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政治 : 光市のニュース
【光市】市長選西崎市議が出馬意向 現職後継は芳岡氏の公算
政治光市光市長選(10月20日告示、27日投票)に市議の西崎孝一氏(74)=室積西ノ庄=が無所属で出馬する意向であることがわかった。23日に本紙など報道各社の取材に対して明らかにした。一方、今期で引退する市川熙市長(76)の後継者と目されてきた市経済部長の芳岡統(よしおか・おさむ)氏(55)=島田=が定年まで5年を残して31日で退職する人事異動が22日に発表されており、市長選に向けた動きは一気に加速してきた。
西崎氏は同市牛島出身で光高、日本大法学部卒。県職員を経て2020年の市議選に無所属(日本維新の会推薦)で出馬、当選。2人会派の「一光会」に所属している。
市長選では「バス運行の市営化▽本庁舎建て替え促進▽小中学校の給食無償化を実現して、市政の流れを早急に変えたい」とした。
西崎氏は4月中に市内で記者会見を開いて出馬を正式表明する。日本維新の会はすでに離党しており、自由民主党と日本維新の会に推薦申請をする考えも明らかにした。
一方、芳岡氏は31日まで市職員のため、現時点で市長選に向けた自身の態度表明はない。しかし水面下では芳岡氏擁立の準備が着々と進み、出馬表明の記者会見や事務所開きのタイミングが焦点だ。
芳岡氏は光高、大分大工学部化学環境工学科卒、同大学院修了。堺市の化学会社に4年間勤めた後、29歳で市に採用された。市川市長の1期目の時に秘書係長を務め、議会事務局次長、教育部長を経て一昨年から経済部長を務めている。
市長選には市議会副議長の新人、笹井琢氏(57)=室積=がすでに出馬を明らかにしており、西崎氏、芳岡氏を加えると現時点では新人3人の争いが想定される。
(山上達也)