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【周南市】新施設、地域との連携も 中須自然の家、順調にスタート
地域周南市周南市の大田原から移転した中須自然の家の開所式典が8月1日に開かれて約2カ月が経過。旧中須中学校の校舎を改修してできた新施設では、中須地区との新たな連携も始まった。国道376号から近く、大型バスが近くの臨時駐車場となる旧中須小まで乗り入れ可能とあって、利用の問い合わせも多く、順調なスタートを切っている。
前身の大田原自然の家は旧大田原小学校の木造校舎を改修して1982年にオープン。キャンプカウンセラー制度の導入、ログハウスの建設や裏山の開発、学生ボランティアの導入などの活動を展開してきた。
今回、施設の老朽化などから移転となったが、これらの活動の多くを引き継いで「中須自然の家」をスタート。定員は96人。野外活動場や校舎内の教室を改修した宿泊室が6部屋と、木育ルーム、多目的交流室、創作活動室などがある。トイレは洋式、シャワー室も備えている。
宿泊室には黒板などが残され、中学校だった当時の雰囲気を伝えている。木育ルームには大田原自然の家を支えた石田輝明・成美さん夫妻を「偲ぶ会」から贈られた木のおもちゃや木育の絵本が、市が用意した木のたまごプールなどとともに配置されている。野外活動場には大田原自然の家にあった穴窯のレンガを使ったピザ窯が築かれている。
棚田ウォーキングも
自然の家は大田原のころから市ふるさと振興財団が指定管理者として運営。スタッフは7人。同財団職員の松永和則施設長は「地域と連携していきたい」と新たな活動の展開にも意欲を見せている。
平日は学校単位、週末はスポーツ少年団や子ども会単位で、宿泊とキャンプファイヤー、まきを使った炊事、カヌー体験などのプログラムを楽しめる。棚田を活かした棚田ウォーキングや、はぜかけ実習をすでに実施し、中須市民センターの活動を自然の家を活用することも検討している。
受け入れだけでなく、「わんぱく村」など多彩な自主事業も続ける。新しい施設で利用しやすくなり、観光農園のある須金やナベヅル飛来地の八代にも隣接している。活動の充実につながりそうだ。
(延安弘行)
