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【周南】野外劇「あゝ大津島 碧(あお)き海」 11月7、8日大津島で上演
地域周南市戦時中、特攻兵器「回天」の訓練基地があった周南市大津島の馬島。回天の搭乗員となってこの島で訓練を受けた若者を描く野外劇「あゝ大津島 碧き海」(新周南新聞社など後援)が、終戦まで回天の調整工場があった大津島小中学校体育館前で、11月7日(土)、8日(日)に上演される。
プロデュースは俳優の若林哲行さん。間もなく80歳になる若林さんが5日、周南市を訪れ、この芝居にかける思いを語った。
回天は大型魚雷を改造し、搭乗員が乗り込んだまま敵艦に体当たりする兵器。若林さんが「回天」に関心を持ったのは、30代のころに特攻を題材にした舞台「同期の桜」に出演したことがきっかけ。これまでも東京や山口市、戦後80年の昨年は周南市文化会館大ホールでも上演してきた。
出演は14人。県内を中心に活動しているシンガーソングライターのちひろさんも出演し、当日はミニコンサートも開く。音響などスタッフを加えると総勢20人。11月4日から9日まで、島内の体験交流施設「海の郷」に滞在し、舞台を設営してけいこを重ねる。
上演は両日とも午後2時から。ちひろさんのコンサートに続いて2時30分開演、3時40分終演予定。雨天時は大津島小中学校の体育館が会場になる。
「役者としてのすべてを」
若林さんは脚本、演出を担当し、特攻隊員の生き残りの役で出演する。「搭乗員は本当に望んでいたのか。無念さを持った人もいたのではないか」と若者たちの心の葛藤を指摘。それでも日本の礎になるためにと出撃していった姿を描くという。
重いテーマの作品に若林さんは「ごまかしが利かない。役者としてすべてを出し切るしかない」と話し、大津島での芝居づくりに意欲を見せている。
8日は回天搭乗員と回天を搭載した潜水艦の乗員の追悼式が開かれる。
チケットは一般3,000円、大学生も含めて学生1,500円。市文化会館(0834-22-8787)、徳山駅前のまちのポート(0834-33-8691)などで販売している。新周南新聞社と市、回天顕彰会、周南観光コンベンション協会が後援している。
