2025年03月21日(金)

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経済 : 周南市のニュース

【周南】[㈱トクヤマ]使用済み太陽光パネルを再活用 板ガラスへのリサイクル実験成功

  • 太陽光パネルカバーガラスのリサイクルイメージ(トクヤマホームページより)

 ガラスメーカーのAGC㈱(東京都)は、山口県周南市御影町の総合化学メーカー、㈱トクヤマ(横田浩社長)から供給を受けた使用済みの太陽光パネルのカバーガラスを再利用し、建築用の透明なフロート板ガラスの原料として活用するリサイクルの実証試験に成功した。3月25日に両社が発表した。

 トクヤマは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で「太陽光パネル低温熱分解リサイクル技術」の開発を進めていて、今回のガラスは同技術でパネルから分離したもの。AGCは供給されたカバーガラスを原料にガラス板製造窯で実証実験を実施し、日本で初めてフロート板ガラスを生み出した。

 太陽光パネルは耐用年数が20~30年とされ、2030年代後半から年間数十万トンが廃棄されると見込まれる。カバーガラスはパネル重量全体の約6割を占め、産業廃棄物として埋め立てられることによる環境負荷が懸念となっている。

 トクヤマは2019年に、太陽光モジュールリサイクル実証試験施設を北海道に設置し、使用済み太陽光パネルの部材を高い品質で処理、抽出する技術を確立。リサイクルのビジネスモデル構築に取り組んでいる。

 今回の実証試験の成功で、生産量の多いフロート板ガラスが、廃棄カバーガラスのリサイクルの受け皿となることが期待される。

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