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経済 : 周南市のニュース
【山口県周南市】ロボットに命吹き込み世界へ 鹿野村プランテック
経済周南市山口県周南市新田の鹿野村プランテック(鹿野村次生社長)は日本に100社ほどしかない「ロボットシステムインテグレータ」。工場などの製造現場で活躍するロボットを陰で支える企業として、周南から世界を視野に入れ飛躍を目指す。
ロボットシステムインテグレータは、ロボットを使用する機械システムの導入提案、設計、組立などを手がける事業者で、企業の現場の課題を分析して最適なロボットシステムを構築するために必要な機械装置や部品を選別する。単体では機能しないロボットを、生産ラインに設置して自動化、効率化を実現するため「ロボットに命を吹き込む」業務を担う。
同社は1963年に設立。日新製鋼周南製鉄所(現日鉄ステンレス山口製造所周南エリア)内に作業場を設置し、山九の下請けとしてスタートした。現在は、機械、プラント、ロボットの3事業部からなる。ロボットとの関わりはマツダによる防府工場進出がきっかけで、1993年からロボットのメンテナンス業務を手がける。
社員は14人。機械設計、センサーの選定やモーターの駆動方法など電気関係のハード設計と製作、プログラムなどソフト設計、ロボットに動きや姿勢を記憶させ動作プログラムを作るティーチング、機械加工、塗装など各分野の専門家がいて、設計、製作、施工、現地工事、メンテナンスまで1社で一貫して可能なのが強みだ。マツダをはじめ、日産自動車、トヨタ自動車九州、川崎重工業、ブリヂストンなどをエンドユーザーに持つ。
自動車関連分野で採択を受けた2020年度やまぐち産業イノベーション促進補助金は、3次元カメラなどを手がける山口市のyoods(ユーズ)との共同申請で、小型、軽量化したロボットアーム取り付け用カメラ、遠方から対象物を認識できる固定カメラ、カメラの画像情報からロボットを動かすアプリケーションをユーズが開発し、カメラとロボットを用いた生産プロセスシステムを2社で手がけた。カメラ、システムは7月から販売している。
鹿野村正巳専務(48)は「工場、マーケットは全世界にあると思っている。このシステムを周南から世界に広めていきたい」と話した。
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