2025年01月24日(金)

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読者の声 : 下松市のニュース

[投書]深刻度はスピードアップしよりリアルに 木原陽一郎(下松市河内)

 少子高齢化、コロナ禍などで自治会活動も益々厳しい局面を迎えつつある。

 今年度、数年ぶりに自治会の班長・役員をし、そろそろ次年度担当へのバトンタッチをする時期になりつつあるが危機感を感じている。

 従来から全国的に加入率低下や担い手不足などが言われているが、地域で善意で活動してきた方が亡くなったり、次の世代の方も高齢化して今迄のようには動けなくなってきている。片や福祉や防災など地域の問題への対応ニーズは高まっている。

 班長には「感謝の気持ち」に加えご苦労様代を

 昨今、多くの自治体で引継が十分なされておらず、自治会長他役員の顔も活動も見えにくくなってきている。昨年度まで当自治会も発信が少なくなり、新たなことをやるにも、コロナ禍で総会も開けないのでしょうがないということでやってきていた。学者の方はデジタル化推進が提唱されるだろうが、現状では今すぐは難しい。

 今年度、私達は従来から声があがっていたゴミ箱取替等への助成策に取組んだ。今までの費用負担も含めた経緯の振り返り、現状や他所動向の調査などを全班長が協力して行い、全員にアンケートをとり、それを受けての選択肢を回覧で提示し、全員参加の“紙上での票決”を決め実行した。

 感謝もされ一歩前進をしたかと思ったが次につなげることが予想以上に難しいことを痛感した。先に述べたように担い手予備軍が予想以上に少ないと感じられたのだ。

 昔と違って同じ班でも会話・関心が少なくなってきており一肌脱ぐ人が少なくなってきている。地縁のなかで善意に支えられた社会が曲がり角に来ていたことを実感した。

 班長・役員をやりたくないと断る人が増えてくるなか、担う方の負担は増える。「ごくろうさま」という感謝の気持ちとご苦労様代を出していいのではないかと思う。

 市役所や上部組織は各自治会へもっと踏み込んだ動きを

 上記したような状況は市や自治会連合会や福祉協議会は知っておられるが、各自治体の幹部と話し合う機会はまずない。昨年下松自治会連合の30周年記念総会に参加して「もっと関係組織の連携力アップを」と発言したが、1年毎交代する自治会の声に耳を傾けたり悩みなどを話す機会は殆どないように感じる。市役所担当課に行っても自治会の現状把握まではしていないので具体的な話は進まない。連合会など長年役員を続けられている方への接点は殆どないので、上部団体から下部の組織に飛び込んでいってほしい。

 よく「自助・共助・公助」ということが言われるが、自治会の現状を踏まえてどう関わっていくのか見直し詰めていく必要がある。自分の立場からの発言だけではなくお互いの現状をくみ取って話し合いしていった方が問題解決しやすいことは自明の理だと思う。

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