動画を投稿する“ユーチューバー”が人気を集める中、東京のユーチューバーでYou Tube内チャンネル「ABTVnetwork」で活動している荻野龍登さんを講師に招くもの。荻野さんは国内ユーチューバーの先駆者、ヒカキンのチャンネル「HikarinTV」のオープニング映像も制作している。
荻野さん

荻野さん

 制作する動画は「徳山商店街のここにしかないもの」がテーマ。高校卒業後は大学進学などで地元を離れる人が多い中で、動画制作を通じて今まで知らなかった地域の魅力に接してもらい、将来、地元で活躍したいという気持ちを育てようと企画した。事業費は115万円。
 道場では3人1組になって29日は動画の企画から撮影、編集までを体験。30日は制作した3分ていどの動画を投稿し、公開された動画を全員で視聴して感想を話し合う。撮影から投稿まですべての作業は当日貸し出されるiPadでする。
 1日に周南市みなみ銀座の和光ビルで記者会見を開いて教室の開催を説明した中川理事長(40)は「自分を表現する力を育み、この地域に誇りを持ってもらう事業にしたい」と話していた。
 両日とも午前9時から午後4時まで。参加費は昼食付きで1,000円。定員50人で、申し込み多数の場合抽選。希望者は6月20日までに申込書を同JCにFAX(0834-28-3455)するかホームページから申し込む。問い合わせも同JC(29-1436)へ。

イノシシ最多、次いで猿

【周南】有害鳥獣被害、対策に四苦八苦“モンキードッグ”の活躍も
 田畑を荒らすイノシシなど有害鳥獣。農家にとってその被害は深刻だ。全国各地で農林産物への被害が報告されて久しいが、耕作放棄地の増加、中山間地域の農林業の衰退はさらに進み、人間にとって“有害”となる鳥獣はさらに人里近くに分布、拡大していて住宅地に姿を現すケースも増えてきている。周南でもわなや猟銃の免許を持つ猟師らが捕獲・狩猟活動を展開し、各市でも防護柵の設置などに補助するなど、被害防止へ注力している。鳥獣ごとの被害額や対策をまとめた。(安達亮介)

・イノシシ被害は3市で3,000万円
 水稲や芋、野菜、果物など農林産物を荒らす鳥獣のうち、各市で最も被害額が大きいのはイノシシで、2015年度は周南市で1,587万4,000円、光市で959万6,000円、下松市で400万6,000円。
 次いで被害が多いのが猿で、周南市で506万4,000円、下松市で274万7,000円、光市で105万4,000円。このほかカラスやクマ、タヌキ、ノウサギ、スズメなどによる被害も報告されている。
 県周南農林事務所によると、3市でわな猟免許を持つのは375人、第一種銃猟免許は172人、網猟免許は3人、空気銃の第二種銃猟免許は2人。これらにより昨年度はイノシシ894匹が狩られ、1,234匹が捕獲されたほか、ニホンザルも73匹が捕獲された。
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・各市で柵の設置を補助
 被害の防止へ各市では侵入を防ぐための柵の設置の補助制度を設けており、周南市ではトタンや電気柵、フェンス(ネット)などを共同で設置する農家や団体を対象に購入費の2分の1を補助し、昨年度は30件の申請を受け付けた。
 下松市では電気柵やフェンスなどの資材費の2の1を年間1人当たり10万円を上限に補助し、昨年度の受付件数は22件、そのうち昨年度から始めた防鳥ネットも1件ある。
 光市ではトタンや電気柵、ネットなどの購入金額の3分の1を上限5万円で補助して昨年度は79件。またイノシシ用箱ワナを無料で貸し出す制度には16件、昨年度に始めたくくりわなの資材費の3分の1を上限1万3,000円で助成する制度には3件の利用があり、狩猟免許取得に対しての補助も六件あった。

・周南市にはモンキードッグが
 農作物被害対策には〝モンキードッグ〟も活躍している。イノシシや猿、シカなどを追い払うために訓練されて各市町で認定される犬のことで、県農林水産政策課によると5月31日現在で2005年度以降に延べ68匹が認定され、死亡などで取り消されたのを除くと現存は45匹、うち周南では周南市に6匹いる。
 周南市樋口の農業、大中保忠さん(72)宅では11年に同市初のモンキードッグ認定を受けた雌の柴犬、チャコ(8歳)とその翌年に認定されたチャコの息子の源吉(5歳)がいる。近くに猿などが現れるとリードを外し、畑などを守るために家を飛び出していく、頼もしい家族の一員だ。

大中さんとモンキードッグ

大中さんとモンキードッグ

 認定と同時期に大中さんの住む上大歳地区では地域住民など約200人が協力して電気柵やフェンスを全長約2キロにわたって設けたこともあり、鳥獣被害は激減。大中さんは「以前は家の前まで猿が来ることもあったが、今では被害はほとんどない」と話している。
 畑などで被害を許すことはそこが餌場と認識される恐れがあり、被害に遭わないようにすることが将来の危険を防ぐことになるとも考えられる。そうした有害鳥獣の被害防止策を効果的に進めるには、個人の対応のみならず行政、地域と連携した取り組みが重要。安易な解決策はないだけに、地道な取り組みが今後も求められるだろう。

「退院支援ガイド」「認知症安心ガイド」

【周南市】医療・介護専門職が連携へ作成
 周南市の医療・介護関係者で作る「あ・うんネット周南在宅医療介護連携会議」(小野薫座長、44人)は入院患者などに円滑に在宅医療生活へ移行してもらうための周南市版「退院支援ガイド」と他職種連携・専門職種版「周南市認知症安心ガイド」を作った。介護、医療分野のさまざまな専門職種の人がそれぞれの役割を理解して医療と介護の一体化を進めていくのが目的で、病院や福祉施設などに置いて周知していく。

「退院支援ガイド」

「退院支援ガイド」

 退院支援ガイドはA4判26ページ。退院して介護保険などを利用して在宅生活を送るまでの流れ、職種ごとの支援方法を解説、退院時の情報を在宅時に支援するケアマネジャーなどに伝える連絡、情報共有シートも付いている。
 昨年の市内の医療・介護関係者対象のアンケート調査で、退院調整をする病院スタッフと在宅医療を支えるケアマネジャーなどの連携が不足し、利用者が適正なサービスを受けられないなど課題が見つかったことから、その解決へ作成した。
 入退院時の病院やケアマネジャーの情報提供の流れを示し、情報を共有するための用紙も統一してわかりやすくした。円滑な連携のための留意点などもまとめている。市のホームページからもダウンロードできる。
 このシートなどは7月1日から各機関、施設が一斉に使用することを目指し、5月27日と30日には徳山保健センターでキックオフ研修会を開いて周知、確認した。
他職種連携・専門職種版「認知症安心ガイド」

他職種連携・専門職種版「認知症安心ガイド」

 認知症安心ガイドは昨年、市が市民向けに作った「認知症安心ガイド(認知症ケアパス)」の専門職種版で、A4判4ページ。
 時期別症状とケアの要点、関係機関の連絡先一覧、認知症支援の体系図も掲載し、各職種の役割や連携方法がわかるようにしている。
 問い合わせは市地域福祉課(0834-22-8462)へ。

小説「市長交代」

【下松】井川市政誕生もとに高橋さんが出版
 下松市の日立製作所笠戸工場(現笠戸事業所)で総務部長を務めた高橋省悟さん(69)=東京都昭島市=が小説「市長交代 山口 2000 A.D.」を文芸社から出版した。架空の地方都市を舞台に、ある企業の総務部長の目を通して、フィクションとしながらも市議会議員だった井川成正さん(87)が現職を破って当選を果たす2000年の下松市長選挙の動きをリアルに描き出している。

出版した本を持つ高橋さん

出版した本を持つ高橋さん

 高橋さんは愛媛県新居浜市生まれ。東京大学法学部を卒業して日立製作所に入社し、定年退職後は厚生労働省の労働保険審査会の参与や、八洲(やしま)環境技術振興財団の理事を務めた。
 「市長交代」は「赴任」「構造改革」「政治風土」「無投票か」「選挙突入」「新市長誕生」の6章とプロローグとエピローグで構成したA5判118ページ。
 バブル崩壊の中、下松市に見立てた周防市の笠戸電機周防事業所に主人公の“真吾”が単身赴任するところから始まり、現市長の5選阻止のため周防事業所の息のかかった候補者を立てるべきだと説く地元有力者の話から、選挙にからむ人間関係に巻き込まれていく…。
 井川さんを含め企業幹部や国会議員、知事、県議、商工会議所会頭、市議会議長ら実在の人物はすべて似た名前で登場。文中で“木川氏”と表現される井川さんがさまざまな思惑がからみながらも周囲に推されて出馬を決意し、現職の高齢や多選、合併の是非を争点に選挙戦が進んでいく様子が描かれていく。
 エピローグでは真吾が東京に戻ったこと、そして木川市政は「平成28年まで続き、市民に惜しまれながら後継者に後を託した」と記し「今後とも周防市が、全国有数の住みやすい、活力漲(みなぎ)る街として発展していくことを遠くから真吾は期待している。」と結んでいる。
 高橋さんは「下松で得難い体験をさせてもらったことのお礼を、フィクションの形でこの本にまとめた。日本のどこにでも起こりうることとしてたくさんの人に読んでほしい」と話している。
 税別1,000円。周南地域でもブックスとんだなど主な書店で6月から発売される。問い合わせは文芸社(03-5369-2299)へ。

県議会副議長

情報発信で身近な県議会に「市政への協力惜しまず」
県議会副議長 守田 宗治さん(65)

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 県議会の副議長に下松市東陽の守田宗治議員(65)が選ばれた。下松市選出の議員では62年ぶり、周南3市でも12年ぶりの副議長就任。これまで2年間、自民党県連の幹事長を務めるなど重責を果たしてきた守田議員に、副議長就任にあたっての思いや地域振興、議会運営、そして地元、下松市政とのかかわりなどを聞いた。(聞き手・山上達也)

――就任おめでとうございます。 
 守田
 身の引き締まる思いです。県政の発展や地域振興のためにこれまで以上にしっかり活動していきます。
――周南地域から久々の副議長ですね。
 守田
 そうなんです。そのためか、就任あいさつで上京しても、議会事務局が用意した訪問先の企業リストに(下松の2大企業の)日立製作所や東洋鋼鈑の本社が含まれていないんですよ。ぜひ回りたいと言って、うかがってきました。
――柳居俊学議長もベテランですね。
 守田
 柳居議長は7月には全国都道府県議会議長会の会長への就任が内定しています。議長は東京など県外滞在が多くなるので、議長代理の副議長の役割は大きくなります。まさに〝城代家老〟です。
――どんな議会運営を心がけますか。
 守田
 9つある会派の意見をしっかり聞いて議長に進言もし、議会や県政の全体を見据えた運営に努めます。
――議会改革の動きも活発ですね。
 守田
 議会改革は常に進めて県民の期待に応えねばなりません。県民の皆さんにいろんな形で情報を発信し、マスコミの皆さんからもご意見やご提言をいただきたいと思います。
――地元からのご期待も大きいでしょう。
 守田
 祝福のお言葉をいただくたびにうれしいです。地域経済の振興など県政の場で取り組みたい課題は山ほどあります。反面、地元を歩けないので、2年先の選挙が心配ですが。
――来年早々には下松市区の県議補選がありますね。
 守田
 どなたか立候補されて市民の選択を受けるわけで、当選された方と下松のために力を合わせたいです。
――秘書時代から政治生活も長いですね。
 守田
 吹田愰元衆院議員秘書を19年、下松市議1年、県議23年と計43年もこの世界にいますが、あっという間でした。秘書時代も今も市民の声を政治に反映させる姿勢は変わりません。
――この2年は自民党県連幹事長としてご多忙でしたね。
 守田
 地方選挙の公認、推薦では地域個別のさまざまな事情がある中で調整役をしました。判断にはつらい時もありました。
――下松市政と県政との間の役割をどう考えていますか。
 守田
 市長は県議経験者で県とのかかわりを理解されていると思います。市長が必要と思えば私を使うでしょうし、市長自身が動く場合もあるでしょう。どんな場面でも市政への協力は惜しみません。
――市民にメッセージをお願いします。
 守田
 今まで私を信じてご支援いただいた皆さんのおかげで副議長に就任できました。これまで以上に地元のために働き、ご期待にお応えしていきます。

[プロフィール]
 1951年、下松市笠戸島深浦生まれ。下松高、日本大学商学部在学中は新聞配達で学費を出した。吹田愰衆院議員秘書、下松市議1期を経て県議は六期目。商工労働、土木建築、議会運営の各委員長や自民党県連総務会長を務めた。現在は周南地域振興協議会長。千代子夫人と2人暮らしで、息子2人に孫は2人。趣味は釣り、読書、ゴルフ。東陽。

思いこめた歌声期待

竹原ピストルライブ 6月18日・周南RISING HALL
 周南市銀南街の周南RISING HALLで6月18日午後5時から竹原ピストルさんの全国弾き語りツアー“PEACE OUT”が開かれる。同ホールでの本格的な公演は初めて。栄町にあったライブハウス、ブギハウスにも出演していて徳山への思いを込めた熱い歌声も期待されている。

竹原ピストル

竹原ピストル

 竹原さんは1999年に野狐禅(ヤコゼン)を結成して音楽活動を始め、2009年に解散したあとはソロで活動する。一方、俳優として映画にも出演。昨年は「永い言い訳」で日本アカデミー賞で優秀助演男優賞、キネマ旬報ベスト・テンで助演男優賞も受賞して話題になった。
 ブギハウスは山崎まさよしらを輩出した伝説のライブハウス。竹原さんはマスターが亡くなって閉店したあとも徳山でライブを開き、新町のLIVE rise SHUNANのライブは満席だった。一昨年11月、550席の周南RISING HALLがオープンしたときも駆け付けて歌っている。
 チケットは全席自由で3,500円。ローソンチケット(L62253)、チケットぴあ(P323-234)、イープラスで扱っている。RISING HALLの電話は0834-27-6555。

日新製鋼 周南製鋼所長

お客様中心主義変えず「工場は明るく元気に」
日新製鋼 周南製鋼所長 早川淳也
(はやかわ・じゅんや)さん(59)
170526

 3月に新日鉄住金のグループの一員となって新しいスタートを切った日新製鋼の周南市野村の周南製鋼所は1958年に国内初のステンレス冷延鋼板の大量生産に着手し、さびにくい合金鋼「ステンレス」の大規模生産工場として操業を続けている。現在は国内の自動車、電気などのユーザーの好調に伴いフル操業状態。業界四位だった日新製鋼が最大手の新日鉄住金に加わって経営体力の強化が期待される同グループ。周南製鋼所への影響や役割、今後などを、4月に6年ぶりに周南製鋼所長に就任した常務執行役員の早川淳也さんに聞いた。(聞き手・中島進新周南新聞社社長)

――現在の操業はどういう状況ですか。
 早川
 フル操業ですね。注文に応じきれないほどで、鉄関係の主要会社は各社忙しいと思います。
――新日鉄住金グループになったことはどんな影響がありますか。
 早川 3月に決まって、今が初年度なのでこれからになります。独立独歩ではなくなったが、より強くなるための施策。難しい材料はこちらで、量産はこっちでとか、選択肢が増えたという発想でやっていくと思います。
――今のところ大きく変わるということはないということですか。
 早川
 日新製鋼は単体の会社として残っていますから基本論は変わりません。お客さんも一緒ですし。どちらかというと個性、強みをもっと出していけということだと思います。日新製鋼と新日鉄の商売の仕方は違い、我々はお客様中心主義で「よいものをより安くタイムリーに創って造ってお届けします」という考えで伸びてきた会社なので、その商売の仕方、お客さんへの接し方は変えてはいけない。そういう意味で急な変化はないです。
――ステンレスという分野で特殊な製品を作ってこられたのが特徴的ですが、元々は徳山鉄板になるんですね。
 早川
 来年は徳山鉄板になる前、奈切に工場ができてから100年、周南製鋼所として60年、そして明治維新150年という大きな節目となります。いい年になるようにしたいですね。
――周南製鋼所として新しい取り組みはありますか。
 早川
 グループとしての中期計画は各社作っていき、その中での位置付けになるかと思いますが、堺製造所、呉製鉄所は普通鋼なのに対し、周南製鋼所はステンレスのボス。ここ3年くらいでおよそ270億円かけて投資していまして、これから成果を出す段階です。使いこなしてもっと大きな戦力にしたいです。
――採用はどうですか。
 早川
 高校生だと今年は11人、来年は16人採用します。昨年、一昨年までは定年退職者が多く、30人くらいいましたが、技能伝承は進んでいると理解しています。また去年から交代勤務の現場で女性を採用していまして、去年は3人、今年の4月も3人です。
――女性にとっては希望ですね。
 早川
 やはり多様性ですね。気がつかないところに気がつくなど、女性がいたら視野も広くなります。
――コンビナート企業が多く、この地域の高校生は就職には恵まれていますね。
 早川 強い工業高校があり、優秀な人材がいる。企業も助かっているんですよ。
――周南は6年ぶりになりますね。
 早川
 珍しいのですが、縁あって戻ってきました。ここは第2のふるさとですよ。6年前に出るまで8年半おり、地域の人たちとも交流しました。阪神タイガースの店に行ったりして。
――印象はどうですか。
 早川
 子どもがあいさつするのがいいですね。小学生の方から「こんにちは」と。都会じゃちょっとないですよ。ただ、入社してすぐ実習で来た時は、徳山駅前がすごい人だったのに、10何年前に周南に来たらシャッターが閉まっていたりしてあれっ、と思いました。駅前がよくなるといいですね。
――ソフトボールがお好きと聞いています。
 早川
 元々陸上の出で、大学まで10年間やっていました。ソフトボールは呉製鉄所が日本一のチームで、会社に入ってからそれを見て、感化されて始めました。呉の影響を受けた堺のチームや、6年前までは周南でもやっていました。
――ほかにも趣味はありますか。
 早川
 ゴルフです。カートに乗らずに走ります。ゴルフ場ではいまだに陸上部です。
――若い人へメッセージをお願いします。
 早川
 来年が周南製鋼所60年で、次の60年は若い人が作るもの。コミュニケーションをよく取って理論を伝え、将来の夢を語り、その夢を実現していってほしい。日新製鋼の強いところをみんなで育て、日新製鋼ファンをいっぱい作れれば大丈夫。工場は明るく元気にいきたいですね。
――ありがとうございました。

[プロフィール]
 大阪府堺市生まれ。大阪大学工学部を卒業した1980年に日新製鋼に入社した。42歳までは基本的に大阪で過ごした。2002年に周南製鋼所の冷延精整部長、05に生産管理部長、08年に執行役員副所長、09年に所長となり、11年から常務執行役員呉製鉄所長、14年から堺製造所長を歴任し、17年4月から再び周南製鋼所長。高校時代は400mハードル競走でインターハイに出場した。昼休みにはソフトボールのキャッチボールをするほどのスポーツ好き。

Kビジョンが2部門最優秀賞

中国番組コンクール・CATV連盟中国支部総会
 日本ケーブルテレビ連盟中国支部(79社)の第31回総会が23日、周南市築港町のホテル・サンルート徳山で開かれ、約200人が出席した。席上、第7回中国地区番組コンクールの表彰式もあり、下松市のKビジョンが2部門で最優秀賞を受賞した。

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 同支部はケーブルテレビ43社、賛助会員36社で作り、今年の総会は周南市のシティーケーブル周南を幹事会社に開いた。
 総会ではアナウンス研修会や安全管理講習会の開催など今年度の事業計画を決め、支部長にちゅピCOMひろしま副社長の川島宏治さんを選ぶなど役員を改選した。
 番組コンクールには報道・社会派ドキュメンタリー部門、生活情報・教養部門に16作品ずつ、CM部門に6作品の計38作品が出品され、日本放送協会広島放送局の審査で各部門で最優秀賞1点、優秀賞2点、審査員特別賞1点を選んだ。

上映された「千年の絆 祝島神舞」

上映された「千年の絆 祝島神舞」

 Kビジョンは祝島で1000年以上前から4年に1度続けられている、大分県国東市の伊美集落の人たちを招いて開く神舞神事を準備段階から撮影した「千年の絆 祝島神舞」が報道・社会派ドキュメンタリー部門▽下松市の国民宿舎大城のリニューアルオープンを100日前から市民に日替わりでカウントダウンしてもらった「国民宿舎大城オープンカウントダウンCM」がCM部門で最優秀賞を受賞した。
 両番組の制作者として表彰状を受け取った放送制作部主任の吉田祐貴さん(34)は大城のCMについて「上司が企画して、最初、百人は大変だと思ったが、ニュース取材に行く中で撮影し、楽しんで応じていただき、あっという間だった」と感謝の言葉を述べていた。会場では最優秀賞の映像も上映された。
 またCM部門ではシティーケーブル周南が杉村咲織さん制作の「時刻お知らせCM 7時 こどもっちゃ商店街編」で優秀賞を受賞した。
 その後は周南文化協会会長の西崎博史さんが「児玉源太郎の魅力」と題して講演した。

人のつながり目指して

建設、製造業向けマッチングサイトを西峰テクノス(光市)が開設
 インターネット上で工事の受発注、工具の売買、求人情報の掲載などができる、建設業、製造業向けのマッチングサイト「Job Hit(ジョブヒット)」を光市小周防の管工事業、西峰テクノス(約30人)が開設した。完全無料で、同社は全国に向け、幅広く利用を呼びかけている。
 同社は2007年の設立。サイトは積極的に取り組んでいる地域貢献の一環で、自社と他社、他社同士のネットワークの場にしたいと3月に立ち上げた。当面は広告掲載などはなく、サイト運営による収入がない状態で続ける。
 もともとのきっかけは2011年の東日本大震災。被災して操業できなくなった会社の代わりに、付き合いのある別の会社が一時的に仕事を引き受ける「応援受注」がみられたが、こうしたつながりを生み出す場にしたいとサイトを作ることを決めた。
 サイトには人材募集▽仕事の依頼・請負▽工事現場情報・募集▽工具・機材を売ります・譲ります▽工具・機材を貸します▽企業情報のコーナーがあり、会員登録すれば自由に投稿や閲覧ができる。

サイトを紹介する重中さん

サイトを紹介する重中さん

 ホームページ作成が難しい企業でも簡単に自社PRができ、出張先などでもスマートフォンやパソコンで情報の確認や更新ができることなどがメリット。
 工具・機材の売買、譲渡のコーナーは、建築業などでは特定の仕事のために仕入れたがその他の仕事には使えないような工具が出ることも多いことから設けた。
 今年中に200社の企業情報掲載を目標にしており、派遣事業部マネジャーの重中文香さん(28)は「これから仕事を覚えたい若い人と、定年後に人に技術を教えたい人を結びつけるなど、人と人とのマッチングも目指していきたい」と話している。
 問い合わせは同社(0833-48-8868)へ。ホームページはhttp://seiho-t.jp/jobhit/