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経済 : 周南市のニュース
[㈱トクヤマ]生産能力3割増へ 窒化アルミニウム、柳井に新拠点
経済周南市周南市御影町の総合化学メーカー㈱トクヤマ(井上智弘社長)が柳井市の先進技術事業化センターに窒化アルミニウム粉末の生産設備を新設。投資額は約66億円で、生産能力を約30%増強する。
1日には柳井市役所で同市と進出協定を締結。2028年4月の営業運転開始を予定している。
窒化アルミニウムは熱伝導性と電気絶縁性に優れたセラミックス材料。半導体製造装置向け部材や熱伝導材料向けの放熱フィラーなどに使われる。AI関連投資の拡大や半導体の高性能化を背景に需要が拡大している。
同社は1985年から徳山製造所で独自の還元窒化法による窒化アルミニウム粉末を製造。市場シェア、生産能力ともに世界1位を誇る。
徳山製造所では増産の余地が限られることから、建設当時から将来的な生産拠点としての活用を見込んでいた同センターへの設備新設を決めた。
新設備では生産能力を約30%増強。操業開始時の雇用従業員数は15〜18人を予定している。
この日、井上社長は「柳井市を新たな生産拠点に加えることで、お客様への安定供給につなげていきたい」とあいさつ。窒化アルミニウム粉末を同社の戦略物質と位置付け、海外での生産は考えていないことも明らかにした。
柳井市の井原健太郎市長は「AIなどの技術が進展する中、今後の需要も大きいと考えており、本事業のさらなる発展を期待しています」と述べた。
