2026年05月25日(月)

コラム「一言進言」

1日も早いボランティア活動を

~ギャップ激しい国政を嘆く~

元旦の夕刻、多くの人がテレビの前に釘付けになった。「逃げてください!」女性アナウンサーの絶叫ともいうべき呼びかけは今でも耳に残る。能登半島地震の悲惨さは連日流され、日本中が悲しみに包まれた。

2日には人生で初めての旅客機の炎上を目のあたりにした。3日には小倉の大火のニュースに唖然とした。何という今年の幕開けかと嘆いた。1年の不幸を正月3が日で全て経験した気持ちになった。

昨年末は自民党の派閥パーティーによる裏金騒動で盛り上がったが、今年になって内容がわかるにつれ、逮捕者が出るなど深刻さは増した。能登半島地震で必死に生きる被災者の状況を伝える映像の前後に、ノー天気な国会議員たちの醜態のニュースが流れる毎日だ。一体この国はどこに向かっているのだろうか。

最近では東日本大震災で復興工事を請け負った大量の土木、建設業者が国税庁から脱税で摘発を受けたとのニュースも流れる。能登半島地震でも同じ光景が再現されるのか。そしてそうした会社から多額のパーティー券を購入してもらったのかと疑ってしまう。

陸の孤島と化した能登半島は救援も大変なようだ。阪神淡路大震災時、泥の菩薩と言われていた櫛ケ浜の原江寺住職だった有馬実成さんはボランティア活動の先頭に立って活動した。20年前、当時の長野県知事の田中康夫さんを呼んで講演会を開いたが、ここまで来た理由は「有馬さんのお墓に参りたい」ということだった。当時災害現場で出会った有馬さんに影響されて世の中のために活動したいと知事を目指したと語っていた。

それ以来、いろいろな災害現場で多くの若者中心にボランティア活動が盛んになった。今回も「何かの役に立ちたい」と多くの国民が願っている。1日も早く被災現場にボランティアたちが行けるように願うばかりだ。東日本大震災の時は徳山商工会議所がいち早く救援物資を集め、宮本治郎前会頭と原田康宏現会頭が物資を載せ、24時間かけて福島県会津若松市の商工会議所に届けた。出光はタンクローリーを走らせた。

多くの善良な国民は、ペットボトル1本の水でも良いから届けたいと願っている。国会では検察の取り調べがいつ来るかと戦々恐々としている国会議員が右往左往している。このギャップは我が国の憲政史上でも際立っている。願うばかりは、善良な国民がこぞって選挙の時は投票場に足を運んでくれることだ。

(中島 

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