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政治 : 周南市のニュース
[周南市議選]新人12人、元職1人、現職27人 12年ぶり40人出馬の激戦へ
政治周南市任期満了に伴う周南市議選(19日告示、26日投票)が迫ってきた。定数30に対し、今回は40人が立候補の動きを見せている。現職は引退が3人にとどまったため、27人を占め、元職1人、新人12人。立候補者が40人になるのは2012年の選挙以来12年ぶり。下がり続けて4年前は46.83%と50%を下回った投票率がどう動くかも、当落を左右する要素の一つでもあり、注目されている。
立候補予定者のうち、政党の公認・推薦候補は12人と30%を占める。複数の立候補予定者を公認するのは公明党が現職4人▽日本共産党は現職2人と元職1人。社会民主党と自由民主党は現職1人ずつ、国民民主党、幸福実現党は新人を1人ずつ公認し、立憲民主党は新人1人を推薦する。
徳山28人、新南陽は9人
熊毛2人、鹿野1人
同市では大手企業に在職のままの議員は姿を消し、自営や議員に専念している人も多い。地盤も特定の地域だけでなく全市に広がる傾向にあるが、地域住民の代表としての顔を持つ議員は政党所属の議員も含めて今も多い。
地盤とする地域は居住地域とは限らず、出身地だったりするため、その結び付きは以前ほどでもないが、地域のコミュニティ団体、住民団体の役員を引き受けている議員もいる。
合併から20年がたち、立候補予定者の中に旧鹿野町議や旧熊毛町議を経験した人は今回いなくなった。
居住地や選挙事務所の予定地を考慮すると、旧徳山市の周陽(周陽、桜木、秋月)が4人▽遠石が3人▽関門2人▽中央4人▽今宿4人で中心部が17人を占める。
周辺部は櫛浜が2人▽久米3人▽西部の菊川、夜市、戸田地区は各1人▽北部の須々万2人、中須1人の計11人となっている。
旧新南陽市は富田6人、福川3人で計9人。旧熊毛町は2人▽旧鹿野町は1人となっている。いずれも現職議員の引退もあり、地域住民の支持がどう動くか注目される。
40人のうち女性は6人で15%。このうち5人は政党の公認候補で、無所属は1人。年齢別では20代が1人▽30代が3人▽40代が6人▽50代が10人▽60代が11人▽70代が8人▽80代が1人となっている。
投票率は周南市誕生から1年後の選挙が65.65%だったが、その後の任期満了に伴う市議選では投票率が下がり続けている。人口減による有権者数の減少もあり、投票者数も大きく減っている。
(延安弘行)
周南市議会議員選挙地域別立候補予定者(50音順・敬称略)
※市が公表する地区別住基人口の区分けに基づき各予定者の選挙事務所所在地、または主となる基盤の地区を記載
※熊毛地区、鹿野地区は弊社規定により定義
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