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読者の声 : 下松市のニュース
[投書]謎解きが進んでいるのか? 文化振興財団の着服疑惑
読者の声下松市先日、日本三大名塔の国宝瑠璃光寺五重塔が70年ぶりの大改修するというテレビでのニュースがあった。映像で観ると檜皮葺の屋根が大変傷んでいた。
9割は国から支援があるとのことだが残りの一割を寺と檀家で賄うのは厳しいと住職が寄付をお願いされていた。
第一期目のクラウドファンディングは目標2千万円に対して630万円しか集まらなかったとのこと。その後に報じられたのが周南市の文化振興財団の1億4千万円の着服疑惑問題について周南市議会で、やっと特別委員会を設置することが決まったというニュースだった。市議会の動きも遅いという印象だ。
天下の名塔の寄付が630万円しか集まらなかった後に、1億4千万円もの金の行方がよく分からないという知らせ。皮肉なことだし残念なことだ。
60代の元嘱託職員が10年以上不正をしていたようだとか銀行の残高証明書や決算書を偽造していたというが、毎年公認会計士や市のOBの人もチェックしていたはず。もう一人の50代の元職員との関係も詳細不明。
今まで、他の組織でも長年会計をしている人が不正したということは何回かあり、そのたびトップは「信じていた。これから気を付けます」と謝罪した。今回もそのパターンだろうか。
私達は自治会の小さなお金でも通帳の打ち出した数字と現金を照合している。今やどこでもやっているチェックがなぜできなかったのか、長年、幹部はどのようにチェックをしていたのか?疑惑を持たれている二人はどんな行動をしていたのか?消えた大金はどうなっているのか?市民には謎が解けないままになっている。
木原陽一郎(下松市大河内)