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【下松】[下松市長選]有権者に届け!高校生の声 下松高放送部が投票啓発アナウンス
地域下松市市選管の要請に快諾
下松市長選(7日告示、14日投票)で市選管(相本尚志委員長)が広報車から放送する投票呼び掛けのアナウンスを、下松高放送部(守田亜未部長、4人)が収録した。アナウンスを担当した2年生の山本華子さん(16)は「一人でもたくさんの人に投票に行っていただけるように、願いを込めてアナウンスしました」と話している。
「アナウンス日本一」の山本さんが収録
この収録は2月に市選管が同部に依頼したもの。唯一の2年生部員の山本さんは、末武中2年生の時に出場した「第38回NHK中学校放送コンテスト」のアナウンス部門で、全国トップの最優秀賞を受賞していることもあり、アナウンスを担当することになった。
原稿は市選管が用意した。告示翌日の8日(月)から12日(金)までに使うもののほか、翌日の投票を呼びかける13日(土)用▽当日に投票を促す14日(日)用の3パターンがある。13日までのパターンには期日前投票の呼びかけも折り込んでいる。
BGMは「くだまるの歌」
BGMには市公式マスコットキャラクター「くだまる」がテーマの「くだまるの歌」を使い、3年生の守田部長や岩田真采(まあや)さん、井川陽斗(はると)さんが音量やテンポの調整を担当した。
山本さんは「先輩の協力で満足できるアナウンスができた。ゆっくりとした明るい話し方を意識して収録したので、少しでも投票率が伸びてほしい」と話し、同部顧問の牧菜々恵教諭は「部員たちは6月のNHK全国高校放送コンテストに出場するための準備で多忙な中、喜んで市選管の要請に応じてくれた」と部員の意気をたたえていた。
市選管によると、高校生が選挙の投票啓発のアナウンスをするのは県内では聞いたことがないという。市選管は「部員の皆さんには要請に快く応じていただき、心からお礼を申し上げる。皆さんの願いはきっと有権者に通じると確信している」と感謝していた。