2024年12月02日(月)

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政治 : 周南市のニュース

【周南】吸収CO2をクレジットに 大島干潟プロジェクト説明会

  • 報告会の参加者

  • 現地での説明

  • 周南市の資料より

 山口県周南市の大島干潟の二酸化炭素(CO2)吸収量をJブルークレジットとして企業などに購入してもらう「大島干潟から、つながる周南市ブルーカーボンプロジェクトin徳山下松港」の報告会が10日、周南市役所で開かれ、2023年度にクレジットを購入した15社のうち14社が参加し、現地の見学会も開かれた。

 大島干潟は2003年度から17年度までかけて国交省が笠戸湾に造成した広さ29ヘクタールの人工干潟。現在は周南市が管理している。二酸化炭素を吸収するアマモが発生していることからこのプロジェクトが始まった。

 プロジェクトでは「ジャパンブルーエコノミー技術研究組合」を通じて、市・県漁協周南統括支店・大島干潟を育てる会のクレジットが発行・取引されている。21年度から始まり、21年度は二酸化炭素吸収量44.3トンで14社▽22年度は32.4トンで17社▽23年度は29.3トンで15社がクレジットを購入した。

 購入金額は公表されていないが、大島干潟を育てる会が取り組んでいるアサリやカキの育成、クルマエビ、マコガレイの放流に活用されている。同会は干潟の生物などの観察会も開いている。

 報告会は藤井律子市長と県漁協周南統括支店から藤村和義統括支店長、大島干潟を育てる会から山口博光事務局長が出席。

 活動報告に続いて参加企業がスピーチして、購入したクレジットはスポーツ大会などイベントの二酸化炭素発生に置き換えていることや、この干潟の造成工事に関わったことなど購入のきっかけを説明した。

 潮が引いて広々とした干潟が現れた現地では、大島干潟を育てる会が、アサリが魚に食べられないよう、網で防いでいることや、アマモの生育状態などを説明した。

Jブルークレジット購入企業
出光興産㈱ ㈱エコー 基礎地盤コンサルタンツ㈱
五洋建設㈱ ㈱シーゲートコーポレーション 公立大学法人周南公立大学
中電技術コンサルタント㈱山口支社 東亜建設工業㈱四国支店 東亜建設工業㈱中国支店
㈱東京久栄 東ソー㈱ ㈱トクヤマ
日本精蝋㈱徳山工場 日本ゼオン㈱ 般財団法人山口県環境保全事業団
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