コラム・エッセイ
No.13 日本はダメになっていない3… 平均寿命世界一は=国力世界一ということではないのか
独善・独言厚生労働省発表の22年の男女平均寿命は84.3歳と世界ランキング1位となっている。
私は「日本はダメになった」という主張に対して、この平均寿命世界一という事実で3度めの反論をしたい。
平均寿命が世界一になるにはどんな環境が必要か考えてみた。
①気候温暖、自然風土がおだやか
②国民の気性がやさしくて健やか
③食事が豊かでバランスが良い
④衛生管理の意識が高い
⑤健康管理の意識が高い
⑥健康保険制度が充実し医者にかかりやすい
⑦医療、介護の体制が整っている
⑧紛争、暴動がなく平和である
⑨犯罪や交通事故、災害が少なく安全である
さらに識者の見解では、
⑩所得が高いこと
⑪生活に余裕があることという指摘があった。
平均寿命に関してあれこれ。
㊀A表❶のトップ滋賀県と川崎市、❷のワースト青森県と大阪市西成区のそれぞれのイメージは、①から⑪までの諸要素と平均寿命との関連を裏打ちしていないか。
㊁日本は数少ない「国民皆保険制度」のある国である。また、❸のとおり、①から⑪の諸要素に関連する世界ランキングはおおむねトップレベルに位置している。
㊂周南地区3市はおだやかな風土にめぐまれ全国平均以上の数値となっているが、殊に日照時間全国37位の光市の高さがうれしい。
㊃日本は高齢者社会であるから平均
寿命も高くなるという指摘に対しては、❶トップの川崎市全体の老人比率が全国20番目の低率であること、B表の県内の瀬戸内10市の平均寿命と老人比率のランキングがまったく整合していないことで反証できると考える。
ともかく、①から⑪の国民生活のベースになる要素のうち、ひとつでも欠けていたら平均寿命世界一にランクされるわけがない。平均寿命世界一は我が国の総合力=国力の高さをを示していると結論付けたい。
また、“失われた30年”といわれるこの30年の推移❹をみても、この総合力=国力が維持されていることがわかる。
平均寿命世界一は、税収の増加と同様、日本の価値をそのものを示す実数値ではないか。ダメだダメだを強調する知識人や報道に対して反論材料にできると思うが。
・・・どうでしょうか。
講演請負業 阿武一治 kazuharu.anno@gmail.com
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