2026年09月22日(火)

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地域 : 周南市のニュース

焼酎のアルコールが手指消毒用に 山縣本店が高濃度アルコール発売 市に200本寄贈

  • かほり高濃度アルコール64度(左)と75度

  • かほり高濃度アルコールを手にとる藤井市長(左)と山縣社長

 日本酒の「かほり」や「毛利公」、芋焼酎の「要助」を造っている周南市久米の酒蔵、山縣本店(山縣俊郎社長)が14日、手指消毒用の「かほり高濃度アルコール」の発売を始めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う医療機関などでの手指消毒用アルコールの不足を解消するため、今年4月、厚生労働省が醸造用アルコールの代用を認め、国税庁がアルコール製造に必要な酒税法の免許要件を緩和。同社は、医療関係者、福祉関係者の役に立てればと製造を決め、焼酎の原料の醸造アルコールを蒸留して濃度を高めて作り上げた。

 商品は度数別に64度の720ミリリットルと75度の500ミリリットルの2種類で飲用は不可。それぞれ1100円(税別)でいずれも400本限定で販売する。

 高濃度アルコールの取り扱いは、消防法の適用を受けるため消防署に火気取扱いの指導を受けるなど準備を進め8月初旬に製造に着手。製品のびん詰めの現場では引火を防ぐため、従業員全員が静電気除去のリストバンドを付けて作業にあたった。

 同社は、地域貢献への思いから同日、64度と75度のアルコールを100本ずつ市に寄贈した。市役所で贈呈式があり、出席した山縣社長(72)は「医療機関や子どもたちに届けて有効に使っていただければ」と話し、藤井市長が感謝の言葉を述べた。市は75度のアルコールを医師会を通じて市内の病院へ、64度のものは学校に届ける。

 製品は同社本店、市内の薬局などで販売する予定。問い合わせは同社(0834・25・0048)へ。

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