2026年06月26日(金)

コラム・エッセイ

№48 オリンピック考②・メダルの数は満足か。フランスの運営は見事。パリはあこがれか。タトゥーは。

独善・独言

 前稿に続いてパリ五輪に関して偏屈な私見を書く。

 ⑥今回の日本人の活躍の総括であるメダル数に関して。A表は総メダル数(複数獲得者を考慮せず)の人口対比である。注目するのは韓国並みの比率になればさらに32個のメダルが上乗せできるという仮想数値である。メダルラッシュとか金の数が世界で3番目とかと浮かれている場合であろうか。

 それにしてもオーストラリアの異常値には…?。どんな仕組みで対応しているのか興味がわく。

 ⑦食事が足らない、まずい、エアコンがない、バスの便が悪い…選手村の不満を報道で聴いた。東京大会はすばらしかったとの比較の声もあった。私は選手は食事や宿泊にお金をだしているのか、不足なら自ら買い出しすればよいではないかなどと思ってしまう。また、この種のことまでを報道するテレビ局にもあきれ返っている。

 結局はパリは東京ほど金を使わなかった、逆にいえば東京は“オモテナシ”と表して至れり尽くせりと税金をつぎ込んだことにならないか。また、ここでもアスリートの選民意識的なニオイがする。
 全体を通してもフランス国家の対応に不満の声が聞こえてくるが、パリ五輪はテロや大きな騒動もなく無事に終了できた。この対策につぎ込んだ税金の額は東京大会の比ではあるまい。

 ⑧マラソン中継で花の都をじっくり楽しめた。ある高名な作家は「どこにカメラを向けても絵になる…いかにもオリッピックが似合う街」と絶賛しているが、なるほどいう受け止め方をした。ここでも東京比較がでてくるが「パリより東京の方が家賃が低い、物価は安い、空気はキレイ、治安がよい…つまり住みやすい」との評価も聞く。どっちが正解か行けば判ることなのだろうが…私もあの塔の前で大手を広げてみたくなった。

 むしろフランスで気になったのはアフリカ系の選手の多さ。彼らは柔道のチャンピオンに代表されるように国民の熱烈な応援を受けていた。その人口構成比はどの程度なのか、融和はできているのか…人口対策としての「移民受入れ」が政策判断のひとつになっている我が国にとって学ぶ対象になる。

 ⑨日本選手団に占める非アジア系の選手(B表)の活躍が目立った。C表のとおり父か母かが非アジア系⇒外国人から中国、韓国朝鮮、フイリッピンを除いたものの出生数は年々増しているが、それでも全体の1%程度で推移しており、選手の目立ち様とは連動していない。その要因は何かにも興味がわくが、彼ら新しい血の存在が日本の競技レベルを世界に接近させるものと大いに期待している。

 ⑩最後は選手のタトゥーが目についたこと。自らもアメリカで入れ墨したという友人に訊くと、自己表現のファッションとしてアメリカでは若者の半数が体現している、数時間で施術できて金額もそんなべらぼうなものではないと言う。

 スポーツにはしゃべってなんぼの競技はない。身体全体で自己を顕示することがすべてのアスリートであるからこそのタトゥーなのであろう。理解して注視する。

 最後に…181センチ90キロの松山英樹には触れなかったが、北口榛花、佐藤大宗、そして大谷翔平、日本人は確実に進化している…あとに続け。

…どうでしょうか。

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