2026年05月02日(土)

コラム・エッセイ

№60 女性という存在は何か。最近の女性に関わる出来事に疑問あり。GHQ革命による女性解放は何をもたらしたのか

独善・独言

 最近「女性」の話が続く。私はそのすべてにナゼと違和感をもつ。

 ㊀まず「夫婦別姓」。結婚しても仕事をやめない(A表)時代に、また、共稼ぎ家庭がここ40年で倍増した(B表)にも関わらず、今も結婚後は女性の方が姓を変更する率が95%という。どちらかの姓を選択することが義務化されているのは日本だけというではないか。各世論調査でも賛意が3分の2以上…何をモタモタしているのか。

 ㊁国連の女性差別撤廃委員会がこの選択的夫婦別姓促進を日本政府に勧告してきた。委員会は女性の位置感覚に独特なこだわりをもつ日本人に容認しがたい違和感をもっているものと思われる。

 ㊂GHQ革命⇒戦後GHQは強権により日本の民主化を進めてくれた。女性の解放はそのありがたい「チェンジ」の一番であろう。家長制度の廃止をした際に夫婦選択別姓に踏み込んでほしかったと残念に思っているが、女性の参政権に関してもその目論見が成熟していない。今回の衆議院選挙で女性議員数は過去最大になったそうだが、それでも構成比15%でしかない。先進国では最低レベルらしい。

 世の中が人類史上経験のない変革を続けているなかで、日本ではこの女性の地位向上に関しては伝統や文化、風習を超えた「チェンジ」ができていない。今からわずか80年前まで女性の人権を制度的に尊重していなかった国であるから戦前意識が抜けきれない世代が生きている間は無理なのかもしれないが…変えようとしない日本人とは何であろうか。

 ㊃とはいえ国連のリーダー国であるアメリカ大統領選挙である。「ガラスの天井」…核のボタンを押す判断を女性の大統領に委ねて良いのかとのコメントを聞いた。アメリカでさえそのような発想になる「女性という存在」は何なのであろうかと思い悩んでしまう。

 ㊄そのようななかで玉木雄一郎代表の不倫騒動にも考えさせられた。一夫多妻も否定されていなかった時代にはそもそも「不倫」という行為はとがめられたのか。妾や二号、娼婦などの言葉は今後死語になるのではなかろうか。この面でだけは女性の地位は進展したように思う。ナゼか。

 さらに女性という存在に対する永年のナゼを3件。

 ㊅C表はプロの棋士に女性が少ないことを示している。囲碁や将棋は頭脳と頭脳とのガチンコ勝負…出自も引きもカネも関係しないガチンコ勝負に女性が少ない事実は…ナゼなのか。 

 D表平均寿命は男女の差が6.1歳もある。E表刑法犯件数も差が大きい。男は生きていく上でストレスがひどいからという程度の説明では納得ができない差ではないか。

 ㊆「幸せの黄色ハンカチ」のなかで高倉健が武田鉄矢に諭す。『女ちゅうもんは弱いものなんじゃ。咲いた花のごともろいこわれやすいものなんじゃ。男が守ってやらにゃいけん。大事にしてやらにゃいけん』。

 最後に私の女性観。口にはださないが女性は家庭に入るといくらか強くなる。子どもができたらさらに強くなる。さらに夫がリタイアしたら決定的に強くなる。山田洋次監督はいったい女性の一生のどの時代に“弱々しさ”みつけたというのか…納得できずにいる。

…どうでしょうか。

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講演請負業 阿武一治 kazuharu.anno@gmail.com

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