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台湾・台東県中小企業協会が訪問

周南市・映画監督・酒井さんの縁で 漢陽寺、はつもみぢなどで交流
 台湾の南東部にある台東県のホテル、旅館経営、特産品販売の民間事業者など14人が5日から7日まで周南市を訪れ、旅館業者とのミーティングなどをした。6日は市役所を訪れて木村市長と交流した。
 14人は台東県中小企業協会の「日本観光産業交流訪問団」で、楊珍琪(ヤン・ゼンチー)理事長(55)や観光民宿、観光農業者、学生、県庁所在地の台東市の市長夫人、市長秘書も加わっている。

記念撮影する市長と台湾の人たち

記念撮影する市長と台湾の人たち

 「台湾人生」などの作品がある周南市出身の映画監督、酒井充子さんが台湾をテーマにした映画を撮り続けている縁で、同市で観光や交流をしたいと訪れたもので、周南観光コンベンション協会(原田康宏会長)が滞在に協力。この日は酒井さんも同行した。
 一行は5日夕方に到着し「日本八大工場夜景都市」に数えられる同市の工場夜景を見学。6日は鹿野の漢陽寺で茶道、せせらぎ・豊鹿里パークでわさび漬けづくりを体験し、飯島町の酒蔵、はつもみぢや徳山駅前商店街も巡り、夜は湯野温泉の旅館、芳山園で旅館業者と意見交換した。7日は道の駅「ソレーネ周南」も視察した。
 市役所で市長は夜景など市の特色を紹介して「新たな経済交流に発展することを期待します。多くの人に周南市の魅力を伝え、再び来てほしい」と話し、来訪者に市のパンフレットやボールペン、絵はがきセットなどを贈った。
 楊理事長は台東市は人口約11万人で、農業と観光で有名なことなどを紹介し、漢陽寺での茶道体験など「日本の文化を体験できるのが素晴らしいと思った」と話していた。

地元クリエーターから批判

周南市 クリエイティブ産業創出 事業
 周南市が2016年度から取り組んでいるクリエイティブ産業創出支援事業に対し、地元で活躍しているデザイナーなどクリエーターから批判の声があがっている。ソーシャル・ネットワーキング・サービスのフェイスブックには「地元クリエーターをつぶすために遂行している」などと激しい言葉も並んでいる。この事業の何を問題としているのか。市やクリエーターたちに取材した。

 「クリエイティブ産業」とは市の施政方針用語解説によると「芸術、映画、ゲーム、服飾デザイン、広告など知的財産権を持った生産物の生産に関わる産業のこと」。事業はクリエーターの仕事を都市部から持ってくると同時に、クリエーターを市に移住させるなどして育成することを目指している。
 16年度に始まり、実施にあたっては県東京営業本部支援アドバイザーを務めている男性を市クリエイティブ産業創出支援アドバイザーに委嘱。この男性が経営するコンサルタント会社に随意契約で300万円で業務委託して展開している。
 市商工振興課によると、16年度は関係者10数人の研究会を9、10月に2回開き、都市部から市へクリエーターを呼び寄せようと11月に東京と京都でクリエーターを集めて周南市を説明するセミナーを開いた。さらに2月10、11日に都市部のクリエーターを市に招くスタディツアーも開き、7人が訪れた。

 地元クリエーターらの批判のきっかけはこのツアーの案内にあった地元と都市部のクリエーターの公平性を欠くととられる表現。同じ仕事でも都市部では高単価、地方は低単価であることが多いため、この事業の「先行登録クリエーター」には「都市部と(内容及び価格面で)遜色ない仕事」や「地方ならではのゆとりある豊かな生活」を手に入れるべく、仕事を優先的に紹介するという文言が入っていた。
 市内のグラフィックデザイナーの土江孝さん(45)、福永みつおさん(49)は1月にこの内容を知り、地元で頑張っているクリエーターをないがしろにしていると、木村市長に会ってこの文言の存在を指摘した。その場では、2人は市長も修正を了承したと受け取った。
 しかしその後、商工振興課に、この文書に対する質問書を提出したが、口頭だけで文書での回答はなかった。同課は2月9日に文書の一部を修正したが、2人は内容が十分でないとして、都市部、地元のクリエイターに差をつけないことが明確にわかる文書も同課に示した。しかしツアーが終了したこともあって文書は修正されないままだった。
 このため同12日以後、福永さんはフェイスブックに「市の担当者3人と話をしたのだけど、あまりにも酷い考え方に大激怒」、「(口頭では)完全に非を認め謝罪している。なのに改善しないのはなぜか」、「周南市のスローガン『共に。』の中に、地元クリエーターだけはないがしろにされている」などと投稿。
 これに対して商工振興課は誤りがあるとして口頭で訂正を求めたが、文書でどこがどう間違っているのか、明らかにしてほしいという求めには応じず、フェイスブックはそのままになっている。

 一方、この事業は17年度も継続し、予算案には前年度に続いて前述の男性のコンサルタント会社への業務委託料300万円などを計上。予算案の説明書では「都市部であふれている案件を持ち込む仕組みづくりや、地域のクリエーターのネットワークを構築するための研究会を行うとともに、研究会での成果報告及び都市部の案件と市のクリエーターの案件のマッチングイベントを実施」とあり、想定される成果では「クリエイティブ分野での新規事業所3件」とある。
 木村市長はこの事業に関して「地元のクリエーターを大切にするのは当たり前のこと」と話し、都市部のクリエーターだけを優遇する事業ではないと強調している。果たしてその狙い通りに進むのか、注目される。

ファインバブルで油水分離

下松・日進工業が新装置 薬剤不使用で環境に優しく
 下松市平田のプラント維持管理業、日進工業(弘中美光社長)はファインバブル(微細気泡)を発生させて水と油を分離する“ファインバブル油水分離システム”を開発し、2日、同社で記者会見してこのシステムを使った排水処理装置を披露した。ダム水質浄化や排水処理などで、10年で30億円の売り上げを目指す。

完成した油水分離装置

完成した油水分離装置


 同社は1952年、日本石油精製下松精油所内のタンクなど石油精製設備の洗浄業務を請け負う事業所として発足。石油化学や鉄鋼工場などのプラント設備や、インフラ構造物のマシン洗浄、非破壊検査など業務を拡大し、資本金も発足時の200万円から現在は2,050万円。従業員は76人。
 今回の装置は「高効率・コンパクト・安価」な排水処理装置の実用化を目指し、同社が2013年度から県のやまぐち産業戦略研究開発等補助金を受けて開発。
説明する弘中社長

説明する弘中社長

装置の作動で油水分離が進む汚水

装置の作動で油水分離が進む汚水


 ポンプで水と空気を加圧して一気に圧力を抜き、ファインバブルを発生させ、1ミリの1,000分の1以下の泡が油滴に密着して水面に油分を浮き上がらせる仕組みで、記者会見では装置の実演もした。
 魚介類の養殖で酸素の濃度を高めたり、水の汚れや濁りの除去、窒素の泡で食品の鮮度を保つなどの活用法が想定されている。このシステムを使った油水分離などの技術サービスを提供、装置の開発も手掛け、すでに昨年秋に高知県南国市の高知高専に納入した。ほかの事業所からの引き合いもあり、ユーザーのニーズに応じた形態で納品を予定している。
 弘中社長は「薬剤を使わないので環境に優しい。海外を含めて販路を広げたい」と意欲を示し、研究を進めた中光真史取締役部長も「農業や水産業、医療など幅広い分野に応用が可能。さらに研究を深めて用途拡大を図りたい」と話していた。
 問い合わせは同社(0833-41-0679)へ。

学校トイレ洋式化・山口県は全国最下位

耐震化優先で 光市は12.2% 周南市は和式だけも
 家庭での洋式便器の普及が進む中、文部科学省は昨年11月、4月1日現在の全国の公立小中学校のトイレの洋、和便器の設置状況を公表した。全国の洋便器率は43.3%だったが、山口県は26.7%と全都道府県で最も低かった。市町村別の調査結果も公表され、周南では下松市は50.7%と全国平均を上回ったが、光市は調査時点では10%と県内で最も低く、現在も12.2%、周南市は30.6%になっている。周南3市の実態を調べた。(延安弘行)

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 この調査は多くの小中学校が避難所になった4月の熊本地震を受け、高齢者などから洋式トイレを求める声が出たことなどを背景に全国で実施された。
 下松、周南市では耐震化や校舎の新築時に可能な限り洋便器を増やしたが、設置には便器を取り替えるだけでなく、1区画の大きさや配管も変更するなど大がかりな工事が必要になる。
 文科省は普及が進んでいない自治体は学校の耐震化などが優先されて改修に至っていないのではないかと分析しており、県内は数年前まで耐震化率でも全国で下位を占めていたため、そうした理由が考えられる。

 突出して低い光市の市立小学校は11校、中学は5校。体育館などのつり天井の落下防止を2015年度に一気に進めるなど耐震化を優先したことから洋便器の導入が遅れた。
 その中で16年度は大和中の屋外トイレを改修し、37基のうち20基を洋式にした。市全体の洋便器率も2%上がった。しかし、そのほかは室積小が50基のうち20基で洋便器率40%だが、室積中など2基だけの学校も4校ある。今後は17年度に工事をする学校はないが、2校分の設計の経費を予算案に計上、洋便器の導入を進める。
 周南市は小学校が27校、中学が15校の計42校。耐震化工事に合わせてトイレを改修した学校は比較的洋便器が多いが、耐震改修の必要はなかったが、洋便器が普及する前に建てられた校舎で和便器が多くなっている。
 遠石、久米、櫛浜、秋月、鼓南小、熊毛中では半数以上が洋便器だが、須磨小、鼓南中、鹿野中は和便器だけ。大規模校でも岐陽中は87基のうち洋便器は男子3基、女子1基の4基だけになっている。
 下松市は小学8校、中学が3校で、末武中は80基のうち78基、久保小は52基のうち48基で、洋便器率は90%を超える。一方で、久保中は60基のうち7基と11.6%、東陽小も10.1%にとどまっている。
 また文科省の調査ではトイレに対する教育委員会の方針も調べているが、光市と下松市は「おおむね洋便器(洋便器率90%以上)」を目指すのに対し、周南市は「各トイレに1基ていど和便器を設置し、ほかは洋便器(洋便器率60%以上)」としている。

 洋式トイレは洗浄機能つきのものも一般的となり、洋便器しか体験したことのない世代も増えている。高齢者や障害のある人には特にニーズは高く、学校は災害時の避難場所に指定されているケースも多く、コミュニティスクールの取り組みも進められ、地域にますます開放されるものになっている。
 このため洋便器が全くない、あるいは極端に少ないという状況は解消されるべきだろう。洋便器率だけが学校の快適さの尺度ではないが、限られた予算の中で何が子どもたちに必要なのか、何が優先されるべきか、市民の理解が得られる論議が求められる。 

“メイド・イン・周南”にこだわり

独自設計のボルダリングジム JAPPAAAN光市室積本店・3日オープン
 2020年の東京オリンピックでも実施されることになり、人気が高まっているボルダリングが体験できるジム「JAPPAAAN(ジャッパーン)室積本店」が3日、光市室積の海辺にオープンする。周南市粭島のプロクライマーの三由野(みよし・なお)さん(40)がプロデュースし、独自設計の人工壁、クライミングウォールで子どもから大人までが楽しめ、綱渡りのスラックラインにも挑戦できる。

三由さん

三由さん


 同店は久米の国際貿易(重岡敬之社長)の支援で三由さんが立ち上げたJAPPAAAN㈱(重岡社長)が運営。昨年10月に北九州市のリバーウォーク北九州内に支店もオープンさせている。
 ボルダリングは道具を使わずに壁面を登るスポーツクライミングの種目の1つ。三由さんは20歳の時に米国・ヨセミテ国立公園の岩「ミッドナイトライトニング」を日本人で初めて完登、全国の岩場も開拓し、各地のクライマーたちにボルダリングがブームになる時代が来ると説いてジムの開設もアドバイスしてきた。
 JAPPAAANのクライミングウォールの最大の特徴は「ボリューム」と呼ばれる円形やだ円形の巨大ホールドを多用していること。従来のホールド以上に体全体を使って登る必要があり、自然の岩を登る感覚により近い設計だという。
「ボリューム」を使って登るスタッフ

「ボリューム」を使って登るスタッフ


 このボリュームなどジムで使う大半のホールドは周南市古泉の環境造形が製作しており、高品質なことから国内外への受注販売も展開する。マットも適度に硬さを持つことで落下時の恐怖心を失わせず安全につながるというオリジナル品で、製造は同市栗屋の萬星ホロと〝メイド・イン・周南〟にこだわった。
 三由さんは「週に2、3回行かないとノイローゼになるくらい魅力のあるクライミングで人を集めて地域振興につなげたい。教育改革も目的で、自由気ままに経験を積み上げられ、可能性を引き出すことができる」と話し、海商通りの古い街並みなどがある室積の新スポットとして注目されそう。
 料金は1日フリー料金が税込み1,080円、三歳以下のキッズスペースは540円。専用シューズのレンタル代は324円。小学四年以下は保護者同伴が必要で、別途240円。初回登録料1,080円は3月末まで無料。
 4月から始める週1回の教室(クラス)は月額6,480円。年間フリーパス96,000円は5月21日までオープン記念で半額の48,000円になる。

光市室積2-10-5
営業時間=午後10時~午後10時(日曜は8時まで)
定休日=月曜(クラスは営業)
☎0833-48-9994

優勝はフトゥール周南

サン・リフォーム杯サッカー大会に24チーム
 下松市美里町のサン・リフォーム(中村寿秀社長)主催の第8回サン・リフォーム杯周南地区U―11サッカー大会が2月25、26日、光市の光スポーツ公園で開かれ、周南市のフトゥール周南フットボールクラブが優勝した。
 大会は周南ブロック4種サッカー委員会の主管で、光、下松、周南、岩国市と平生町の11歳以下の24チーの346人が参加。開会式は同社の兼重祐嗣取締役部長があいさつし、前年度優勝の周南市のFCストヤノフの内山拓哉主将(下松小5年)が選手宣誓した。

優勝したフトゥール周南FC

優勝したフトゥール周南FC


 決勝はフトゥール周南とFCストヤノフの対戦となり、フトゥール周南が第1回以来7年ぶりの優勝を決めた。その他の上位の成績次の通り。
 ③秋月スポ少④熊毛フットボールクラブ⑤浅江島田スポ少⑥花岡スポ少▽2位グループ1位・松陰賞=FCリベルダーデ山口▽3位グループ1位・晋作賞=FCアウストルノ▽4位グループ1位・博文賞=徳山サッカークラブスポ少

日刊新周南ミニバス交歓会

優勝は女子・桜田、勝間 男子・光ウイングス 18チームが激戦
 周南、下松、光市の小学生がミニバスケットボールで交流する新周南新聞社主催の「I Love周南 第30回日刊新周南ミニバス交歓会」が26日、光市総合体育館で男女計18チームが出場して熱戦を展開し、2ブロックの女子はAブロックが桜田スポ少、Bブロックは勝間スポ少、男子は昨年に続いて光ウイングスが優勝した。
 この大会は“明るく元気なたくましい周南っ子”を育成しようと開いており、今年は光市バスケットボール協会、光市ミニバス連盟が主管した。
 試合を挟んで開かれた開会式では中島進新周南新聞社社長のあいさつのあと男子の付属光スポ少の和田祥希主将(付属光小六年)が選手宣誓し、恒例の全員参加のフリースロー大会で交流した。閉会式では優勝チームに優勝旗とメダル、賞状、準優勝チームに賞状が贈られ、健闘をたたえた。
 試合は各ブロックとも3チームのリーグ戦を勝ち抜いたチーム同士が決勝戦に臨んだ。

女子Aブロック優勝の桜田

女子Aブロック優勝の桜田

女子Aブロック
 女子は12チームがA、Bブロックで戦った。Aブロックは光井、花岡、岐山▽富田女子、光大和、桜田の3チームずつでリーグを戦い、桜田と昨年優勝の光井が決勝に進んだ。
 序盤は桜田が素早い攻めで連続得点を決めて第1クオーターは12―3とリード。しかし光井も長身を生かしたプレーで追い上げ、第2クオーターは16―12と差を縮め、その後も互角の攻防を繰り広げ、第4クオーターでは光井が一時逆転したが、桜田がこの試合で22得点した都野七海主将のシュートで再びリードし、32―31で競り勝った。
 桜田は3月28日に東京で開かれる全国ミニバス大会にも出場が決まっており、内田昭紀監督は「主将を中心に粘り切れた。全国で対応できるチームにしていきたい」と話していた。
女子Bブロック優勝の勝間

女子Bブロック優勝の勝間

女子Bブロック
 女子Bブロックは須々万、浅江、勝間▽夜市、末武女子、久米・櫛浜が総当たりして決勝には勝間と末武女子が進出した。
 勝間は小柄ながらスピードを生かした攻めやリバウンドで前半終了時24―12とリードし、第3クオーターも33―19と差を広げた。しかし第四クオーターでは末武がミドルシュートなどで追い上げ、会場も盛り上がったが、最後は35―31で勝間がリードを守り切った。
 播元美羽主将は「緊張したけど乗り越えられてうれしい」、井上寿郎監督は「子どもたちには優勝の喜びと一緒に、バスケができる環境に感謝してほしい」と話していた。
男子優勝の光ウイングス

男子優勝の光ウイングス

男子ブロック
 6チームが出場した男子は、光ウイングス、熊毛シューティングスターズ、徳山中央のリーグ戦からは昨年優勝の光ウイングス▽付属光、末武男子、新南陽ファイターズからは新南陽ファイターズが勝ち上がった。
 決勝は大接戦で、光ウイングスが先行したが、第1クオーターを終わって8―6と1ゴール差、第2クオーターも18―14、第3クオーターも26―23と僅差で新南陽ファイターズが追う展開。第4クオーターで新南陽ファイターズが光ウイングスの固い守りを破って26―29と逆転して、大歓声があがったが、最終盤に光ウイングスが連続ゴールなどで再逆転して34―31で優勝を決めた。
 桜井良二監督は「最後の大会となる6年生の3人が全力で役割を果たし、いい終わり方ができた」と連覇に笑顔を見せていた。

 フリースロー大会は各ブロックで5人が勝ち残るまでシュートを打ち、次の15人に賞状が贈られた。(カッコ内はチーム名、学校・学年)
 女子A=仲築間芳(花岡・花岡6)田中沙来(桜田・戸田6)青木優(富田・富田西5)石津有紗(岐山・岐山4)藤井心渚(桜田・戸田1)▽女子B=中村華(須々万・沼城6)河村愛由(末武・公集6)丹羽遥奈(夜市・夜市6)古島千咲(勝間・勝間5)酒井結衣(浅江・浅江3)▽男子=長尾朱里(新南陽F・富田西6)浅田竜輝(同・富田東5)坪井遥生(付属光・付属光5)岡原柊(同3)林田爽良(同3)

久原房之助・大工業都市計画100年

ものづくりのまちの源流探る 3月22日まで・下松市図書館で企画展
 下松市に戦前、日立製作所や東洋鋼鈑を誘致して現在の「ものづくりのまち下松」に発展させるきっかけを作った萩市出身の実業家、久原房之助(1869―1965)が「下松大工業都市建設計画」を発表して100年になるのを記念する企画展「百年前、下松を世界的大工業都市にする計画があった!」が24日からほしらんどくだまつ1階の市図書館で始まった。3月22日まで。

久原、藤田、鮎川の展示コーナー

久原、藤田、鮎川の展示コーナー


 これはパネルや書籍などの資料で同計画の内容や関連人物を紹介し、計画自体はとん挫したが、この計画をベースに「ものづくりのまち」が形成された歴史を振り返るもの。3月5日に市が開く「道路を走る高速鉄道車両」見学プロジェクトに合わせて企画した。
 久原は、明治期、関西財界のリーダーとして君臨し、藤田組を興した藤田伝三郎(1841―1912)のおい。日立製作所、日産自動車、日立造船、日本鉱業の創業のもとになった久原鉱業所(日立銅山)や久原財閥の総帥として「鉱山王」の異名をとった。第1次大戦後の恐慌を機に政界に進出し、衆議院議員を5期務め、田中義一内閣では逓信大臣。
 藤田の祖先は石見から下松に移り住み、江戸時代の終わりごろまで中市で酒造業を営んでおり、久原は藤田を通して下松の立地条件の良さを知っていたと見られる。
展示されている関係図書

展示されている関係図書

大工業都市計画の新聞記事

大工業都市計画の新聞記事


 展示では藤田や計画中止後の立て直しに尽力し、東洋鋼鈑の誘致に奔走した、久原の義兄にあたる日産コンツェルン創始者の鮎川義介(1880―1967)の生涯もあわせて紹介している。
 会場には計画の発表を報じた1917年6月26日の防長新聞の「久原氏が下松湾を利用して/世界的大工場の計画/90万坪の地と18万人の職工及家族」の記事をはじめ、同館所蔵の45点と県立図書館の59点の関連書籍も展示。最も古いものは1902年刊の藤田関連の「児島湾開墾史」で、41年刊の「建設の旗~鮎川義介の新年と事業」もある。
 長弘純子館長は「計画発表100年の節目に“道路を走る高速鉄道車両見学プロジェクト”が重なったのも何かの縁。これを機に先人たちが未来を開くために尽力した歴史を知ってほしい」と話している。
 午前9時半から午後6時半まで、土、日曜は5時半まで。月曜と祝日は休館。電話は0833-41-0093。

15~19%が市外居住

3市職員・通勤は周南地域間が大多数
 全国的な人口減少の対策として各自治体で移住促進など対策が進められているが、その1つとして自治体職員も災害時の対応も踏まえ、その自治体内に居住すべきだと見る向きも多い。新周南新聞社は周南、下松、光市の職員の居住地割合を調査した。各市の市外居住は15~19%を占めたが、周南3市のいずれかから通う人が多く、周南地域以外に住む職員は1~8%と少数だった。(安達亮介)

 県外では市内在住かどうかで手当に差をつけるなどの取り組みをしている自治体も一部にはある。周南3市では管轄内の居住が原則とされる消防職員を除き、周南市は職員服務規定で「職員は市内に居住するものとする。ただし、特に許可を受けた場合はこの限りでない」と明記、光市と下松市は職員採用枠の1つ「UJIターン枠」に限って市内居住希望を条件にしている。
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 2016年4月1日時点の居住地は周南市の場合は市内が85%で下松9%、光2%、防府1%、1%未満のその他が計3%▽下松市は市内が82%、周南11%、光6%、その他1%▽光市は市内が81%、周南6%、下松5%、柳井と田布施が各3%、岩国2%、その他1%。市外に居住している理由は結婚による転居や親族との同居などさまざまだ。
 また周南地域のいずれかに居住する場合は周南市が96%、下松市は99%、光市は92%とそれぞれ大多数を占めている。
 昨年の周南市議会12月定例会の一般質問で手当に差をつけるなど職員の市内居住促進を提言した山本真吾議員(32)は「周南市では市外への転出超過が続いており、定住人口や税収の増加、防災、市民との共同のまちづくりの観点から職員が率先して市内に住んでほしい」と話している。

商店街に人気のパン屋さん

買い物客誘導へ34店集結 27日・徳山あちこちマルシェ
 周南市の徳山駅近くの商店街で27日午前11時から午後3時まで主に県内の人気のパン屋などが集まる「徳山あちこちパンマルシェ」が開かれる。商店街の活性化につなげようという初めての取り組みで、21日には主催する徳山あちこちマルシェ実行委員会(松本健一朗委員長、6人)がみなみ銀座の和光ビルで記者会見して発表した。

チラシを持つ松本さん(左)と石田さん

チラシを持つ松本さん(左)と石田さん


 来年2月に図書館やカフェを核施設にする徳山駅前賑わい交流施設(新徳山駅ビル)がオープンするが、商店街ではその利用者をどう誘導するかが課題となっているため、あちこちを歩いてもらうきっかけにしようと今回のマルシェを企画した。
 場所はみなみ銀座、銀座、新町通の3カ所で、21日時点でパンや焼き菓子などが18、コーヒー、カフェなどが6、ハンドメイドなどが10件の計34ブースが並ぶ予定。新駅ビルの指定管理者のカルチュア・コンビニエンス・クラブも来場者へのアンケート調査に協力する。
 今回はまちなかで働く人や主婦などに来てもらおうと平日の昼間にしており、今後もテーマを変えながら新駅ビルオープンまでに計6回ていどマルシェを開きたいとしている。
 実行委は商店街関係者などで作り、記者会見には松本委員長と石田俊介副委員長が出席。松本委員長は「パンは集客力があり、お土産に買って飲食店で食事をするなど、まちなかの店に足を運んでもらえる可能性もある。駅ビルオープンのPRも積極的にし、多くの人にまちの変化の足音を感じてもらいたい」と話している。