2026年05月21日(木)

コラム「一言進言」

なぜ市民は市会議員に期待しないのか?

~議員の役目を考えてみよう~

40人もの立候補者があった周南市議会議員選挙が終わった。何と1%も前回より投票率が下がった。市民の半数以上が投票に行かなかった。何ということか。「あなたの1票が地域を変える」と叫んでも、そうだと思う人は半数以下と言うことだ。わが「日刊新周南」も異例の特集を組み、連日多くのPR紙も配布した。しかし、残念ながら結果は投票率の下落になった。

要因をこれだと特定できるわけはないが、議会、行政は投票しても変わってくれないとあきらめているのではないかと推察せざるを得ない。市議会議員選挙だけでなくすべての選挙に関心を持たなくなり投票しなくなった。「あきらめずにあなたの1票は世の中を変える」と言い続けることしかないが、小さなローカル紙が少々息巻いてもなかなか反映されないのが残念だ。

今回、現職が軒並み票を減らしたのが気になるところだ。アップしたのはわずか3人だった。福田健吾、篠田裕二郎、吉安新太各市議だけだ。トップ当選の山本真吾市議は600票以上、島津幸男市議はほぼ600票、小林雄二市議は473票、なぜこれだけ応援者たちが離れたのか。島津市議の支援者は高齢者が多かったのも一因かもしれない。

市民は市議会議員に何を求めているのかもう一度反省すべき現象だろう。もちろん日常的な市民の声を聞く活動も大切だが、議会として無駄使いのチエック、市民の要望を取り入れた新しい発想による提案などをちゃんとしているかどうか、今一度振り返ることが肝要だ。執行部からの案を、いかにもチェックしているかのような振る舞いに市民は納得してないかも知れない。

シティプロモーション事業など業者丸投げでさほど効果もなかったのに、多額の税金を使う事案などを追及する市議もいなかった。無駄使いチエックも大切だが、人口減少は本当に深刻だ。子どもの医療費無償化は全国の地方自治体では当たり前だ。周南市だからできる少子化対策、若者定住施策は何なのか、もっと大胆に議論をすべき課題だ。

これだけの激戦になって投票率が下がった原因を周南市議たちは真摯に検証するべきだ。議場での市民の胸に突き刺さるような一般質問を期待する。

(中島 

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