2026年06月15日(月)

コラム「一言進言」

新年あけましておめでとうございます

記念すべき40年を迎えて

2024年が始まった。昨年末は世界も国内も騒乱の中、なんだか落ち着かない中で年を越した。一体世の中はどうなっていくのか、誰も予測できない年明けだ。株価はどんどん上がるが、庶民の暮らしは物価高で落ち込むばかりだ。百貨店はインバウンドと富裕層の盛り上がりでウハウハだが、百円ショップは空前の人の列だ。

そんな中、「日刊新周南」は今春創刊40年を迎える。1985年春、「徳山公論」からタイトルを変え、旧徳山市だけでなく、周南4市2町をエリアにして、「周南は一つだ」と新しい新聞づくりに挑戦した。発行部数はほぼゼロだった下松市や光市に進出し、人の往来、お金の往来が当たり前の地域に、情報の往来をと大きな夢を持ってスタートした。

全国の地方紙が次々と廃刊する中、雑誌の発行、映像部門の拡充などで経営の危機を乗り越えてきた。未だ危機は続くが、何とか発行を止めることなく存続できた。40年続けて購読していただく読者、スポンサーのお陰で存続できた。本当にありがたいことだ。

一切権力に媚びず、市民のためだけに新聞づくりにまい進してきたつもりだ。権力を持った人たちからは恨まれたり、その取り巻きの人たちからは随分悪口も言われてきたが、行政への問題提起を何よりも大事にしてきた紙面づくりと、1人でも多く、1社でも多くの地域の人と会社を応援する姿勢が持続できた要因だったと自負している。

ネット社会になったが、我が社も2年半前から電子版を出した。アクセス数も今では月間100万人を超えている。関東から関西、福岡県内からが多い。想像するに周南地域から出て行った人たちが故郷を気にしての閲覧だろう。購読まで行くのは少ないが、主なニュースは見たいのだ。

SNSが氾濫する世の中で、記者が直接取材し、直に見たことだけしか掲載していない新聞の確かさは不動だと確信している。「日刊新周南」は40年という節目は迎えたが、情報で地域に役立つ使命は不変だと確信している。しかし、物価高騰の中、活字離れが顕著な時代を迎え、継続する難易度はますます険しくなるだろう。どうか読者の皆さん、スポンサーの皆さん、これからも今以上のご支援をお願いするしかない。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

(中島 

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